<高知~室戸方面~徳島>2022年春の自転車旅(その七)18-20日目
今回は、高知県の中央部から東へ進み、徳島県に入るまでの旅レポです。
18日目は、高知市内の名所を廻り、龍馬高知空港経由香南市のキャンプ場まで
19日目は、十日ぶりの雨となるも、雨宿りをしながら、土佐くろしお鉄道の終点に近い
田野町の公園まで
20日目は、室戸岬へは行かず、山越えショートカットコースで徳島県に入り、JRで
徳島市まで輪行
【その七の読みどころ】
① メチャ怖い「とさ電」!
② 高知城で観光アンケートに答えてあげたのに…
③ 空港の滑走路下を通る便利なトンネルなのに…
④ 不便なキャンプ場に唖然とする!
⑤ 雨雲レーダーを睨みながら…
⑥ 高知に泊まって5000円キャッシュバックキャンペーン
⑦ 無人販売所には美味しそうなビワが…なのに…
⑧ キャンプができる親切な公園はお遍路さんのため
⑨ モーター付き自転車で廻るチャリ遍路さんと…
⑩ 日本三大美人の湯「たのたの温泉」
⑪ 中岡慎太郎とゆずの町に来るも…
⑫ 工事による通行止めにどっきり!
⑬ 海陽町の弁当屋で買った弁当にゴキブリが!
2022年春のチャリキャンプひとり旅(その七)
●2022年5月8日(日) 18日目 晴れ時々曇り 南風
【走行距離44km 獲得標高164m】
伊野→R33→高知→高知空港→香南
遅めの7時に起きて、「ごはん屋いの」で朝食。筆者は焼きサバ定食、M氏は洋定食。
若女将にも入ってもらい、出発ジャンプを決めて、9時半に高知市内へ向かう。
今日は、宮村さんが行きたい高知市内の名所を廻り、高知空港までお見送りしてから、東の香南市にあるキャンプ場まで約40キロの旅。
伊野から高知市内を結ぶ「とさでん鉄道」の線路は、こんな狭い道路を通っていて、自転車にとってはメチャ怖い。車道と鉄道が分かれておらず、ガードレールもなく、レールに嵌ったら転倒間違いないし、あり得ない道路である。昔、この市電は高知市内の東方にある後免(ごめん)駅の名を取って後免電車と云い、当時もメチャ怖かった記憶がある。
五叉路で信号待ちしていると、ちょうど真っ赤な市電が来たので、撮ると、女性の運転士が笑顔で手を振ってくれる。市電の安全度は零点だが、運転士はサービス満点である。
M氏リクエストの高知城はもう五度目ぐらいで、写真の山内一豊像を見た時、丁度、NHKの大河ドラマで、山内一豊の妻役が仲間由紀恵さんの時に来たことを想い出す。調べると2006年の「功名が辻」。もう16年前のことだが、このドラマはよく覚えている。天守閣まで行って戻ってくる途中、高知観光協会のおばちゃんに声を掛けられて、今回の旅行について、いろいろ質問を受けることに。住所は?、交通手段は?、年齢は?、高知へ来た目的とか、聞かれ、まじめに回答していたが、今回の旅日数を聞かれて、今日で18日目、7月下旬まで、と答えたら、「そんな日数はパソコンに入力できない」と云われ、アンケートはなかったことになる。代わりに、M氏がアンケートを受けることになり、その光景を遠目に撮る。
折角、善意でアンケートを受けてあげたのに、ひどいわ…。その上、アンケートのお礼として、M氏はポストカードとミレーのビスケットをもらったのに、筆者には何もなし…。
傷つきながら、高知城を出て、青空市場的な露店が側道にズラッと並んでいるのをチラッと見て、モンベルショップへ。宿に忘れたカップの代わりを買いに来たのだが、鼻緒タイプのサンダルも欲しくなり、ソフトタイプの底面だが、ついでに購入。
もう一つのM氏リクエストは、高知市の北東部にある「土佐神社」。
本殿の手前に、「龍馬伝ロケ地」の立て札があり、平成21年12月の撮影なので、放送は12年前の平成22年。福山雅治や大泉洋が出演していたのは、もうそんな前か、と時の早い流れを感じる。参拝の後、二人で、土佐神社の直筆がかっこいい御朱印をもらい、プチ満足。もう13時になったので、高知空港へのルート上にあった「和食レストランゆうゆう」に入って、M氏は天ざるうどん、筆者はかつ丼を注文。
卵とじで玉ねぎを敷き詰めた、王道のかつ丼が旨い。ここから空港は南東方向にあり、ターミナルは滑走路の向こう側にある。ツーリングマップルではわからなかったが、国土地理院の詳細地図では、滑走路の下を抜けるトンネルがありそうなので、行ってみると、確かにある。あまり知られていないらしく、クルマはほとんど通らない。車道の横にある歩道を進んでいくと、途中から狭くなっているではないか!。
サイドバッグが擦りそうになりながらも、慎重にこいで何とか抜けられたが、危ないところだった。トンネルを抜けると、目の前にジェットスターの機体と管制塔が現れて、空港らしい光景が撮れたので、裏道を選択して大正解!。
15時、無事、ターミナルに到着して、二人で完璧なサヨナラジャンプを決める。
3―4回目でやっとだったが…。これにて十日間のGWグループランミッションが無事完了し、また、気楽なチャリキャンプ一人旅に戻る。空港からキャンプ場までは、残り10キロほど。のんびり県道を走っていると、養鰻場があり、隣にウナギの炭火焼を売っているお店もある。
寄りたかったが、お腹一杯なので諦める。今日のキャンプ場は、香南市の月見山こどもの森にあり、50mほどアップしなければならない。
その上、キャンプ場は管理棟やトイレからメチャ離れた場所にあり、更に、写真のように、急な階段を登ったところにあるので、自転車ではいけないし、水場は屋根がなく蛇口があるだけ…。
最低のキャンプ場や、と思いながら、五つの重いバッグを外してサイトへ運ぶ。設営後は、気分直しに、缶ビールを呑みながら、定番になった麻婆豆腐を作ってテントに入り込み、今日から始まった大相撲の五月場所を観る、
初日のTV中継は、いつも北の富士と舞の海のダブル解説で、二人のやり取りがとても面白い。阪神は中日に4―3で逆転勝ち。西純也の好投、不振で6番に落ちた大山のツーラン、継投も嵌る。
【走行時間2:52 平均速度15.6km/h】
【本日の会計】¥9,043(サンダル&カップ代¥4,651含む)
【月見山こどもの森キャンプ場評価:30点】
利用料金は無料だが、テントサイトは管理棟とトイレから離れており、炊事場なし、東屋なしなど、とにかくテントサイトには、水道の蛇口しかない。山の上にあり、アクセスも悪いし、眺めもない。シャワーは管理棟にあるが、今回は入っていないので、綺麗さはわからず。でも、もう来ないだろうから、わからんでもええわ。
●2022年5月9日(月) 19日目 曇り時々雨 南→北風
【走行距離37km 獲得標高166m】
香南→R55→安芸→田野
今日は、朝から雨予報なので、降る前に撤収するべく、5時に起きてご飯を炊き、納豆卵麻婆豆腐めしの朝食を済まして7時半、早々に出発。
結局、キャンパーは誰も来ず、完ソロ。こんな不便なキャンプ場じゃ、当たり前か!。山を下りたところにある、土佐くろしお鉄道の夜須駅に着くと、ちょうど二両編成の列車が停まっている。
その内一両は、なぜか色んな野菜が描かれていてかわいい。ちょうど通学時間なので、結構混んでいる。後免駅から室戸岬への途中まで行くこの路線は元々JRで、阿佐線と云われていたようだ。キャンプ場でできなかったトイレと洗顔、歯磨き等を済まし、再出発するも、数分で雨がポツポツ降ってきたので、夜須駅の隣にある「道の駅やす」に引き返し、雨宿り。
今日は、元々、室戸岬のキャンプ場まで行く予定だったが、南へ行くほど降水確率が上がるので、ここから30キロ先のキャンプできそうな田野町までとし、その田野町までは鉄道が走っているので、雨が降れば、いつでも輪行可能である。雨雲レーダーを見ると、大きな塊はなく所々あるだけなので、雨宿りしながら走るのと、輪行する手間暇を天秤にかけて、取り敢えず走ることに。雨が止んだので、9時に夜須を出発し、国道55を進むと、すぐに短めのトンネルがあるも、歩道専用のトンネルがあるので、そっちへ。
多分、昔、鉄道用だったのだろう。小一時間走ると、雨がまた降り出したので、ちょうどあった「安芸穴内郵便局」に自転車を停めて、封筒を出す用事があったので、中へ。
4月28日に話は遡るが、伊野の藤崎旅館に泊まった際、宿のおねーさんから、「高知県の観光キャンペーンで、今日までですが、高知県の宿に泊まると、交通費が最大5000円戻ってきますよ」と云われ、神戸から高松まで利用したフェリー代2490円が対象になるとのこと。
その申請書類を昨日の朝、宿のおねーさんが用意してくれたので、その書類を郵送する。そして、その十日後、指定した三井住友銀行の口座にちゃんと振り込まれているのを確認。ラッキー。30分ほどで止んだので、郵便局を出るも、15分後、ちょうど安芸の街中を通過中、また降り出したので、ローソンで三回目の雨宿り。
向かいのスーパーで買い出ししながら、時間を潰すも、結局、12時過ぎまで90分待機することになる。昔、阪神の春季キャンプ地だった安芸(あき)市を過ぎると、安田町。
ここから先は柚木(ゆず)の生産が盛んで、「ゆずロード」と云うらしいが、無人販売所にあったのは、美味しそうなビワ。
12個入りで300円はメチャ安いが、12個も要らないので諦める。結局、輪行せずに何とか14時前、田野町の外れにある二十三士公園に着く。
キャンプ場ではないので、ホンマにテントを張っていいのか、疑心暗鬼だったが、既にテントを張っているサイクリストがいるので、ホッとする。
東屋で、田野町のスーパーで買った、マカロニサラダ、カボチャ煮、ひじき、アジの南蛮漬けを食べながらビールを飲んでいると、テントのおじさんが近寄ってきたので、暫し話を聞く。大阪在住の68才で、八十八番目の札所から反時計に廻る裏遍路中。表遍路は徒歩だったが、今回は、前輪にモーターがあるブリヂストン製の電動自転車で廻っており、15万円で買ったとのこと。電動でそのお値段は安いが、パワーはどうなのだろうか、疑問である。野宿なのに充電はどこで?と聞くと、表遍路の時にチェックしておいた、充電できるキャンプ場や公園を利用しているとのことで、ここもトイレにコンセントがあるらしい。
この写真は翌朝に撮ったものだが、前輪のハブ部がモーターになっている。ここから室戸岬を廻って、筆者も泊まる予定だった白浜のキャンプ場まで行くとのこと。
公園の隣にある「たのたの温泉」は、メチャヌルヌルで、日本三大美人の湯と書いてあるが、調べると、群馬の川中温泉、和歌山の龍神温泉、島根の湯の川温泉が正しい三大美人の湯らしい。いずれもヌルヌル系かつ、炭酸水素や二酸化炭素などのガスを含んでいるのが特徴のようだ。そういう意味では、ここは、泡が出ているわけじゃないので、美人の湯の条件を満たしていない。夕エッセンは、ナスが6本で110円と安かったので、麻婆ナスを作って頂く。
【走行時間2:08 平均速度17.3km/h】
【本日の会計】¥2,581
【田野町二十三士公園評価:38点】
単なる公園なので、利用は無料。しかし、管理は行き届いていて、トイレもきれい。充電もできて、虫もいない。温泉も隣にあり、電波状態も良好。ランドリーと保冷剤の冷凍はできないが、また、泊まってみたい公園である。
●2022年5月10日(火) 20日目 曇り時々晴れ 北風
【走行距離65km 獲得標高610m】
田野→R493→四郎ヶ野峠→東洋町→阿波海南→JR→徳島
今晩から本格的な雨予報なので、室戸岬へは行かず、山越えにはなる が、ショートカットして、駅のある阿波海南から徳島まで輪行することにする。乗換案内アプリで調べると、阿波海南駅発が14時過ぎで、そこまでの距離が60キロ、峠の標高も500mほどあるので、5時に起きて、朝食を済まして早めの8時に出発。
駅到着目標は5時間後の13時に設定して、奈半利(なはり)川沿いの国道493号線を走る。北川村に入ると、ゆずと思われる果樹園があり、白い花をたくさん付けている。
これが秋になれば、柚子になるのだろう。北川村は、ゆずと中岡慎太郎の町ということで、国道を外れて、中岡慎太郎館へ行くも、定休日だったので、復元された生家をチラッと見て、通称「旧土佐街道」の国道に戻る。
北川村温泉ゆずの里を過ぎ、ダム湖を越え、峠道に入ると、クルマは皆無となり、11時半、標高490mの四郎ヶ野峠に着く。
ここから、阿波海南駅まで25キロなので、順調にいけば13時頃に着けそうである。高低図によれば、峠の東側、東洋町側は平均10%の激坂なので、逆コースじゃなくてホンマよかったわ、と思いながら、慎重に下っていると、通行規制の案内板があり、通行止の時間を見ると、なんと今は通れない時間帯になっている!。
プチ凹みながら進むと、小さめのゲートが現れ、人がいる。
旗を持っているということは通してくれるのかも、と近づくと、無線で工事現場監督と連絡を取り始め、少し待たされたものの、通っていいと云われ、ホッとする。無事に峠を下り、国道55号線の海岸線を進んでいると、海面に浮かぶサーファーが見えてくる。この辺りもサーフィンが盛んのようだ。
最近、SAPをする人が増えているようで、SAPできる区域を制限すると書いてある。サーファーにとって、SAPの人は邪魔で仕方ないのだろう。
ホタルとウナギの町、海陽町に入り、阿波海南駅には、ちょうど13時にとうちゃこおー。ホームまでスロープがあるので、ホーム前で輪行でき、ラッキー。
鉄道はここが起点だが、反対側には、線路と道路の両方走れる「デュアルモードビークル」が運行しているが、定期運行ではなく、予約制のようだ。14時過ぎに一両編成の気動車に乗り込み、車内で遅めのランチタイム。
駅の手前にあったお弁当屋「ランチ屋」で買った焼きそば弁当と細い筍とグリンピースを頂く。どれも旨かったが、焼きそば弁当をほぼ食べ終わった頃、焼きそばに混じって小さい虫が!。よく見ると、なんとごきぶりの赤ちゃん!プチショック。弁当屋さんにクレームしたいところだが、できないのが悔しい。
日和佐の駅に着くと、NHKの朝ドラ「ウエルかめ」の舞台地とある。13年前のだが、倉科カナが主演で、ウミガメが卵を産むこの日和佐がロケ地だったのを、よく覚えている。徳島駅まで行くと、改札までの移動が大変なので、ひとつ前の阿波富田駅で下車。その駅はホームしかなく、すぐ外へ出られ、輪行時の乗下車は無人駅にすべきことを学習する。17時、徳島駅前の東横インに入り、三日分の洗濯をして、テントと一緒に部屋干しする。
阪神の試合をダゾーンで観ながら、野菜炒めを作って食べるも、広島に0―3の完封負けを喫する。解説者の川藤さんが「代打や継投策など采配が消極的や」と云っていたが、全く同感である。矢野さん早く辞めてくれえ…。
【走行時間4:17 平均速度15.2km/h】
【本日の会計】¥10,357(ホテル代¥5,605、JR代¥1660含む)
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