<音別~阿寒~釧路>2022年春の自転車旅(その十八)59-62日目

 2022年春のチャリキャンプひとり旅(その十八)


今回の旅レポは、釧路地方のキャンプ場を廻り、釧路駅前のホテルに連泊する四日間です。


59日目は、音別から白糠、大楽毛を通って、阿寒町のキャンプ場まで

60日目は、釧路動物園の近くにあるキャンプ場へ

61日目は、阿寒釧路自転車道を走って釧路駅前の東横インまで

62日目は、雨なので連泊


【その十八の読みどころ】

鍛高譚のタンタカがそういう意味だったとは…

釧路で起きた地震がそんなに多かったとは…

早朝5時半から営業しているラーメン屋とは…

白糠の町は話題一杯

餌付けしている丹頂鶴を料金払って観るのもなあ…

エゾリスに遭遇するも…

アサヒ生ジョッキ缶はダメダメ

100%のオレンジジュースに…

阿寒TMRセンターとは何ぞや…

寂しそうに歩く白い犬に遭遇するも…

山花食堂のザンギにプチ感動

釧路に住むことを勧める変なおねーさんに…

霧雨の阿寒釧路自転車道

安倍さん襲撃事件にプチびっくり


●2022年7月6日(水) 59日目 曇り 東風

【走行距離58km 獲得標高213m】

音別→R38→白糠→庶路→R240→阿寒

今日は、国内で六番目に広い釧路市を太平洋沿いに北東へ進み、内陸の丹頂の里にあるキャンプ場まで約60キロの旅だが、風が南寄りからモロ東に変わり、前半はモロ向かい風…。7時に起きて、ご飯を炊き、食べて、テントの撤収がないので、2時間後の9時に出発できる。

その直前、管理人のにーちゃんが現れたので、「部屋、キッチン、ランドリー、シャワーの掃除が行き届いていて良かったけど、あと、冷凍庫が付いていれば完璧でした」と感想を伝えて、走り始める。

少し進むと、大塚製薬の釧路工場があり、なんでこんな僻地に、と思ったが、綺麗な水が豊富にあるのと北海道の人件費が安いからだろう。

白糠(しらぬか)町に入り、案内板に描かれている絵は、知らなかったが、駒踊りという伝統民俗芸能で、馬の形をした張りぼてを腰に付けて踊るらしい。青森の南部駒踊りがベースで、日本陸軍の馬部隊がここ白糠にあった頃に始まったようだ。そしてこの町は紫蘇香る町で、北海道で有名な紫蘇焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」に使われているとのこと。国道沿いの駐車場にあったトイレに寄り、隣の建物へ行くと、たくさんのパネルが展示されている。

ここ釧路地方で発生した過去の大きな地震による道路被害状況が写真付きで召されている。93年の釧路沖、翌年の北海道東方沖、そして03年の十勝沖、その度に、道路が崩壊陥没しており、その写真を眺めていると、阪神淡路…を思い出してしまう…。しかし、93年からたった10年の間に、3回も最大震度六強の大地震が起きていたとは、プチびっくりである。白糠の町を過ぎ、庶路(しょろ)と云う町に入ると、派手な道の駅「恋問(こいとい」が現れ、ちょうど12時なので寄ってみる。

ハート形のポストがあり、ここで投函すると恋が実るのだろうか。

中へ入ると、カツスパの案内があり、これにしようと思ったが、レストランは定休日…。

仕方ないので、隣のチェーンラーメン店に入り、あまり期待せず、生姜味噌ラーメン850円を注文する。

メチャ熱くて猫舌者にとってはたべにくかったが、チャーシューは分厚く、スープも濃厚で旨い。食べながら、メニュー表に書いてある営業時間をふと見ると、4月~10月の9時~19時半はわかるが、11月~3月は5時半~15時までと書いてある。何かの間違いじゃないか、と思い、大将に聞くと、「冬は朝が早い水産業者や運送業者が早朝から利用してくれるし、日の出を見に来る観光客も多い」とのこと。なるほど、釧路と云えば秋刀魚なので、冬の方が、漁業が盛んなのだろうし、朝陽もきっと感動するのだろうと納得する。

道の駅に戻ると、水槽があって、「マツカワ」と云う幻の高級カレイが二枚いると書いてあるので覗くと、50センチを超える大きな魚が横たわっている!。知らなかったが、カレイはアイヌ語で「タンタカ」で、白糠にある「鍛高」という地区では、紫蘇栽培が盛んとある。鍛高譚の名の由来や白糠との関係がわかり、またひとつ賢くなる。外へ出ると、展望台があったので登ると、環境に優しいメガソーラーとバイオマス発電所が見える。

発電所のヤードには、燃やさなくても木材として使えそうな丸太が山積みされていて、ホンマに環境にいいのだろうか、とまた思う…。長居した道の駅を出ると、「子育て応援日本一の町」が目に入る。

保育費無料、高校卒業まで給食費無料、医療費無料など、出生率アップと云うより過疎化を防ぎ移住者による人口増を狙っているようだ。岸田さんが「異次元の子育て支援」をやると表明した(執筆時点)が、全国一律になれば、過疎化対策として取り組んできた田舎町はどうなるのだろう…。大楽毛(おたのしけ)という変わった名の町から阿寒川沿いに北上すると、「ぶた服」という有名な豚丼専門店があり、ここにすれば良かったとプチ後悔。

超追い風の中、たんちょう釧路空港を過ぎると、丹頂鶴自然公園があり、餌付けしている丹頂鶴が14羽いるらしいが、野生じゃなさそうだし、有料なのでパス。

案内地図を見ると、今日泊まるキャンプ場「あかんランド丹頂の里」が上の方にある。あかんランドの近くに丹頂観察センターもあるので、今日か明日、自然の丹頂鶴が見られたらいいのだが…。15時、キャンプ場のある道の駅「あかん丹頂の里」の阿寒サイクリングターミナルへ行くも、キャンプ場はもっと奥の方、と云われる。

迷いながらも何とかあかんランドに着き、受付を済まして、大きな木の向こう側にあるフリーサイトへ移動。

東屋の横に設営を済まし、温泉のある阿寒サイクリングターミナルまで遊歩道を歩いていると、遊歩道を横切り、近くの木を颯爽と駆け上っていくエゾリスに遭遇するも、あっという間で、シャッターチャンスを逃し、プチ残念。仕方ないので、駆け上がって行った木だけ撮る…。

温泉に入ってテントへ戻り、夕エッセン前に、アサヒの生ジョッキ缶でひとり乾杯するも、保冷缶ごと倒してしまい、まだ半分以上あったのに、ほとんど空になって、プチショック。

普通の缶ビールなら口が小さいので軽症で済むが、生ジョッキ缶は丸ごと空いているので、倒すと全部こぼれるのだ。なので、キャンプでジョッキ缶はもう買わないことにする。セコマの味付きラムにもやしと椎茸を投入して煮込みラム鍋を作っていると、お隣のソロバイクおじさんは、巻きずしとカップラーメンを食べている。つまんねえ奴だなあ、キャンプ場なんだから何か作ろうよ、と心で思いながら、テントに入る。明日は、ここから東方にある鶴居村のキャンプ場を考えていたが、食事をしながら、一応ネットで確認すると、「コロナで閉鎖中」という文字を発見!プチショック。危ない所であったが、幸い。料金が高いので避けていた釧路市内の方にもキャンプ場があるので、そこにする。阪神は広島に3―2で何とか勝つも、相変わらずエラーが多い…。

【走行時間3:31 平均速度16.4km/h】

【本日の会計】¥4,727

【あかんランド丹頂の里キャンプ場評価:38点】

ランドリーと充電ができないので、総合評価は普通だが、管理人は親切で保冷剤も冷やしてくれるし、東屋や屋根付き炊事場、温泉,もあるので、快適なキャンプ場である。


●2022年7月7日(木) 60日目 曇りのち晴れ 南東風

【走行距離37km 獲得標高325m】

阿寒→オリョマップ→山花

 

今日も曇り予報。これで三日連続だが、涼しくて丁度いい。今日は、普通に行けば10キロほどで着いてしまうので、阿寒川沿いに一旦北上してから、東側にある丘を越えて、オリョマップと云う川に沿った道を南下し、日本の最も東にあると云う釧路市動物園に近いキャンプ場まで約25キロの旅。オリョマップの道が舗装かどうか心配だが、距離的には楽勝の日なので、遅めの7時に起きて、ゆっくり朝食を済まして、10時半に出発。

釧路空港が近いので、真上でジェットエンジンの音が度々聞こえるが、低い雲のせいで、姿は見えず、チト怖い。

管理棟の向かい側に「炭鉱と鉄道館 雄鶴駅」と云う資料館があり、無料っぽいので入りたかったが、コロナだからなのか、何故か閉まっていてプチ残念。毎日、9時からNHKラジオの「朝ラジ」を聴いているのだが、今朝の奥さん投稿で、面白い小話があったので紹介します。「100%のオレンジジュースを買ってきて、と云われた旦那さんが、100%がなかったので、50%のジュースを2本買ってきたが…」。そりゃダメでしょ。

昨日と似たような丹頂鶴観察施設「阿寒国際ツルセンター」があり、15羽ほどいるらしいが、ここも有料なのでパス。

牧草を積んだトラックが多いと思ったら、牧草を飼料に加工する町の工場「阿寒TMRセンター」があり、大型のトラックが頻繁に出入りしている。

トータルミックスドレーションセンター、訳すと、総合混合飼料所になる。そして、丘の上には、牧草地帯があり、牧草を刈り取りながらトラックに積み込むシーンが見える。

親子だろうか、三頭のお馬さんも牧草地にいる。

国道を外れてオリョマップ川沿いの町道に入った所で、丁度、郵便局の配達軽トラが停まっていたので、「この先に未舗装路はありますか」と聞くと、全舗装とのこと。もしダートだったら、少し遠回りになるけど、別の道にするつもりだったので、郵便屋さんに感謝。

緩やかな田舎道を下っていると、白い犬が寂しそうに歩いていて、すれ違ったあとも後ろを付いてくるので、一枚パチリ。全く吠えないので、可哀そうになるが、食べ物を与えると、ずっと付いてきそうなので、バイバイする…。

13時、「山花公園オートキャンプ場」に着き、テントサイトにバッグを下ろして、ランチとお風呂を済ますべく、近いけど遠い山花温泉へ。

その途中、釧路動物園があるも、旭川の旭山動物園と違って、人気なさそう…。小さい観覧車も寂しそう…。

温泉の手前で見つけたレストラン「山花食堂」に入り、生姜焼き定食かザンギ定食か悩んだが、北海道だからやっぱりザンギにする。

出てくるのは遅かったが、揚げたてほくほく柔らかザンギが七切れもあって、メチャ旨い。満足して外へ出ると、子連れのおねーさんが声を掛けてきて、神戸から来たとか答えていると、「旦那の仕事で内地から釧路へ引っ越してきてまだ短いけど、真夏でも涼しいので釧路は過ごしやすくていい土地よ」的なことを云われたので、「そうですよね」と相槌を打つも、「真夏を除いてほぼ年中暖房が必要なのも大変でしょ」と内心思う…。

温泉に入ってキャンプ場へ戻り、BBQハウスの近くに設営して夕エッセンの準備。高いだけあって調理台もある炊事場は掃除が行き届いていてメチャきれい。

BBQハウスのベンチに座って、煮込みジンギ鍋を作るも、ブヨが多い。まあでも、虫よけスプレーをすれば、刺されないので、大きな問題はない。阪神は広島に0―3の完封負け。その上、近本の連続試合安打も30で止まり、踏んだり蹴ったり…。

【走行時間2:18 平均速度16.2km/h】

【本日の会計】¥3,340

【山花公園オートキャンプ場評価:36点】

五点満点はランドリーと保冷剤のみで、綺麗なのはいいが、ウオッシュなし、アクセスもイマイチ、ブヨも多いし、電波もイマイチで、料金も2千円とお高め。全般的に中途半端感は否めない。オートキャンプ向けにはいいキャンプ場かもしれないが、フリーサイトは一番奥の方で、疎外感あり。管理棟は広くて休憩室やシャワーもあるのでいいが、フリーサイトから遠いので使いにくい。


●2022年7月8日(金) 61日目 曇り霧雨 無風

【走行距離32km 獲得標高200m】

 

今日は、昨日までの計画では釧路湿原の東側にある達古武(たっこぶ)と云う町のキャンプ場に泊まり、翌日、釧路の町へ行く予定だったが、明日の天気が朝から雨模様の予報に変わってきたので、急遽、釧路のホテルに泊まることにする。昨夜未明から釧路地方名物の霧雨となり、7時に起きるも、まだ降っている。雨雲レーダーに雨雲はなく、予報も曇りなのだが…。BBQハウスに移動して、いつもの朝食を摂り、テントとタープを撤収、パッキングを完了して出発準備が整うも、霧雨は止まない。30分ほど待つも止みそうにないので、10時半にジャンプを決めて出発。

ポンチョや合羽を着るほどではないし、寒くもないので、半袖短パンで走ることに。公園を出ると、阿寒釧路自転車道があり、釧路の町まで続いているので、都合がいい。

霧雨は徐々に弱くなり、11時には止んで、路面も乾いてくる。この辺りも、釧路湿原なのだが、丹頂鶴は全く見えない。

途中、高速道路を横切るところで、工事のため、遠回りを余儀なくされるが、12時半、釧路駅前の東横インに着く。そのちょっと前、NHKラジオの放送が突然途切れて、安倍元総理の選挙応援現場からの中継に切り替わり、安倍さんが銃弾に倒れて、救急車で運ばれた、と云っている。この時はまだ意識があり亡くなるような雰囲気じゃなかったが…。チェックインだけ済まして、釧路の名所、幣舞(ぬさまい)橋へ行き、女神像と花時計をバックに一枚パチリ。

橋の下へ降りると、最近流行りのモニュメントがあり、パチリ。

ランチできるお店を探していろいろ廻るも、結局ホテルに近い「長右衛門」というお店へ入り、お持ち帰りできるので、あんかけ焼きそばとザンギを注文。

待っている間、テレビでは、安倍さん銃撃現場からの中継をずっと放映している…。

壁のポスターを見ると、かわいい系のアニメのキャラクター?がなぜか釧路市を応援しているらしい。安倍さんも警備の手薄な選挙応援にさえ行かなければ撃たれなかったのに…。まだ部屋に入れないので、ホテルのロビーで遅めのランチ。

あんかけ焼きそばが具だくさんで、麺もモチモチしていて正解。

北海道スタンプラリーのポスターがあり、道内七都市の内、二カ所でスタンプをゲットすると、抽選で一万円の商品券が当たる、というので、釧路のスタンプエリア「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー)」へ行き、スマホで電子スタンプをゲット。

もう一カ所は十日後ぐらいに行く北見の女満別空港にするも、結果、当然の如く当たらず…。しかし、こういう類(たぐい)の抽選には当たった試しがない。

明日から雨が二日間続く予報を受けて、明日も明後日も同じホテルに泊まることにしたので、夕飯の食材を大量に買い込み、今晩はレタスを大量に使った北海道らしいラーメンサラダにする。

霧雨で濡れたままのテント類を部屋に干して、阪神の試合を観戦しながら夕食タイムを楽しむ。

阪神はヤクルトにまさかの8―0の圧勝。青柳が完封して、テル、近本、大山が打ち、最高の気分で寝る。

【走行時間2:23 平均速度13.4km/h】

【本日の会計】¥11,949(ホテル代¥5,130含む)


●2022年7月9日(土) 62日目 雨 

朝起きると、外は既に霧雨状態で、キャンプしていたら、雨中ランになるところだった.ので、ホテルにして正解。

バランスのとれた朝食を頂き、チコちゃんと大谷翔平の試合を見ながら、旅レポの執筆活動をする。昨日と部屋のタイプが違うので、11時にフロントから連絡があり、別のシングル部屋へ移動。連泊でも部屋が変わる場合、通常は10時から15時までの間、部屋には入れないが、ダメもとでフロントにお願いしてみると、11時頃に掃除が終わる部屋へ移れるようにしてくれて、フロントのおねーちゃんに感謝。

ランチは、マイ傘をさして、昨日旨かった「長右衛門」でチャーハンと餃子にするも、どっちも普通で失敗感あり。昨日と同じあんかけ焼きそばにすればよかったとプチ後悔…。

ランチ調達中、丹頂鶴が三羽飛んでいる釧路のマンホールを撮るも、溜まった雨水に光が反射してしまい、うまく写らず失敗…。午後は昼寝してから、ラグビーの国際マッチフランス戦を観る。後半途中まで勝っていたが、残り20分で逆転されて、15―20で惜敗…。流れがいい時に、ベテラン堀江のラインアウトからのスローインがノットストレートの反則を取られてしまい、結果的にはこれが敗因になった気がする。堀江はもう引退でしょ。阪神の試合も楽しみにしていたが、ヤクルトに高津監督以下14名のコロナ感染者が出て、試合が無くなってしまい、プチショック。昨日、圧勝していい流れだったのに…。ヤクルトうらめしや、である。夜は、

民放BSで「男はつらいよサラダ記念日編」を観る。若かりし頃の三田佳子が色気たっぷりの演技をしていた。

【本日の会計】¥7,122(ホテル代¥5,605含む)


コメント

このブログの人気の投稿

<唐津~五島~うきは>2025年春の自転車旅(その四)15-19日目

<神戸~高松~東洋町>2025年春の自転車旅(その一)1-5日目

<うきは~姫島~杵築>2025年春の自転車旅(その五)20-23日目