<瀬底島~ヤンバル>2022年秋の自転車旅(その十一)36-37日目
2022年秋のチャリキャンプひとり旅(その十一)
今回は、会社同期のM氏と一緒に、沖縄本島北部を廻る二日間の旅です。
36日目は、瀬底島の宿から北上しながら古宇利島を一周して国頭村のお宿まで
37日目は、本島最北端の辺戸岬まで行ったあと、ヤンバル地区を廻って国頭村のお宿へ
【その十一の読みどころ】
① 路上に落ちていた100円玉を発見するも…
② お高いアップルバナナは…
③ 古宇利大橋は素晴らしいけど古宇利島の一周は…
④ M氏がパンク修理している合間にマンゴージュース
⑤ さんぴん茶とジャスミン茶の違いは…
⑥ ツールドオキナワの開催と被らなくて良かった…
⑦ 夕食を食べるのが遅くて食堂から追い出されるとは…
⑧ オクマプライベートビーチ&リゾートで買い物とちむどんどん館
⑨ フクギのトンネルに…
⑩ 路上にヤシガニの抜け殻が!
⑪ 辺戸岬のカメニツアと云うゴツゴツ岩が危ない!
⑫ 涅槃像の顔の形をした山は沖縄最大のパワースポットなのか…
⑬ 大石林山と云う観光スポットにがっかり!
⑭ ヤンバルクイナが棲むヤンバル地区に入るも…
⑮ イボイモリとリュウキュウヤマガメも…
●2022年11月3日(木) 36日目 晴れ 北東風
【走行距離57km 獲得標高457m】
瀬底島→古宇利島→R58→大宜味→国頭村
今日を入れて、秋の旅は残り六日となり、プチ寂しいが、その内、五日間はM氏と一緒の旅なので、楽しみだ。今日は、明日、沖縄本島北部にあるヤンバル地区を一周するために、その近くにある国頭(くにがみ)村のお宿まで約60キロの旅。
6時に起きて、M氏が目玉焼きを作り、筆者がコーヒーを淹れて、朝食タイム。
もすらのおねーちゃんにも入ってもらい、出発ジャンプをするも、なかなか決まらないので、普通のも撮る。
8時半、五日もお世話になった宿を出発して、瀬底大橋を渡ると、丁度、漁船だろうか、こっちに迫ってきて、その向こうには鹿児島行きのマルエーフェリー、岩壁には伊江島行きフェリーも見える。
本部の町中を走っていると、路上に落ちている百円玉を発見したので、戻って拾おうとするも、アスファルトにのめり込んでいて取れない…。
かなり変形もしているので、折角見つけたのに、プチ残念だけど、諦める。海岸線じゃなく半島の真ん中を横断する、沖縄そば屋が立ち並ぶ「本部そば街道」を走って、峠を越えたところに、「仲宗根青果」と云う果物屋があったので、寄ってみると、
大きめのパインが1個500円、シークワーサーやカーブチーと云うミカンもある中、目を引いたのが、ひと房1200円もするバナナである。
10センチほどの短いバナナが20本ほどあるので、1本当たり60円だが、普通の大きさの半分しかないので、グラム的には二倍ぐらいのお値段である。お店のにーちゃんに聞くと「アップルバナナは丁度今が旬でメチャ甘くておいしいよお」とのこと。
買う気は全くなかったけど、試食用に「どうぞ」と一本ずつくれたので、聞いてみるものである。普通のより、凄くねばっけがあり、確かに甘い。試食だけで買わないのは申し訳ないので、15個ほど入った150円のシークワーサーを買う。
屋我地(やがち)島に渡ると、一年前は素通りした「古宇利(こうり)大橋」が遠くに見えてくる。正平さんには絶対無理な橋だが、沖縄らしい海を渡る立派な橋である。橋の手前まで来ると、観光客がビーチで写真撮影をしている。
M氏はビーチへ下りていったが、筆者は砂で足が汚れるのが嫌だし、ビーチは遠くから眺める方が綺麗なので…。二キロもある橋を渡っていると、古宇利島側のビーチもサンゴ礁が広がっており綺麗だ。
一周6キロの古宇利島を時計回りに走っていると、M氏の前輪がパンクする。
パンクするような路面ではないが、前輪を外しチューブを出してチェックすると、バルブの根っこが裂けている!徐々にチューブがずれたのとゴムの劣化が原因だろう。
ちょうど道路の向かい側に、ピンク色の派手な怪しいお店があり、暇なので様子を見に行くと、犬にやたら吠えられ、お店にいたおっちゃんも怪しい雰囲気なので、戻ろうかと思ったが、暑いし、マンゴージュースがうまそうなので。500円のマンゴージュース氷なしを買って、大汗を搔きながら予備のチューブに交換しているM氏の所に戻る。
氷があると、徐々に薄くなるし、冷たすぎるので、筆者はいつも氷なしをお願いすることにしている。試したことはないけど、マクドなど半分以上が氷のドリンクで氷なしを頼んだら、どうなるのだろうか、とふと思う。古宇利島の外周コースは海のきわきわじゃなく、高台を走るので、期待していた綺麗な海はほとんど見えず、その代わりなのか、「古宇利オーシャンタワー」と云う海が望める白い巨塔があるも、入場料が1000円もするので、諦める。
古宇利大橋に戻り、渡っていると、さっきよりも綺麗な海が!
古宇利島自体はイマイチだったが、プチ満足して、屋我地島、奥武島を通って、海上国道の58号線へ。
一年前、この辺りは、軽石被害がひどかったところで、奥武島のこのビーチも軽石で埋め尽くされていたが、今は、元通りに綺麗な浜になっていて、喜ばしい。しかし、あの大量の軽石はどこへ行ったのだろうか、不思議である。
水がなくなったので、58号線に入ったところでコンビニに寄り、沖縄のお茶と云えば「さんぴん茶」。香りはジャスミン茶と同じだが、さんぴんは緑茶ベース、ジャスミン茶は烏龍茶ベースなのが異なる。58号線を東へ進み、14時、シークワーサーの生産量が日本一らしい大宜味村の「道の駅おおぎみ」に寄り、レストランで、塩豚そばとジューシーのセットを注文して、遅めのランチタイム。
「ちむどんどん」にも出ていたが、「ジューシー」とは沖縄風炊き込みご飯のことで、ジュースではない。
「ツール・ド・オキナワ」が来週末、ヤンバル地区を含む本島北部であるらしく、通行規制地図がある。名護をスタートし、本部、美ら海、今帰仁、大宜味、国頭から八の字に本島最北端の辺戸(へど)岬を廻って、東村、名護に戻ってくるコースだ。7時にスタートして12時頃帰ってくるような交通規制時刻なので、時速40キロとして200キロぐらいの距離だろう。明日走るヤンバル地区とほぼ重複しており、4時間も規制が続く区間もあるので、明日だったら困るところであったが…。
道の駅の床面にプレートがいくつか埋まっていて、その一つに、一年前に行った「ター滝」と云う公園で見かけた少年が描かれている。「ぶながや」と云う森の妖精で、今は大宜味村の森や川に棲んでいるらしい。そのター滝に、明後日行く予定なので、その森の妖精遅とやらを探してみよう。16時、今日から二日お世話になる国頭村のお宿「かりゆし荘」に着き、300mほど離れた別館で、シャワーと無料のランドリーを済ませて18時から本館の食堂で夕食。
ここは、学生の合宿をメインとした宿泊施設なので、アルコール類は置いていないが、持ち込みOKとの事なので、持参のビールと日本酒をチビリチビリ呑みながら、おかずをつまんでいると、19時半頃、食堂で呑んでいた管理人のおじさんから「ぼちぼち片付けるので出て行ってくれ」と云われ、プチびっくり…。すぐに食べ終わる学生さんの感覚だからか、1時間半以上も居座るとは思っていなかったのだろう。仕方ないので、残っているおかずを、マイカップに移していると、申し訳ないと思ってくれたのか、そのおじさんが飲んでいた琉球泡盛を瓶ごとくれる。
部屋に戻り、残りのおかずを肴に、臭さが消えて一段と美味くなったシークワーサー搾り日本酒を頂く。
今日を振り返ると、予報では怪しい天気で雨も覚悟していたが、曇りどころか腫れとなり、北東からの向かい風も弱く、天候的に恵まれた日で、アップルバナナや泡盛をくれるラッキーな事もあったものの、M氏はパンク、筆者は宿でクレジットカードが使えないハプニングがあり、浮き沈みの激しい一日であった。
【走行時間3:43 平均速度15.2km/h】
【本日の会計】¥7,311(宿代¥5,676含む)
●2022年11月4日(金) 36日目 晴れ 北東風
【走行距離70km 獲得標高1081m】
国頭村→オクマ→R58→辺戸岬→奥→県道70→県道2→与那→R58→国頭村
今日は、西海岸沿いに北上して沖縄県最北端の辺戸(へど)岬まで行き、そこから時計回りに、ヤンバルクイナが棲むヤンバル地区を巡り、宿に戻ってくる約70キロの旅。昨夜、M氏が、「朝、天気が良かったら海岸へ朝陽を見に行こう」と云っていたが、よく考えると、西側なので、海から朝陽は昇ってこない…だいぶやばいかも。
7時に本館で朝食を食べて、曇り空の中、8時半に出発するも、M氏は体調がイマイチなのか、ジャンプせず…。まず、昨日宿でもらったクーポン券が4000円分あるので、すぐ近くのリゾート地「オクマプライベートビーチ&リゾート」へ。途中、お弁当屋さんがあったので、ランチ用に、270円という安さで、ジューシーお握りと玉子スパムサンドを買う。
リゾートホテルの売店に着き、福岡でお世話になったK産業のU美氏宅へ「ブルーシールアイス12個セット」を送ると、M氏も、この前の筆者と同じように、自宅へ36個セットを送っている。冷凍庫へ入るかどうか奥様にLINEしたが、返事がないので、見切り発車したようだ。
ホテルの敷地内に「ちむどんどん館」があったので、ワクワクしながら入るも、大したものがなく、ヤンバル地区にある実際の家屋で撮影したと信じていた比嘉家の家屋は、実はスタジオのセットであることがわかり、プチショック。その上、M氏が調べてくれた情報では、何回も出て来た綺麗な海岸シーンや、シークワーサーの実をジャンプして採ろうとした崖の上のシーンなど、ほとんどのロケ地は、ヤンバル地区じゃないらしく、ヤンバルでロケ地を巡るミッションは果かなく消える…。しかし、謝敷(しゃしき)という集落で旧道を走っていると、「ちむどんどん」に出ていた「フクギのトンネル」を発見!
二人で撮り合ってプチ満足する。
ガードレールの代わりだろうか、不定形の石を綺麗に張り付けた塀が続く道があり、工事業者は手間だったろうなあ、と思う。
橋の上に見たことのない工事車両が停まっており、通り過ぎてから振り返ると、車両から突き出たアームから下の方に人が乗っており、どうも橋脚の下部を点検しているようだ。
こんな車両が存在するとは知らなかったので、ひとつ賢くなる。辺戸岬に近づくと、岬の先端から右にせり上がっている山が見えてくる。
あとで知るが、この形が観音さんの涅槃(ねはん)顔に見えるらしく、沖縄県最大のパワースポットとのこと。
この辺戸岬へ行くには、トンネルを通る新道と旧道があり、車の来ない旧道を走りたかったが、今月末まで工事中なので、やむなくトンネルへ。ずっと上りの怖いトンネルを抜けると、道端に何かの殻が落ちている。
手のひら大の大きさで、胴体とお尻とハサミがバラバラになっているが、中身がない。もしかしてヤシガニの抜け殻かもしれない。持って帰りたかったが、割れてしまいそうなので諦める。
11時半、本島最北端の辺戸岬に着き、岬の先端まで歩いて行くも、雨水で浸食されたと思われる岩か、ゴツゴツと尖っていて、メチャ歩きにくく、こけたら怪我しそうだ。
ビジターセンターに戻ると、同じような岩のサンプルが展示してあり、やはり、雨水で溶けると、このようにゴツゴツした岩「カメニツア」になるそうだ。
さっき紹介したように、岬から延びる山の形が涅槃像に似ているパネルがあり、そう云われれば、そんな気もするが…。
ヤンバルクイナの出没注意パネルがあるので、受付のおじさんに「野生のヤンバルクイナに会えますかね」と聞くと、「夜行性じゃないから、この先の県道70号線に出る可能性はあるが、滅多に見ることはできない」と云われ、プチがっかり。国道58号線に戻ると、「大石林山」という名勝地の案内板があったので、行ってみると、駐車場に車がいっぱいあり、大石林山へ行くには、ここからシャトルバスに乗らないといけないようだ。1200円も取られるので、悩んだが、きつい坂を頑張って上ってきたので、バスに乗ることにする。
行ってみてわかったが、20年前、ある民間人若しくは会社が金儲けをするために、ここの石山を開発する権利を買って、開発した観光地で、30分~60分ほどで、パワースポット的な奇岩奇勝をハイキングっぽく見て廻るのが、ここの売りらしい。見て廻る前に、食堂の外のベンチに座って、朝買ったサンドイッチを食べていると、案の定、若いスタッフに、「持ち込みは困るので、目立たないように、食堂の奥へ行って」と云われ、プチカチンと来るも、素直に従って、こそっとランチタイム。
食後、無理やり名前を付けたショボい奇岩群を見て廻りながら、山の上まで行ってみると、見晴らしのいいところに出て、22キロも先なのに、水平線上に平たい与論島がはっきりと望める。
手前の岬は、さっきまでいた辺戸岬だ。岩はつまらなかったが、この眺望にプチ満足して、山を下り、
バスに乗って、ビジターセンターに戻り、13時半過ぎ、ヤンバル地区へ向かう。国道58号線は「奥」という集落までで、ここから奄美大島までは海上国道になっている。
奥集落には、「ちむどんどん」でも頻繁に出てきた共同売店の発祥となる売店があり、この先、お店も何もなさそうなので、ドリンク購入とトイレを済ます。辺戸岬からここまでも、アップダウンがいくつかあったが、ここからの県道70号線の方が、険しい道のりだろうが、軽装備なので、気分は楽だ。
30分ほど走ると、早速、「ヤンバルクイナ横断注意」の看板が立っている。こんな風に親子で出てきたら最高だなあ、と思いながら、更に進むと、ヤンバルクイナが出やすい重点区間の看板がある。
今年は21件の死亡事故があり、その内1件がこの先4キロ弱の区間であったらしい。ヤンバル街道、県道70号線の20キロを90分で走り切り、ここからは山を越えて西側の海岸に戻るのだが、結局、ヤンバルクイナは現れず…プチ残念。
山越えの県道2号線に入ると、生きた化石と云われる「イボイモリ」や、山に棲む「リュウキュウヤマガメ」の横断注意看板に替わり、これらが現れるのを期待するも、全く出会わず…。標高350mの峠を軽く越えて、国道58号線に戻り、17時半前、かりゆし荘別館に無事戻る。シャワーを浴びてから、18時、マイコッヘルを持って本館の食堂へ移動して、夕食タイム。
サラダ、照り焼きチキンなど四品に加え、サーダーアンダギーもあり、ボリュームたっぷり。昨日で学習したので、19時過ぎ、コッヘルに食べ切れなかったおかずを入れて、部屋へ持ち帰り、21時頃までかけて、ゆっくり飲み食いする。今日を振り返ると、走行距離は長めの70キロ、獲得標高は7月の知床峠以来の1000mを越えたが、サイドバックなしのフロントバッグだけなので、快調に完走できる。しかし、期待していたヤンバルクイナには会えず仕舞いで、「ちむどんどん」のロケ地もなく。1200円も払った「大石林山」も外れだったが、念願だった自然豊かな沖縄北部をやっと一周でき、プチ満足。
【走行時間3:43 平均速度15.2km/h】
【本日の会計】¥7,311(宿代¥5,676含む)
【おまけ写真集】
① リュウキュウヤマガメの親子象
② 辺戸岬から平たい与論島を望む
③ 辺戸岬で見つけた葉っぱがつやつやのお花
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