<ウトロ~斜里~虹別>2022年春の自転車旅(その二十一)70-71日目
2022年春のチャリキャンプひとり旅(その二十一)
今回の旅レポは、知床半島を離れて斜里と云う町から摩周湖がある弟子屈まで輪行して、
虹別までの二日間です。
70日目は、ウトロのホテルを出て、雨に降られながら、斜里のキャンプ場へ。
71日目は、JRに乗って弟子屈駅まで輪行して、虹別のキャンプ場まで。
【その二十一の読みどころ】
① ウトロの知床観光船運航状況に…
② オシンコシンの滝の名の由来に…
③ エゾシカの牧場があるとは知らなかった!
④ 天まで続く道とジャガイモ畑
⑤ 大相撲で前代未聞の事件が!
⑥ スープカレーしかない食堂に憤慨!
⑦ 怪しげな食堂にプチビビるも…
⑧ アブ国道でアブ対策をするも…
⑨ 松任谷由実特集で投票一位の局は…
●2022年7月17日(日) 70日目 曇り一時雨 東風
【走行距離43km 獲得標高479m】
ウトロ→R334→斜里(しゃり)
羅臼の夕食は多すぎて閉口したが、昨夜の食事は、品数は多いものの、単体の量が少な目でリーズナブルなボリュームであり、特に、その場で衣を付けて揚げるフォンデュ風天ぷらが温かくて美味しい。
離れのコテージも綺麗で、温泉も家族露天風呂があり、コテージ風リゾートホテル「季風クラブ知床」はお薦めできるお宿である。
今日は、知床半島の西側をオホーツク海に沿って西進して斜里のキャンプ場まで約40キロの旅。風向きは東からなのでフォローなのはいいが、終日、雨の心配がある。6時に起きて朝風呂に入ってから、キャンプ用の納豆と卵を加えて、朝食タイム。
10時にチェックアウトするも、依然、雨が降りそうなので、ラウンジで無料のコーヒーを頂きながら、旅レポを執筆。レーダーに映る西にある雨雲は来そうでなかなか来ないので、結局、11時に出発することに決める。
出てすぐ「道の駅ウトロ・シリエトク」に寄ると、カラーマンホールを発見!
ヒグマやわしもいいけど知床半島の形描写が渋い。あの知床観光船の案内板があり、「本日の観光船は強風のため全便欠航」と書いてある。
沈没した小型クルーザー船はわかるが、大型船のオーロラ号まで欠航になっている。往復3時間で知床岬まで行くルートはあるものの、当面の間、運休なので、来年には復活して欲しいものだ。道の駅を出て30分ほどで、知床八景のひとつであると共に日本の滝百選の「オシンコシンの滝」に着く。
「オシン」と云う右側の水量の多い滝と「コシン」と云う左側のかわいい滝を合わせて「オシンコシン」だと、ずっと思っていたが、「オシンコシン」は「そこにエゾマツの群生するところ」を意味するアイヌ語、と書いてあり、プチびっくり。
真鯉という集落に、「知床エゾシカファーム」があり、柵の中に、たくさんのエゾシカが牧草の塊りに群がっている。牛や馬はよく見かけるが、エゾシカの牧場は初めてだ。増えすぎたエゾシカを捕獲し、ここで生育保管したのち、鹿肉を加工販売しているらしい。知らなかったが、鹿肉の鍋は、いのししのボタン鍋に対し、もみじ鍋と云うようで、花札のモミジ札には鹿が描かれているので、鹿と云えば紅葉なのだろうか。
斜里町に近づくと、「天まで続く道」の案内板があり、左を見ると、確かに真っすぐな道が天に向かって伸びているが、途中で終わっているので、イマイチ感あり…。
一面に白い花が咲くジャガイモ畑でも、道のようにピンク色の違う品種のジャガイモが直線状に植えられている。しかしこれでは、収穫の時に混ざってしまうので、困ると思うのだが…。暫し考えた結果、ピンクの品種を挟んだ両側が、見た目が全く同じなのに、異なる品種なので、その境界をわかりやすくするために、見た目が違う品種を少しだけ直線的に植えたのではないか、という結論に至る。千葉で無農薬野菜を作っている大学後輩のT氏が、「ジャガイモは白い花でも種類が一杯あり、見分けがつきにくい」と云っていたので、間違いない!。
国道より近道になる農道を選択して走っていると、前方左から雨雲が徐々に近づいてくるのが見えるも、雨宿りできそうなお店も公共の建物もないので、カッパを着て本降りの雨の中、ペダルをこぎ続けるしかない。国道を走っていれば、雨宿りできただろう、と思うと、何もない農道を選択したのは失敗…。そして、雨雲は30分ほどで去って行ったので、まずますプチ後悔。14時、斜里の町中でランチと夕食の買い出しをして、一年前も泊まった「斜里クリオネキャンプ場」へ。
予約しておいた6600円のログキャビンは、トイレ以外揃っていて、広くて快適な感じだ。
まずは最近評判のカレーメシとポテサラで、遅めのランチタイム。
食後は、徒歩で行ける最寄りの斜里温泉「湯元館」に200円で入り、植物性のモール泉を満喫して、夕エッセン。
M氏は得意のジャーマンポテトとペペロンチーノを、筆者も定番のラム煮込みを作る。余談になるが、大相撲の名古屋場所は八日目を迎え、NHKプラスで観ていたら、照ノ富士と若元春の取組で前代未聞の事件が起きる。若元春のまわしが外れそうなのを見て、立行司の式守伊之助が「待った」を掛けるも、止めるタイミングが悪く、待ったの声で力を抜いた若元春が照ノ富士に寄り切られてしまったのだ。普通は、力士が静止している状態で行司が両手で力士の背中を触りながら待ったをかけるのだが、両力士が完全に静止していないにもかかわらず、待ったを掛けたのが、ミスであった。結局、静止映像を見ながら、待ったを掛けた時の状態に戻して再開したが、横綱の方が有利だったらしく、若元春はあっさり負けてしまう。この立行司は、以前から、負けた力士を勝ちにしてしまう差し違えや取組中に土俵から転落する失態を何回もしており、未だに立行司で一番偉い木村庄之助に昇格できずにいるのに、留まっているのは、なぜだろうか、不思議で仕方がない…。阪神はガンケルとテルの活躍で、中日に3―1で何とか勝つ。
【走行時間2:37 平均速度16.4km/h】
【本日の会計】¥5,961
【斜里クリオネキャンプ場評価:47点】
ログキャビンではなく、1000円で泊まれる一人用キャビンで評価する。管理棟には、ランドリー、乾燥機、冷蔵庫、炊事場、ウオッシュトイレが完備され、充電もできる。徒歩五分の温泉もあり、平地にあるのでアクセスも全く問題なし。問題は一人用キャビンが人気あり過ぎて、週末の予約が取れないことぐらい。稚内のふれあい公園に並んで、また泊まってみたいお薦めのキャンプ場である。
●2022年7月18日(月) 71日目 晴れ 南東風
【走行距離33km 獲得標高258m】
斜里→中斜里駅→JR→摩周駅→R243→虹別
M氏は明日の便で中標津空港から神戸へ帰るため、今日は、まず輪行しやすい中斜里駅まで走り、JRで弟子屈の摩周駅まで輪行して、虹別のキャンプ場まで約30キロの旅。
おしっこで3時半に外へ出ると、まだ日の出前だが、広い青空とちょっとだけ雲を被った斜里岳と右上には楕円形のお月さんが見える。五日ぶりの青空が眩しくて清々しい。早起きは三文の徳と云うが、まだ早いのでまた寝る。7時に起き、いつもの朝食を済まして、9時半に斜里岳をバックに完璧なジャンプを決め、ここから近い斜里駅ではなく、ホームで自転車を分解できそうな無人の中斜里駅へ向かう。
向かい風の中、50分ほどで駅に着き、ホームに自転車を乗り入れて、分解開始。
20分ほどで輪行袋に詰め終わり、列車が来るまで30分ほどあるので、相談を受けていたO氏に電話し、アドバイスをするも、結局。列車が来るギリギリまでかかってしまう。横で聞いていたM氏は、同じことを何回も繰り返すやり取りに呆れていたが、一回では、なかなか理解してくれないのだから、仕方ないっしょ…ホンマ疲れるわ。
11時20分に乗車して丁度一時間で摩周駅に着き、組み立てて13時に出発。
温泉がないのに温泉が付く紛らわしい「道の駅摩周温泉」へ行き、目をつけていた隣接の「つじや食堂」へ入るも、メニューはスープカレーしかない、とのこと。食堂なのに、カレーのみなんて何なんだ、カレーだけなら「つじやカレー店」にしろ、と云いたかったが、人気があるのか、満席で待っている人もいる。高そうだし、スープカレーの気分じゃないので、弟子屈の町中へ戻り、「お食事処蝦夷」というラーメン屋に入ると、お客さんが一人座っているものの、何となく怪しい雰囲気が漂っているので、出ようかと思ったが、メニューを見ると、いろいろあるので、M氏はかつ丼、筆者は冷し中華を注文。
お母さんが一人でやっているので、30分ほどかかったが、具だくさんの冷やし中華が出てきて、ホッとする。
かつ丼もボリュームがあって美味そうである。五日前にも通った弟子屈―虹別間の国道243号線はアブ出没地帯なので、手と脚にカバーを装着して、チョコプラの「ティーティーティー」ポーズでM氏に撮ってもらうも、M氏曰く「黒色はアブが好む色だから効果ないで」と。
そんなバカな、と思ったが、五日前は出なかったアブが現れて、脚の辺りをブンブン旋回し始めて、脚を絶えず動かしているにもかかわらず、2ヶ所刺される…。白のアームカバーには全然寄って来ないので、M氏の云う通り、アブは黒がお好きのようだ。なので、後日、白のレッグカバーをネットで調べるも、なぜか黒ばかり。でも、何とか白のレッグカバーを見つけて購入する。これでアブ対策は完璧だ!。
16時、「虹別オートキャンプ場」に着き、3300円のバンガローもあるが、シャワー、トイレ、冷蔵庫付きの5―6名泊まれる11000円のコテージへ。
二人ではもったいないが、M氏との最終日なので、奮発する。シャワー、洗濯を済まし、夕食は、ランチと被ってしまったが、冷麺のようなラーメンサラダとカレー。
大相撲は、カド番大関の正代が1勝4敗から4連勝で勝ちを先行させたが、強いのか弱いのか、よくわからないので、見ていて面白い。少なくとも、張り手を多用する闘志むき出しの貴景勝よりは好感が持てる。今日は、海の日の祝日なので、NHKラジオが午後からずっと松任谷由実特集をやっていて、聴者が選ぶベスト30を発表している。筆者の一番好きな歌「埠頭を渡る風」は16位で、プチ残念。1位は荒井由実時代の「守ってあげたい」で、M氏の予想が当たる。一年前の松田聖子特集でも、M氏は一位の「制服」を当てており、プチ尊敬する。M氏との五日間の旅を振り返ると、天候不順が続く予報の中、降られたのは知床峠の登りと斜里手前の30分だけだったので、天候的にはまずまずだったが、個人的には期待していた知床五湖に満足できず、アブ対策も失敗するし、ちょっと残念なことが多かった感あり。
【走行時間2:14 平均速度14.9km/h】
【本日の会計】¥10,880
【虹別オートキャンプ場評価:37点】
全面芝生の広いフリーサイト料金は380円とお安く、シャワー、ランドリー、ウオッシュトイレなどインフラ面は揃っているものの、一番重要視している電波が圏外。M氏のAUは入るのに、ドコモは全く入らない。管理棟もあり、そこそこ、いいキャンプ場なのに、惜しい。
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