<木曽駒高原~松本~北杜>2023年春の自転車旅(その六)16-19日目
2023年春のチャリキャンプひとり旅(その六)今回の旅レポは、木曽駒高原から松本経由山梨県北杜市までの四日間です。
16日目は、木曽駒高原のキャンプ場から鳥居峠を越えて松本のホテルまで
17日目は、本州OBランに参加し、松本の北に位置する明科のお宿まで
18日目は、南下して塩尻峠に近い塩嶺高原のコテージへ
19日目は、諏訪湖の諏訪大社二つに寄ってから八ヶ岳山麓の別荘へ
【その六の読みどころ】
① 木曽義仲と巴御前ゆかりの地を巡る
② 怖い車道を避けて歩道を通るも…
③ 奈良井宿など中山道の宿場町を巡る
④ 松本城をバックに写真を撮るも自転車が…
⑤ 露天風呂から北アルプスが一望できるお宿にプチ感動!
⑥ 自分だけ双子じゃない生卵に…
⑦ 麦畑に青やオレンジのお花が咲く町
⑧ 軽トラの荷台に子供たちが!
⑨ 恐るべし塩嶺高原の激坂に凹む…
⑩ 御柱が聳え立つ諏訪大社にプチ感動
⑪ 人工的に噴出させる間欠泉なんていかがなものか…
⑫ 八ヶ岳と富士見町の想い出が蘇る…
●2023年5月25日(木) 16日目 うす曇り 北風
【走行距離60km 獲得標高341m】
木曽駒高原→R19→奈良井宿→塩尻→松本
今日は、木曽川源流の先にある鳥居峠を越えて、松本まで下る約50キロの旅なので、峠のトンネルさえ越えれば、あとは楽勝。6時に起きるも、メチャ寒いので、長袖、合羽上下を着て朝エッセン。
さすが標高950mもあると、寒いけど、空気が澄んでいる感じがする。
9時過ぎにキャンプ場を出て、高原入り口まで戻り、県道を走っていると、義仲館があり、寄ると、義仲公と巴御前の全身像が!
その横に資料館があるも、300円かかるので、入らず、外へ出ると、池に綺麗な菖蒲が咲いている。
菖蒲かと思ったが、花びらの根元が白いので、どっちもカキツバタのようだ。細くなった木曽川沿いを進むと、「巴ヶ淵」と云う深い淵があり、ここで、巴御前は水浴をしたり、泳ぎの技を練ったらしい。
同じ読み方だが漢字が異なる木祖(きそ)村に入り、路側帯のない国道は怖いので、歩道を走っていると、前方で作業員がマンホールを開けて覗いている。
「これじゃ通れないではないか」と思ったが、何とか通してもらう。
どうも、歩道の下にある配管を点検しているようで、この先も数カ所で作業をしていて、その度に「すみません」と云いながら通してもらう…。木曾川の源流を離れ、2キロほどある長い鳥居トンネルを越えると、すぐに「奈良井宿」があり、緩やかに下る旧道に沿って、古い建物のお店がたくさん並んでいる。
山の湧き水が出る水場も五カ所あり、ペットボトルの水をこれに入れ替える。
ここは、漆塗りの漆器作りも盛んで、来週末にはお祭りがあるらしい。
木曽福島から塩尻までの間には、宮ノ越、藪原、奈良井、贄川、本山、洗馬という六つの宿場町があり、どこも昔の雰囲気が残っていて、車では味わえない遅い自転車ならではの趣を感じながら、旧中山道を快調に下り、塩尻へ。
ブドウ畑があり、停まってよく見ると、葡萄の赤ちゃんが!
これが、あと2か月も経つと、大きい葡萄になるのだろうか、とふと思う。塩尻を通過し、松本市に入り、「信州からあげセンター」で、鶏唐3種ともやし酢漬けを買って、14時から、松本駅前の東横インでランチタイム。
五日分の洗濯をして、夜露で濡れたテントも干して、
夕食は、なめこ、白ネギ、うどん入りの麻婆豆腐。
寝酒用のウイスキーはこれまで小瓶を買って補充していたが、200ccのペットボトルが3個になったので、小瓶よりコスパがいい700ccの中瓶を買って、入れ替えることにする。
阪神は、ヤクルトと延長に入るも、テルのタイムリーが出て、7―4で辛勝。これで、ヤクルトは7連敗、反面、阪神は5連勝で貯金は14となり、2位の横浜とは7ゲーム差。監督があの矢野から岡田さんになるだけで、こんなにチームが変わって勝つなんて…選手起用、采配、投手交代など昨年との違いを凄く感じるのは自分だけじゃないだろう。今日を振り返ると、風向きが当初の南から向かい風の北に変わったものの、気になるほどではなく、旧中山道を満喫しながら、気持ちいい下りを楽しめて、いい日であった。
【走行時間3:10 平均速度18.9km/h】
【本日の会計】¥9,118(ホテル代\5,890含む)
●2023年5月26日(金) 17日目 曇り 南風
【走行距離18km 獲得標高124m】
松本→明科
今日は、大学サークルの本州OBラン初日で、松本駅から北にある明科(あかしな)の宿まで約20キロの旅。幹事が設定したコースは、松本駅から北西部の松本盆地をグルっと廻ることになっているが、無理に走る必要のない筆者は宿へ直行するつもりだ。
ゆっくり朝食を頂き、11時半頃まで、ロビーでパソコン作業をしながら時間調整。
松本駅には、OB&OGそしてその息子さん含め10人が集まり、最高齢が68才、一番若くても50才で、OB会も高齢化が進んでいる…。13時過ぎ、9人は、安曇野へ向けて出発し、筆者は、通り道にある松本城へ。
紅い橋と一緒に撮ろうと自転車を立てかけて離れると、「ガシャン!」と愛車の倒れる音が!結果、何ともなかったが、重たいだけに倒れると衝撃が半端じゃないので、損傷するリスクが高い…なので、今後不用意な立て掛け方は極力避けなければ、と改めて心に留める。
宿の近くまで来ると、麦畑にブルーのお花が乱舞していて、綺麗だけど、外来種だろうか。麦がメインだろうが、お花の方が目立っている。
15時前、今日の宿「長峰荘」に着き、部屋で、世界卓球を観ながら、バナナ、キューリ、トマト、パンのランチタイム。
世界卓球は、混合ダブルスの準決勝をやっていて、はりはやペアが中国ペアにまさかの勝利を収め、プチびっくり。17時頃、本隊が到着し、18時から夕食。
リーズナブルなボリュームで、どれも美味しく、
最後は、長野らしいニジマス甘露煮のひつまぶし風で締めて、比較的大きな部屋で、4年振りの懇親会を楽しむ。阪神も、桐敷、森下、木浪の活躍で、巨人に2―1で勝ち、これで六連勝となり、21時頃、気分よく寝る。
【走行時間1:05 平均速度16.7km/h】
【本日の会計】¥10,968(宿代\10,000含む)
●2023年5月27日(土) 18日目 晴れ 北風
【走行距離46km 獲得標高701m】
明科→塩尻→みどり湖→塩嶺
今日は、ルート図のように、ひたすら南下し、岡谷へ抜ける塩尻峠に近い塩嶺(えんれい)高原のコテージまで約40キロの旅。高低図を見ると、塩尻まではほぼ平坦だが、そこからきつい上りが続きそう。でも、風向きは、昨日の南風から北風に変わり、今日もフォローの風。
7時前に起きて朝風呂に入ると、露天風呂から残雪を纏った北アルプスが望め、ここの温泉は、この露天風景が売りなので、プチ満足。
しかし、朝食では、みんな生卵が双子なのに、自分だけシングル…。座った席が悪かったのかもしれないが、殻を見ると、明らかに大きさと色が違うので、宿に対する不満と不公平感を感じる…。
9時過ぎに、今回、初めて揃った関東と関西のOB会旗と共に出発写真を撮り、山の方に寄り道をする本隊を見送ったあと、ひとりで宿を跡にする。
塩尻駅に向けて昨日と違う道を走っていると、また麦畑に今度はオレンジのお花が一杯咲いている。
この辺りでは、麦畑に花を咲かせるのが流行っているのだろうかと、ふと思う。「ジンギス館」と云うわかりやすいお店があり、まだ11時前なのに、営業中の札が掛かっている。
こんな時刻からジンギスカン料理を食べる人はいないと思うが、よく見ると、朝9時からオープンしていて、「信州お土産に最適」とあるので、観光客が朝早くから訪れるのかもしれない。
松本のマンホールには、「てまり」が描かれていて、伝統民芸品「松本てまりブランド」として有名らしい。
12時過ぎ、今日から参加する人の集合地である塩尻駅に着き、13時過ぎ、関東地方を中心に集まった19名で出発写真を撮り、サンサンワイナリーや塩尻峠に寄る本隊を見送っていると、ひとり、自転車の後輪をいじっている。
組み立てる際、後輪がきちんとセットされていなかったようだ。普通、セットする時、車輪を空転させて確認するのだが…。そのどんくさい後輩も見送り、また一人で直接塩嶺高原へ向かう。中央道のパーキングエリアとして、よく知っている「みどり湖」を過ぎ、中央道沿いの田舎道を進んでいると、荷台に子供たちを載せた軽トラが抜いていき、「道路交通法違反やろ」と思いながら、パチリする。
中央道から離れ、急にきつくなった坂を上っていると、水田で手植えをしている家族がいっぱいいて、さっきの軽トラも停まっている。
休みがてら停まって聞くと「機械を使わず無農薬で稲を育てる」とのこと。農薬散布が当たり前になっている中、いい心がけである。しかし、あの軽トラはどこから子供たちを載せて来たのだろうか…。
激坂を何とか越えて、14時過ぎ、「紀州鉄道㈱塩嶺高原ネイチャービレッジ諏訪塩嶺」の事務所に着き、コテージの場所を聞くと、「ここから坂を上ったところです」と云われ、「どのくらい?」と聞くと、「だいぶ上りますねえ」とのこと。「まじか」と凹みながら、また激坂を上り続け、結局、事務所から更に100mもアップして、やっと指定されたコテージ前に着くと、幹事であるY岡氏の赤い車があり、彼は「これから自転車で下って本隊に合流する」とのこと。
そんなことなら、事務所から連絡してY岡の車に載せてもらえばよかった、とプチ後悔。Y岡を見送り、今朝の宿でもらったクーポン券を使って塩尻駅で買っておいた駅弁を開けて、阪神の試合を観ながら、キンキンに冷えた缶ビールでひとり乾杯。阪神は、大竹の好投で、巨人に3―2で勝ち、なんと7連勝!。
夕食は、デリバリーされた、しゃぶしゃぶと中華セットのどちらかを選択して始まり、サンサンワイナリーで買ってきたワインも頂く。
すると、宴会途中、諏訪在住のOGが可愛い娘を二人連れて突然現れて、プチびっくり。しかも、どっちも「〇月」と云う名前で、我が娘と同じだ。21時頃、中締めとなり、寝泊りするコテージへ移動する中、筆者は、宴会場として提供してくれたこのコテージで、コットをセットして、ひとり寝る。今日を振り返ると、みどり湖まではまだ良かったが、高原への上りはきつくて、暑いのもあって、ヘロヘロになりながらコテージの管理事務所に着いたのに、まだ上りがあると知った時は、メチャメチャショックだった…。今から思えば、意地を張らずに、Y岡幹事の車にサイドバッグを預ければよかった…。本隊は本隊で、塩尻峠から塩嶺高原への道が、未舗装な上に、押しになるほどの激坂だったらしく大変だったようだ。
【走行時間3:21 平均速度13.8km/h】
【本日の会計】¥9,000(宿代\9,000含む)
●2023年5月28日(日) 19日目 晴れ 南東風
【走行距離72km 獲得標高798m】
塩嶺→諏訪→茅野→富士見→北杜
今日は、諏訪湖から甲州街道を下り、八ヶ岳山麓にあるクラブ後輩の別荘まで約65キロの旅。昨日は標高500m地点から1050mまでアップし、サイクルメーターの獲得標高は701mもあったが、今日も、高低図を見ると、一旦、標高760mの諏訪湖まで下ったあと、1000mまでアップしなければならず、距離もあるので、しんどい一日になりそうだ。6時に起きて、みんなでおにぎり弁当を食べて、8時半に出発。
OBランはここで解散となり、塩尻へ戻る人が多い中、諏訪湖へ向かうと云う最高齢の天皇さん、後輩のO本、M下に付いていくも、100mアップの勝弦(かっつる)峠に全く付いていけず…。峠を下り、天皇さん先導の下、諏訪湖の手前にある「諏訪大社下社秋宮」へ行き、参拝。
ここには、有名な御柱祭に使われた御柱が4本立っていて、その内の一本を撮る。
知らなかったが、諏訪湖周辺に四つの諏訪大社があり、湖の北側には春宮と秋宮の下社、南側には本宮と前宮の上社があるので、秋宮の次は、諏訪湖南側の茅野市に入った所にある本宮上社を参拝すると、ここにも御柱が天に向かって聳(そび)え立っている。
秋宮は参拝者が少なかったが、本宮だからなのか、ここは結構多くて、祈願する人が並んで順番を待っている…。
ここへ来る途中、湖岸沿いの自転車道を走っていると、「関東の富士見100景」と書いた場所があるも、富士山は全く見えず、代わりに、二人乗りの競技用ボートが通過…。
更に、湯けむりが見える諏訪湖間欠泉があるも、1年前から50mも噴き出ていた自噴が止まってしまい、
今は、蓋をしている冷泉を圧縮空気で除去しながら、人工的に5mほどの高さで噴出させているらしい。そこまでして噴出させる必要があるのか、甚だ疑問だが、観光地としては、何とか残しておきたいのだろう。
みんなとJR茅野駅で別れて、コンビニでメッツコーラを買ったら、当たりが出て、お茶をゲット!。ここから上りが続くが、気分よくペダルをこいでいると、運動公園辺りで「リスに注意」の標識が!。
現れたらいいのになあ、と思いながら進むも、やっぱり現れず。国道20号線を避け、且つ、無駄な下りがないような道を慎重に選択しながら、標高1000m辺りまで来ると、左に八ヶ岳連峰が見えてくる。
左から、八ヶ岳最高峰の赤岳、ギザギザの横岳、そして阿弥陀岳だろうか。2011年からほぼ毎秋、今日泊まる別荘を拠点に、八ヶ岳を登り続けた想い出が蘇る。諏訪郡富士見町に入り、マンホールには、可愛いスズランが描かれている。
学生の頃、一つ下の後輩M野氏がここの出身で、本人がいないのに、実家に泊めてもらい、お母さんに大変お世話になったことを思い出す。その時、生まれて初めて長野県の郷土料理「鯉こく」を頂いたが、小骨が多くて食べにくかった記憶が蘇る。
15時頃、やっと小淵沢駅を通過し、懐かしい大泉町の泉温泉健康センターで汗を流し、いつもの「ひまわり市場」で買い出しを済まして、最後の坂を上って、本人のいないT橋女史の「アルリ舎」に何とかとうちゃこお~。
夕食は、メチャ疲れたので、一番簡単な麻婆豆腐。阪神は今日も巨人に4―1で勝ち、甲子園で巨人を三たてして8連勝。これで貯金は17となり、一方、昨年覇者のヤクルトは借金11。
【走行時間3:21 平均速度13.8km/h】
【本日の会計】¥9,000(宿代\9,000含む)
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