<美東~石船~岩国>2023年春の自転車旅(その四)8-11日目

 2023年春のチャリキャンプひとり旅(その四)

今回の旅レポは、秋吉台に近い美東の町から錦帯橋の岩国経由広島、そして、

神戸へ戻る四日間です。


8日目は、美東の宿から山口市内を通って東にある温泉まで

9日目は、雨の中、石船温泉から岩国のお宿へ

10日目も雨なので、輪行して広島のホテルへ

11日目は、新幹線で新神戸経由自宅へ


【その四の読みどころ】

湯田温泉駅に石川佳純ちゃんが!

青い蝶々とミツバチとカジカガエルに…

ライオンに見えないライオン岩

土砂降りの中みんなは頑張って走るも…

日本一の自販機コーナーは手動式???

岩国は錦帯橋だけじゃなく名物がいっぱい

ちらし押し寿司とレンコンと大平

築70年のお宿はお化け屋敷…

二人だけ蚊にいっぱい刺されるのはなぜ???

錦帯橋の歴史は老朽化と洪水との闘いであった

村重酒造の大杉玉は一見の価値あり!

酒米は削れば削るほど香り高いフルーティなお酒になるのだが…

岩国駅から広島駅まで輪行するつもりだったけど…

クロネコヤマトのハイテク台車にプチ感動!


●2023年5月5日(金) 8日目 曇り 南東風

【走行距離68km 獲得標高1212m】

美東→山口→仁保→鹿野(かの)

 

6時に起きて、天気をチェックすると、雨から曇りに変わっており、雨中のハードなランは回避できそう、プチラッキー。昨夜余ったカレーに加えて、余った玉ねぎでオニオンスープを作って、朝食を済まし、本日、新幹線で東京へ戻るO澤氏を見送る。

今回のGWランのコースは、山口県にまだ行ったことがないO澤のために筆者が考えたものであり、その山口県の見どころを概ね廻れたので、O澤は満足してくれたことだろう。今日の旅は、山口市街地に下りてから、山の中をうねうねと東へ向かい、石船温泉がある鹿野(かの)の町まで約70キロの旅。長い上に、高低図のように、峠が四つほどあり、獲得標高は1000mを超える…。鉄道が全くないルートなので、輪行と云う奥の手は使えず、頑張って走るしかない。

8時過ぎに、宿のお母さんと一緒に出発写真を撮り、まず200mアップの峠トンネルを越えて、ザビエル記念館と五重塔が描かれている山口市へ。

筆者はどっちもスルーしたが、本隊は「日本三名塔」の一つらしい瑠璃光寺にある五重塔へ行くも、改修工事で足場が組まれ、美しいと云われる塔は、ほとんど見えなかったらしい。

そして、筆者は知らなかったが、ザビエルはこの地で布教活動に努めたらしく、立派な記念館もあるようだ。

町中にある湯田温泉駅に寄ると、卓球の石川佳純ちゃんがいる!

ラケットじゃなくスリッパで卓球する大会が7月にあるらしい。湯田温泉は白いキツネが売りらしく、「湯田ゆう子」と云うキツネのマスコットガールも一緒にいる。そして、その隣には、かわいいキツネの郵便ポストもある。

明日会うマイマイから聞いたのだが、彼女はこの駅の近くに住んでいて、湯田にはキツネポストがいくつもあるらしい。北東に一時間ほど進むと、「道の駅仁保の郷」があり、マンホールにはアンテナが描かれている。

この近くには、巨大なパラボラアンテナがいくつも並んでいるKDDIがあり、あの正平さんも、こころ旅で、訪れていた。二つ目の峠、荷卸峠をアタックしていると、道路の車道側に、車と接触したのだろうか、ふらつきながら歩いている綺麗な蝶を発見。

このままでは車に轢かれてしまうので、拾って道路脇の草の上に置いてあげる。一日一善である。三つ目の峠、木引峠は2キロで200mアップ、平均勾配10%の激坂で、メチャしんどかったが、何とか越えて、小さな集落地を走っていると、「ブーン」と音が聞こえたので、左前方を見ると、茶色い虫が木の枝に群がっている!

よく見ると、ミツバチっぽい。「怖っ」と思い、立ち止まらず、パチリだけして、そのまま通過。枝に巣でも作っているのだろうか、意味がわからない…。四つめの峠、熊坂峠のピークに近づくと、道路脇の側溝から、「コロコロコロ」と、カエルの鳴き声が複数聞こえてくる。

湿った岩場に棲む「カジカガエル」だ。さっきの木引峠でも鳴いていて、疲れた体を癒してくれる。その姿をカメラに収めようと、音のする場所を小枝でほじくるも、全く飛び出てこない。賢いカエルである。山口市を抜けて周南市に入ると、宿まであと10キロほど。鹿野(かの)の町から宿までも上りで、ヘロヘロになりながら走っていると、「ライオン岩」の表示と木枠があり、良いアイデアだな、と思いながら、その木枠を覗くも、山の斜面に、岩がむき出しになっているが、ライオンには到底見えない…。

名前の付いた岩はあちこちで見かけるが、ほとんどの場合、的を得ていないというか、無理があるというか…。自分も想像力に欠けているので、大きなことは言えないけど…。

15時過ぎに、やっと今日の宿「石船温泉」に着き、遅めのランチ弁当をお部屋で、缶ビールと共に頂き、明日の輪行のために自転車を袋に詰める。17時半頃、本隊がやっと到着するも、みんな疲れ切った様子だ。

温泉で疲れた体を癒してもらい、19時から夕食。今夜から雨が降りそうなので、宿の人にお願いして、温泉が閉まる21時に玄関の中へ自転車を移動させてもらう。

今日を振り返ると、雨予報が、晴れ間も見えるほど、いい天気になったのはいいが、思っていた以上にハードな道のりで、獲得標高は1200mを越えた。温泉に入りたくて、自分がここを予約したので、誰にも文句は言えないが…。阪神は大竹のピッチングが冴えて、打線も大山、サトテル、ミエセスにホームランが出て、広島に5―0の完勝。これでキャッチャーの坂本が先発した試合は9連勝。一方、メイン捕手の梅野が出た試合は、7勝11敗で4つも負け越しているが、岡田監督は坂本をメインにする気はないようだ…。臨機応変に対応したらいいと思うのはダメなのだろうか。

【走行時間5:24 平均速度12.6km/h】

【本日の会計】¥11,032(宿代¥8,970含む)


●2023年5月6日(土) 9日目 雨 南東風

【走行距離0km 獲得標高0m】

石船温泉→車→岩国

7時に起きて、朝食を済まし、早めの9時前に本隊は雨の中、出発。

ジャンプをすると、雨で暗いのでシャッタースピードが遅く、ぶれてしまうため、普通に撮影するも、つまんない写真になる…。

自分以外はみんな雨の中を走るので、合羽を着て、ダズは自転車専用のシューズカバーも。でも、合羽の裾がチェーンに触れそうなので、自分だけ走らない罪滅ぼしもあり、マイ金属製リングを貸してあげる。

本隊を見送り、マイカーで迎えに来てくれる山口在住の後輩マイマイが来るまで、宿のロビーでパソコン作業をしながら待っていると、11時半過ぎ、真っ青なスポーティな車に乗ってマイマイが颯爽と登場。

一応4人乗りだが、ほぼツーシーターのかわいいホンダのCR―Zで、中古で買ったとのこと。後輪だけ外した大きな輪行袋が入るか心配になったが、何とか押し込み、雨中で山道もあり、申し訳ない気持ちもあるので、お願いして、筆者が運転する。本降りの中、狭い県道を東へ向かい、国道187号線に入り、岩国の錦帯橋に繋がる錦川沿いに下っていると、「日本一の自販機コーナー」と書いたお店がある。

我々は寄らなかったが、本隊は立ち寄っていて、あとで聞くと、うどんやラーメンの自販機にお金を入れると、おもむろに器を持った手が自販機の取り出し口から出てくるらしい。

全然、自販機じゃないやん…。観音茶屋と云って、知る人ぞ知る名所らしいが…。13時過ぎ、岩国のお宿「三原家」に着くと、既に本隊は着いていて、びしょ濡れになった服を玄関で着替えている最中。お疲れ様である。着替えが終わり、みんなんで近くの食堂へ行き、岩国名物の「岩国すしとレンコン」のセットを注文。

レンコンは山口県の名産なので、蓮根チップ、レンコン汁、蓮根ソーメン、そして、チラシ押し寿司が出てくる。

観光地だから仕方ないかもしれないが、これで1200円はチト高いわ…。

食後は、雨の中、近くの錦帯橋へ行き、310円も払って橋を往復して、宿へ戻り、各自、お風呂かシャワーへ。三原家は岩風呂が売りらしいが、一人ずつしか入れず、面倒なので筆者はシャワーで済ますが、みんなは折角なので、岩風呂へ。

しかし、岩風呂はグループが代わる際、湯船のお湯をいちいち入れ替えるので、30分も待たなければならず、まずます面倒だ…。夕食は宿で出ないので、事前に予約しておいた、岩国国際観光ホテルの和食レストランへ。単品メニューがないので、各自、食べたい御膳を注文。刺し盛り御膳、天ぷら御膳、カツレツ御膳は2300円、天ぷら御膳は2800円、高森ステーキ重は3500円もするが、筆者は折角なので一番高いステーキ重にする。

レンコンが入った筑前煮みたいのは、ランチにもあった、岩国名物の「大平(おおひら)」で鶏肉も入っている。錦帯橋から命名したと思われる「五橋」と云う地酒と共に頂き、宿で軽く部屋呑み。コップがないので女将さんに云うと、つまみをサービスしてくれて、プチ嬉し。

宿は汚いが、女将さんはいい人だ。

【本日の会計】¥14897(宿代¥7,500含む)


●2023年5月7日(日) 10日目 雨 北東風

【走行距離0km 獲得標高0m】

岩国→車→広島

7時に起きるも、蚊に一杯刺されて体中が痒い。刺されたのはなぜかダズと筆者だけ…。

よく見ると大部屋には、電気式蚊取り線香が二つも置いてあり、昨夜、気付いていれば…プチショック。宿の朝食を頂いて、9時過ぎにチェックアウト。

今日も終日雨なので、JR岩国駅から広島駅まで輪行することにするが、時間が余るので、広島まで自走して美術館へ行くと云うU野を見送ってから、五人でロープウエイに乗って山頂にある岩国城を見学。天守閣には入らず、ひとり休憩ハウスに入ると、錦帯橋の歴史をパネル写真で紹介しており、なんと完成したのが350年前の1674年。

そして、30年毎に架け替えしていて、直近は2004年。しかし、2年後、台風で中央の架橋部分が流失してしまう。下流に引っかかっていたので、何とか元に戻すことができたらしいが、大雨の度に心配しなくてはならないので、大変だ。ロープウエイで下へ戻ると、珍しい「シロヘビの館」がある。

昨日、中へ入ったダズとアコ情報では、親子の7匹のシロヘビがいて、天然記念物らしい。ヘビはあまり好きじゃないので、入るのはやめる。

11時過ぎ、輪行するべく岩国駅へ向かうダズとアコを見送り、マイマイの車で、昨日、本隊が見つけた、近くの「村重酒造の大杉玉」を見に行く。酒造会社に杉玉は付き物だが、ここのは確かにメチャでかい。

比較対照になってもらったマイマイがメチャ小さく見える。村重酒造の事務所に入り、物色していると、酒米の標本があり、精米前の等級と精米度による違いを示している。

精米前の特級米は粒も色も揃っており、二級米はその逆であるのが良くわかる。精米度は白米をどこまで削るかを示しているので、8%まで削ったお米は当然超小粒になる。因みに50%まで削ったお酒が大吟醸酒と呼ばれ、山口の銘酒でメチャ高い獺祭の精米度はなんと23%で、8割も削っている…。もったいない話である。精米度を高めるほど、雑味の原因となる表層の栄養素が除去されるため、フルーティーで香り高いお酒になるが、自分は米を無駄にしない雑味のあるお酒の方が好きである。

ランチは3人で、錦帯橋に近い食堂「さくらの茶屋」に入り、自分はカキフライ定食、Ⅿ村さんは穴子丼セット、マイマイは、昨日も食べていた岩国名物の押し寿司と大平のうどんセットを注文する。

ランチと一緒にビールを飲みたかったが、茶屋なのでアルコール類はなく、プチ残念。しかし、その後、車を運転することになるので、飲まなくて正解。今日がGWランの最終日で、本ランを企画した筆者への御礼なのか、M村さんがマイマイの分も含めてランチ代を出してくれる。M村さん、ご馳走様でした。13時に、荷物を置いてもらっている宿へ戻り、岩国錦帯橋空港から東京へ帰るM村さんをマイマイがクルマで空港まで送り、そのあと、JRで広島駅まで輪行する筆者を宿から岩国駅まで送ってもらう段取りなので、お二人を見送り、ひとり、宿で待機していると、岩国駅にいるダズかLINEが来て、広島駅方面で発生している大雨の影響で、電車が大幅に遅れているとのこと。JR情報によると、「広島―三原間で車輪が空転スリップして立往生している」とあるので、戻って来たマイマイに、事情を説明して、「広島まで運転するから一緒に来て」とお願いすると、最初は「えー」と云われるも、何とかOKをもらう。優しい可愛い後輩に感謝である。14時前、外出から戻って来たお宿の女将さんに御礼を云うと、麦茶を一本くれる。宿自体は築70年なので、古くて、埃っぽく、ネコ臭いし、蚊もいるし、イマニぐらいだが、精算の際も、500円ほどまけてくれるし、女将さんが親切な方で良かった。女将さん曰く「コロナ前は、バスツアー向けに名物の岩国すしを大量に生産販売して儲けていたけど、バスツアーがない今は、宿の夕食だけでは儲からないし、子供にはお化け屋敷と云われるので、夕食なしにして料金を低額に抑えている」とのこと。

これからも、夕食なしでもいいので、廃業せず続けて欲しいものである。改めて、御礼を云って、マイマイの車で広信へ向かう。高速を使って1時間ちょっと、15時には広島駅前の東横インに着き、御礼を云ってマイマイを見送る。このあと、マイマイは、高速の運転が怖いので、4時間かけて国道を運転して山口に何とか戻ったとのことで、わがままな先輩に付き合ってくれて、ホンマありがとうございました。

【本日の会計】¥13,150(宿代¥6,365、高速代\1,560含む)


●2023年5月8日(月) 11日目 晴れ 北風

【走行距離0km 獲得標高0m】

広島→JR→新神戸→車→神戸北町

5時に起きて、エンジェルス大谷の試合をTV観戦するも、レンジャーズ打線に、ボコボコに打たれて8―16の完敗。大谷は2安打1打点の活躍だったのに…。10時まで部屋でのんびりしてから、ホテルの台車を借りて、徒歩5分の駅まで自転車などの荷物を一気に運ぶ。

JRの駅にも台車を置いてくれたら、楽なのに、と思う。ホテルに戻ると、クロネコヤマトの台車があり、荷物をバンドで縛って固定する電動の装置が付いていて、ブレーキ用のレバーも足元にあり、プチびっくり。

さすが宅急便だ。この装置があったら、大きな自転車も立てて簡単に運べそうだ。改札口からホームまでは3回に分けて荷物を運び、車内では、指定しておいた最後尾の三列シートの後ろに置く。

ひとりで三列分を占有するのはまずいが、幸い、新神戸まで大型荷物を置く乗客は現れず、この状態でいける。

たくさんのお土産と引き換えに、新神戸駅まで、嫁さんに来てもらい、十日ぶりに自宅へ。

山口のふぐ、広島のもみじ饅頭などに加えて、広島駅で買ったあなごめしなどなど。会社の歓送迎会に出るため、一時帰宅となったが、来週中には、滋賀か岐阜辺りまで輪行して、再出発する計画です。

【本日の会計】¥13,345(JR代¥9,570含む)

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