<徳島~和歌山~東吉野>2022年春の自転車旅(その八)21-23日目

 今回は、徳島からフェリーで和歌山へ渡り、奈良の山奥までの旅レポです。


21日目は、徳島港からフェリーで和歌山港へ渡り、雨が続くので、一旦、神戸へ帰宅

22日目は、一時帰宅から五日後、和歌山へ戻り、紀の川中流域にあるキャンプ場まで

23日目は、高野口から紀の川=吉野川沿いに遡上して、東吉野にあるキャンプ場へ


【その八の読みどころ】

信号無視をしたら…

和歌山から神戸へ一時帰宅するために…

パンダ特急に微笑む

ヘルメットとイコカカードを置き忘れるも…間一髪セーフ

キジとカニに遭遇!

キャンプ場まで勾配10%が続く200mアップでも行けた!

火野正平さんのこころ旅でまたもや…

自転車との車間空けろ標識に…

紀の川と吉野川に和歌山県人と奈良県人の拘りを感じる

吉野桧と飛鳥ナンバーに…

始めて食べたマラサダドーナツ

製麺所の社長さんから蕎麦を頂く!

龍玉を投げ入れるといいことあるよ神社


2022年春のチャリキャンプひとり旅(その八)


●2022年5月11日(水) 21日目 雨のち曇り 東風

【走行距離17km 獲得標高82m】

徳島→フェリー→和歌山港→JR和歌山駅→輪行→神戸北町

 

7時に起きて、外を見ると、雨が降っている。今日は、ここから5キロ先にある徳島港まで走り、フェリーで和歌山へ渡るだけだが、5キロでも濡れるのは嫌なので、雨が止むのを期待して、無料サービスの朝食を部屋でがっつり食べる。

フェリーは11時だが、雨が止みそうなので、早めに準備をすると、ちょうど止み、9時半にポンチョをせずに出発できる。途中、札幌の時計台そっくりの薬局があり、名前も「時計台調剤薬局」。出身が札幌なのだろうか…。

10時前、徳島港に着き、受付を済まして、うちへのおみやげを買うべく、売店へ。実は、二日ほど前のことだが、今日から三日後の土曜日まで本降りの雨が続く予報だったので、和歌山の東横インに三日ほど連泊するつもりで予約。しかし、ホテル代がもったいないので、電車で神戸へ一時帰宅することに変更し、自転車は、また戻って来るので、和歌山駅前の駐輪場へ預けることにする。調べると、JR和歌山駅前の地下に一時預かりの駐輪場があり、一日150円とお安く、地下なので雨に濡れる心配もない。バッグは荒らされたり、盗まれるリスクがあるので、高くつくが、駅のコインロッカーを利用することに。芋ケンピ、徳島ラーメンに讃岐うどんなど、四国名産品をいっぱい買って、南海フェリーに乗り込む。

2時間ほどで和歌山港に着き、5キロ程離れたJR和歌山駅へ。1時間後の快速列車に乗りたいので、あまり時間がない。なので、途中の交差点で、赤信号だったが、小さめの道だったので、無視したところ、後方にパトカーがいたらしく、500mほど過ぎたところで、追いついてきたパトカーにスピーカーで「信号無視はだめですよ」と注意される。昔は、よく信号無視をしていたが、旅生活中心になってからは、どんなに田舎の信号でも、交通ルールを守るようにしてきたのに…。パトカーは注意しただけで、停止せず行ってしまったので、助かったが、信号無視は絶対ダメだと肝に銘じる。13時半、JR和歌山駅に着き、駅ビルのコインロッカーに、サイドバッグ1個以外全部詰め込む。大ロッカーなので、一日700円だが、ホテルに泊まることを考えたらお安いものである。しかし、百円玉しか使えず、両替機もないので、隣のお店でお握りを買って小銭に替える。そして、地下駐輪場へ行き、管理のおじさんに150円を払ってレール式の駐輪台に置く。引換券を渡され、これがないと、持ち出せないので盗難の心配はない。

駅に戻る際、ヘルメットをバッグと一緒にロッカーに入れた記憶がなく、隣のロッカーに入れたような気がして、戻ると、隣の空きロッカーにポツンとヘルメットだけが…。気付かず電車に乗ってしまったら、と思うと危ないところであった。ロッカーの注意書きを読むと、三日間置きっぱなしにしていると、管理会社が回収する、とある。戻るのは早くても四日後の日曜なので、あとで、管理会社へ電話して、回収しないようお願いする。いろいろあったが、何とか14時発の快速に間にあい、ホッとする。乗車する前、踏切待ちしていると、特急くろしお号がちょうど入線してきて、車体にはパンダとトラの写真が!。

そして、最後尾には、パンダを模した塗装が!。

白浜のアドベンチャーワールドの宣伝なのだろうが、最後尾のパンダには微笑んでしまう。乗った快速は阪和線から環状線に乗り入れしているので、西九条駅まで乗り、阪神に乗り換えるのだが、降りる際、ふと振り返り、席を見ると、イコカのカードが落ちているではないか!。ヘルメットに続いて、またしても危ないところであった。阪神は、大山の不振と糸原のミス二つが響き、2―3で競り負ける。糸原はベテランなのにミスが多すぎるわ!ホンマに…。

【走行時間0:59 平均速度16.8km/h】

【本日の会計】¥15,568(フェリー代¥4,200、お土産代¥4,210、一時帰宅代¥1,910含む)


●2022年5月16日(月) 22日目 曇り 

【走行距離2km 獲得標高0m】

神戸北町→輪行→JR和歌山駅→ホテル

天気予報通り、和歌山方面は日曜日まで雨が降り続いていたので、結局、自宅で四日間のんびりして、今日、和歌山へ戻る。うちを10時過ぎに出て、13時には和歌山駅に着き、自転車と荷物を回収。ロッカー代は五日分の3500円だが、百円玉35枚も用意できないので、先日、管理会社へ電話した時、相談したところ、「35枚もコインを投入すると、詰まるかもしれないので、連絡くれたら、ロッカーのところまで行く」とのことだったので、来てくれた人に、3500円払って、カギを開けてもらう。結局、自宅へ戻る交通費、ロッカー代、駐輪代合わせて9千円で済む。14時、東横インに入り、ロビーで、うちから持ってきたサッポロクラシックで、明日からの旅再開に乾杯。おかずは、筆者が好物のポテサラと鶏から。

【走行時間0:11 平均速度12.9km/h】

【本日の会計】¥16,533(ホテル代¥6,080、交通費¥1,910含む)

●2022年5月17日(火) 23日目 曇り 

【走行距離43km 獲得標高268m】

和歌山→紀の川→橋本→高野口

 

今日は、紀の川沿いに遡上し、グーグルマップで見つけたキャンプ場まで約40キロの旅なので、再開初日のウオーミングアップとしては、ちょうどいい距離と高低差だが、高低図にあるように、最後の激坂が気になるところである。

6時半に起きて、二人分ぐらいの朝食をガッツリ摂って、大谷翔平の出場試合を観ていたら、30分ほど遅れてしまったが、10時にジャンプを完璧に決めて、出発。

紀の川の南側を走っている県道9号線を進み、JR和歌山線の踏切で、保線作業員が線路上を歩いていたので、パチリ。線路脇の雑草をカッターで刈る作業をしていて、そのカッターを担いでいる姿が見える。

和歌山から15キロ程進み、清流と云われている紀の川を渡るも、水は濁っていて、清流には程遠い…。

紀の川の北側は岩出市という町で、大宮と云う神社があったので、旅の安全を祈願するために立ち寄る。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、八人の神様が守っている。

無人なので、御朱印はもらえなかったが、お賽銭を投げ入れて、無病息災を願う。

北岸にはサイクリングロードがあるので、無風の中、快調に走っていると、キジが道の脇を歩いている!。

雄だろうか、色が鮮やかである。茶色のメスは、大体草むらに隠れているので、あまり見かけないが、オスは、このような河川敷の道でよく見かける。ここで、マンホールを二つ紹介。

これは紀の川市ので、紀の川、桃の花、うぐいすが描かれているのはわかったが、もう一つの花がわからない。キンモクセイだろうか。桃と云えば、岡山県を連想するが、ここ和歌山も桃の産地で、今回、四国を共に走った宮村さんの親戚も桃農家らしい。

もう一つは、高野口ので、高野山のお寺の梵鐘と稲穂が描かれている。ここから、昔、高野山へ行ったことがあるが、激坂の上に交通量が多くて、閉口した記憶があるので、今度、高野山へ行く時は、川沿いの南西ルートからアプローチしてみたい。今日のキャンプ場は、ここ高野口から200mアップしたところにあるので、だいぶ悩んだが、紀の川沿いにある神野ヶ緑地というキャンプ場は夏のみ営業で今はやってないし、他に、適当なのがないので、ソロで2600円は高いが、グーグルにあった「SHINODA BASE」というところにする。平均勾配10%の200mアップはしんどかったが、着いてみると、信大(しのだ)という小学校がキャンプ場になっており、管理人に聞くと、一年前にオープンしたばかりとのこと。

道理で地図に載っていないはずである。改めてグーグルの情報力に感服する。

設営前に、コンビニで買った「竹の子炊き込み弁当」を校内のベンチに座って頂き、広い校庭だが、校舎に一番近い場所に設営。

シャワーはあるものの15分で300円。5分で十分なのに、300円払うのはもったいないので、シャワーは浴びず、ランドリーがないので、洗濯物を手洗いし、夕食は、ピーマンの代わりに細ネギを入れ、ニンジン、ジャガイモ、豚肉のチンジャオロースー

あとは、モズク豆腐にチーズちくわ

今朝のことだが、火野正平さんのこころ旅で、昨年のGWに行ったばかりの鳥居峠が、いきなり出てきて、プチびっくり。群馬県の草津と長野県の菅平を結ぶ標高1000mほどの峠で、正平さんはこの峠からスタートして、草津側へ下り、田代という集落にある蕎麦屋「いっせい庵」で鴨セイロを注文。ここは、草津から菅平へ向かう途中に筆者も寄ったが、混んでいたので諦めた蕎麦屋である。そして、こころ旅の目的地は草津へ向かうパノラマラインにある愛妻の丘。ここも行ったことがあり、結構な上り坂だったのを覚えているので、正平さんの「ハーハ―ひーひー」が見られると期待したが、ディレクターが貸し切りタクシーを用意していて、がっかり。最近のこころ旅は、正平さんに対するスタッフの忖度が行き過ぎており、観ていて面白くないと感じるのは自分だけだろうか…。阪神は、18試合連続3失点以下に抑えるも、岩崎が打たれ、1―2でヤクルトに惜敗。テルのボール球を空振りするシーンが目立つ…。

【走行時間2:46 平均速度15.5km/h】

【本日の会計】¥4,129

【橋本SHINODA BASEキャンプ場評価:36点】

廃校になった小学校をそのまま活用していて、新たな設備投資はシャワーぐらいなのに、2600円は高過ぎる。管理人が夜も常駐しているので、その人件費がかかるのだろうが、ソロキャンパーにとっては1000円ぐらいが妥当なところである。充電や保冷剤冷凍もでき、トイレにはウオッシュがあり、屋内にある炊事場が綺麗な点は評価するものの、200mもアップするアクセスの悪さ、東屋などの雨除け施設が全くなし、サイト面が雨に弱い土など、短所も多いので、自転車では、もう来ないだろう。

●2022年5月18日(水) 24日目 晴れ 

【走行距離72km 獲得標高529m】

信大→橋本→県道39→吉野→県道16→東吉野→県道220

 

今日は、奈良県の中央部を横切り、三重県との県境手前、標高400m地点にある東吉野のキャンプ場まで約70キロの旅。距離がある上に、ずっと上っていくので、ハードな一日になりそうだ。6時に起きて、お米を炊き、7時に朝食。納豆は、ちょっと高かったが、折角なので、地元の「紀州梅が香るおろしだれ付き納豆」にするも、期待ほどではなく、プチがっかり。

濡れたフライシートなどをフェンスに掛けて、乾かしていると、陽が差してきて、十日ぶりの太陽に、気分が踊る。

9時に校舎前でジャンプを決めて、一気に紀の川まで下り、通称「橋本五條線」の県道55号線を東進していると、クルマは自転車との間隔を空けなさい的な標識が!。

初めて見たが、このような自転車乗りを守ってくれる標識が、もっとあったらいいのに、と思う。奈良県に入って、五條の町手前で、紀の川を渡ると、川の名称が「よしのがわ(きのかわ)」に!。

四国の仁淀川もそうだったが、県を跨ぐと、川の名称が変わるという珍現象がここにも!。和歌山県の人は紀州の川なので「紀の川」、奈良県の人は、吉野を流れる川なので「吉野川」と呼ぶことに、強い拘りがあることが窺える。五條と云えば柿の葉寿司なので、ランチ用に、このお店で四個購入する。

県道39号線に入ると、道が険しくなると共に吉野川の幅が狭くなり、色もいい具合になってくる。

下市町を過ぎて吉野町に入ると、板材が立て並ぶ木材所が見え始め、これがあの「吉野杉」なんだと思っていたら、木材所の看板には、杉じゃなく「吉野桧」と書いてある。

杉より桧の方が、お箸には向いているのだろうか、と思ったが、調べると、どちらもあるようだ。木材所に停まっていた車をふと見ると、飛鳥ナンバー

初めて見た気がする。ここ吉野町の北は、石舞台古墳やキトラ壁画などで有名な飛鳥地区があるからだろうが、羨ましいナンバーに、ついパチリ。

吉野神宮駅を過ぎると、大きな石鳥居があり、この坂の先に吉野神宮があるのだろうが、結構上りなので諦める。この前、緊急購入したサイクルメーターだが、獲得標高がどうも多めに出る傾向がある。

右上の旧メーターでは、本日のこれまでの獲得標高が300mであるのに対し、新メーターでは、410mになっている。どちらも気圧計による気圧の変化で標高を求めていて、絶対標高はほぼ同じ値を示しているのに、である。この時の絶対標高は200mで、基本、ずっと川沿いに上って来たので、どう考えても400mも上っていない。メーカーにこの問題を問い合わせして、GPS記録や写真も送って、何度かやり取りしたが、結局、最後は無視される。その後、旧サイクルメーターは完全に壊れてしまったので、多めだが、サイクルプラス製の方をやむなく採用している。吉野川の右岸を走っていると、宮滝遺跡の展望台があり、立ち寄ると、若い女性が4人いて、一人はカメラマンのようなので、「何かの撮影ですか」と聞くと、「普通の観光客です」と云われ、プチ恥ずかし。

窪垣内という集落には、古民家が並んでいたので、ゆっくり走っていると、かわいいキッチンカーが停まっている。

おねーさんもかわいいので、甘いものは普段全く食さないが、もう14時だし、ハワイの伝統スイーツ「マラサダドーナツ」を頂く。

この大きさで200円は高い気もするが…。どこから?とおねーさんに聞かれたので、「神戸から四国を廻ってきて、これから北海道まで行く」と云うと、メチャびっくりされる。そして別れ間際に「頑張ってください」と励まされ、プチ嬉し。

川に沿って県道と反対側の町道を走っていると、三輪そうめんの製麺所があったので、お店の写真を撮っていると、製麺所の人がお店の反対側にある工場から出てきて話しかけてくる。さっきのおねーさんと同じような会話をしていたら、社長さんのようで、そばの端っこ乾麺をわざわざもってきてくれる。

そして、干しそばのそば比率は30%で、残りはつなぎの小麦粉。乾麺の場合、そば比率をそれ以上高くすると、干す際に千切れてしまうから、とのこと。また、そば粉比率が30%以上あれば、そば粉比率を明記しなくていいとのことで、プチびっくり。筆者も蕎麦を打つが、手打ちの場合、そば粉8割の二八蕎麦が普通なので、3割以上あれば、蕎麦として認められるとは…。川口製麺所の社長さん、ありがとうございました。腰痛とのことでしたが、お大事に。キャンプ場へ繋がる県道220号線に入ると、「丹生川上神社」と云う立派な神社があったので、参拝すると、一個300円の玉が並んでいて、

近くにある滝壺に願いを込めながら投げ入れると、運気が開ける、とある。面白そうなので、一個買って、ちょっと離れたその場所へ行き、交通安全を祈りながら、龍玉の穴に3回息を吹き込んで、投げ入れる。

自転車に戻り、出発すると、沢蟹が道を歩いている。通る車はほとんどいないが、踏まれないように、捕まえて沢の方へ投げてあげる。

16時に東吉野ふるさと村キャンプ場に着き、受付を済ませた後、お腹がペコペコなので、まずは、テントサイトで、五條の町で買った柿の葉寿司とビール。

クーラーに入れておいたので、ひんやりして旨い。隣接の「やはた温泉」に入って疲れを取り、設営後、ポトフを作る。今日は暑くて、五日の中休みとハードコースの影響もあり、後半、太ももの裏側が攣り、足の指や手の指も…。熱中症ぎみで、テントに入ってからも脚が攣って痛いけど、蕎麦を頂いたり、ドーナツねーちゃんに励まされたり、いろいろと楽しい日であった。阪神も、西純也の好投、4本のホームランでヤクルトに8―1の快勝。気持ちよーく21時に寝る。今日も完ソロ。

【走行時間4:42 平均速度15.2km/h】

【本日の会計】¥5,360

【東吉野ふるさと村キャンプ場評価:40点】

利用料の2000円はソロとしては高めだが、この辺りにある他のキャンプ場はもっと高い。ランドリーなし、ウオッシュなし、サイト面が砂利、一区画が狭くてタープの紐がはみ出る等のマイナス面はあるものの、まずまずのキャンプ場である。


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