<釧路~弟子屈~中標津>2022年春の自転車旅(その十九)63-66日目
2022年春のチャリキャンプひとり旅(その十九)
今回の旅レポは、三連泊した釧路を出発し、釧路湿原の東側を北上して、
弟子屈、中標津までの四日間です。
63日目は、雨のため停滞を余儀なくされて、釧路のホテルで休息
64日目は、二日続いた雨がやっと止み、釧路湿原のキャンプ場へ
65日目は、釧路湿原を更に北上して、弟子屈のキャンプ場まで
66日目は、東に向きを変えて、中標津のキャンプ場へ
【その十九の読みどころ】
① 昨日観た映画と全く同じホテルが現れてプチびっくり!
② 湿原カヌーツアーの出発地点「塘路湖」のキャンプ場にカヌーがいっぱい
③ 朝起きたらタイヤがパンク!
④ 標茶「あさひや」の冷やしたぬき蕎麦で「阿さま」を思い出す
⑤ 鹿が出る牧草地にポツンと立つ木が気になる…
⑥ 初めて見た「有蓋掩体」に戦争遺跡って残す必要があるのだろうか…
⑦ 「返せ!北方領土」の願いが今や虚しく感じる…
⑧ 「クマ出没注意!」と云われても…
●2022年7月10日(日) 63日目 雨
7時半に起きて、朝食のフルコースを頂く。
チャリ旅で胃拡張になってしまったので、全く問題なし。午前中は旅レポ執筆作業をして、ランチは、「長右衛門」のあんかけ焼きそばモードだったが、日曜日でお休み…プチショック。仕方ないので、コンビニのり弁にする。
午後は阪神の試合を観る予定だったが、ヤクルトのコロナ蔓延で今日も中止となり、ふて寝をして、明日から、キャンプが続くので、溜まっていた洗濯物をホテルのランドリーで洗い、部屋に干す。
夕方は、今日が初日の大相撲を観戦しながら、キャベツたっぷりカレーを作る。
しかし、楽しみにしていたNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、参議院選挙の結果発表のため、なし…。仕方ないので、500円払って、ホテルのビデオで「ホテルローヤル」という釧路湿原にあるラブホテルを舞台にした波留主演の映画を観ながら、意外とおいしいキャベツカレーを食べる。
【本日の会計】¥7,620(ホテル代¥5,605含む)
●2022年7月11日(月) 64日目 曇り 南風
【走行距離29km 獲得標高241m】
釧路→R391→遠矢→塘路
雨で足止めされなければ、牡蠣で有名な厚岸方面へ行く予定だったが、三日後に中標津空港で会社同期のM氏と合流しなければならないので、今日は、釧路湿原の東側にある国道を北上して、塘路(とうろ)湖の畔(ほとり)にあるキャンプ場まで約30キロの旅。後半、アップが二つほどあるが、基本楽勝の日だ。三日連続の豪華な朝食を頂き、遅めの10時半に釧路駅前で。出発ジャンプをするも、コロコロを持った大胆なおねーちゃんに悠然と目の前を横切られる…。
国道391号線を北上していると、昨日観た映画「ホテルローヤル」に映っていたのと似ている踏切があり、その向こう側の丘の上には、映画と同じオレンジ色のラブホテルが!。
踏切を越えてダート道を上ると、映画と全く同じ建物がある。
映画では、心中事件があったりして廃業してしまったが、普通に営業しているようだ。4年ほど前の映画だが、映画撮影ロケの時は、貸し切ったのだろうか。国道に戻り、少し先にセコマがあったので、買い物した際、レジのおばさんに「ホテルローヤルという映画のロケがこの近くのホテルでありましたよね」と聞き、「ああ、そうですよ。安田顕とか松山ケンイチさんが来られていましたよ」という返事を期待していたが、「何それ。そんな映画、全然知らんわ」的な冷たい対応をされて、プチ凹む。気温は25度しかないが、湿度が高いらしく、蒸し暑い中、遠矢の町を過ぎると、国道は丘陵地帯に入り、結構アップダウンがある。
平坦な湿原内に自転車道があったらいいのに、と思いながら、進むと、釧路湿原を一望できる細岡展望台への入口があり、17年ほど前、家族で来たことを思い出す。
三日前、雨じゃなかったら泊まる予定だった「達古武(たっこぶ)キャンプ場」への入口も通過し、100mほどの峠を越えると、標茶(しべちゃ)町に入り、下ったところに塘路(とうろ)湖がある。13時にレイクサイド塘路で「塘路元村キャンプ場」の受付をして、フリーサイトへ。
芝生一面のサイトで、広い炊事棟や東屋、ベンチもある。ランチは六日前にも食べたセコマのカツ丼と北海道ポテト。ベンチの横にマイチェアを置き、湖の方を眺めながら飲むサッポロクラシックが旨い。
15時頃、駐車場にカヌーを積んだバンが停まり、ガイドとお客さんがカヌーを持ってサイトを横切り、湖畔の方へ向かっている。
すっかり忘れていたが、ここ塘路湖は釧路湿原を巡るカヌーツアーのメイン出発地点であり、17年前も、ゴール地点のJR細岡駅に車を置いて、ここから家族三人でカヌーに乗った気がする。湖畔まで付いて行って、乗船するところをパチリ。
ここから細岡まで約2時間のカヌーツーリングが楽しめて、料金は一人大体8千円ぐらいらしい。炊事棟の横にテントを張り、シャワーがないので1時間ほど昼寝してから夕エッセン。定番の麻婆豆腐を作って食べて20時に寝る。
【走行時間1:45 平均速度16.6km/h】
【本日の会計】¥2,504
【塘路元村キャンプ場評価:33点】
風呂シャワー、ランドリー、充電が不可なので、総合評価は低いが、利用料金は380円とお安く、炊事場やトイレは綺麗で、雨宿りできる炊事棟があり、アクセスもいいので、一泊だけなら快適なキャンプ場。管理人が近くのレストハウスにいるので、保冷剤も冷凍してくれそう。
●2022年7月12日(火) 65日目 曇り 南東風
【走行距離52km 獲得標高322m】
塘路→R391→標茶→弟子屈
今日は、更に北上して一年前にも泊まった弟子屈のキャンプ場まで基本上りが続く約50キロの旅だが、朝起きると外は雨…。幸い、荷物や自転車は炊事棟に置いているので、全く問題なし。完ソロで誰もいないので、調理台に荷物を広げても問題なし。
しかし、昨日は問題なかったのに、前輪の空気が抜けているのを発見!プチショック。
新品のチューブに替えてチェックすると、以前修理したパッチ部から空気が漏れている。もうこのチューブは古くて使えないので、スペア用にチューブをアマゾンで四日後に泊まる羅臼のホテルへ届く手配をする。
朝食は卵かけご飯に残り麻婆丼に納豆、プチトマト。炊事棟で食べていると、続々とカヌーツアーの人が集まってくる。
雨なのによくやるなあ、と思うが、多分、内地からのツアー客で、変更できないのだろう。
11時頃、やっと雨が上がったので、ネーチャーセンターの前でジャンプしてから、センター内を見学。
御存じのように釧路湿原は日本最大の湿原で、地図を見ると、屈斜路湖から流出する本流の釧路川に加え、阿寒湖辺りの山からの五つの川で形成されているのがよくわかる。ここ塘路湖は湿原の北東部に位置し、南から回り込んでくるアレキナイ川の下流にある。入って10分後に外へ出ると、晴れ間が出てきていい感じになってくる。
昨日は全く湿原に出会えなかったが、ひとつ丘を越えると、「シラルトロ沼」という湖沼が現れて、やっと釧路湿原を走っている気分になる。
沼を通過し、蒸し暑い中、汗をダラダラ流しながら、いくつかのアップダウンを越えて、何とか標茶(しべちゃ)の町に入り、ランチタイム。「あさひや」という蕎麦屋に入り、体が熱いので、冷やしたぬき蕎麦を注文。
東京駅鉄鋼ビルディング地下の蕎麦や「阿さま」の冷やしたぬきほどではないが、まずまずの味だ。地元のお客が頼んだチャーハン、天丼、カツ丼もボリュームがあって美味そうなので、今度来た時は、チャーハンかカツ丼にしよう。
超フォロー風の中、快調に、通称「摩周国道」を北上して、摩周湖と屈斜路湖の町弟子屈(てしかが)に着き、いつもの「ビオラの湯」で汗を流してから、いつものキャンプ場「RECAMP摩周」へ。
炊事棟の横に設営し、二日分の洗濯をしてから、夕エッセン。
卵三個使って、ニラブタ玉椎茸玉葱入りを作り、ちょっと暑いけどブヨが多いので、テントに入って食べるも、なかなか旨い。
そう云えば、昼間、ドキッとさせられる出来事が!。弟子屈の町に入るところで、キャンピング仕様だが軽装備の若そうなサイクリストに無言で突然抜かれたのだ。「こんにちは」とか「お先に」とか普通、抜く時は声を掛けるっしょ。マナーを知らないにーちゃんにプチカチン。阪神は巨人に0―4で完敗。初回に失点を繰り返すウイルカーソンはもう要らない、首だ。
【走行時間2:49 平均速度18.4km/h】
【本日の会計】¥2,842
【弟子屈RECAMP摩周キャンプ場評価:35点】
今回で三回目。ランドリーが100円とお安く、炊事棟が広いのはいいが、管理棟に冷凍庫がなく、ウオッシュなし、充電もしにくく、ブヨも多いので、イマイチのキャンプ場。でも、地理的に丁度いいところにあるので、多分また来るだろう。
●2022年7月13日(水) 66日目 晴れ 東風
【走行距離53km 獲得標高377m】
弟子屈→R2431→虹別→道道13→計根別→中標津
今日は、東方の中標津にあるキャンプ場まで約50キロの旅だが、東風なので、向かい風の旅になる。朝食は、卵納豆と少しだけ残ったニラ玉しかなく、チト寂しい…。
出発準備をしていると、神奈川から来たと云うおじさんカブライダーが話しかけてきて、「昔、自転車に乗っていたが、もうしんどくて断念した」とのことだが、年々進化する電動自転車にすればいいのに、と内心思う。
10時に管理棟とフリーサイトをバックに出発ジャンプするも失敗。弟子屈なのに「弟子屈駅」ではなく、何故か「摩周」と云う駅に寄り、お花畑と拡がる青空をバックにパチリ。
晴れ予報は十勝の豊頃以来九日ぶりだ。ここから東に向かう国道243号線、通称「パイロット国道」は、一年前、アブに襲われた道なので、アブ対策として、白のアームカバーと黒のレッグカバーを装着するも、なぜかアブは現れず…良かったような残念なような…。
朝から蒸し暑く、汗でベチョベチョになるも、手足はこのカバーをしている方が冷たく感じる。気化熱効果だろうか。
牧歌的風景で有名な多和平(たわだいら)辺りで、小鹿が目の前の道路を横切り、颯爽と牧草地を駆けていく。今度は、シャッターチャンスを逃さずパチリ。
この辺りの牧草地には、なぜか所々にポツンと木が立っている。開拓した当時に牛さんや人が涼む場所として敢えて伐採せずに残したか、鳥が落とした糞に木の実が混ざっていて、自然に生えて成長したか、だと思うが、適当な感覚で立っているので、前者若しくは、人が敢えて植えたのかもしれない。
標茶、中標津、別海、弟子屈の四つの町と繋がっている虹別(にじべつ)と云う道道13号線と国道243号線が交差する町に入り、この先、中標津(なかしべつ)までお店がないので、セブンイレブンで水分と栄養を補給するも、暑すぎて熱中症気味だ。
道道13号線を進むと、住民より牛の方が圧倒的に多いことで知られている別海(べつかい)町に入り、いきなり牛さんたちの飼料になる牧草ロールがいっぱい転がっている。
道の左手に、橋みたいな構造物が見えたので、寄ると、「旧陸軍計根別(けねべつ)第一飛行場1号有蓋掩体(ゆうがいえんたい)」とあり、自軍の飛行機をここに隠して敵機の攻撃から守る施設らしい。
終戦の3年前に作られたようだが、沖縄ならまだしも、北海道に必要だったのだろうか。そして、戦争遺跡として残しているとのことだが、そんな負の遺跡は残す必要ない気がする…。
「返せ!北方領土」の願いも、ロシアのウクライナ侵攻により可能性がほぼゼロになった今や、虚しい。
牧草ロールで作ったモニュメントがあり、「SD牛s」、「G」が「牛」になっている。意味不明だが、意図はわかる。
「クマ出没注意!」の警告板があり、令和4年6月24日の日付が。これはきっとこの日に出没したということだろうが、三週間ほど前のことなので、プチビビる。しかし、「クマが出るから注意しろ」と云われても、自転車ではどうしようもないが、この前買ったクマ撃退スプレーがあるので、少しは安心だ。出て欲しくはないけど…。
虹別から中標津まで約25キロを2時間ちょっとかけて走り、町中のホテルで温泉に入ってから、丘の上にある「桜が丘森林公園キャンプ場」へ。
管理棟は立派だが、フリーサイトは林間にあり、ジメジメしているので、管理人の許可を得て、炊事棟の横に設営させてもらうことに。
15時半、セコマで買った「さんま蒲焼重」と定番になった北海道ポテトで遅めのランチ。
熱中症一歩手前なのか、手の指が何度も攣るが、脚は大丈夫。手洗濯をして、BBQ棟に干すも、急に気温が下がり始め、空気が入れ替わったようで、洗濯物が気になる。久しぶりにポトフを作って18時から、夕食タイム。チト高かったけど、シャウエッセンのウインナーはやっぱりうまい。フリーサイトには数人のキャンパーがいて、バイクのにーちゃんは、昨日、根室の町中にある「明治公園」にテントを張ったとのこと。根室地方にキャンプ場がないので、いい情報だ。公共のバスで旅しているにーちゃんは、コロナで観光地間のバスが運休になっていて、不便だと愚痴っていたが、知らんがな、って感じ。昨日、弟子屈のキャンプ場で、ブヨに刺された四カ所が腫れて熱を持ち、痒い…。蚊はすぐに治るのに…。阪神は巨人に、西の好投と19安打の猛攻で、13―0の圧勝。しかし、テルを8回で交代させる矢野の采配は理解できない。ベテランじゃあるまいし、甘やかしてどうする!
【走行時間3:13 平均速度16.3km/h】
【本日の会計】¥3,339
【桜が丘森林公園キャンプ場評価:39点】
利用料金は220円とお安く、シャワーも5分で100円とリーズナブル、充電もし放題、保冷剤も多分OK、ランドリーはないが、乾かせる場所あり、虫もいなさそう。マイナス要素は、サイト面がじめじめしていて暗いのと、電波が1―3本で不安定なところ。まあでも、また泊まってもいいキャンプ場の部類。
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