<二戸~日高>2023年春の自転車旅(その十二)48-51日目

 2023年春のチャリキャンプひとり旅(その十二)

今回の旅レポは、岩手県の二戸から青森県の八戸、そしてフェリーで苫小牧へ渡り、

日高までの四日間です。


48日目は、二戸からやっと青森県に入り、三戸を通って八戸のお宿まで

49日目は、川崎汽船のシルバーフェリーに乗って苫小牧へ

50日目は、道東へ向かうべく、東へ進み、アイヌコタンがある二風谷のキャンプ場まで

51日目は、沙流(さる)川に沿って北東へ進み、日高町のキャンプ場へ


【その十二の見どころ】

旅館のルームキーを返すのを忘れる!

かっぱ寿司でテイクアウトを注文するも2時間待ちと云われ…

今回のシルバーフェリーで本州と苫小牧を繋ぐフェリー4社を全て制覇!

鵡川の本ししゃもは絶品なのになぜ獲れない…

鵡川ソーセージの工場がエゾ鹿の加工工場に…

小便を我慢できず工事現場の事務所トイレへ…

高濃度炭酸泉に入るも熱くて失敗!

日高のキャンプ場で管理人に怒られ、カラスに食べ物を盗られ…


●2023年6月26日(月) 48日目 晴れ 無風

【走行距離57km 獲得標高430m】

二戸→三戸→八戸

 

今日は、太平洋に注ぐ馬淵川沿いに下り、八戸の旅館まで約60キロの旅。

6時半に起きて、温泉に入り、おかわりできない朝食弁当を頂いて、9時前に出発。

10キロほど走ると、青森県三戸町の標識があり、江戸から今日で21日目、やっと津軽まで来る。

昨日、二戸のホテルに着いてから、沼宮内の旅館のルームキーを返すのを忘れていたことに気付く…。

宿へ電話で謝り、昨日は日曜日だったので、ここ、三戸の郵便局から、レターパック速達便で宿へ送り返す。520円也。知らなかったが、三戸町は、漫画家「馬場のぼる」先生の故郷で、この似顔絵は筆者も記憶がある。

「11匹のねこ」と云う絵本がベストセラーで、町のあちこちにネコのオブジェがあり、ここポストの横にもかわいい猫の配達局員がいる。

国道を避けて、県道を走っていると、魔女の宅急便のように、サクランボのほうきに乗った女の子が描かれているマンホールがあり、ここ名川(ながわ)と云う町は、サクランボが名産のようだ。

サクランボはもうないが、青森と云えば、リンゴで、少しだけ赤みを帯びた実は、たくさん生っている。

12時半、八戸の町に入り、出張時には必ず寄った八戸の胃袋と云われる「八食センター」へ。平日なのに、ランチを食べようとする観光客や地元の人で賑わっている。

ここは食堂街の他に、魚市場のように、海鮮類を売るお店が並んでいて、ここへ来ると、つい、買ってしまうが、今回は旅の途中なので、ランチ用のお弁当だけ買って、我慢する。宿のある沼館地区には、20年もの間、価格交渉や技サ活動で、通い続けた鋳物メーカー「高周波鋳造」があり、思い出深い門の前で一枚パチリ。

そこから五分ほどで、今日の宿「パンション光洋」に着き、

まだ13時半なのに、部屋に入れてくれたので、部屋で、シャケ、鶏唐、カニクリームコロッケのお弁当を頂く。

旅行割が青森県でもあり、2000円のクーポンをもらうが、飲食店、お土産屋、レンタカーなどでしか使えないので、明日のフェリーで食べるランチ用として、近くのかっぱ寿司へ行き、テイクアウト注文をすると、2時間待ちと云われる…。

まだ17時で全然混んでいないのに、唖然としていたら、お店のおばちゃんが「席で注文してお持ち帰り用容器に入れたらいい」とのこと。なので、カウンター席に座り、注文タッチパネルで、生ものは明日まで持たないので、イカ天、キス天、なす天などの天ぷら系、しぐれ煮、アサリ煮など、10皿ほど入力するも、一皿110円ばかりなので、2000円には全然足らない。

仕方ないので、アジフライ単品、フライドポテト、枝豆、鶏唐を追加して、何とか2000円にする。

20分ほどで全部出てきて折に詰めるも、かなりのボリュームなので、宿の夕食カレーを少なめにして、

フライドポテトやアジフライを部屋で食べたら、食べ過ぎて、胸やけする…。エンジェルスは、大谷が活躍するも、ロッキーズに3―4でまた惜敗する。

【走行時間3:24 平均速度16.8km/h】

【本日の会計】¥7,399(宿代\5,280含む)


●2023年6月27日(火) 49日目 晴れ 東風1m

【走行距離12km 獲得標高42m】

八戸→八戸港→フェリー→苫小牧港→苫小牧駅

7時半にフェリーターミナルへ行かないとダメなので、6時に用意してくれた宿の朝食を頂き、7時に出発。部屋もお風呂も綺麗で、なかなかいい宿であった。港へ着くと、「川崎近海汽船㈱」のシルバーフェリーが停泊しており、手続き後、すぐに乗船できる。

八戸―苫小牧間を運航しているシルバーフェリーは4隻で回しており、外見もそうだが、船内も綺麗なので、フロントで聞くと、「このプリンセス号が11年目で一番古い」とのことで、プチびっくり。

このフェリーの建造に関わったと思われる企業名で描かれたハートマークがあり、三菱重工の字が一番でかいので、同社が建造したと思われるが、親会社の川崎重工じゃないのは、なぜだろうか、と思う。大型フェリーの建造は三重の牙城で川重は撤退したのかもしれない、知らんけど…。

ランチは、エンジェルスの試合を観ながら、20貫のかっぱ寿司を完食して、またお腹一杯になる。大谷がまたホームランを打ち、ホワイトソックスに何とかサヨナラ勝ちを収めて、プチすっきり。16時に苫小牧西港に着岸するも、自転車は、また一番最後にされて、車輛甲板で30分ほど立ったまま待たされる…。最後なら最後と最初に云って欲しいわ、ホンマに!。

着岸時、名古屋からの太平洋フェリーと大洗からの商船三井サンフラワー号が並んでいて、どちらも利用したことがあるので、懐かしい。因みに、今回のシルバーフェリーで、本州と苫小牧を結ぶフェリー4社を制覇したことになり、プチ満足。いつもの東横イン苫小牧駅前店に入り、18時、いつものT澤先輩と、いくら丼と鳥ザンギが美味いと云う、近くのグランド居酒屋富士へ。

そこで先輩に聞いた話だが、「奥様が鵡川(むかわ)出身で、鵡川と云えば本シシャモだが、近年、全く獲れなくなっていて、釧路の白糠辺りから分けてもらっている」とのこと。スーパーにある、へなへな冷凍樺太シシャモに比べて、本シシャモは、解凍しても、食感があり、特にオスシシャモは絶品なので、プチ残念だ。5連敗中の阪神は、好投手の柳を打ち砕き、中日に11―3で快勝。梅野でやっと…。

【走行時間0:42 平均速度17.0km/h】

【本日の会計】¥14,200(呑み代\3,590含む)


●2023年6月28日(水) 50日目 曇り 南東風3m

【走行距離68km 獲得標高319m】

苫小牧→厚真→鵡川→平取→二風谷

 

今日は、ルート図のように、東へ進み、二風谷と云うアイヌコタンにあるキャンプ場まで約60キロの旅。アップは最後の方だけだが、長めの距離で、風もアゲンストなので、久しぶりにしんどい一日になりそうだ。

9時、アイスホッケー選手の銅像がある苫小牧駅を出発し、まずは、セコマで味付けラム300グラムを、と思ったが、なかなか置いていない…。結局、4軒目でやっとゲットする。道道259号線を走っていると、緑色の大きな球状物体が見えてくる。

自衛隊の監視レーダーかと思ったが、石油備蓄基地とあるので、きっと天然ガスのタンクだろう。

地震で大規模停電を起した発電所の町、厚真を過ぎて、シシャモとむかわ竜の町、鵡川に入り、サークル同期のⅠ籐シゲが無添加ソーセージを作っていた工場に寄ってみると、建物は残っていたが、鹿肉を加工する「むかわジビエ」と云う工場になっていた…。

エゾシカは繁殖し過ぎて作物を荒らす害獣なので、これはこれで頑張って欲しいものだ。苫小牧を出て3時間が経過し、トイレへ行きたいのだが、田舎道を走って来たので、何もない。とうとう我慢の限界に近づいたので、工事現場事務所にあったトイレをお借りする。

事務所は閉まっていて誰もいないようなので、写真を撮って御礼に代える。苫小牧の東側には、日高山脈を源流とする鵡川と沙流(さる)川と云う大河があり、キャンプ場があるのは沙流川沿いなので、鵡川沿いから山をひとつ越えて、スズランと沙流川の町、平取(びらとり)町に入る。

JAびらとりに、トマトジュース「ニシパの恋人」の広告があり、ニシパとはアイヌ語で「お金持ち」と云う意味らしい。

「永遠のニシパ」と云う松潤が演じた松浦武四郎のNHKドラマを思い出す。キャンプ場近くまで来ると、「二風谷(にぶたに)コタン」があり、奥の方に、昔のアイヌ民族住居「チセ」が並んでいる。

14時、「二風谷ファミリーランドオートキャンプ場」に着き、雨が降るかもとバンガローを予約しておいたのだが、蒸し暑くて中にいられない…。

フリーサイトにすればよかったと、プチ後悔。北海道入りして、最初のランチは、筆者お気に入りのセコマのカツ丼とサッポロクラシック。

そして夜も、セコマの味付けラム肉の煮込みジンギスカン。

ランチの後、隣接のびらとり温泉「ゆから」へ行くと、

普通の温泉に加えて、人工的に炭酸濃度を1リットル中1000ppmまで高めた「高濃度炭酸泉」の浴槽があり、血流を高める効果があるらしいので、入ってみるが、結果は失敗…そのあと体が熱くなり過ぎて汗が止まらない…入らなければ良かったとプチ後悔。エンジェルスは、6回1失点、2本のホームランと二刀流大谷の大活躍で勝つも、阪神は、中日の高橋を攻略できず、延長10回2―4で負ける。6回満塁で大山のダブルプレーが痛かった…。

【走行時間3:59 平均速度17.0km/h】

【本日の会計】¥5,922(バンガロー代\3,000含む)

【二風谷ファミリーランドオートキャンプ場評価:34点】

フリーサイトは500円で、充電はできないが、電波OK、芝生サイト、東屋あり、屋根付き炊事場ありで、温泉も隣接している。保冷剤を冷やす冷蔵庫が管理棟にないのが、不満と云えば不満だが、総合的には、まずまずのキャンプ場である。


●2023年6月29日(木) 51日目 うす曇り 南西風2m

【走行距離45km 獲得標高383m】

二風谷→振内→日高

 

今日は、沙流川沿いの国道237号線を北東へ進み、日高の町中にあるキャンプ場まで約45キロの旅。高低差は200mほどあり、高低図を見ると、じわじわと上っているだけなので、きつくはなさそうだが、天気が崩れそうで心配だ。

なので、早めの8時半過ぎにジャンプを決めて出発。淡々と緩やかな上り道を走っていると、パトカーが2台停まっていて、近づくと、警官と普通のひとがいるので、事故現場の立ち合い検証をしているようだ。

こんな直線道路で、何があったのだろうか。

二風谷を出て3時間、「せせらぎと木もれびの里」日高の町に入り、Aコープで買い出しをして出ると、マイチャリの横に4台の自転車が並んでいる。

中学生ぐらいか、外人の女の子が二人。英語で話しかけられたら困るので、目を合わさないようにして、近くの「沙流川オートキャンプ場」へ。

管理棟は13時からなので、隣のBBQハウスのベンチに座り、セコマののり弁などを広げていると、雨がザーザーと降ってくる…ギリギリセーフ。

食後、雨が止んだので、受付を済まし、指定されたフリーサイトへ移動して炊事棟の横で設営していると、軽トラのおじさんから「ここに張るな」とか「自転車を炊事場に立て掛けるな」とか注意を受ける…うるさいキャンプ場や、と思いながら、設営後、「ひだか高原荘」で日帰り入浴をして、戻ると、ランチの空ケースが落ちていて荒らされた跡が!

夕食に、と残しておいたポテサラとトーフが無くなっている…プチショック。

あの屋根の上に止まっているカラスだ、きっと。油断も隙も無い!サイドバッグをちゃんと密閉しなかった自分も悪いが…久しぶりにカラスの被害に遭い、うるさいおっさん然り、ここは印象悪し。

マイテントの向こうには、テントが二つ、Aコープにあった自転車もあるので、あの欧米人親子4人組だ。他に、バイクおじさんも数人いて、平日にしては、多いので、人気のあるキャンプ場なのだろうが…。夕方になっても蒸し暑いが、ブヨもいるので、テントに入って、煮込みジンギスカンを汗かきながら頂く。北海道内は天候が不安定で、札幌や旭川は大雨になっているらしいが、ここは大丈夫そうだ。阪神は、村上の好投で中日に8―0の快勝。

【走行時間3:59 平均速度17.0km/h】

【本日の会計】¥5,922(バンガロー代\3,000含む)

【沙流川オートキャンプ場評価:40点】

管理人とカラスはダメだが、料金は500円とお安く、温泉があり、炊事棟も完備、電波、充電、保冷剤もOK、フリーサイトも広い芝生面なので、歴代上位に入るキャンプ場だろう。人気があるのもわかる気がする。

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