<東吉野~松阪~名古屋>2022年春の自転車旅(その九)24-26日目

 2022年春のチャリキャンプひとり旅(その九)

今回は、奈良の東吉野から松阪、四日市、名古屋まで三日間の旅レポです。


24日目は、東吉野のキャンプ場から、高見峠を越えて三重県の松阪市にあるキャン場まで

25日目は、ひたすら北上して四日市の東横インへ

26日目は、桑名、弥富、蟹江を通って名古屋の東横インへ


【その九の読みどころ】

A5ランク松阪牛丼が安過ぎる!

ソロキャンパーに冷たい茶倉のキャンプ場に悲しくなる…

伊勢の茶畑がきれい!

近年どこにでもあるバイオマス発電所

伴走車の真後ろを高速で走るロードバイクに…

こぐ度にカチッと音が出だす…

チキンカツ定食とポークカツナポリタン

白子駅と鞍馬サンドのお話

三脚を落とすも…

長良川河口堰とカヌーイスト


●2022年5月19日(木) 25日目 晴れ 西→東風

【走行距離67km 獲得標高506m】

東吉野→R166→高見峠→飯高→茶倉

 

奈良県東吉野村の山奥にある、ここのキャンプ場は、温泉が隣接されているのはいいが、写真のように一区画が小さく、ソロでも狭く感じる。ファミリー向けのサイトは別にあるそうだが…。

今日は、標高630mの高見トンネルを越えて三重県に入り、松阪市の山あいにあるキャンプ場まで約60キロの旅。ここから一旦標高300m地点まで下り、その後300m強アップするだけなので、そんなにハードではない。

出発ジャンプのあと、築百年の校舎を利用した東吉野ふるさと村事務所に寄って、預けておいた保冷剤を受け取る。

ここには、宿泊施設とレストランがあり、素泊まり3千円はお安いのだが、ソロキャンプが2千円なのは割りが合わないわ!。東吉野村はもう少し考えて欲しいものである。暖簾がかわいいのでパチリ。

「今日はいちにちのんびりのんびり、明日はまた新しいいちにち」と書いてあり、真に筆者の気分そのものである。昨日から気になっていたが、道路脇のあちこちに「バーベキュー・キャンプ場自粛」の注意書きがあり、コロナが理由みたいだが、もういい加減、外での感染規制は解除していいのでは、と思う。もっと言えば、行政はコロナをいいことに、未来永劫、キャンパーを排除したいのではないだろうか、と思いたくなる。

川沿いの道を上っていると、道路の右側に、杉と思われる丸太が多数綺麗に並んでいる。

道に置いているので、どうぞ何本でも勝手に持って行ってください、と解釈されても仕方ない気がする。まあ、実際に持っていく人はいないだろうけど…。国道に戻り、更に上ると、展望がいいと云われる高見峠の旧道へ行く分岐があり、通れそうだが、ここからまだ200mも高いので、当然トンネルを選択。

3キロ程ある長い高見トンネルは歩道が狭いので車道を走るも、クルマも少ないので、大丈夫。

三重県に入ると当然長い下りが続き。波瀬(はぜ)という集落に入ると、道の駅があり、真っ赤なつつじが目に入る。

もう12時時なので、そこのレストランでランチにする。松阪市内なので、A5ランクの松阪牛を使った牛丼がなんとたったの1360円とある。

ホンマかと思ったが、注文すると、まあまあのボリュームだが、A5ランクかどうかは限りなく怪しい気がする。牛丼と云うより野菜が多いすき焼き風だったが、まあ良しとする。

更に下ると、「旅人を守る大クス」があると云う水屋神社があり、参拝する。

真っ新のピカピカ十円玉と五円玉を投げ入れて、大クスの前でも祈願する。

この辺りから、茶畑が目に入るようになり、伊勢茶の看板もある。

今日のキャンプ場のある町の名も「茶倉」と云う。キャンプ場付近は温泉がないので、10キロ手前にあった「香肌(かはだ)峡温泉いいたかの湯」に入って汗を流す。

16時にキャンプ場に着き、案内されたオートサイトは土面で、雰囲気も暗いので、広い芝生のフリーサイトを要望するも、そのサイトは週末のみ利用可なので、平日はダメとのこと。更に食い下がるも、「フリーサイトは行政管轄の公園であり、平日のキャンプは禁止されているので、テントを張ったら、委託されている我々が叱られる」とのこと。それなら、オートサイトでいいが、ソロなんだから、利用料金をオートサイトの3千円じゃなく、フリーサイトの2千円にしてくれ、とお願いするも、それもできないと云われる。願いを聞いてくれない冷たい管理人に、悲しくなりながらも、暗いオートサイトでビールを飲みながら設営。

夕エッセンは、玉ねぎ、中華そば、ネギ、ミンチを加えたボリュームたっぷりの麻婆豆腐。

テントに入るも、昨日の後遺症で、太ももが筋肉痛で、お尻の骨もなぜか痛い。阪神も、悲しいかな、ヤクルトに0―3の完封負け。今シーズン11度目のゼロ点。三失点以下が21試合続いているらしいが、打てなければ一緒である。

【走行時間3:52 平均速度17.2km/h】

【本日の会計】¥6,571

【リバーサイド茶倉キャンプ場評価:32点】

ソロで3千円は高過ぎるし、炊事場もトイレも離れているし、東屋もない。2千円のフリーサイトは週末しか利用できないし、管理人の印象も悪い。充電不可、ウオッシュなし、ランドリーなし。


●2022年5月20日(金) 26日目 曇り 南風

【走行距離80km 獲得標高208m】

茶倉→松阪→津→鈴鹿→四日市

今日は四日市のホテルまで約80キロもあるので、5時に起きて、8時に、今日も完ソロの中、出発。

キャンプ場前は一面茶畑で、霜防止用の扇風機がたくさん立っている。

一面の茶畑は、鮮やかな緑色なので、すがすがしい気持ちになる。ルート図のように、今日はひたすら北上するコースで、距離は長いけど、基本平坦で、しかも風向きは南からのフォローなので、気分は楽である。30分ほど行くと、今流行りのバイオマス発電所が見えてくる。

木材の削りカスであるチップが発生する地域には、大抵、この発電所があるような気がする。一見、リサイクル産業としてエコのような気がするが、木材を燃やせば結局CO2が発生するので、エコじゃないのでは、と思う。バイオマス発電のために木を伐採している話も聞くし…。水を張った田植えの時期は、水面に山並みが映る美しい光景が見られるので、好きな時期でもある。

国道を避けて県道を走っていると、クルマの後ろに密着して高速で走る自転車に抜かれてプチびっくりしていると、Uターンしてこっちへまた高速で向かってくる、

この写真は、そのあと、また抜かれた時に撮ったものだが、クルマのリアドアがなぜか開けっぱなし。車を先行させて空気抵抗がない真後ろを時速50キロ以上出して、高速走行の練習をしているのだろうが、公道をクルマの後ろにピタリと付いて走る練習は危険だし、道路交通法違反になるのではないだろうか。昨日から、右のペダルを強く踏み込む度に、カチッという音が鳴り始めていて、その頻度が増えているので、チェーンホイール周りをチェックするも、接触しているようには見えない。

どこかの締め付け部が緩んでいる可能性もあり、旅はまだまだ続くので、京都のかかりつけのサイクルショップ「グランボア京都」に電話すると、ボトムブラケットかペダルの締め付け部が緩んでいるかも、とのこと。「今、三重にいて、明日は名古屋へ行く」と云うと、「名古屋にカトーサイクルプラスという、うちと親しいショップがあるので、そこで診てもらったら」とのこと。早速、調べてカトーサイクルに電話して、明後日伺うことにする。幟のなびくお店があり、その幟を見ると、「御朱印帳専門店ホリーホック」とある。伊勢神宮が近いからだろうか、珍しいお店だ。

松阪から津を抜けて鈴鹿市に入ると、海岸線を走れる道があり、少し寄り道する。

浜に降りると、ムラサキのかわいいお花がたくさん咲いている。

国道23号線に戻り、もう12時半なので、中華、和食、カレー屋が並ぶ長屋の中で、店構えが気に入った、とんかつ屋「八千代」に入る。

1150円のチキンカツ定食を注文し、ご飯一杯おかわり無料なので、当然の如く、おかわりしてお腹いっぱいになる。味もまあまあであった。

銑鉄営業時代、よく来た近鉄白子(しろこ)駅に寄り、記念にパチリ。

ここからタクシーで30分ほどのところにホンダの鈴鹿製作所があり、年末の挨拶や、品質トラブル対応で何回来ただろうか…。そして白子駅へ戻る途中にある「鞍馬サンド」という有名なお店にいつも寄り、普通のもあるが、スイーツ系のサンドイッチや、納豆サンドのような変わりものもあるので、うちや同行の神商東京へのお土産に買っていた頃が懐かしい。15時に四日市駅前にある東横インに着き、四日市は嫁さん想い出の地なので、お土産を買いに。

四日市と云えばトンテキが名物だが、常温では無理なので、四日市銘菓のなが餅セットと伊勢うどん、おかきをゆうパック箱に詰めてうちへ送る。

夕食はカレー味の野菜炒めを作って、20時半に寝る。阪神は、巨人に延長12回2―6で負け。梅野じゃなく坂本だったが、配球ミスで青柳が岡本にツーランを打たれたのが痛かった…。

【走行時間4:38 平均速度17.3km/h】

【本日の会計】¥14,243(ホテル代6,080、土産代¥5,585含む)


●2022年5月21日(土) 27日目 曇り 南風

【走行距離51km 獲得標高150m】

四日市→桑名→弥富→蟹江→名古屋

今日は、夜、名古屋で、会社のOCCメンバーで発起人のW氏と元神鋼野球部のO氏と食事会があるので、都会へ行かなくてはならない。四日前から痛いお尻の右側尾骶骨部分はまだ痛い。2年前にもらったサドルはマイヒップに馴染んでいるのに、なぜだろう。しかし、痛かったのは今日までで、自然と痛くなくなり、ホッとする。6時に起きて、ホテルを9時前に出発して、国道1号線から、より海岸に近い国道23号線へ向かう際、車道に大型トラックが停まっていたので、歩道に入ると、左前のサイドバッグに何かが接触した感覚があったが、そのまま通過し、23号線を少し行くと、銑鉄のユーザーだった新報国製鉄の関連会社、「新報国マテリアル」の看板が見えてきたので、一時停車。

写真を撮り、ふとサイドバッグを見ると、ゴム紐で固定しているコットを入れた袋がずれているので、直そうとすると、同じく固定していた三脚の黒いケースがなくなっているのに気付く!。さっきの歩道だと思い、10分ほどで、その場所に戻ると、案の定、三脚を発見。

側溝板の隙間から太い草木が突き出ており、それに引っ掛けたようだ。あの看板のところで停まらなかったら、危うく三脚を失うところだったので、元お客さんの看板に救われる。四日市は、うちの嫁さんが短大卒業後5年ほど勤めていた旧四日市倉庫(現㈱日本トランスシティ)の本社がある町で、その看板が丁度あったので、記念に撮ってあげる。

国道1号線に戻り、桑名駅を通過して、揖斐川と長良川を渡っていると、右側に悪名高い「長良川河口堰」が見える。

今は亡きカヌーイストの野田知佑さんが建設反対を訴えて、全国のカヌーイストが集結した場所である。河口堰は海水遡上による農業用水への塩害防止と工業用水確保のためらしいが、汽水域が消滅するので、漁業や自然環境へ悪影響が出る。ダムにしろ、堰にしろ、政治家、行政、土木業者の思惑によって、自然環境が破壊されていくのは、悲しい。長良川を越えて、遊園地のある長島という中州を横切り、木曽川も渡る。車道の横にある歩道を通るも、狭くて少々怖い。

正平さんは絶対無理だろうなあと思いながら、長良川より川幅のある木曽川を通過。弥富市を過ぎ、蟹江町に入ると、カニさんマークのマンホールがかわいい。

蟹江や弥冨の町は、鋳物屋さんが多いので、この辺りの工場で作られたのだろうか。

ランチは、近鉄蟹江駅に近い「ヴァン・ドゥ・ルポ」というイタリア風レストランに入り、名物料理のポークカツスパゲッティを注文。

ボリュームたっぷりで、味も濃く旨い。蟹江から30分ほど走ると、遠くに名古屋駅前のビル群が見えてくる。

その横には、よっちゃんイカの会社看板も見える。更に、近鉄名古屋線沿いの道を30分ほど進むと、名古屋駅があり、ホテルに近い名古屋支社前で写真を撮ってから、13時半、東横イン桜通り本館に入る。

手洗濯とシャワーを済まし、17時から、ホテルの目の前にある「あらた」というお店で、W氏とO氏と久しぶりに会い、楽しいひと時を過ごす。

【走行時間2:54 平均速度17.5km/h】

【本日の会計】¥3,754

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