<浜名湖~伊豆の国>2022年春の自転車旅(その十一)30-32日目
2022年春のチャリキャンプひとり旅(その十一)
今回は、浜名湖から伊豆の国まで三日間の旅レポです。
30日目は、浜名湖のキャンプ場から磐田や掛川を通って御前崎のキャンプ場まで
31日目は、牧之原や焼津を通って清水のホテルまで
32日目は、由比や沼津を通って伊豆の国の友人宅まで
【その十一の読みどころ】
① 日本三大砂丘のひとつ遠州大砂丘とイチゴ畑穴開け器
② 初めて見るキックボードスクーターバイク
③ 生シラスよりカツオのユッケ丼にして正解!
④ 雨雲の方が自分から避けて遠ざかってくれる!
⑤ クマよけのベルを落とすも…
⑥ カツオの町焼津で人気のお店で質問攻めに遭う…
⑦ 新鮮なネタ握り20貫で1100円は安い!食べれなかったけど…
⑧ 自転車が通れないトンネルや橋になんなん!!
⑨ いちご海岸通りに入るもイチゴはなし…
⑩ 新日本三景を知るも耶馬渓は違うっしょ
⑪ 娘のお店と縁起のいいルームナンバー
⑫ 桜エビ日本一の町にカメが…
●2022年5月24日(火) 30日目 曇り 東風
【走行距離62km 獲得標高192m】
浜名湖→浜松→R150→磐田→掛川→御前崎
今日は、遠州灘の海岸線をひたすら東進して、御前崎のキャンプ場まで約50キロの旅。風向きは昨日までの西寄りから東からの向かい風に変わり、雨も降るかもしれないので、朝から気が重い。
ハードな一日になりそうなので、5時半に起きて、ご飯を炊き、昨晩の残りカレーと共に納豆ごはんの朝食を済まして、8時に出発。
国道1号線を避けて、日本三大砂丘のひとつ「遠州大砂丘」沿いの道を走っていると、砂地で黒の保温シートが掛かっている畑で、おねーさんが変な道具を持っているので、よく見ると、棒の先のドラムを回して、シートに穴を開けている。
こうやってシートに穴を開けるんだ、とプチ感動。少し先には、苗を植え終わった畑があり、葉っぱを見ると、イチゴのようだ。
砂丘の話をすると、三大砂丘は、ここと鳥取と鹿児島の吹上浜が一般的だが、日本最大の砂丘は、青森県の下北半島にある猿ヶ森砂丘である。ただ、猿ヶ森は自衛隊の演習地で立ち入り禁止になっているため、対象外に敢えてしているようだ。朝の浜名湖は晴れていたが、東へ行くほど雲が厚くなり、天竜川を渡る橋の路面は濡れている。ただ、筆者が走る頃には、なぜか雨が止んでいる。
天竜川を渡ると、浜松市から磐田市になり、畑もイチゴからキャベツに変わり、おねーさんが大きなキャベツが入ったカゴをエンジン付きの台車に載せている。
田舎道を走っていると、鉄スクラップの看板があり、産業振興㈱の文字が。
日鉄系の物流会社だが、銑鉄の仙台ヤードでお付き合いがあったので懐かしい。11時頃、雨が降り始めたので、ちょうどあったコンビニで雨宿り。ツーリングマップルを見ると、近くに「おせんや食堂」という生シラスのお店があるので、雨が止んでから、行くと、店先に、変わった乗り物が!
ペダルもサドルもない。キックボードスクーターバイクというらしい。店内に入ると、それらしきにーちゃんがいて、ザックには、でかでかと「日本一周中」の紙が貼ってある。以前も書いたが、日本一周している人は、なんでその事をPRしたがるのだろう、恵んで欲しいからだろうか…それとも褒めて欲しいからだろうか。いずれにせよ、理解不能、意味不明である。
名物の生シラス定食は売れ筋のようだが、ここは敢えて、濃そうなカツオのユッケ丼を注文。
生のカツオがプリプリしていて、タレも旨い。ご飯が少な目なのが、不満だったが、生シラスより正解だった気がする。外へ出ると、三台のバイクが停まっていて、昨日のキャンプ場で隣にいた松本ナンバーのバイクである。今日は富士山の方へ行くと云っていたが、なんでまだここにいるのだろうか、気になったが、店に戻って聞くのも変なので、やめる。交通量の多いR150を避けて、海岸に近い自転車道へ入るも、すぐに工事中で通れなくなり、国道へ戻る。
津波対策工事だろうが、投資対効果的には、疑問が残る。
「おもしろ農園赤ずきんちゃん」のかわいい看板を過ぎ、御前崎市に入ると、路面がまた濡れている。直前まで降っていた感じだ。
15時半にグーグルマップで発見した「浜岡砂丘キャンプ場」に着き、雨がまた降るかもしれないので、屋根付きの休憩スペースに自転車を置く。
結局、うまい具合に雨雲が避けてくれたので、カッパやポンチョを着ることなく、とうちゃこおー。料金2000円の割りに、サイトはしょぼいが、オーナーが一人で整備しながら運営しているので、あまり文句は言えない。
シャワーはあるが、5分で300円は高いし、冷水が無料で出るので、冷水で我慢する。夕食は、浜松と云えばウナギと餃子なので、焼き餃子と回鍋肉。
ウナギは高いのでやめる。フライパンは小さいので、アルミ鍋で餃子を焼いたら焦げてしまったが、にんにくの風味が効いていて旨い。回鍋肉には、キャベツの他に、ネギの代わりにカイワレ大根、豚肉の代わりにウインナーを入れて、最後に生卵を落とす。
阪神は、楽天に1―0の辛勝。マー君に抑えられたが、西を始め投手陣が踏ん張る。
【走行時間3:48 平均速度16.0km/h】
【本日の会計】¥4,609
【浜岡砂丘キャンプ場評価:34点】
発展途上のキャンプ場なので、インフラはまだ整備されておらず、イマイチ。その割に料金は2000円と高めだが、ぼったくりのキャンプ場が多い静岡県の中ではお安めか。トイレは綺麗だがウオッシュはなし。シャワーはあるが高い。炊事場に屋根はなく、雨の時は困る。東屋はないが、広い屋根付きスペースはある。ランドリーや冷蔵庫はないが、保冷剤は冷やしてくれそう。電波状態はOK。近くに川があるが蚊は全くいない。オーナーのにーちゃんは気さくで親切。
●2022年5月25日(水) 31日目 晴れ 東→南→西風
【走行距離74km 獲得標高425m】
浜岡→R150→牧之原→焼津→静岡→清水
今日も5時半に起きて、いつものように3時間で、朝食、撤収を済まし、8時半に出発。
今日は、ルート図のように、御前崎の先端へは行かず、海岸に沿って北東へ向かい、清水次郎長の清水まで、ほぼ平坦だが、70キロもある旅。でも、泊まる所は、四日ぶりのホテルなので、早く着く必要はない。天気は回復し、風向きも午後から南西からの追い風になる予報だ。キャンプ場の海側には、遠州大砂丘の東端にあたる浜岡砂丘があり、見に行く。
鳥取砂丘ほど大きくはないが、手頃な砂丘が広がっていて、遠くには風力発電の風車が並んでいる。そう云えば、ここ浜岡には原発やオーナー系大手鋳物メーカーの木村鋳造の工場もある。浜岡町のマンホールも砂丘が描かれている。
出発して30分ほど行くと、オイルシーリングメーカーであるNOKの工場があり、銑鉄営業時代、何度か呼び出され、丁寧に説明したにもかかわらず、なしのつぶてで結局採用されず、嫌な印象しかない会社である。しかも調達の人は上から目線で偉そうだし、こっちからお断りである。
その工場から、カーメーカーであるスズキの専用トラックが出てくる。
国内大手カーメーカーで唯一銑鉄の取引がなかったのがスズキで、他社銑オンリーだったらしいが、浮気をしないという意味では、いい会社かもしれない。牧之原市に入り、国道を避けて市道を走っていると、道端の畑に露地のイチゴが実っている。
手が届くところにあるので、採って食べたい気分になる。美しい砂浜が続く静波海岸へ来ると、サーファーが海面に浮いていて、その先には、自動車運搬専用船が見える。
あれもスズキの車を積んでいるのだろうか。ふと、右ハンドルにセットしているライトを見ると、ライトに付けていたモンベルのベルの紐が切れて無くなっているではないか!プチショック。しかし、その下のサイドバッグの上に、そのベルを発見!ショックから一転ラッキーに変わる。
もう落とさないように、マップを止めるクリップに付け直して、意外に透き通っている大井川を渡ると、焼津市になり、建物の壁には、カツオと思われる魚が描かれている。
焼津と云えばカツオなのだろうか。焼津の町中に入る市道を走っていると、平日の昼間から、大人がサッカーをしているので、近寄ってみると、外人やスタッフらしい人もいて、どうもプロチームのようなので、聞くと、藤枝というJ3のサッカーチームとのこと。
藤枝は隣の市だが、ここ焼津のグランドを練習用に使っているようだ。カラーマンホールがあり、富士山とカツオが描いてある。
やっぱり焼津はカツオの町なのだ。焼津の町でランチをしようと、グーグルで検索して出て来たのが、写真の「地魚定」。平日なのに結構並んでいてプチびっくり。
いつもなら並ばないが、他の店も同様に混んでそうなので、並ぶことにする。最後尾の子供を抱いた若夫婦に「ここに並んでたらいいの」と聞くと「そうみたい」と云われたので、ちょっと不安になり、様子を見に店内に入ると、名前を書く紙があるではないか!。名前を書いて、さっきのおねーちゃんに教えてあげる。掛川からわざわざこのお店でランチをするために来たとのことで、かなり有名なお店のようだ。ここの名物は1100円で食べられる、12時までの限定握りらしいが、もう12時を過ぎている。しかし、並んでいても、12時までに、名簿にサインすればOKなので、良心的である。待っている間、掛川のおねーさんに聞かれたので、「1ヶ月前に神戸を出て、四国を廻ってからここまで走ってきた」と答えたら、「結婚はしてるの?」「子供は?」「年齢は?」「何年前からこの旅を考え始めたの?」などなど、いろいろ聞かれる。普通の人じゃないと思われたのだろうか。そして最後に「ブログにしたら面白いわ」と云われ、そうだなぁと思う。並び始めて30分後、やっと店内に入れて、「漬け丼と握り五貫」を注文。
この量で1100円はお得感あり。ご飯を大盛りにしたが、普通盛りでも十分のボリュームだ。周りの人は、みんな20貫もある12時限定握りを食べている。確かに、その量で1100円はメチャ安い。スシロー顔負けだ。お昼の営業は14時までだが、待っている人数を考えてか、平日なのに、12時半で受付を終了。すごいお店である。焼津から静岡へ行くには国道150号線の日本坂トンネルを通るのだが、嫌な予感がしたので、調べると、自動車専用道路で自転車は通れないことがわかり、プチショック。内陸を走る国道1号線はかなりの遠回りになるので、数年前は災害の影響で通行止めだったらしいが、今は開通している海岸線の旧道を選択。想定外の峠越えで、ピークの標高は100mもある上に、きつい急勾配が続き、心身ともに疲れる。
今日で、八日連続50キロ以上走っているので、疲れが溜まっている感じだ。しかも熱中症気味…。峠を下り、新たに整備された太平洋岸自転車道を、追い風の中、快走していると、通行止めの看板が!。
堤防の嵩上げ工事につき、と書いてある。またしても津波対策工事に行く手を阻まれる…。国道へ戻ると、この辺りはいちご海岸通りと云って、いちご園の看板がズラッと続いているが、オフシーズンなので、全部閉まっている…。
斜面には、ビニールハウスが段々畑のように並んでいるが、今は収穫時期ではないので、ひっそりとしている。
新日本三景のひとつである三保の松原には寄らず、清水の町へ。日本三景は、宮城の松島、京都の天橋立、広島の宮島だが、新日本三景は、ここと、北海道の大沼公園、大分の耶馬渓らしい。三保と大沼はわかるが、耶馬渓は違う気がする。九州に限定するなら、やっぱり高千穂峡でしょ。風月堂というお菓子屋さんがあったので、パチリ。
三日前にも名古屋辺りにもあったが、我が娘の名が「風月(ふづき)」なので、同じ名のお店があると、つい嬉しくなって撮ってしまう。16時に東横インに着き、チェックインすると、ルームナンバーが「1013」。
筆者の誕生日と同じなので、つい嬉しくなる。夕食は生野菜たっぷりのサラダと厚揚げのそぼろ煮。
阪神は、負けているのに選手を出し惜しみして、楽天に1―6の完敗。これで、30敗目を喫し、借金は12。首位ヤクルトとは12ゲーム差。早く矢野には休養して欲しいのに、その気はないらし
【走行時間4:36 平均速度16.2km/h】
【本日の会計】¥7,572(ホテル代¥4,550含む)
●2022年5月26日(木) 32日目 うす曇り 南西風
【走行距離67km 獲得標高369m】
清水→富士→沼津→伊豆の国
今日も、太平洋に沿って東進して、伊豆の国市にある高校時代の親友T氏宅まで、約60キロの旅。富士から先は、10年前に走ったことがあるので、同じルートを辿ることになる。7時に起きて、お握り2個に納豆用のごはんに、買っておいたキウイ―など、しっかり食べて9時半に出発。
ホットドッグ2個はランチ用だ。出発写真は清水駅前に移動して、ちょうどサッカーの盛んな町らしい像があったので、そこで撮る。
ジャンプは失敗したけど…。国道1号線をできるだけ避けて、自転車道や市道を走る。
清水駅から1時間ほど行くと、由比と云う町があり、桜エビやシラスのお店がいくつもある。
特に由比の桜エビは日本一と書いてある。小学校の頃、海老天を食べ過ぎて当たり、海老アレルギーになったが、桜エビやえびせんはなぜか大丈夫だった。老化と共に海老アレルギーは出なくなり、今では、甘えびやエビフライも食べられるけど、敢えて食べようとは思わない。由比の商店街をのんびり走っていると、道路脇の水路に、カメがうじゃうじゃいてドキッとする。
正平さんなら喜ぶのだろうが、これだけいると気持ち悪い。耳の辺りが赤いので、通称ミドリガメのミシシッピアカミミガメだ。
富士市に入り、富士川を渡る国道1号線の橋は、自動車専用道路になっており、4キロほど上流にある県道の橋まで迂回させられる。国交省は自転車のことも考えて欲しいわ、ホンマに!。
吉原からは、海岸に近い市道や自転車道を走って沼津に入り、マックスバリューで、今晩お世話になるT宅への手土産として、メロンとイチゴを買って、伊豆の国市へ。
14時に近くの温泉でランチと入浴を済まして、17時前に着くと、Tが犬の散歩に行くというので、お付き合いする。訳ありの犬を常に預かっていて、今は三匹もいる。奥さんも友達なので、楽しい一夜を過ごす。
【走行時間3:53 平均速度17.3km/h】
【本日の会計】¥3,437
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