<苫小牧~旭川>2022年春の自転車旅(その十三)39-42日目
2022年春のチャリキャンプひとり旅(その十三)
今回の旅レポは、北海道に渡り、旭川まで北上した四日間です。
39日目は、苫小牧港から車で千歳のキャンプ場へ
40日目は、向かい風の中、北上して、岩見沢のキャンプ場まで
41日目は、超向かい風の中、新十津川のキャンプ場へ
42日目も、向かい風の中、旭川のホテルまで
【その十三の読みどころ】
① 神戸へ一時帰宅する計画に変更…
② 自転車に対するサンフラワーフェリーの冷たさに憤慨!
③ 寒さに強い筆者とメチャ弱いT先輩
④ キャベツ畑と菜の花
⑤ 1万円の毛蟹に…
⑥ 高松行きフェリーで出会ったロードバイクのH氏と再会
⑦ 農薬を散布する大型ドローンに…
⑧ 恐るべし70才の4サイドサイクリスト
⑨ お気に入りの新十津川キャンプ場
⑩ グライダーの町と笑う狛犬と陸上自衛隊
⑪ お守りだらけのバッグと優れモノのテールライト
●2022年6月2日(木) 39日目 曇り 西風
【走行距離0km 獲得標高0m】
フェリー→苫小牧西港→車→支笏湖→車→千歳
昨夜、0時に起きて、誰もいないロビーでウイスキータイム。ガラナ割りがうまい。
6時半に起きて、朝風呂に入り、7時半から、レストランでバイキング朝食。
フルーツヨーグルト、サラダ、おかず6種に卵かけご飯、そして締めにカレーライスを食べたら、お腹いっぱいになる。朝からこれだけ食べたら当たり前か。その一の冒頭でも書いたが、今回、北海道入りを早めたのは、5月下旬から咲き始め、6月中旬には枯れてしまう礼文島にしかいないお花を見に行くためである。苫小牧から稚内までは約400キロ、一日50キロ進むとして八日かかるので、6月9日に稚内入りして翌日に礼文島へ渡る計画を立てる。そこまではいいのだが、問題は礼文島のあと、7月中旬に道東の中標津で、会社同期のM氏と合流するまでの約一か月間、どうするか、である。悩んだ末、稚内から高速バスで札幌まで移動したあと、一旦、神戸に帰り、二週間後にまた札幌へ戻ってきてから、道東へ向かう軟弱計画に変更する。なので、自転車やサイドバッグは、札幌の友人にお願いして、友人宅の車庫に置いてもらうことにする。苫小牧港に着岸する13時半の少し前に、車輛甲板に降りて下船の準備をして待つ。普通なら遅くても15分ほどで下船指示が出るのだが、結局、トラックやコンテナ車や乗用車が全部下船するまで、40分も甲板で待機させられる。サンフラワーの評価は良かったのに、最後に裏切られた気持ちになる。やっと下船すると、大学サークルの先輩Tさんが岸壁で待っていてくれて、ちょうど一年振りの再会にプチ嬉し。
寒い中、1時間近く外で待っていてくれたらしく、自分のせいじゃないが、申し訳ない気持ちになる。一年前は、苫小牧の北東にあるキャンプ場で一緒に泊まったが、今回は、まだ夜が冷えるので、千歳のキャンプ場での夕食まで付き合ってくれるとのこと。千歳まで自走していると、遅くなので、Tさんのワンボックスカーに自転車をそのまま積み込み、まだ14時過ぎなので、来月開催される北海道OBランで泊まる宿の下見をするべく、支笏湖へ寄ってから千歳へ。16時に、町中にある「ちとせ防災の森キャンプ場」に着き、設営後、17時半からBBQタイム。筆者は特に寒くないので、半袖短パンだが、Tさんは上下の防寒具を着てニットの帽子も被っている。
道産子は寒がりと云うが、本当である。フェイスブックに、この写真をアップしたら、好対照で面白いとの反響が多くあり…。セコマで買ったラム肉、アスパラ、椎茸、長ねぎを焼きながら、2時間ほどいろんな話をして、Tさんが寒さに耐えられなくなったので、苫小牧へ帰るTさんを見送り、20時半に寝る。まだ寒いからなのか、他にキャンパーはおらず、完ソロ。阪神は、17安打の猛攻で西部に6―1で快勝。二線級のピッチャーには強いが…。
【走行時間0:00 平均速度0.0km/h】
【本日の会計】¥3,527
【ちとせ防災の森キャンプ場評価:46点】
ここを利用するのは二回目だが、ほぼ全ての項目において満点の素晴らしいキャンプ場である。料金は660円とお安く、充電、保冷剤、ウオッシュトイレ、電波、アクセス、管理人も親切。温泉やランドリーも近くにあるので、連泊もできる。ネックは、人気があるので、土曜日の予約が取れにくいことぐらいか。
●2022年6月3日(金) 40日目 曇り晴れ 北西風
【走行距離68km 獲得標高315m】
千歳→南幌→岩見沢(北村)
今日は、真北にある岩見沢のキャンプ場まで約65キロの旅。天候は今日からずっと晴れの予報だが、5月中旬並みの気温まで下がるらしい。風向きも基本北風が続くようで、気がプチ重い。
6時半に起きて、朝食は納豆を買い忘れたので、フェリーのレストランで頂いたふりかけと海苔と生卵で済まし、9時に出発。
市内を走っていると、キティちゃんが乗ってる幼稚園の送迎バスに遭遇。
かわいい塗装を施したのはよく見かけるが、屋根の上に立体的なキャラクターが乗っているのは初めて見る。
「ユカンボシ」というあまり見かけない変わった名の川があり、由来文を読むと「鹿肉の庫の多い所」とある。北海道の川は、なぜか殆どがアイヌ語で名付けられているので、面白いし、その由来を知るのも楽しみでもある。農道をちんたら走っていると、にーちゃんが苗を軽トラから植える機械に移す作業をしている。
「何の苗ですか」と聞くと、キャベツとのこと。そうなんだ、と思いながら、少し進むと、ちょっと成長した畑があり、確かにキャベツっぽく見える。
畑の合間を流れている細い川の両側には、黄色い菜の花が、ずっと向こうまで咲いていて、北海道へ来たあ、って感じ。
ランチは、南幌(なんぽろ)の町中にあった「ことぶきや」というお店に入るも、コロナ対策で窓付き完全個室対応のため、五組までしか二階のレストランに入れないので、一階の売店コーナーで待つことに。
売店には、なぜか厚岸産の牡蠣や毛蟹があり、発送代込みで、ジャンボ生牡蠣12個が4900円、980グラムの毛蟹が9800円。
一万円は高過ぎると思われるかもしれないが、980グラムは超大物なので、妥当なところだろう。10分ほどで部屋に案内されて、ザンギ丼とカニ丼のセットを注文。
ヨーグルトとサラダ、味噌汁も付いて980円はお安い。久しぶりのおいしいザンギに舌鼓を打つ…。外へ出ると、気温は14℃しかなく、少し肌寒いが、走ってみると、半袖短パンでちょうどいい感じだ。
夕張川を渡って岩見沢市に入り、北村温泉にあるキャンプ場へ行くも、数年前に設営した公園は立ち入り禁止になっていて、焦るも、本当の「北村中央公園ふれあい広場」というキャンプ場は、温泉の裏側にあり、ホッとする。設営を終えた頃、今回の春の旅の初日に、神戸港で出会い、ジャンボフェリーの車輛甲板でLINE交換した札幌在住のH氏が、仕事の合間に、キャンプ場まで激励に来てくれる。
札幌辺りに来たら連絡して、と云われていたが、まさか本当に来てくれるとはプチびっくりである。
その上、差し入れとして、鮭とば、ホタテの燻製、そして、増毛の銘酒「国稀(くにまれ)」のワンカップ二本まで頂き、プチ感激。
札幌へ帰るH氏を見送り、北村温泉に入り、戻ると、沈みつつある陽光に映えるつつじがきれいなので、一枚パチリ。
夕食は、昨日と同じく、セコマの味付きラム肉を、残っていた長ネギと共に煮込んで、テントに潜り込み、体温で温かい中、H氏に頂いた国稀と共に…。
阪神は、ウイルカーソンの乱調で序盤に6点差をつけられるも、絶不調だった大山が3本のホームランを放ち、日ハムにまさかの大逆転勝ち!。監督を始めコーチ陣はアホやけど、選手がよく頑張ったト。
【走行時間4:19 平均速度15.8km/h】
【本日の会計】¥4,330
【北村中央公園ふれあい広場キャンプ場評価:42点】
管理人がいるにもかかわらず、料金は無料で、予約も要らない。ランドリーが近くにないだけで、他の9項目はほぼ満点。雨の時でも避難できる管理棟やセコマもあるので、また来たいキャンプ場である。
●2022年6月4日(土) 41日目 晴れ 北東風
【走行距離45km 獲得標高323m】
岩見沢→奈井江→浦臼→新十津川
今日は、40キロ先にある新十津川のキャンプ場までの旅。国道275号線は交通量が多く、路肩も狭い危険国道ので、道道や農道を走ることにする。
7時に起きて、9時半に出発するも、北東からのモロ強い向かい風に悩まされ、1時間頑張ってこいでも、12キロしか進まないローペースの中、田んぼ道を走っていると、音を立てて宙を浮いている、1m以上はありそうな大型のドローンを発見。その近くに、クボタの作業服を着たおじさんがいて、リモコンを操作している。
ドローンの下部には、タンクがついており、暫く停まって見ていると、まだ馴れていないらしく、ドローンはフラフラしながらも、田んぼの方へ移動して、予想通り、白い液体を稲にかけ始める。ラジコンヘリコプターで散布しているのは見たことがあったが、ドローンで農薬散布するとは…プチ驚きである。
メロンとプチトマトとお米の奈井江町を過ぎ、浦臼町にある「道の駅つるぬま」でトイレ休憩。すると、筆者と同じ、フォーサイドのサイクリストがベンチでストレッチをしている。
話を聞くと、愛知県の方で3月末にうちを出て、フォッサマグナ沿いに新潟の糸魚川へ抜けて、東北そして稚内まで北上したあと、道東の知床を廻って、旭川、そして昨日、この近くのキャンプ場に泊まり、これから、函館まで南下して、下北半島の大間へ渡るとのこと。筆者よりすごい人がいたわ!。見たところ、自分より年上で70才ぐらいだろうか。基本、キャンプだが、バッテリーを充電するために、四日毎にホテル泊しているところは、ちと軟弱だ。自転車はランドナータイプで緑の懐かしい丸石エンペラーだ。ペダルは筆者と同じシルバン製でトウクリップなのも同じ。タイヤもパナレーサーの650Aアメサイドで全く同じ。ただ、フリーのローギアは筆者より小さめで、きつい上りは押すしかないだろう。フロントのサイドバッグは大きめだが、リアは小さめなので、キャリアの荷台にたくさんの荷物を積んでいて、見た目はカッコ悪い。走行距離では負けだが、装備や華麗さの点では勝り、プチ満足。
お米の貯蔵施設だろうか、窓が全くない直方体の建物があり、JAピンネと書いてあるが、そんな町はない。近くにピンネシリという山があるので、それから取ったのだろうが、ピンネはアイヌ語で「男」という意味なので、JA男って変でしょ!。新十津川のキャンプ場へ行くために、国道の西側へ出ると、線路があり、横切る道路の所だけレールが除去されている。
札沼線と云って、昔は札幌と沼田と云う町を繋いでいたが、北から徐々に廃線となり、全長111kmあった路線は、今や29kmしかなく、名前も「学園都市線」になってしまった…。
真っすぐに伸びるきつい坂を登って、1年振りになる「グリーンパーク新十津川キャンプ場」には、12時半に着き、まずは、レストランでランチタイム。
前回は、あんかけ焼きそばだったので、今回は中華丼にする。上物は一緒で下がそばからご飯に代わっただけだが、具だくさんで味もいい。生ビールもサッポロクラシックなのがいい。そして、キャンプ代1500円を払うと、隣接のホテルにある温泉に、翌朝まで何度でも入れるフリーパス券が付くのがいい。
屋根付き炊事場に近いサイトを指定し、強風の中、何とか設営して、1回目の温泉へ。キャンプ場はなぜか人気がなく空いているが、温泉は日帰りと宿泊客で結構混んでいる。
売店で、夕食用のトマトチキンと、今年、北海道で一押しのシマエナガという白いかわいい鳥のマルボーロとストラップを買う。ストラップは我が娘に、と思ったのだが、後日、旅から戻って見せたら、要らないと云われプチショック。だが、お世話になっている保険のおばちゃんにあげたら、メチャ喜んでくれたので、良かった…。夕食後、テント内でも寒いので、2回目の温泉へ。気温を見ると、9℃しかない。阪神は、青柳の好投と絶好調男大山のタイムリーで日ハムに3―0の完封勝ちしたものの、8回無死一塁で糸原にバントをさせず、結果ダブルプレー…。糸原の連続試合安打を継続させたいがためだろうが、そういう矢野の優しさが試合の流れを変えてしまうのに…わかっていないわ、ホンマに!
【走行時間3:13 平均速度14.3km/h】
【本日の会計】¥5,043
【グリーンパーク新十津川キャンプ場評価:41点】
前回は、大量のブヨに悩まされたが、今回は強風だったせいか、全くおらず。電波、充電、保冷剤はOK、東屋はないが、屋根付き炊事場がある。何よりも、温泉が朝まで入り放題なのがいい。ランドリーがない以外は、ほぼ完璧で、また泊まりたいキャンプ場である。
●2022年6月5日(日) 42日目 晴れ 北風
【走行距離62km 獲得標高593m】
新十津川→滝川→R12→深川→旭川
今日は、基本、一年前と同じルートを辿りながら、旭川の東横インまで約60キロの旅。新十津川の町から旭川まで石狩川に沿って緩やかな上りが続く。昨日でお米がなくなったので、一昨日に1300円で買っておいた12合入りの「あきたこまち」でご飯を炊く。
通常お米の袋は10キロ、5キロ、2キロだが、なぜだか、これは、重量じゃなく体積の12合入りなので、1800グラムと2キロより少な目だが、自転車の場合は、少々割高でも少しでも少ない方がありがたい。出発前に3回目の温泉に入って、8時に出発。
北海道入りして、朝は曇りが続いていたが、四日目でやっと朝から晴れてくれる。丘を下って、石狩川を渡ると、グライダーの町?滝川市に入る。
なんでも、この辺りは、上昇気流が発生し易く、航空管制の制約も少ないので、グライダー飛行に適しているらしい。スカイパークと云う日本有数のグライダー公園があり、一般人でもグライダーに乗せてくれるようだ。
市道を走っていると、陸上自衛隊の滝川駐屯地があり、門の前には、機関銃を持つ自衛官が立っている。いつも思うのだが、島国にとって、航空と海上が重要なのはわかるが、陸上自衛隊は本当に必要なのだろうか、地震や洪水など自然災害時は人海戦術要員として人員は役に立つが、戦車や大砲は役に立つ日が来るとは全く思えない…。
北海道らしい真っすぐな農道を通り、まっすぐに苗が植えられている碧い水田を眺めながら、江部乙へ。
その途中、ちょうど札幌へ向かう特急列車「ライラック号」が通過。
5年ほど前だったか、JR北海道の特急は、発火トラブルが相次ぎ、運休を繰り返していて、一度、その影響で帯広から千歳へ戻れず、困ったことを思い出す。なんでも、江部乙(えべおつ)の神社には、笑う狛犬がいると聞いたので、寄ってみると、ニタ笑いで、頭はおかっぱ髪、犬と云うより人間の顔に近く、限りなく怪しい狛犬を発見!。
これが「かわいい」と云うギャルがいるらしいが、筆者には理解不能…むしろ怖いわ。
大雪山の旭川市に入ると、石狩川沿いにある名勝「神居古潭」がある。一年前、対岸の自転車道を走るべく行くも、通行止めになってるわ、サイドバッグを破損するわ、で散々な目に遭った場所である。ここで、マイ自転車「聖子号」のフロント側とリア側の顔を紹介する。
フロントには、那智と水戸の神社で買った厄除けのお守りが三つ、クマ除けの鈴が二つ、そして、大阪の女子がくれた阪神タイガースの勝利鈴が掛かっている。この他にも、フロントバッグのサイドポケットに、保険のおばちゃんと名古屋の女子から頂いた高砂神社と熱田神宮の交通安全のお守りが入っている。
リアには、モンベル製とチタン製のカップ二つとキャッツアイのテールライト。このライトは、振動センサーと暗センサーが内蔵されており、両方が反応しないと点灯しない優れモノで、トンネルや夕暮れ時、自動的に点灯する仕組み。夜でも動かさなければ点灯しないので、逆に誰かが盗もうとした瞬間、突然点灯するので盗難防止にもなる。13時に旭川駅に着き、隣接のイオンモールのフードコートでランチタイム。
旭川ラーメンを食べたかったが、インフォメーションのねーちゃんに「ここにはない」と云われたので、「山頭火」と云う全国チェーン店が監修している「えぞふくろう」で、みそラーメンと餃子と生ビールを注文。ラーメンはまあまあ旨かったが、旭川駅横のイオンモールに旭川ラーメン屋がないなんて、あり得ない…。14時半に駅横にある東横インに入り、シャワーと洗濯をして、夕食まで時間があるので、礼文島まで五日間の宿を決める。その後、神戸へ一時帰宅中の時に、東京で大学サークル同期の飲み会が入ったので、ついでに、東京の商社マンとの麻雀やビリヤード対決を予定に入れる。
そして、夕食タイムとなり、玉ねぎが1個100円もするので、お安いもやしと竹輪を入れて、鶏レバーのレバニラ玉炒めを作って食べながら、日ハムとの試合をダゾーンで観戦する。糸原のバント失敗など相変わらずミスが多いが、絶好調男大山に3ランが出て、8―3で快勝。これで5連勝とし、借金は8まで減り、プチ嬉し。
【走行時間4:15 平均速度14.7km/h】
【本日の会計】¥9,709(ホテル代¥6,175含む)
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