<紋別~湧別~丸瀬布>2021年夏の自転車旅(その十一)37-41日目
2021年夏のチャリキャンプひとり旅(その十一)
今回の旅レポは、紋別からの五日間ですが、大きなトラブルがあって、三日間、
足止めされました。
37日目は、紋別からサロマ湖の手前にある上湧別のキャンプ場まで
38日目は、トラブルがあり、上湧別の旅館に宿泊
39日目も、上湧別の旅館
40日目も、上湧別の旅館
41日目は、やっと上湧別を出発して、遠軽経由丸瀬布のキャンプ場へ
【その十一の読みどころ】
① 干し草ピットとミルク車
② クランク破損!
③ 片脚走行で町の旅館へ
④ ボロくて汚い旅館にびっくり!
⑤ 日帰り温泉とスポーツ観戦三昧の日々
⑥ 大谷翔平のオールスターゲームをLIVEで
⑦ 散水装置が生み出す虹にプチ感動
⑧ 綺麗なポッケの湯と泊まってみたいマウレ山荘
⑨ ブヨに刺されるか、暑いのを我慢するか!
●2021年7月11日(日) 37日目 うす曇り 北東の風
【走行距離47km 獲得標高244m】
紋別→R238→コムケ湖→上湧別
5時半に起きて、外へ出ると、リカンベントにーちゃんのテントがもうない。リカンベント車を記念に撮りたかったのに、プチ残念。昨夕撮った写真の奥に写っている茶色のテントが彼のだが、リカンベントはテントの中に入れているようだ。高級車なので、外に置いておくと、持っていかれる可能性が高いからだろう。
賢明な盗難防止策である。因みに、マイキャンピング車は、盗まれる心配をしなくていいので、楽である。鍵は一応あるものの、滅多に使わない。使うケースは、町中のホテルなど人通りが多く、かつバッグを全部外している時だけ。50キロ以上もあるフル装備の自転車に乗って走行するのは、普通の人では無理だし、持ち去るのも大変だ。海外なら、それでも盗む人はいるだろうが、治安のいい日本では大丈夫である。出発前、タープを固定しているチタン製のペグを抜こうとするも全く抜けないので、写真のマイスコップで周りを掘るも、土が硬すぎてなかなか掘れない。
すると、近くで見ていたおじさんがペグを抜く治具を持ってきてくれて、試すと、簡単に抜ける。この治具がなかったら、ペグ6本抜くのに30分以上かかっただろうから、メチャ助かる。おじさん、ありがとう。出発準備を完了して、港の方へ行くと、オレンジの砕氷船「ガリンコ号三世イメル」が停泊している。
船底にどでかいドリルが二本付いていて、このドリルで流氷を砕きながら進む仕組みだ。冬はそれで活躍できるが、冬以外のシーズンは一体何をしているのだろうか、と思って、調べたら、夏はフィッシングクルーズとして活躍しているとのこと。
アザラシランド親水公園の前で出発写真を撮って、オホーツク海に沿って南下。
礼文島では強風に悩まされたが、オホーツクに入ってからは、ずっと穏やかな風が続いている。昨日の興部から今日の目的地である湧別までは、ちょうど一年前に北上した道であり、1年前も来たオホーツク紋別空港の手前にある流氷公園に寄ると、全く同じように、ハスカップの花がかわいく咲いていて嬉しくなる。
花も葉っぱも、自宅の庭にあるブルーベリーとよく似ているが、ブルーベリーはツツジ科、ハスカップはスイカズラ科なのだ。
コムケ湖という汽水湖にキャンプ場があるので、今後の参考に寄ってみると、料金は200円で5分100円のコインシャワーもある。サイトは広い芝生で気持ちよさそうだ。同じ汽水湖であるサロマ湖に大量発生していた、あの恐るべしヌカカ(糠蚊)がいるかどうか、タープの下で読書をしているにーちゃんに聞くと、普通の蚊が少しいるだけ、とのことなので、今度来る時は、紋別の人の多いキャンプ場じゃなく、ここにしよう、と思う。そのにーちゃんが云うには、筆者が昨年泊まったサロマ湖のキムアネップキャンプ場のヌカカは有名で、道東の屈斜路湖も多いとのこと。
酪農とチューリップの町湧別に入ると、干し草をロール状じゃなく、擁壁間に2段重ねで積んでいるピットを発見。
上面にはブルーシートが敷かれ、重石代わりに古タイヤが載っている。このようなピットはよく見かけるが、断面を見るのは初めてである。ロールより発酵性は劣りそうだが、手間やコストはピット型の方がメリットありそうである。
このミルクトラックも酪農地帯でよく見かける。タンクの後方が独特な家形になっており、この中にミルクを吸うホースとポンプが入っているのだ。12時に上湧別の日帰り温泉「チューリップの湯」に着き、レストランでジンギスカン定食のランチを済ましてから、近くの「湧別五箇山公園キャンプ場」へ。五箇山とあるので、ちょっと心配したが、緩やかな坂道一キロほどでキャンプ場に着く。
しかし、入り口には「入場制限中」の看板があり、兵庫県も対象地域に入っている。事前に知っていたので、慌てず、受付で、福井の実家住所を書いて、奥の指定されたテントサイトに設営。
昨日の紋別とは真逆で、他に誰もいない。クマ出没注意の看板はないが、山に近いので、プチ怖い。温泉に戻り、風呂上りに休憩室で大相撲を途中まで観て、17時にキャンプ場の管理人に保冷剤を預けるべくテントへ戻る。そして、保冷剤を手に持ち自転車に乗り、ひとこぎした瞬間、左足の力が抜けたので、「何が起きた?」と降りて自転車を見ると、何とクランクがペダルごとないではないか!
嫌な予感がしたが、クランクシャフトのねじが緩んで外れたのかも、と期待しながら、落ちたクランクペダルを見て愕然となる。何とクランクの根元側が一部欠けているのだ。
破断面を診ると、左下側にクラック痕が見られるので、前から亀裂があり、さっきのひとこぎで一気に亀裂が広がり、破断に至ったと想定される。修復はもちろん不可能。これでは自転車に乗ってこぐこともできない。夏の旅はここでリタイアか、と覚悟したが、とりあえず、旅の出発前に整備してもらった京都のお店「アイズバイシクル(今はサイクルグランボア)」に電話して、大将に事情を説明すると、「TAのクランクが根元で破断するとは聞いたことがない」と云われるも、「165ミリのTA在庫があるかどうか見てみる」とのこと。その10分後、電話があり、「在庫あり」とのことなので、ここ湧別にねじを締める専用工具と一緒に送ってもらうことになる。しかも料金は今度でいいと云ってくれて、大将には感謝しかない。届くのは3日後になるので、不便なキャンプ場ではなく、町中の宿に泊まるべく、調べて電話するも、二軒は工事業者で満室。町中に三軒しかない最後の一軒は、空いてそうだったが、「三連泊する」と云うと、「工事業者でもないのになぜ」と怪しまれる。でも、事情を説明すると、何とか泊めてくれることになり、ホッとする。
しかし、折損したのがキャンプ場に着いてからでホンマにラッキーであった。しかもフォーサイドバッグを外したあとで、走行中でもなかったので、転倒せずに済んだ。もし、フル装備で時速20キロ走行中に折損したら、確実にバランスを崩して大転倒していただろう。仮に運よく転倒を避けられたとしても、車がほとんど通らないような田舎道だったら、タクシーを呼んでも来てくれないかもしれない。来てくれたとしても何万円もかかるだろう。そういう意味では、不幸中の幸い、ホンマにメチャメチャラッキーである。日頃から、神社を見かければ、参拝して「交通安全」「無事故無転倒無パンク」を祈願しているおかげである。神様ホンマにありがとう。毎年、お金を払って厄除け祈祷してもらっている神戸の多井畑厄神様にも感謝である。バタバタして遅くなったが、チンジャオロースーとマーボー豆腐の豪華中華セットを作って、21時に寝る。
阪神は西が好投するも、巨人の高橋に抑えられ、0―1で惜敗。昨日も、打線がメルセデスを全く打てず、1―8のボロ負け。大山の4番復帰が裏目に出る。
【走行時間3:11 平均速度15.5km/h】
【本日の会計】¥4,368
【湧別五箇山公園キャンプ場評価:30点】
今回の旅では、天売島と並ぶ最低の30点。一番の問題は電波が圏外なこと。テントでは立っても1本。広い場所へ移動してもやっと2本。トイレは和式のみ、充電NG、お風呂やランドリーは2キロほど離れた町にしかなく、蚊も多い。五点満点は保冷剤のみ。管理人は親切だけど、もう来たくないキャンプ場である。
●2021年7月12日(月) 38日目 うす曇り 北東の風
【走行距離2km 獲得標高0m】
キャンプ場→上湧別の町中
6時に起きて、テント周りは蚊が多いので、炊事場へ移動して、蚊取り線香を焚きながら朝エッセン。
町までは、最初、タクシーを呼ぼうと思ったが、町までずっと緩やかな下りで、こげなくても何とか辿り着けそうなので、タクシーは呼ばないことにする。ばらすのも面倒だしね。9時を過ぎると、小学生が先生と一緒にぞろぞろと歩いてきて、隣の空き地で遊んでいる。これから五箇山に登るのだろうか。ということは、この辺りにクマは出ないということだろう。
10時にバッグをセットして、下り坂の先にあるキャンプ場入口まで、まず移動。管理棟で保冷剤を受け取り、出発写真を一応撮って、自転車に乗ると、町の入口までまっすぐな道が見える。
左足がぶらぶらした状態でゆっくりと下り始める。下まで行くと、止まりそうになるも、ペダルにクリップが付いているので、右足だけでもこげることに気付く。一周の半分弱ほどペダルを踏んだあとクリップを利用して元に戻し、また半分弱ほど踏むのである。こいで戻し、こいで戻しを繰り返せば、平坦な道なら、どこでも行けそうだ。結局、キャンプ場から12分で、今日から三日間世話になる「松屋旅館」に着くも、外観はかなりぼろくプチ不安になる。部屋にはまだ入れないので、宿のご主人に、フォーサイドバッグを預けて、すぐ近くのチューリップの湯へ歩いて行き、550円を払って、まずは温泉に入る。風呂上りは休憩室で缶ビールを飲みながら、400円のホタテバター醤油焼きを食べ、締めは920円の丸ごとホタテカレー。
15時にまたヌルヌルの美肌温泉に入って、宿へ戻ると、ご主人に、玄関の真上の部屋に通されるも、あまり綺麗じゃないし、宿泊客は他に誰もいなさそう。ここの旅館だけ空いていたので、嫌な予感はあったが、贅沢は言えない。天井はボロボロ、レースカーテンはニコチンでベトベト、絨毯も汚ないので、レジャーシートとテントの中に敷く断熱シートを絨毯の上に敷いて養生する。
17時半から普通の夕食を食べながら、ダゾーンで阪神横浜戦を観戦。7回に2点を取られ0―3になったので、今日も負けや負け、とふて寝するも、夜中に起きて結果を見ると、なんと9回に4点取ってサヨナラ勝ち。テル、近本、糸原、マルテ、大山の五連打で。ダゾーンで見逃し配信を見て、気分よく二度寝する。
【本日の会計】¥9,082(宿代¥6,600含む)
●2021年7月13日(火) 39日目 晴れ 北東の風
【走行距離3km 獲得標高0m】
旅館→温泉→上湧別散策→旅館
夕食はイマイチだったが、朝食は卵、納豆、海苔の正統派。しかも焼きシャケが塩辛くなくて、ほどよく旨い。
余談になるが、毎朝聴いているABCラジオの「道上洋三のおはようパーソナリティ」に、旅の途中で自転車が壊れた話をメールで投稿したら、道上さんが番組のラストで読んでくれ、プチ嬉し。「藪から一万円」ならもっと嬉しかったが、惜しくも「六甲おろしボールペン」。でも、これで4回投稿して3回採用されたことになり、採用率は驚異の75%。10年ほど前は、娘ネタで「藪から一万円」も当たり、当時は喜んだものだ。しかし、道上さんは、21年の9月に脳梗塞で倒れ、復帰できないまま、22年3月で、番組を卒業するとのこと。78才というご高齢からすれば、やむを得ないところだが、メチャ残念である。余談になるが、放送業界はMCが交代する際に必ず卒業という言葉を使うが、学校じゃあるまいし、交代理由を曖昧にし、卒業という言葉で美化しているみたいで、業界の不自然さを感じるのは筆者だけだろうか。話は戻り、宿の御主人から、「10時から15時までは掃除するから、部屋から出て行ってくれ」と云われたので、今日もチューリップの湯へ。自分の部屋を掃除している間だけならまだわかるが、5時間も空けなければならないとは。そもそも、部屋も廊下も洗面所も基本汚いので、掃除を毎日丁寧にしているとは思えないが、泊めさせてもらっている立場なので、文句は言えない。だからなのか、昨日の宿泊客は結局、筆者ひとりだけだった…。温泉の休憩室へ行くと、ちょうどNHKのBS1でMBLオールスター戦のホームランダービーをLIVE放映していたので、大谷翔平を応援する。そう言えば火野さんも字は違うが同じしょうへいだ。試合のようにはうまくホームランを打てず、延長まで粘るも経験のあるソトとの一回戦で負けてしまう。一応、決勝戦まで観てから温泉へ入り、休憩室でタコザンギを注文して缶ビールとワンカップを飲み、締めは豚丼。
帯広名物の豚丼より厚みはないが、それなりに旨い。午後は、NHKのBSプレミアムで、ユダヤ人ピアニストの悲しい映画「シャイン」を観て、プチ感動。15時にもう一回温泉に浸かり、天気がいいので、自転車で上湯別の町を散策する。「漫画美術館」というのがあり、無料なので中に入ると、ちょうど北海道が生んだ漫画家、モンキーパンチ先生のルパン三世を特集している。出身地は道東の霧多布に近い浜中という町で、今回の旅で通る予定になっている。外には、バイキンマンとドキンちゃんもいる。
16時に部屋へ戻り、大相撲を観て、食堂で食事しながら、ダゾーンで阪神横浜戦も観ていたら、3回で4点も取られたので、19時半に寝る。今日は、筆者の他に工事業者の人が二人泊まっているが、恐らく、二軒の旅館が満室で、止む無く、ここにしたのだろう。翌日の夜は、その旅館に空きが出たのか、もういなかった。
【本日の会計】¥8,762(宿代¥6,600含む)
●2021年7月14日(水) 40日目 晴れ 北東の風
【走行距離11km 獲得標高17m】
旅館→温泉→旅館→温泉→チューリップ公園→旅館
大谷が出場するMLBオールスターゲームを民放がLIVE放映するので、9時から部屋の今時珍しいブラウン管テレビで観る。大谷はシャーザーから初回先頭バッターでいい当たりを打つもセカンドゴロ。でも投げては初回を三者凡退に抑える。オールスターゲームでは、ピッチャーが打席に立つことはルール上ありえないのだが、大谷選手のために、そのルールをわざわざ変更したとのこと。彼を見ていると、いつも予期せぬ事が起きるので、とても面白い。クロネコヤマトにアクセスして京都から送ってもらった荷物の配達状況を確認すると、隣の町にある配達センターを8時に出発しているようなので、宿のご主人に、「届いたら携帯へ連絡ください」とお願いして、10時に四日連続、チューリップの湯へ。中へ入ると、うぐいす色をした小鳥がロビーの中を飛び回っている。
間違って玄関から中へ入ってしまったようで、外へ出たがっているが、人が近づくと逃げてしまうので、なかなか玄関へ誘導することができない。すると、温泉のおねーちゃんが虫用の網を使い、何とか捕らえ、外へ逃がすことができ、めでたしめでたしである。
11時になっても宿から連絡がないので、クロネコヤマトの配達センターへ電話すると、だいぶ前に宿へ配達した、とのこと。宿へ戻り、フロントにいた御主人から荷物を受け取ると、そば屋の出前みたいに、「今、電話しようと思っていたところ」と弁解される。「電話代をケチって、元々連絡する気なんてなかったやろ」と思ったが、口には出さず。
新品ではないが、真新しいTAのクランクを専用工具でシャフトに取り付け、ペダルも付けて、これでマイチャリは完全復活だ。
サイクルグランボアんの土屋さんにホンマ感謝しかない。写真のように、クラックはペダルを踏みこむ時に引っ張り応力が集中する部位に入っているのがよくわかる。しかし、クラックが最初に入ったのは、おそらく、峠の下りで前輪がパンクし、左に転倒して鎖骨を骨折した4年前の時だろう。フル装備に近い状態で転倒して地面にペダルを強打した際、クランクの根元に大きな捻じれ応力が生じたと思われる。
早速、三日振りに両脚でこいでみると、当たり前の事だが、なぜか嬉しくなる。チューリップの湯へ戻って、温泉に浸かり、ランチは、直ったお祝いに奮発して、1530円の「ゆうべつ牛ステーキ定食」を注文する。
食後は眠たくなったので、休憩室で雑魚寝し、そのあと、またお風呂へ。
結局、ヌルヌル湯に4日間で計7回も入ったことになる。受付のねーちゃんも、毎日10時に来て夕方までずっといる変わったチャリおじさんやと思ったことだろう。今日もメチャ天気がいいので、15時に大変お世話になった温泉を出て、5キロ先のチューリップ公園へ行ってみる。
開花時期がとうに終わっているのはわかっていたが、ホンマに何もない。
なので、シーズンは500円の入場料を取るらしいが、今はフリーで中まで入れる。枯れたチューリップの向こうでは、おじさんおばさんが地面に座って何か作業をしている。
地中に残っている球根を回収しているようだ。選別して、形のいい球根をまた秋に綺麗に並べて植えるのだろう。
宿へ帰る途中、上湧別神社があったので、お参りして、これからまだまだ続く旅の安全を祈願する。かわいいしめ縄があり、出雲大社の屋根にも似ているので、二礼四拍手一礼の作法で拝礼する。普通、拍手は二回だが、出雲大社では「しあわせ(四合わせ)」という意味で、四回する。また、拍手する際、両手の指をそろえず、少しずらす。指をそろえると、節(ふし)合わせ、即ち、不幸せになってしまう、とのこと。16時に宿へ戻ると、台湾のGIANT製電動クロスバイク車が止まっていて、小さめのフレームなので、もしかしておねーちゃんかな、と期待したが、普通のおじさんだった…。紛らわしいチャリ乗るなや、と思ったが、ちょっと言い過ぎか。三日目の夜も同じように、阪神を応援するも、横浜に3―4で惜敗。大山も陽川も木浪ももう出すなや…。結局三日間、この小さな町に足止めされたものの、立派な日帰り温泉に恵まれた上、午前中は二刀流大谷のオールスターゲーム、午後はBS映画、夕方は大相撲、夜は阪神戦とスポーツ観戦三昧を楽しめたので、そういう意味でも、今から思えば、クランク折損はベストのタイミングであった。
【走行時間0:42 平均速度15.1km/h】
【本日の会計】¥10,957(宿代¥6,600含む)
●2021年7月15日(木) 41日目 晴れ 北東の風
【走行距離52km 獲得標高314m】
上湧別→R242→遠軽→R333→丸瀬布→いこいの森
四日ぶりに走る今日は、一年前に通ったサロマ湖へは行かず、内陸部に入り、遠軽経由丸瀬布(まるせっぷ)にあるキャンプ場まで、約50キロの旅。クランクが折れなければ、ここから六日かけて釧路まで南下してサークル後輩のB氏と会う予定だったが、六日後の21日に、会社同期のM氏と中標津空港で合流しなければならないので、釧路行きは諦めて、来年の宿題とする。5時半に起きて出発の準備をしてから、朝食を目いっぱい食べて、8時前、交換したクランクを増し締めして、三泊お世話になった松屋旅館を出発。
過去最悪レベルの汚い部屋やぼろい建物に加えて、御主人も女将さんも全く愛想なしで、特に女将さんは夕食時、「早く食べろ」雰囲気が出ていて怖かった。でも、この旅館が営業していなかったら、少なくとも宿のある隣町まで、片足走行するか、輪行してタクシーに乗らなければならなかったので、そういう意味では、まだ廃業していなかった松屋さんに感謝である。チューリップ公園から農道を走ると、麦畑や玉ねぎ畑が見えてくる。
麦畑には、麦が生えていない2本の線がある。これは、実は農薬をまくトラクターが通る道であり、虫が生育の足かせになるのはわかるが、農薬まみれの小麦粉を人間が食べるのだ、と思うと、いい気持ちはしない。リンゴ畑もあり、ちょっとだけ赤くなった5センチほどのかわいい実が見える。
玉ねぎ畑では、散水装置が水をまいている。
霧状になるので、この写真にはかわいい虹が見える。
遠軽町のシンボルは、「がん望岩」という↓高さ80mの巨大な岩で、遠軽駅からもよく見える。
こころ旅でも、この岩を見に行って欲しいという便りがあり、火野正平さんが来たところでもある。上に展望台があるが、今時珍しく安全柵が設置されていないらしい。極度の高所恐怖症で、しまなみ海道の橋に全く近寄れず引き返した正平さんのシーンを思い出す。
遠軽駅はスイッチバック式と云って、写真のように、二本の線路が駅で合体してⅤ字にターンする珍しい駅である。
駅舎には、北見を本拠地とする女子カーリングチーム「ロコソラーレ」のパネルがあり、筆者の好きなマリリンも後列センターに写っている。かわいそうなのは前列のセンターの人で、顔だけくり抜かれている!。リザーブの石崎琴美さんだろうか。これを執筆している今日は2022年2月2日であり、明後日、冬季オリンピックが開幕する、ロコソラーレがんばれ。丸瀬布(まるせっぷ)という小さな町から、7キロほど川沿いに遡上すると、キャンプ場のある「いこいの森」に着く。時はまだ12時。受付を済ますと、管理人のおっちゃんが、「キャンペーンだから」と、ポッカレモン一個とレモン型紙うちわを出し、荷物になるだけやなあ、と思いながらも、断れない性格なので、受け取る。キャンプ場は、フリーなのはいいが、筆者的にはあまり好きじゃない林間のサイト。屋根付き炊事場の近くにタープだけ立てて、まずは缶ビールと柿ピーで乾杯。涼しい海岸線から内陸部に入ったからなのか、とにかく暑いので、ビールがうまい。近くにある日帰り温泉「ポッケの湯」へ行くと、「温泉代は600円ですが、隣のホテル「マウレ山荘」のランチとセットにすると1500円です」と、受付のねーちゃんに云われたので、素直に、そのセットにする。建屋はできたばかりらしく(調べると2年前にオープン)、綺麗で、温泉もちょっとだけどヌルヌルだ。ホテルへ移動すると、山奥なのに、想定外にきれいなリゾート系ホテルだ。フロントで聞くと、一泊2名で4万円とのこと。まあまあするが、いずれやりたいと思っている、北海道道の駅スタンプツアー時にはぜひ泊まってみたい。レストランに入り、ポークチャップ定食を注文する。
1320円なので、420円も得した気分。その上、出てきたポークチャップは想定外に分厚く、2センチはありそう。ほぼステーキである。おいしく頂いたあとは、ポッケの湯で、1時間ほど休憩させてもらい、15時にキャンプ場へ戻り、コインランドリーで洗濯をしながら、テントを設営する。すると、結構近いところに、おじさんがひとり、テントを立て始めている。メチャ広いフリーサイトでガラガラなのに、なんでこんな近くに立てるのか、意味不明である。「もっと離れて立ててくれ。コロナもあるし」と云いたかったが、言い出せず。ポトフを作って、ブヨが多いので、18時にテントの中へ入るも、暑い。外気温が23℃もあり、基本20℃を切らないと、テント内は涼しくならないので、持参のハンド扇風機を出して点けるも、単四電池2個なので風が弱く、あまり効果がない。ブヨに刺されるか暑いのを我慢するか究極の選択である。結局、ブヨの方が嫌なので、さっきもらったポッカのうちわを振りながら、汗をダラダラ流して、ポトフを食べる。大相撲は今日で12日目だが、膝の怪我から復帰してきた白鵬と大関の照ノ富士が共に12連勝で、メチャ盛り上がってきているので、明日が楽しみである。阪神の試合は雨天中止なので、20時には寝る。
【走行時間3:17 平均速度15.8km/h】
【本日の会計】¥4,776
【丸瀬布森林公園いこいの森キャンプ場評価:43点】
十項目全て3点以上で、マイナス要素は、料金が千円とお高め、コンセントが一個のみ、ブヨが多い、東屋がない、アクセスが悪い、眺望がない点。総合的にみると、インフラが整っており、良心的なキャンプ場である。
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