<うきは~姫島~杵築>2025年春の自転車旅(その五)20-23日目

2025年春のチャリキャンプひとり旅(その五)

2025年の春は、四国からスタートし、九州、東北、関東を巡って、函館辺りまで北上する旅。

今回は、その五で、大分県の日田、玖珠、豊後高田、国東半島の姫島、杵築まで四日間の旅レポです。


2025年春の旅20日目は、福岡県のうきは市から大分県の日田を通って玖珠のホテルまで

21日目は、山を越えて周防灘に面した国東半島の豊後高田へ

22日目は、少し走ってフェリーでアサギマダラの姫島へ

23日目は、フェリーで半島へ戻り、バスとJRに乗って杵築の町まで移動


【その五のトピックス】

日田駅前のモニュメントと進撃の巨人に…

玖珠川沿いの滝とJR特別列車に…

豊後森のSL機関庫に…

43年振りの宇佐神宮に国宝の特別拝観があるも…

不思議な真玉海岸!

姫島のアサギマダラに…

電車に犬を引き連れて乗車する超やばい男!


●2025年5月3日(土)20日目 晴れ 南西4m 9~25℃

うきは→日田(ひた)→天ケ瀬→玖珠(くす)

 

今日は、筑後川沿いに遡上し、林業の町「日田(ひた)」を通り、玖珠(くす)という町にある温泉ホテルまで約45キロの旅。天候は晴れ、風向きも良好だ。

7時に、東横インよりは品数が少ないが、ホテルAZのリーズナブルな朝食を頂き、8時半に出発。築後川の南側から北側へ渡るつもりだった沈下橋、こちらでは「潜橋(しずみはし)」と呼ぶらしいが、電柱に「通り抜けできません」とあり、泣く泣く断念…。

別の橋を渡り、南側の国道210号より交通量の少ないR386号を走っていると、「金比羅うどん」の看板に「純手打ち」とあり、「純」の意味がわからない…

調べると、機械を一切使わないのが純手打ちで、丸亀製麺のように機械で延ばしたり切ったりしているのは「純」とは言わないそうだ。なるほどである。10時、JR日田駅に着くと、林業の町らしく、木材でできたモニュメントがあるも、「Ⅰ(あい)」の文字が抜けている。

HとTの間に人が立つと、文字が完成する仕組みになっている。

駅前の広場には人だかりがあり、近寄ってみると、「進撃の巨人」というアニメの作者が日田の出身らしく、このようなブロンズ像や「進撃の日田カフェ」、そして「進撃の巨人イン日田ミュージアム」もあり、日田の町全体が聖地巡礼の地になっているらしい。

マンホールには、鵜飼いのシーンが描かれていて、鵜飼いも名物のようだ。ここからは玖珠川沿いに遡上していると、天ケ瀬と云う温泉町に桜が舞い散るような「桜滝」があり、近くなので寄ってみると、滝から細かい筋状の飛沫が飛んでおり、これが桜の舞い散る花びらのように見える、と書いてある。

確かに噴霧状の水が滝の周りを舞っているが、桜には見えない…。更に進むと、昇り龍のオブジェがあり、その先に綺麗な滝が見える。

「慈恩の滝」別名「裏見の滝」と呼ばれ、滝の裏側を通れるらしいが、誰もいないので、通行止めになっているのかもしれない。久留米と大分を結ぶJR久大本線は、湯布院を通るので、普通の特急とは違う変わった観光列車が走っていて、道路脇でカメラを構える撮り鉄も多い。上は特急ゆふいんの森号で、下は、快速ゆふいん号だが、GW期間中だけ、SL人吉の観光客車が使われている。

12時半過ぎに今日の宿「山田温泉ホテル」に着き、阪神の試合を観ながら、ローソンで買った「四海摟ちゃんぽん」でランチをするも、このちゃんぽんが意外に旨くてプチびっくり。

食後、温泉に入るも、熱すぎて水を足しても足しか入れず…。たまにこんな温泉があるが、ネコ肌の筆者には、何がいいのか全くわからない…。大宰府から90キロを走ってきた本隊は、想定より早い17時過ぎに到着してくれたので、18時半から夕食を摂ることができる。

ビジネスホテルなので、豪華ではないが、お腹的には丁度いい量で、モズク酢、タケノコ煮、刺身こんにゃくがいい。阪神は、テル、大山の活躍で、ヤクルトに7―1の快勝。貯金が5個に増える。

【走行距離48km 獲得標高407m、歩数13559】

【走行時間3:05 平均速度15.5km/h】

【本日の会計】¥12,774(ホテル\10400含む)


●2025年5月4日(日)21日目 晴れ 北西8m 14~20℃

玖珠→豊後森→院内→宇佐→豊後高田

 

三日前、同期のN田から頂いたミカンとおかきと焼酎の差し入れに、軽量化を図っている先輩のお二人が困った様子だった、と書いたが、

お酒をあまり嗜まないこともあり、G先輩は呑まずに捨ててしまい、M先輩は、アフガニスタンの用水路建設で貢献したものの凶弾に倒れた中村哲医師が参考にされたと云われる「筑後川の山田堰」で献杯として焼酎を川に流した、と聞き、ショックを受ける。筆者にひとこと言ってくれたら、引き取らせてもらったのに…プチ残念。

O澤氏の帰宅と入れ替わりに、T葉先輩とダズ夫妻が加わり、8名で山田温泉を出発するも、ペースが合わないので、すぐに本隊と別れて単独行動に。玖珠の町には玖珠と云う駅はないが、代わりに「豊後森」と云う駅があり、その近くに、蒸気機関車の機関庫が保存されている。

SLの向きを変える円形の転車台の向こうに、12の車庫が扇状に並んでいて、なかなかの壮観である。

ここから北東方向にある国東半島へ抜けるべく、県道602号の渓流沿いの緩やかな坂を上っていると、ピーク辺りで、視界が開けて、そこには茶畑とソーラーパネルが対照的に並んでいる。

きっと、右側の方も茶畑だったが、高齢化でお世話できなくなり、ソーラー会社に土地を売ったのだろう。

玖珠町から宇佐市院内町に入ると、素掘りのトンネルが!照明がないので怖い。

マンホールに描かれているように、院内の町には、大小75の石橋があり、見どころたっぷりだが、3年前にその石橋群を巡ったので、今回はスルーして、宇佐の町へ。

宇佐と云えば、全国八幡社の総本宮である「宇佐神宮」なので、1982年の九州個人ランで来て以来、43年振りに寄ってみると、駐車場が満杯らしく、神宮のだいぶ前から渋滞になっているが、自転車は全く問題なし。

しかし、伊勢神宮もそうだが、入り口から本殿までの距離が600mと長く、だるい…。

でも着くと、最近塗り替えられたのか、鮮やかな朱色が映えている。GW期間限定で、普段は入れない国宝の御本殿の中を特別に拝観できるらしく、本殿前には長蛇の列ができている。拝観料は800円もするので、筆者はパスだが、そういうのに興味がある本隊にラインで国宝特別拝観のことを伝える。14時前、豊後高田にあるホテルAZに着き、ランチ、シャワー、ひるねもして、17時過ぎに着いた本隊を迎え、本殿のことを聞くと、16時に着いたが、既に拝観時刻(15時45分まで)を過ぎており、ダメだった、とのこと…道を間違えたり、院内の石橋群やお寺の見物に時間をかけたそうで、じゃあ仕方ないところだろう。

夕食は、ホテルから近い居酒屋「ヒミツ基地」に決めて入ると、壁一面に1970年代の懐かしいレコードのジャケットが!

太田裕美、山口百恵、アグネスチャン、天地真理、イルカなどいろいろあるが、なぜか森昌子が4枚も…。阪神は、ヤクルトの石川を打てず、2―5で負けて、貯金が二つに減る。

【走行距離61km 獲得標高573m、歩数19636】

【走行時間3:59 平均速度15.3km/h】

【本日の会計】¥7,688(ホテル\4070含む)


●2025年5月5日(月)22日目 晴れ 北東1m 8~23℃

豊後高田→伊美港→フェリー→姫島

 

今日は、国東半島を東へ進み、26キロ先の国見という町からフェリーで、小さいけど1島1村を形成している姫島へ渡る旅。本隊は、国東名物の摩崖仏やお寺を巡りながら、わざわざ半島の真ん中にある両子寺(ふたごじ)まで登ってから、北側の国見まで下り、姫島へ渡る予定らしい。

本隊は7時半に、筆者は、ひとり、8時半に出発し、国見町の伊美港へ向かっていると、車道の横に歩行者用のトンネルがあり、「恋叶トンネルアート」が壁に描かれてある。

そして、トンネルを抜けると、夕陽で有名な「真玉海岸」があり、丁度、干潮時らしく、砂地と海水が縞状にずっと続いており、珍しい光景になっているが、なんで砂浜に凹凸ができるのか、全くわからない…

10時半、伊美港に着くと、キツネの面を付けたキツネ踊り(姫島盆踊り)や苦手なクルマエビの写真が!

しかし、昨日、車海老の養殖が盛んなのを聞き、宿へエビ抜きをお願いしておいたので大丈夫。フェリーターミナルに入ると、「アサギマダラ」と云う蝶々が舞う写真が!

この蝶は渡り鳥のように、春は台湾から北海道へ、秋は涼しい南へ戻る珍しい蝶で、5月から6月にかけては、姫島に立ち寄り、好物のお花に集まるらしい。

出港してから25分で姫島港に着き、観光案内所で聞くと、「まだ早いけど二頭飛来している」とのことなので、早速、島北部の「スナビキソウ」と云う植物が群生している「みつけ海岸へ」行ってみるも、看板がないので、どこにいるのかわからない…

しかし、暫くして、砂地に生えているクリーム色の花群落に飛んでいる蝶を二頭発見!

羽が茶と水色の二色で、胴体は黒に白の斑点模様である。まだ数は少なかったが、プチ感動。写真ではわからないが、飛んでいる時のアサギマダラは優雅で水色が映えていて一見の価値ありだ。

また、姫島は、七つの火山活動によってできた四つの小島が砂洲で繋がった島らしく、入江や火山湖を利用した車海老の養殖も盛んで、あちこちで、酸素を水中へ送る水車が幾つも回っている。

また溶岩が固まる際に結晶化せずガラスのようになった黒曜石も採れるらしく、観音崎にある黒曜石の断崖が国の天然記念物に指定されている。

宿の近くにあった姫島資料館に寄ると、佐賀の嬉野や島根の隠岐などの黒曜石も展示されており、比べると、姫島のは少し白っぽく真っ黒ではない乳白色をしている。

13時半、「マリンハウス村さ来」に着き、部屋で太巻と缶ビールのランチを済まし、15時、港に着く本隊を出迎えて、みんなをアサギマダラがいる「みつけ海岸」へ案内する。本隊は、元々、夕方の便で渡来する予定だったが、筆者のアサギマダラ動画を見て、アサギマダラ見たさに予定を早めたのだが…まだ蝶はいるのだろうか。

しかし、誰かが一頭の蝶を発見!もう一頭は見つからなかったが、優雅に舞う蝶を満足そうに見ているみんなを見て、ホッとする。夕食は、案の定、みんなのお膳はエビだらけ…

こちらはエビの代わりに鯛三昧で、事前に言わなければ危ないところであった。阪神は、テルと森下の活躍で、戸郷の巨人に10―1の快勝。

【走行距離44km 獲得標高288m、歩数11716】

【走行時間2:46 平均速度15.3km/h】

【本日の会計】¥14,155(宿代\11500、フェリー代730含む)


●2025年5月6日(火)23日目 曇り雨 北東2m 14~17℃

姫島→フェリー→伊美港→バス→宇佐駅→JR→杵築駅→杵築

今日は、フェリーで伊美港まで戻り、国東半島を時計回りに南下して、城下町として栄えた杵築市までの旅だが、筆者は3年前に走ったことがあるし、終日、雨まじり予報なので、杵築まで輪行ワープすることに。

朝から雨が降っていたが、9時半には丁度止み、濡れずに港へ移動し、10時半発のフェリーで伊美港へ戻り、筆者は本隊と別れて、自転車を袋に詰めて、宇佐駅行きのバスを待つも、なかなか来ず、不安になるも、ギリギリの時間になってやっと現れる。

普通のバスなので、乗車拒否されるかも、と不安だったが、他に乗客が全くいないからなのか、大きな荷物を持ち込んでも、何も云われず、ホッとする。バスは、昨日、走った道を戻り、13時過ぎ、JR宇佐駅に着き、ここからは、日豊本線の普通列車に乗り換えて、杵築へ向かう。

近くにコンビニがないので、駅前の喫茶店に入り、ランチ用にテイクアウトできるホットサンドを作ってもらい、車内で食べていると、

途中の無人駅から、紐で繋がれたトイプードルだろうか、小さめの茶色い犬二匹を連れて。普通に車内へ入って来て普通に座っている。ペット専用のゲージに入れないと車内に持ち込めないはずだが、誰も注意しない。

まともな人じゃなさそうなので、杵築駅に着いた際、若い運転士に伝えるも、「許可を取ればそのまま乗車できる」とのこと。盲導犬ならまだしも、普通の犬はダメでしょ、ともやもやしながら、改札を出て、ベテランそうな駅員に云うと、「ゲージに入れないと絶対ダメ」とのこと。そうだろうと納得しながら、あの人はきっと無人駅から乗り無人駅で降りることを繰り返している「そのまんま犬持ち込み常習男」だろうと思う。杵築駅を出ると、カラーマンホールが飾られていて、カブトガニが描かれている。

シンプルだが、目を引く素晴らしいマンホールである。路面は濡れているが、雨は止んでいて、15時半、普通に今日の宿「民宿あざみ」に着き、シャワーを浴びて、缶ビールを飲んでいると、17時頃、合羽を着た本隊が到着。途中、本降りの雨に遭ったそうで、シューズもバッグも衣服もビショビショに濡れている…

全く雨に遭わなかった筆者とは対照的である。まあでも、とにかく事故もなく、無事に着いてくれたので、みなさん雨中のランお疲れ様でした。

夕食は、刺身にカレイの煮付けと鶏の唐揚げで、このぐらいが丁度いい。阪神は、才木の好投で巨人に7―1の快勝して、貯金は四つに増える。

【走行距離6km 獲得標高63m、歩数9073】

【走行時間0:23 平均速度14.9km/h】

【本日の会計】¥12,154(宿代\6050、フェリー代730、バス代\1250、JR代\560含む)


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