<天草上島~下島~長島>2022年秋の自転車旅(その七)21-23日目

2022年秋のチャリキャンプひとり旅(その七)

今回は、アップダウンの激しい天草上島、天草下島、長島を巡る3日間の旅レポです。

全国旅行割を利用すると、キャンプするより安く、ほぼタダになるので、不本意ながら、

ホテル泊が多くなっています。


21日目は、上島の南岸を進み、天草最大の町、本渡のホテルまで

22日目は、下島を南下して、ヨーロッパ風の温泉施設へ

23日目は、天草諸島最南端の町、牛深からフェリーで鹿児島県の長島へ渡りキャンプ場へ


【その七の読みどころ】

河童ロマン館でミカンをゲット!

昇降式歩道橋を通りたかったのに…

天草と云えば天主堂だけど…

ドラフト会議と云えど巨人に負けるのは…

必要不可欠とは到底思えない牛深ハイヤ大橋に…

伊勢海老は前に歩けないので…

坂の途中で、怖そうなにーちゃんから…

せこい長島温泉センター


●2022年10月19日(水) 21日目 晴れ 北風

【走行距離39km 獲得標高525m】

姫戸→R266→本渡

 

今日は、天草上島の南岸を西へ向かい、下島に渡って、天草A随一の町、本渡まで約40キロの旅。高低図を見ると、ギザギザのピークが七つほどあり、天草特有のハードなアップダウンが続く一日になるが、距離が短いので、何とかなるだろう。朝起きると、少し肌寒い。今年一番の冷え込みで気温は13℃。でも、このくらいの方が、走るにしても丁度いい。

キウイ、カイワレ、麻婆丼を食べて、今日も快晴の中、10時前に快適に過ごせたキャンプ場を出発して

少し行くと、「ヤマハ天草製造」の看板があり、工場内にはたくさんのクルーザー船が見える。

このような小型船舶のエンジンは自動車のアルミ製とは違って、昔ながらの鋳鉄製で、ヤンマーの松江工場でも、当社の銑鉄を使って二気筒のエンジンを作っていたのを思い出す。

キラキラ光る海を眺めながら、追い風を受けて快調に走るのも束の間で、坂道が始まる。でも、トンネル付きの新道ができていて、勾配は緩い。

しかし、それも束の間で、道幅の狭い昔の道になり、しんどい。車がほとんど通らないので、蛇行運転で凌ぐ。出発して2時間、「河童ロマン館」と云う日帰り温泉があり、寄ってみると、ヌルヌルの美人湯とあり、昨日、風呂シャワーをしていないので、入ることにする。ロビーのワゴンに、五個ほど入ったみかん袋が三つあり、150円と安いので、帰りに買おうと思い、ヌルヌル湯に浸かるも、帰りには全部なくなっていて、プチショック。諦めきれないので、ダメ元でフロントのおねーさんに、「みかんはもうないの」と聞くと、「ない」と云われたが、試食用に余っていた三個のミカンをくれる。云ってみるものである、プチ嬉し。

ここ栖本(すもと)町は河童の町らしく、風呂桶に入った親子の河童が可愛い。本渡の町がある下島へは、ループ橋の瀬戸大橋を渡らないといけないと思っていたら、その手前に、歩道が昇降する橋「瀬戸歩道橋」を発見!

しかし、行ってみると、入り口は閉鎖されており、昇降機の故障で11月末まで通行止めと書いてある。ついてない、と思いながら、ループ橋を上り、昇ったままの赤い歩道橋を恨めしそうに撮る。

13時半、ピンク色のお宿「ビジネス民宿パール」に着き、全国旅行割りのおかげで、破格の一泊二食付き4500円プラス3000円のクーポン券が付くので、二食分の費用を考えると、タダ同然である。

コンビニや食堂では使えないが、ドラッグストア「コスモス」で使えるので、ワンカップ五本、缶ビール4本、麻婆豆腐など料理の素を4個、歯磨き粉2本、そして、ランチ用のおでんの具セットで、やっと3000円を越えるも、余計なものは全くないので、プチ満足。

15時に部屋へ入り、おでんを食べながら、ビールとワンカップを呑んだら、眠くなり、お昼寝タイム。

そして、18時半から、ホテルの食堂で、丁度いいおかずの量で晩酌をしながら頂き、20時にまた寝る。MLBでは、リーグ優勝決定シリーズが行われ、パドレスのダルビッシュが投げるも、二つのソロホームランを浴びて、惜しくも0―2で負ける。

【走行時間2:31 平均速度15.3km/h】

【本日の会計】¥5,422(ホテル代¥4,500)


●2022年10月20日(木) 22日目 晴れ 北東風

【走行距離29km 獲得標高243m】

本渡→県道26→県道289→R266→河浦

 

今日は、距離的には下島を縦断して、フェリーで鹿児島県の長島に渡り、長島のキャンプ場まで行けなくはないが、日程に余裕があるので、30キロ先にある温泉施設に泊まることにする。

小粒だが、品数の多いおかずに、昨日の温泉で頂いたミカンとマイ卵の朝食をしっかり食べて、9時にホテルを出て、入江にあった天草の島々を巡る桟橋の前で出発ジャンプを決める。

内陸部を通る国道を避けて、海沿いの県道を南下していると、干潟に円錐状の小山がたくさん並んでいるが、どうやったら、こんな綺麗な円錐状の山になるのか、わからない。

ダンプカーの荷台から降ろすだけでは、尖った山にはならないので、摩訶不思議である。標高110mの立原峠にアプローチする前に、郵便局へ寄り、お金を下ろして、母と神戸に熊本名産「デコポン」のゼリーを送る手配をする。

母には6個入り¥2500、神戸には12個入り¥3800だ。

峠に差し掛かると、無人販売所があり、ピーマンが12個も入って100円なので、即決で購入。これで、明日のキャンプめしは青椒肉絲で決まり。

田舎道の立原峠を難なく越えて、河浦町に入り、30分ほどで、今日のお宿「愛夢里(あむり)」に着く。

ヨーロッパ風の立派な建物で、プチびっくり。普通なら一泊二食付きで¥9400だが、全国旅行割で40%オフなので、¥5640で泊まれて、その上、2000円のクーポンまでくれるので、プチ嬉し。クーポンは、のちほど、温泉の売店で、「合わせようかん」と「アカ巻」と云う地元銘菓を買う。時刻はまだ11時半なので、事前に確認しておいた温泉内レストランに入り、熊本県なのに、この辺りはちゃんぽんが名物らしいので、その天草ちゃんぽんを注文すると、具だくさんでプチ満足。

天草下島の西海岸は夕陽の名所が多いらしく、フォトコンテストの入賞作品がポスターになっている。

ここから10キロほど西へ行けば、その海岸線に出られるし、天草キリシタンが愛した有名な「崎津天主堂」と「大江天主堂」もある。丁度40年前、春の九州個人ランで、その西海岸を南下して、どちらも行ったことがあるが、とにかくえぐいアップダウンの連続だった記憶がある。地図を見ると、ここから7キロ先に崎津天主堂、更に5キロ先に大江天主堂があるが、敢えて行く気にはならないので、ランチ後は、温泉に浸かってのんびりする。しかし、フォトコンテスト最優秀賞のジャンプは完璧である。かなりの高さがあるので、きっと、柵の上からジャンプしたのだろうが、素晴らしいジャンプだ。

15時に部屋へ入ると、メチャ広くて、中型の冷蔵庫や台所まである。

夕食もそこそこ豪華で、刺身、ぶりかま、ホタテ、鶏から、そして茶わん蒸しまである。ワンカップと共に完食して、20時に部屋へ戻って寝る。本日、プロ野球のドラフト会議があり、智弁の浅野外野手を巡って、過去10年間一度も一番くじを引いていない宿敵巨人との一騎打ちとなったので、勝ったと思ったら、原監督に当たりを引かれて負ける…。円相場も、とうとう150円を突破し、物価高が懸念される…。

【走行時間1:45 平均速度16.6km/h】

【本日の会計】¥13,145(ホテル代¥5,640、ふるさとゆ―パック¥6,605含む)


●2022年10月21日(金) 23日目 晴れ 北東風

【走行距離33km 獲得標高302m】

河浦→R266→県道35→牛深→フェリー→藏之元→小浜海岸

今日は、天草下島南端の町、牛深まで走り、フェリーで鹿児島県の長島と云う島へ渡り、港から近いキャンプ場まで約30キロの旅。距離は短いが、アップダウンは相変わらず多そうだ。

納豆、目玉焼き、海苔の正統派朝食を頂き、9時に出発。

牛深港まで20キロ強を2時間弱で走り、港へ着くと、田舎には似合わない「牛深ハイヤ大橋」と云う立派な大きな橋が見える。

北から来るトラックが、港町をスルーして魚介類を加工する団地まで直接行けるように建設した橋らしいが、こんな田舎町でホンマに必要なのだろうか。地元国会議員と天草市と地元業者の癒着がちらつく…。

ハイヤとは、タクシーじゃなく、地元牛深のお祭り名で、マンホールにも描かれている。

出港まで2時間ほどあるので、お土産屋さんで、神戸へ送るお菓子や天草大王ラーメンを買って、昨日の分も合わせて、ゆ―パックで発送する。

その売店に、水槽があって、今が旬の伊勢エビがいっぱいいる!。100グラム1080円と書いてあり、高いんだか安いんだか、わからないが、面白いのは、伊勢エビが水槽の隅に尾っぽ側を向けてひと塊りになっている。海老さんたちは、この体勢がきっと安心するのだろう。

天草諸島周りを運航している三和商船のフェリー「第二天長丸」が12時過ぎに入港してきたので、見ると、船首に海賊の帽子を被ったクマモンがいる。やたらあちこちにいたクマモンも今日でお別れだ。自転車込みで、30分、780円のお得なフェリーに乗り込み、鹿児島県北西部に位置する長島へ渡ると、いきなりの激坂が!。ひいこら漕いでいると、白のワゴン車が真横に停まり、助手席の窓が開き、運転席に怖そうなにーちゃんが!何か怒られるのか、と思ったら、「頑張ってるねえ。にーちゃん、みかんでも食べて」と、ミカンを一個くれる。

見た目で判断してはいけないが、プチビビる。

坂を上り切ると、海岸線の方に、フェニックスが見えて、あの辺りがキャンプ場だろうと、下るも、海から少し入った場所に、目当ての「長島青少年旅行村」があり、無料なのはいいが、炊事場もトイレも汚い。

海側の公園に綺麗な公共トイレがあり、ベンチと芝生のスペースがあるので、そこに設営することにし、お弁当とビールのランチタイム。

キラキラ輝く海と漁船を眺めながら、ふと横を見ると、大きめのカマキリがこっちをじっと見ている。

微動だにしないので、ほっておいたら、そのうち、いなくなっていた。設営後、近くの坂の上にある「長島温泉センター」へ。

入浴料は350円とお安めだが、コインロッカーに100円入れるも、戻ってこないタイプで、100円損してしまい、プチショック。その上、休憩室も有料で200円払わないといけない。町営のようだが、せこ過ぎるわ。

温泉の向かいにある「道の駅長島」に寄ると、いろんな種類のサツマイモがある。紅はるか、紅さつま、紫いも、パープルスイートロード、安納芋など、どれも旨そうだが、こんなに一杯は要らないので諦める。

17時半、オレンジ色に輝く夕焼けを見ながら、1000円のクーポン券で買った、タケノコ、豚肉、そして無人販売所で手に入れたピーマンを6個投入して、青椒肉絲を作って、テント内へ。

暑いので、携帯ファンを回す。風はなく、波音が心地よい。虫が鳴く声もいい…

【走行時間2:13 平均速度14.7km/h】

【本日の会計】¥4,074(みやげ代¥2,056含む)

【長島小浜海水浴場評価:35点】

キャンプ場じゃないので、評価は難しいが、充電、保冷剤、ランドリー以外はほぼ満点。

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