<仙台~一関~北上>2023年春の自転車旅(その十)39-42日目

 2023年春のチャリキャンプひとり旅(その十)

今回の旅レポは、仙台から岩手県の北上までの四日間です。


39日目は、仙台から日本三景の松島に寄って、北にあるキャンプ場へ

40日目は、北上川に合流して中田と云う町のキャンプ場まで

41日目は、北上川から少し離れて一関のホテルへ

42日目は、大谷翔平の地元町を通り北上市にあるキャンプ場まで


【その十の見どころ】

久々に印象の悪いキャンプ場に…

海から20キロも離れているのにカモメがうじゃうじゃ!

ゴム紐が車輪に絡むミスに大汗をかく…

石ノ森章太郎の地元が…

雨と汗でぐしょぐしょになるもシャワーのある無人キャンプ場に感謝!

栗駒山を望みてふと思う…

怪しすぎて怖いとんかつ屋と恐ろしすぎる名のバス停…

一関のルートインにプチ満足!

意識していなかったが奥の細道ルートを辿っていた!

奥州市は翔平と前沢牛と鋳物の町

象印炊飯器の羽釜鋳物はここで生まれた!

予定していた無料のキャンプ場に着くも…

多発するクマ出没について管理人が語る!


●2023年6月17日(土) 39日目 晴れ 南西風

【走行距離36km 獲得標高342m】

仙台→多賀城→塩釜→利府→松島

 

今日は、ルート図のように、仙台駅から東へ向かい、日本三景の松島に寄って、松島町にあるキャンプ場まで、約30キロの旅。風は南西からのフォロー、天気もやっと晴れたので、雨で汚れた自転車を拭き拭きして、10時半、気分よく、仙台駅前で出発ジャンプを決めて、東へ。

塩釜のイオン系ビッグで買い出しを済まし、13時、名勝松島に着く。

2020年11月、家族旅行で全国旅行割を利用しながら、ここへ来た時は、まばらだった観光客が、今や国内外の人で賑わっている。遊覧船に乗ったり、瑞巌寺を見て廻ったりした、あの時を懐かしみながら、北にあるキャンプ場へ。30分ほどで、高台にある管理棟へ着き、500円払って指定されたオートサイトは、炊事場やトイレから一番遠い所なので、もっと近いサイトにしてくれと頼むも、もう決まっているから、と拒否される。

仕方ないので、そこに設営するも、結局、近いサイトは全部埋まることはなく、なんやねんって感じ。

「出没注意」の看板も、出た時にクレームされないよう、可能性のある危険な生き物を全部描いており、お役人的な「ことなかれ主義」を感じる…。雨宿りできる東屋や炊事棟もなく、久々に印象の悪いキャンプ場だ。その上、当てにしていた隣接の日帰り温泉は土曜なのにお休みで、阪神もソフトバンクに4―6で負けてしまい、更には、夜、テントで寝ていると、侵入していた蚊に何カ所も刺されてしまう…。夜中に起きて、血をいっぱい吸った蚊を何とか見つけて退治するも、体中痒い。

【走行時間2:06 平均速度17.2km/h】

【本日の会計】¥2,375

【松島町野外活動センターキャンプ場評価:33点】

500円の利用料金は安いが、東屋や炊事棟がないなどインフラがしょぼい上に、管理人も冷たい対応。アクセスも悪いし、家族連れが多くてうるさいし、もう泊まりたくないキャンプ場だ。


●2023年6月18日(日) 40日目 晴れ一時雨 南西風

【走行距離59km 獲得標高449m】

松島→陸前豊里→登米→中田

 

今日は、ルート図のように、北上川沿いにあるキャンプ場まで約60キロの旅。距離はそこそこあるが、高低図を見ると、ほぼ平坦だし、風も追い風なので、いい日になりそうだ。

見栄えのいい朝食を頂き、早めの9時に出発するも、朝から蒸し暑い。

鹿島台と云う町にイオンモールがあり、昨日同様、ビッグで買い出しを済まし、北上川に合流するまで、起伏が少なく、且つ最短になるよう、田舎道を北東へ進んでいると、田んぼにカモメのような鳥がうじゃうじゃいるのを発見!

それもあぜ道に沿って直線状に並んでいる。餌を食べている様子はなく、みんな、なぜか左の西の方を向いている。カメラでズームアップすると、やはりカモメである。海から20キロほど離れているにもかかわらず、なんでここにいるのか、謎である…。その数分後、今度は、今時珍しい三輪自動車が向こうからやって来たので、パチリ。

11時頃、陸前豊里と云う町の交差点で信号待ちしていると、おじさんが近づいてきて、「うちに来ないか」「暑いからシャワーでも入って、なんなら泊まっていったらいい」と云われたが、まだ時間が早いし、予約しているキャンプ場もあるので、丁重にお断りする。なんでも、旅するサイクリストをよく泊めてあげているらしいが…プチ怖い。北上川に出る直前、急な坂でギアチェンジをしたら、チェーンが外れたので、直して走り出したら、今度はサイドバッグを固定しているゴム紐が外れていて、それが後輪に絡み、外すのにひと苦労…ただでさえ暑いのに、大汗をかく。

日本で5番目に長いt東北の大河、北上川に出ると、水量が多くて、川沿いの県道に溢れそうで、プチビビる。

因みに、一番長い川は信濃川だが、二番以降は、利根川、石狩川、天塩川が続き、先日、走った阿武隈川は六番目だ。登米(とよま)の町に入り、コンビニに寄ると、見る見るうちに暗くなり、大粒の雨が降ってきたので、30分ほどコンビニで雨宿り。

そこに、仮面ライダーの看板があり、「石ノ森章太郎ふるさと記念館」と書いてあるので、地図を見ると、「石森」という集落があり、知らなかったが、ペンネームの石ノ森は、ふるさとの地名から取ったようだ。寄りたい気持ちもあったが、雨模様だし、キャンプ場と違う方向なので、パスして、キャンプ場へ。雨雲が東へ去ると、風向きが北からの向かい風に変わったが、蒸し暑かった空気が急に涼しくなり、熱中症気味だった体が元に戻る。「グリーンキャンプなかだ」と云うキャンプ場は、神社がある小山の上にあり、

神社を過ぎると、地道になり、不安になったが、14時半、誰もいない管理棟に何とか着く。

予約する際、シャワーが使える、とのことだったので、管理棟内で見つけたシャワーで、雨と汗でビショビショになった体を綺麗にする。

普通、管理人がいないキャンプ場にはシャワーがないので、親切なキャンプ場だ。15時、今日も完ソロなので、炊事棟に荷物を広げて、

パスタサラダ系のランチをビールと共に軽く済まし、

麻婆豆腐を作って食べて、疲れたので、18時半には寝てしまう。阪神は、ソフトバンクに0―9の完敗。配球ミスが多く、チャンスにボール球を振って三振する梅野が流れを悪くしてしまう…。エンジェルスは、大谷が23号ホームランを打つなど、7回まで8―2で勝っていたのに、ロイヤルズに9―10の大逆転負けを喫す。救援陣がまた打たれる…。

【走行時間2:06 平均速度17.2km/h】

【本日の会計】¥2,375

【グリーンキャンプなかだ評価:41点】

60mアップのアクセスはしんどいが、無料シャワーあり、冷蔵庫あり、炊事棟あり、ウオッシュあり、充電あり、電波OKなど、インフラがほぼ完璧で、利用料金も420円とお安い。中田町が好きになる


●2023年6月19日(月) 41日目 晴れ 北風

【走行距離40km 獲得標高284m】

中田→花泉→一関

 

今日は、アップダウンが多い北上川沿いの道をやめて、西寄りの田舎道ルートを通って、一関のホテルまで約40キロの旅。その北にある平泉まで行くと、キャンプ場があるが、300mもアップしなければならないので、やめる。6時半に起きて、朝食を済まし、パッキングをしていたら、フレッシュサラダが出てきて、昨日、買ったのを忘れていた…。

9時過ぎに、利用料の集金に来た市の職員に「いいキャンプ場ですね」とお礼を言って、

来る途中にあった神社「上沼(うわぬま)八幡神社」に寄り、

参拝記帳簿があったので、氏名、住所、そして、願意として「無病息災家内円満交通安全無事故無転倒無パンク」と書く。

昨夕から風が南から北に変わり、きつい向かい風の中、北西に向かって田舎道を進んでいると、残雪を纏った山が見えてくる。

宮城と岩手の県境にある標高1627mの栗駒山だ。6年前、あの栗駒峠からの下りで、前輪がパンク転倒して鎖骨を骨折、そして3年前、峠付近にある須川湖でキャンプした思い出深い山である。

花泉と云う町まで来ると、氷河時代の野牛「はないずみもりうし」とあり、調べると、氷河時代に生息していたバイソンと云う大型牛の化石がこの辺りで発掘されたらしい。国道4号線に入ると、怪しい案山子がいるお店が見えてきて、とんかつ屋らしいが、「金太郎劇場」の看板もある。

どうも、お店のオーナーが趣味で芝居小屋もやっているようだが、怪しすぎて怖い…。峠を越えて、岩手県一関市に入り、

県道を下っていると、「鬼死骸停留所」と云う恐ろしい名のバス停を発見!

村の名前が鬼死骸村らしいが、そんな怖い名前を付けなくても…と思う。

12時半、JRにしては看板が派手な一関駅に着き、ここへ来るのは、2017年のGWに鎖骨を骨折して神戸へ急遽帰ることになった時以来だ。あの時は、駅前の東横インに泊まったが、今日は満室で予約できなかったので、少し離れた一関インターチェンジにあるルートインへ。朝食付き8000円はチト高いが、旅行割で二割引きプラス2000円のクーポンが付くので、旅行割がない東横インよりお得感あり。しかも、15時まで絶対待たされる東横インとは違い、ロビーでランチ弁当を食べていると、14時頃、部屋へ通してくれる。。汗まみれの体を洗い、三日分の洗濯物もコインランドリーに。阪神は、交流戦を7勝10敗1引き分けと負け越したが、前半戦は、38章24敗2引き分けで、貯金が14。2位の横浜とは2.5ゲーム差、宿敵巨人とは5.5ゲーム差だ。後半戦も、この調子でいって欲しいが…。

【走行時間2:33 平均速度15.8km/h】

【本日の会計】¥9,128(ホテル代\6,400含む)


●2023年6月20日(火) 42日目 晴れ 南風

【走行距離56km 獲得標高431m】

一関→平泉→前沢→水沢→金ヶ崎→北上

 

今日も、北上川に沿って遡上して、平地にある北上総合運動公園のキャンプ場まで約50キロの旅。6時半に起きて、東横インにはない大浴場に入り、東横インより品数が多い朝食を頂く。

フルーツポンチやポテサラを始め、15種類以上あるオカズを全部摂り、締めにカレーライスを食べたら、お腹一杯になる。

9時半にホテルを出て、北へ向かうと、すぐに、中尊寺や金色堂がある平泉町に入り、

まずは、毛越寺(もうつうじ)に寄るも、拝観料が700円もするし、昔、入ったことがあるので、門から写真だけ撮って、中尊寺へ。

その途中、文化遺産センターと云うビジターセンターに寄り、松尾芭蕉の「奥の細道」ルート図を見ると、芭蕉は、白川の関から入り、郡山、二本松、福島、岩沼、仙台、松島、登米、一関、そして平泉に辿り着いている。

意識してなかったが、今回、筆者の走ったルートがほぼ同じで、プチびっくり。芭蕉は、その後、北へ行かず、鳴子、尾花沢、月山と西へ向かっているので、今回は無理だが、チャンスがあれば、そのルートも辿ってみたいものだ。

中尊寺の入口に来ると、本堂まで500m、金色堂まで800mの案内板があり、ここからずっと坂だし、昔、行ったことがあるので、ここもスルー。

奥州市に入り、綺麗な青空が際立つ田舎道を走っていると、大谷翔平の文字が!

知らなかったが、彼はここの出身らしい。そしてマンホールには、ブランド牛の前沢牛が描かれている。

奥州市は、南に前沢、北に水沢町があり、水沢は鋳物の町で、あの南部鉄器誕生の地である。今でも、個人経営の工房も入れると、鋳物屋が40社ほど残っていて、あの象印の高級炊飯器に使われている羽釜も、工場見学させてもらったことがある水沢鋳工と云う中堅メーカーで作られている。一般的に鉄鋳物は薄くするのが難しいが、この会社は、南部鉄器製造のノウハウを駆使して、象印の厳しい品質要求に答えることができた素晴らしい鋳物屋さんだ。水沢のイオンで、2000円のクーポン券を使って買い出しを済まし、金ヶ崎町を通過し、

13時半、気分よく、北上市の総合運動公園内にある大堤キャンプ場へ着くと、入り口に柵があり、何と!「クマ出没中のため暫くの間キャンプ場を閉鎖します」と書いてある。

二日ほど前、北上市の公式HPをチェックした際は、大丈夫だったのに、と思い、市役所へ確認すると、「クマが公園内に出始めたので、昨日から閉鎖することにしました」とのこと。昨日から閉鎖とは全くついていない、と思っていると。「北上川の向こう側にもキャンプ場があるので、そちらを利用してください」とのこと。しかし、そっちは有料で、こっちは無料なので、一応、炊事場やトイレをチェックすると、水は出るし、トイレも使えるし、管理人もいないので、泊まれそうだが、1000円ケチって、万が一、クマに襲われたら、洒落にならないので、川向うのキャンプ場へ行くことにする。

北上川を渡っていると、中州に黒い鳥がうじゃうじゃいて、ズームアップすると、カワウのようだ。

大好物の鮎が一杯いるのだろうか、でも、潜っている様子はない。一昨日の田んぼにいたカモメに続いて、謎である。

対岸の平地にあると思っていた、憩いの森キャンプ場は、この坂の上にあることがわかるも、仕方ないので、勾配のきつい坂を50mほどアップして、何とか管理棟に着く。受付を済まして、炊事棟の横に設営後、200円のシャワーを浴びてサイトへ戻ると、バイクのおじさんと札幌ナンバーの軽トラが。

バイクの人も、総合運動公園のキャンプ場が閉鎖されていたので、ここに来た、とのことだが、車やバイクならいいけど、自転車にとって、ここはしんどい…。その上、電波状態が悪く、クマのせいで、スマホも使えない…。クマやすぐに閉鎖するお役人に不満を抱きながら、多発するクマ出没について、管理人のにーちゃんに聞くと、「成人して母熊から追い出されたクマは、行き場がなくなり、里に下りてきて、サクランボなどの畑を荒らすので、駆除して欲しいが、保護動物なので、簡単にできない」とか「ワナで捕まえて山に帰しても戻ってくる」とか。クマに責任はないけど、国はホンマ積極的に駆除して欲しいものである。

寝酒用のウイスキーだが、これまで、コンビニで小瓶を買っては補充していたが、180ccの小瓶は約300円、一方、700ccの中瓶は約900円で、中瓶の方が、だいぶ容量単価が安いことに気が付いたので、重たいけど、中瓶を買って、200ccのペットボトルに移し替えている。

夜は、スマホが使えないので、アナログの携帯ラジオを出して、テントの中で聞きながら、クリームシチューを食べて、19時にはふて寝する…。

【走行時間3:23 平均速度16.4km/h】

【本日の会計】¥1,500

【北上憩いの森キャンプ場評価:42点】

インフラ的には、シャワーがあり、洗濯機もあり、雨除けになる炊事棟があるのはいいが、山の上で、電波状態も悪いので、もう来たくはないキャンプ場だ。

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