<岡山~福山~広島空港>2022年秋の自転車旅(その二)4-6日目
2022年秋のチャリキャンプひとり旅(その二)
今回は、岡山から広島空港の近くまで、キャンプをしながら、山の中をくねくねした3日間の旅レポです。
4日目は、岡山駅前を出て、暑い中、笠岡にあるキャンプ場へ
5日目は、途中、スーパー温泉でのんびりして、福山北部の山の中にあるキャンプ場へ
6日目は、尾道北部、三原北部を横断して、広島空港北側なのに山のてっぺんにあるキャンプ場まで
【その二の読みどころ】
① 4年前に集中豪雨で甚大な被害を受けた町を…
② 全線高架の必要が感じられない井原鉄道に…
③ M井氏にもらったブランドヘルメット
④ 何か出てきそうなキャンプ場だけど…
⑤ コットに問題が発生!
⑥ 自転車が通れない道に…
⑦ また何か出てきそうなフリーサイトに…
●2022年10月2日(日) 4日目 晴れ 北東風
【走行距離49km 獲得標高240m】
岡山→倉敷→R486→矢掛→笠岡
今日は、ひたすら西へ進み、広島県との県境に近い笠岡のキャンプ場まで約50キロの旅。
7時に起きて、いつもの東横ビュッフェ朝食を部屋で頂き、遅めの10時前に出発すると、いきなり派手なカラーマンホールがあり、地元のプロバスケットボールチームだろうか。
線路沿いの田舎道を適当に走っていると、水路に水車がいくつも並んでいて、道路を挟んだ田んぼに水を送る仕組みになっている。
あまり見たことがないので、暫し回転する水車を眺める。倉敷を過ぎ、国道486号線に入ると、「小田川付替え R5完成」と書いてある堤防らしきものがある。
何のこっちゃわからないので、調べると、4年前の集中豪雨で、高梁川の水位が上昇し、支流の小田川に逆流した結果、堤防が複数決壊して高梁川と小田川に挟まれた真備(まび)地区に甚大な被害が出たため、高梁川のもっと下流にバイパスする人口の川を作っていて、それが来年完成するようだ。当時の真備地区の水害は印象に残っていたので、なるほどね、とスッキリして、進むと、国道に沿って高架鉄道がずっと続いており、メチャ暑いので、日陰が嬉しいが、こんな田舎で高架にする必要はないと思うし、もったいない。
総社と福山方面を繋ぐ井原(いばら)鉄道と云うらしいが、政治家と建設業者の癒着が見え隠れする…。
矢掛(やかげ)の町中に入り、目星を付けていた「矢掛湯の華温泉」に入り、ランチでもしながら、のんびりしようと思ったが、受付のおじさんに「食堂も休憩室もない」と冷たく云われ、プチショック。
なので、諦めて、ローソンでハンバーグ弁当を買って、温泉横のベンチでランチタイム。
お弁当の上にある銀色のヘルメットは、サークルの後輩で、50代にして未だ現役バリバリのロードレーサーM井氏からもらった兜というブランド品だ。今回の秋旅に出る前、M井氏が日頃のトレーニングを兼ねて、大阪から六甲山を越えて拙宅まで、わざわざ持ってきてくれたのだ。鎖骨骨折パンク転倒事故の五年前から使っていた黄色のヘルメットは、だいぶ傷んでいたので、とても助かる。M井さん、ありがとう。
カブトガニの町、笠岡市に入り、市の北部にある「古代の丘スポーツ公園キャンプ場」へ。丘の下にあったローソンに入ると、何とサッポロクラシックがある!
内地では、なぜか、ローソンだけが、たまに置いているので、見つけると嬉しい。スポーツ公園の事務所で受付を済まし、坂の途中にある指定された炊事場横のサイトに設営。
スポーツ公園なのに、シャワーもないので、炊事場の水で洗髪して、濡れ手拭で体を拭き拭きして、夕エッセン。パリーグは、ソフトバンクがロッテにまさかの逆転負け、そしてオリックスが楽天に勝ち、奇跡の逆転優勝!中嶋監督になって2年連続で、ヤクルトの高津監督もそうだが、監督によってこんなにチームが変わるのか、と思う。三年前、阪神の監督に矢野がなった時は、期待したものだが…。
【走行時間2:47 平均速度17.6km/h】
【本日の会計】¥3,899
【古代の丘スポーツ公園キャンプ場評価:33点】
料金が2000円と高め、小高い丘にあるが眺めはなし、トイレがサイトからちょっと遠く、蚊もいるし、ランドリー、シャワーもなし。良い点は、充電と電波がOKで、管理人がいるので、保冷剤もいけるところか。事務所まで行くとウオッシュあり。
●2022年10月3日(月) 5日目 晴れ 東風
【走行距離44km 獲得標高362m】
笠岡→R313→福山
今日も、ひたすら西へ向かって、海側にはキャンプ場がないので、グーグルマップで何とか見つけた、福山市北部のキャンプできそうな公園まで約50キロの旅。
納豆を買うのを忘れたので、非常食のサバ缶水煮を開けて丼風にする。
10時に、今日も好天の中、出発ジャンプを決めて、井原鉄道沿いを進むと、井原駅に変なモニュメントがあるので、寄ると、「井原と那須与一」と書いてあり、あの源平屋島の戦いで見事、船上で揺れる扇を射抜いた那須与一が、ご褒美としてこの辺りを拝領したとのこと。
扇型の石に穴が空いていて、立つ位置によって、その穴の向こうにちょうど矢のように尖ったものが見える仕組みになっている。
その尖った物体は、駅舎の前にある三角錐の先端部で、なるほど、と感心して、少し行くと、
広島県福山市に入り、1時間ほどで、国道182号線と交差する。
右折すれば、神石高原で、銑鉄営業時代、K産業と毎年のように行った仙養ヶ原が懐かしい。
その交差点の近くに、目星を付けていた温泉「ぐらんの湯」があり、昨日の矢掛のしょぼい温泉とは真逆で、スーパー温泉風で嬉しい。ちょうど12時に800円を払って入り、温泉に浸かったあと、レストランで、700円のシーザーサラダを注文。
ボリュームたっぷりで満足感あり。食後はパソコンを開いて、メールをチェックし、14時に温泉を出て、裏道に入ると、「キャステム」という工場を発見。
ロストワックスという精密鋳造の会社で、神戸の銑鉄は取引がなかったが、会社名は聞いたことがある。
尾道市との市境に近い松永駅の北にある「本郷憩いの森」に着くと、案内板があり、奥の方に、キャンプ場があり、ホッとするも、行ってみると、ひっそりとした感じで、奥の方から何か出そうでプチ怖い。
炊事場がなく、トイレ横に蛇口があるだけで、しかも飲料不可と書いてある…。かろうじて東屋があるので、そこに荷物を広げて、その横に設営する。
夕食は、グリコのチンジャオロースにモヤシ、人参、玉葱、豚肉とカイワレ大根を載せる。18時からテントに入るも、暑いので、今回の新兵器「携帯ファン」を出す。
昨日も使ったが、前のしょぼいやつより風力が段違いに強いので、涼しくて快適だ。食事しながら、昔よく連れて行ってもらった千葉の紫CCで行われていた日本女子オープンで、勝みなみ選手が逆転優勝したのを観て、19時半に寝る。夕方、コットを組み立て中、ベッドの脚にあたるアームと云う部位の力が加わる黒の接続部に亀裂が発生しているのを発見してプチショック!。
二日前、テントに入る際、コットに荷重を掛けた時、「ピキッ!」と音がしたので、嫌な予感がしていたが…。
金色のポールに黒の接続部を差し込むのだが、ゴムが切れかかっていて、ちゃんと奥まで入っていなかったために、ねじれの応力が加わった時に、先端部が耐えきれなかったようだ。黒の部位の亀裂が拡がって四角いポールが回転するとアームが倒れてしまうが、そこまで拡がっていないので、今のところ、大きな問題はない。でも、亀裂が悪化するとやばいので、ヘリノックスの日本代理店であるモンベルに、後日、交換をお願いすることにする。
【走行時間2:53 平均速度15.3km/h】
【本日の会計】¥3,645
【福山憩いの森キャンプ場評価:25点】
無料なのはいいが、それだけに清掃や整備が全く行き届いていない。トイレなど五項目が最低評価で、電波状態はかろうじて1本。総合評価25点は歴代ワースト三位。もうここに来ることはないだろう。
●2022年10月4日(火) 6日目 晴れ曇り 南西風
【走行距離53km 獲得標高825m】
福山北部→尾道北部→三原北部→広島空港北
今日も、海側にキャンプ場がないので、内陸部を西へ進み、広島空港に近い標高400m地点にあるキャンプ場まで約50キロの旅。ルート的には、海岸沿いに進み、三原から川沿いに広島空港まで行くのが近くて上りも少なくて済むが、よく見ると広島空港からキャンプ場への道が自動車専用道路で、自転車は北側からしかアプローチできず、15キロも遠回りしなければならないので、距離的に短い内陸ルートにする。高低図のように、基本、上りが続き、獲得標高は800mを超えているので、ハードな一日になりそうだ。風向きもずっと続いていた東から西寄りの風に変わったので、風の味方もない…。
8時半に誰もいないキャンプ場を出て、東尾道まで下山したあと、国道184号線、通称「石見銀山街道」を北上。
途中、旧道を走っていると、それを示す道標があり、このままずっと北東へ向かうと、日本海側にある世界遺産の石見銀山に着くのだ。ここで採れた銀はこの街道を通って、瀬戸内海に運ばれて、豪族や豪商の手に渡ったのだろう。
「御調(みつぎ)」と云う町からは国道486号線を西へ進むが、この先、スーパーがないので、ここで買い出しを済まし、「やっさ踊りのふるさと」と書いてある三原市に入る。
川沿いに走っていると、川でよく見るシラサギがいて、撮ろうとすると、ちょうど飛んだので、シャッターを切ったら、絵のような写真になり、プチ満足。
やっさ踊りとは、足を二段で上げながら手も上げて笑いながら踊るものらしく、阿波踊りに似ている感じだ。
山陽自動車道の三原久井ICの近くにコンビニがあるので、そこでランチを買おうと思っていたが、向かい側に「青いリンゴ」という食堂があったので、そこに入り、早く出てきそうな日替わり定食を注文。
結果、唐揚げの他に4品の総菜が付き、冷うどんまであるので、プチ満足。脱水症状気味なので、麦茶を三杯も呑み、食後のサービスコーヒーもいつものホットじゃなく、滅多に頼まないアイスにする。お店を出てコンビニに寄ると、お母さんが寄って来て「お風呂に入れてあげたいけど頑張ってね」と云われる。有難いお言葉を頂いたけど、よほど汗でビショビショだったんだろう、と思うと、プチ恥ずかしい…。
久井(くい)町の標識を見ると「岩海と星の町」と書いてあり、火野正平さんがこころ旅でここに来たことを思い出す。岩海とは、大きな岩がごろごろしていて、水は全く見えないのに、岩に耳を当てると、水が流れる音が聞こえる不思議な現象が起きる場所を指し、ここ久井の岩海が日本最大規模らしい。行きたいけど、ルートから15キロも離れているので諦めて、今度行くことにする。
大和町から南に折れて、棲真寺(せいしんじ)公園内にあるキャンプ場「Nスタキャンプそらの庭」の看板のところを右に折れて、坂を上がると、「フライトロード」と云う自動車専用道が!。
この道が通れれば、楽だったのに、と恨めしく思うも、「自転車と125cc以下のバイク乗り入れ禁止」と書いてある。空港から北部の世羅町にある尾道自動車道に接続するための道で、いずれ高速道になるらしいので、致し方ない…。
ここから更に激坂を上り、15時、ほぼ山のてっぺんにあるキャンプ場に何とか到着。「そらの庭」なんてネーミングに嫌な予感がしていたが、自転車にとっては、案の定、最悪のロケーションで、キャンプ場のおねーさんも「車じゃないの?」と驚いていた…。しかし、管理棟の前には広い芝生サイトがあり、ここならいいなあと思っていたら、おねーさんに案内されたフリーサイトは、管理棟からダートを下った離れた場所にあり、奥から何か出てきそうな雰囲気が漂っているし、炊事場もメチャショボい。
なので、管理棟に戻って、おねーさんに、「あそこは怖いので、この辺りに設営させてください」と嘆願すると、オーナーに電話して、許可をもらってくれる。もちろん普通はだめだろうが、他にキャンパーがいないので、何かあったらまずいと思って、許してくれたのだろう。言ってみるもので、めでたく管理棟の真横に設営することができ、ホッとする。
雨が降りそうなので、固定型タープの下に荷物を広げていると、オーナーのおじさんが現れて、「夜に雨が降るから、このタープの下にテントを張ってもいいよ」とまで云ってくれて、その優しさに泣きそうになるも、床面が土なので、丁重にお断りする。
設営前に、清掃の行き届いたシャワールームで汗と埃まみれの体を洗い、18時から麻婆豆腐を食べて19時半に寝ると、20時から雷雨になる。21時頃、小降りになったが、目が覚めてしまったので、ウイスキーを飲み、22時半にまた寝る。今日もテント内は暑いので、ファンを回すも、電池切れで止まってしまい、プチショック。充電式なので、今後は、毎回充電しなければ。今日を振り返ると、距離は50キロで普通だが、800mを超えるアップで、しかも向かい風なので、6月上旬の天塩以来、実質37日振りに走行時間が4時間を超える厳しいランであったが、キャンプ場の人が親切で、心身ともに癒される。雨も、テントに入ってからだったので、全く問題なく、やっぱり憑いている。
【走行時間4:14 平均速度12.5km/h】
【本日の会計】¥4,664
【Nスタキャンプそらの庭キャンプ場評価:41点】
フリーサイトで2500円は高過ぎるが、8項目が4点か5点で、ニーズはほぼ満たしてくれるので、いいキャンプ場である。ただ、問題は、山頂にあるので、アクセスが大変だということ。
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