<名護~渡嘉敷島~那覇>2022年秋の自転車旅(その十二)38-41日目
2022年秋のチャリキャンプひとり旅(その十二)
今回は、国頭村から名護まで走り、バス輪行で那覇まで移動して、渡嘉敷島へ渡り、
那覇へ戻ってくる四日間の旅で、これで2023年秋の旅レポは完成です。
38日目は、国頭村の宿から名護まで走り、高速バスに乗って那覇のホテルまで
39日目は、那覇の港からフェリーで渡嘉敷島へ渡り、ウミガメの棲むビーチへ
40日目は、ビーチのホテルでのんびりして、那覇へ戻り、空港経由ホテルまで
41日目は、那覇空港まで走り、JAL便で伊丹空港経由自宅へ
【その十二の読みどころ】
① 朝食会場へ移動中、路上にハブが!
② 宿の庭でシークワーサー摘み♪
③ 歩道と海岸の境にあるポールは?
④ ター滝で出会った米国女性にM氏が英語で質問攻め…
⑤ 那覇の居酒屋でクーポン券…
⑥ 渡嘉志久ビーチでM氏がはしゃぐ
⑦ スマホの防水ケースを買ったのに…
⑧ 気持ち悪い木はアダン!
⑨ M氏の出発ジャンプが面白いわ
⑩ パイン畑でおじさんが…
⑪ 親子ヤギに出会うも…
⑫ 折角ブルーリストバンドをもらったのに…
⑬ 自衛隊のオスプレイを見張る記者に…
⑭ 重量オーバーで手荷物にしたバッグが手荷物検査で…
●2022年11月5日(土) 38日目 晴れ曇り 北風
【走行距離35km 獲得標高187m】
国頭村→R58→ター滝→名護→バス→那覇
今日は、名護まで戻り、高速船で那覇まで移動する予定だったが、高速船が海上の時化予想により昨日欠航が決まったので、名護から那覇まで高速バスで輪行する旅になる。船なら1000円なのに、バスは2140円も…。朝食のため本館まで歩いていると、車道に蛇!プチ驚くも全く動かないので、どうも絶命しているようだ。
写真を撮り、宿のおじさんに見せると、ハブとのこと。ヤンバルクイナやイボイモリに会えなかった代わりに「ハブか」と思ったが、車道のままでは、また車に轢かれてしまうので、棒で路側の方へ動かしてあげる…合掌。
出発前、宿のおじさんが、庭に実っているシークワーサーを採ってくれて、「何個でも」と云ってくれたので、それぞれ10個ほど頂く。食堂を追い出された時は「なんて宿だ!」と思ったが、結果的には、なかなかいい宿であった。
昨日も道端で見かけたが、パパイヤも実っていて、パパイヤと云えば、中原めいこの「君たち♪キウイ・パパイヤ・マンゴーだね♪」を唄いたくなる…。9時半に宿を出発して、大宜味村に入るところで、巨大なヤンバルクイナに会う。
「またんめんそーれ」関西風に訳すと「またいらっしゃーい」である。
この辺りで、よく見かけるのが、海側の歩道にある、このポール。海岸侵入禁止かと思ったら、逆で、ウミガメが道路まで来ないようにガードするポールらしい。
M氏がまた行きたいと云うので、一年前にも来た沢登り冒険型公園「ター滝」へ行くと、案内板にあの森の妖精「ぶながや」がいる。
昨年の秋に、ここで若い女性が鉄砲水に巻き込まれて死亡する悲しい事故が発生し、一時閉鎖されていたが、今はオープンしている。
対策として、ライフジャケットと川用の滑らないシューズの装備を推奨しており、駐車場の売店で、各々500円でレンタルできるが、雨が降る天候ではないし、水の量も少ないので、我々は何も借りず、滝の入口まで自転車で移動して、片道30分の沢登りを開始する。
前回もそうだったが、ここへ来る人は、ほとんどが在日米国人で、日本の観光客はなぜか少ない。途中、外人女性がひとりで歩いていて、初めてそうなので、濡れない歩きやすいルートを教えてあげながら、一緒に滝まで行き、三人で記念写真を撮り合い、LINE交換する。
M氏が英語で聞くところによると、米国人の彼女は、名護の中学で英語の教師をしていて、結婚はしていないものの、彼氏と同棲しているらしい。そしてM氏は、また滝壺に入り、ビショビショになるも楽しそうである。
12時にター滝公園を出て1時間で名護の町に着き、高速バスが停まるバス停で自転車を分解、
袋詰めしてから、近くの蕎麦屋「薫風」へ入り、筆者は「三枚肉そば」、M氏は「ソーキそば」を注文。
ビールを頼むも、お店に置いてなく、プチがっかりだが、そばはスープが美味くて正解。14時半発のバスに乗り、16時に那覇の中心地で下りて、組み立て後、去年も泊まった一泊3000円の沖縄サンプラザホテルへ。
ロビーに天気予報ボードがあり、明日も晴れで気温もちょうどいい感じ。週間予報では、イマイチの天気だったが、結果的にはM氏が沖縄入りしてから、基本ずっと晴れている。超晴れ男が二人揃えば、低気圧も避けていってくれる。
5000円分のクーポン券があるので、夕食はクーポン券の使えるお店を探して、「沖縄料理ちぬまん」に入り、アボカドロール、塩焼きそば、ゴーヤチャンプル―、モズク天、魚天などを、泡盛「久米仙」と共に頂く。
アボカドは硬くて外れだったが、モズク天は初めて旨いと感じる。沖縄料理のお店には日本酒がないので、泡盛にするが、さんぴん茶割りはOK。
ふたりで9000円ちょっと飲み食いしたが、クーポン券があるので、一人当たり2000円ちょっとで済む。クーポンさまさまである。
【走行時間1:56 平均速度18.3km/h】
【本日の会計】¥8,441(宿代¥3,000、バス代¥2,140、呑み代¥2,150含む)
●2022年11月6日(日) 39日目 曇り晴れ 北東風
【走行距離5km 獲得標高124m】
那覇→フェリー→渡嘉敷島→渡嘉志久ビーチ
今日は、M氏が「また行きたい」と云う渡嘉敷島へ渡り、一年前、ウミガメが泳いでいた渡嘉志久ビーチまで走り、ホテルでのんびりする旅。
ビュッフェ方式の朝食を目一杯食べて、8時半にホテルの水を持って部屋を出るが、
意味不明の沖縄ことばが!「とうるるんてん」とか「水を飲んでぬちぐすいしなさいね~」。とか…どういう意味だろうか、気になるも聞けず。明日那覇に戻ってくるので、ここに泊まってキャンプ用品が入ったサイドバッグを預けたかったのだが、まさかの満室。チェックアウト時、満室の理由を聞くと、修学旅行の団体客が入っているとのことで、納得。
8時半にホテルを出て、明日泊まる東横インにサイドバッグを2個預けて、泊港へ。チケット売り場に渡嘉敷島のポスターがあり、人気の高い阿波連ビーチが写っている。
昨年、このビーチにも行ったが、人が多いので、今回は、比較的マイナーな渡嘉志久ビーチだけにする。去年もそうだったが、まだ時間がたっぷりあるのに、船員にせかされるように乗船すると、ちょっと小さめだが可愛い塗装をしたフェリーが停泊している。
慶良間列島より少し遠い粟国(あぐに)島へ行くフェリーだ。小さい島だが、鍾乳洞があるので、一度行ってみたいものだ。
11時半に島へ着き、ランチ弁当を買ってから、標高100mの激坂を越えると、眼下に渡嘉志久ビーチが見える。
12時、今日の宿「トカシクマリンビレッジ」に着き、チェックインすると、もう部屋に通してくれて、明日も14時半まで居られるとのこと。
さすがリゾート系ホテルである。料金は二食付きで11000円だが、4割引きで6600円プラス3000円のクーポンが付くので、実質3600円。二食分のコストを考えると、タダ同然だ。
一年前と同じ展望台へ移動して、ランチタイム。食後、M氏はシュノーケルセットをレンタルして、ビーチへ、筆者は部屋で男子プロゴルフのABCチャンピオンシップトーナメントを観ながら旅レポの作成作業。
ベランダからビーチを見ると、ウエットスーツを着た人たちがいる以外はM氏だけ。
やっぱり阿波連よりこっちの方が静かでいい。1時間ほど泳いで戻って来たM氏にウミガメの事を聞くと、三匹もいて、子ガメにも会えた、とのことで、メチャ喜んでいる。フロントで聞くと、全部アオウミガメで、子ガメは最近、どこからか来て棲みついたらしい。一方、阿波連ビーチにいるカメはアカウミガメだが、滅多に姿を見せないとのこと。海亀と遊ぶのなら、渡嘉志久ビーチへどうぞ。
18時からレストラン横のバルコニーで、夕食を頂くが、ゴーヤ以外は、愛媛、鹿児島、熊本の食材で「なんでやねん」と思ったが、おかずの量は適量で、お味もまあまあである。
【走行時間0:33 平均速度9.5km/h】
【本日の会計】¥11,780(宿代¥6,600、フェリー代¥3,970含む)
●2022年11月7日(月) 40日目 曇り晴れ 北東風
【走行距離35km 獲得標高187m】
渡嘉志久ビーチ→渡嘉敷港→フェリー→泊港→那覇空港→ホテル
遅めの7時半に起きて8時から朝食。
フェリーは15時半なので、十分過ぎるほど時間はある。M氏は、海亀の写真を撮るべく、売店でスマホの防水ケースを2200円で買って、勇んでビーチへ、
筆者は部屋で地味に旅レポ執筆活動。青空が出て来たビーチを見ると、今はやりのSAPをする人たちが浮かんでいる。入江で波がほとんどないから、気持ちよさそうだ。右の岩場の方を見ると、M氏がスマホの防水ケースを見ている。海亀はちゃんと撮れたのだろうか。
1時間ほどで部屋に戻って来たM氏のスマホを見ると、ピンボケばっかりで、まともな写真は一枚もない…。
海亀には出会えなかったらしいので、まあいいけど、サンゴとそこに棲むお魚の写真ぐらい、旅レポに載せたかったので、プチ残念。防水ケースも操作できなければ、意味がない。ホテルの中庭に奄美で見た、根っこがいくつもに分かれて突き刺さっている「気持ち悪い木」がある。
調べると、これがあの「アダンの木」らしい。突き刺さっている根は「支柱根」と云って、強風でも倒木しないように、支える役目を担っている。またひとつ賢くなる。ランチはホテルのレストランで、二日前の名護同様、沖縄そばを注文して、缶ビールと共に。
ホテルから港まで送迎バスがあるものの、分解するのが面倒なので、激坂を越えて行くことにして、14時過ぎ、ビーチ前で出発ジャンプ。
二回目で成功するも、一回目もM氏のポーズが面白いショットとなる。
M氏は一回目が失敗したからか、二回目はジャンプせず…。
きつい坂を越えて、下ったところにパイナップル畑があり、ちょうどおじさんがいたので、「もう収穫は終わりですかあ」と聞くと、「まだあるよ~」と、生っている実を茎から折って2個分けてくれる。
収穫末期なので、甘さより酸味が強いとのことだが、もらえるのなら何でもいい。
民家の隣のスペースに「メエーメエー」と鳴く放牧されているやぎさんが三頭いて、親子のようだ。母さんヤギの方はお腹が少し大きい。ゲートの前で立ち止まって見ていると、父さんヤギと子ヤギの二頭が近づいてきて、10センチ四方の網から頭だけ出して、餌をおねだりしてくる。
しかも、父さんやぎは、角があるのに、器用に網をすり抜けてこっちを見ている。でも、餌をあげると、持ち主に怒られるかもしれないので、後ろ髪を引かれる思いで、その場を離れるも、父さんヤギは無事に網から抜け出せたのだろうか、角が邪魔をしてずっとあのままの状態でいる羽目にならないだろうか、とメチャ気になる。後から思えば、フェリー乗船までまだ時間があったので、戻って確認すれば良かった、とプチ後悔する。
17時前、那覇の泊港に無事戻り、空港へ行く前に、「防疫型観光気運醸成プロジェクト=オキナワブルーパワー」として、もらった「ブルーリストバンド」でサービスを受けられるお店へ寄る。
そのお店は、シークワーサージュースを一杯サービスしてくれるのだが、行くと、海ブドウのお店に替わっていて、飲めず…。結局、ブルーパワーの恩恵を一度も受けることなく、ブループロジェクトは終わる…。18時前に空港へ着き、暗くなる前に、M氏とお別れ写真を撮って、市街地の東横インへ。
預けていたバッグを受け取り、シャワーとランドリーを済ませて、「おばー自慢の島豆腐」を使ったマーボー豆腐を作って食べて21時に寝る。
M氏との六日間の旅を振り返ると、予報に反して天候に恵まれ、今回の最大ミッションであるヤンバル地区を無事に完走できたし、M氏リクエストのター滝と渡嘉敷島も満喫できたし、地元の方々にアップルバナナ、シークワーサー、ミカン、パイナップルに加えて泡盛まで分けてもらえたし、全国旅行割をフルに活用できたし、全般的には良かったが、ヤンバルクイナに会えなかったこと、渡嘉志久ビーチで前回出会ったキッチンカーのおねーちゃんに再会できなかったことが、プチ残念であった。
【走行時間1:56 平均速度18.3km/h】
【本日の会計】¥7,356(宿代¥4,140含む)
●2022年11月8日(火) 41日目 うす曇り 北東風
【走行距離7km 獲得標高18m】
那覇市内→那覇空港→飛行機→大阪空港→車→神戸北町
7時に起きて、ロビーの朝食会場へ行くと、おかずがいつもより豪華で、沖縄もずくや玉子スパムサンドもあり、嬉しい。
全品がっつり食べて、9時に出発。
クーポン券が3000円分あるので、昨日行った「市場通り」に寄り、沖縄らしいお土産を探し、「ムーチー」と云う縁起物で笹の葉っぱを巻いたお餅っぽいお菓子、
沖縄ぜんざい、サーダーアンダギーなどを買い、空港へ。途中、自衛隊の敷地があり、オスプレイが数機停まっていて、ネットの外には、女の人が脚立に座っている。
昨日も歩道に何人もいて、聞くと、NHKの記者で、前日着陸した自衛隊のオスプレイを見張っているとのこと。飛ぶところを撮影したいらしいが、昨日は飛ばなかったようで、今朝も、同じねーちゃんが見張っている。記者やカメラマンは大変だなあ、と思いながら、空港へ。自転車を袋に入れて、JALのカウンターでバッグ4個と共に預けるも、40キロの上限に対し、46キロもあったので、サイドバッグ1個を手荷物にする。
売店へ行くと、パイナップルが並んでいて、石垣島産のスナックパインが3500円、同じく小さめのピーチパインが1300円、沖縄産の普通のパインでも1200円する。タダでくれた渡嘉敷島のパイン畑おじさんを思い出し、手を合わせて感謝する。手荷物検査場へ行くと、サイドバッグにナイフとフォークが入っていて、アウト。フロントバッグのハサミも引っ掛かったので、カウンターに戻って三つとも預ける。そもそも、エッセン道具が入っているバッグを手荷物にしたのが失敗…。そのせいで、JALラウンジでのんびりする時間がほとんどなくなってしまったが、生ビール一杯だけ一気飲みしてから搭乗ゲートへ。
機体は最新式のB787何とからしく、全席に液晶画面が付いていて、シミュレーターみたいに前方のナマ映像も見られる。14時過ぎ、伊丹空港に着陸し、迎えに来てくれた嫁さんと一緒に、車で神戸北町の自宅へ、41日振りに無事帰還する。今回の旅では、岡山、広島、宮島、岩国、国東半島、博多、天草、奄美大島、与論島、そして沖縄本島北部をトラブルなく巡ることができた。走行実績としては、距離が1433キロメートル、獲得標高が14791mで、平均時速は15キロであった。そして、来年の秋は、壱岐、対馬、五島を廻り、今回行けなかった種子島、そして、沖縄の宮古島、石垣島、西表島、できれば与那国島まで行ってみたいものだが、全部は多分無理なので、この半分ぐらいに行きたいものである。
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