<日高~厚岸>2023年春の自転車旅(その十三)52-55日目

 2023年春のチャリキャンプひとり旅(その十三)


今回の旅レポは、北海道の日高町から帯広、釧路、そして厚岸までの四日間です。


52日目は、日高町から占冠駅まで走り、そこから帯広までJR輪行

53 日目は、帯広から十勝川の河口に近い浦幌のキャンプ場へ

54日目は、浦幌駅から大楽毛までJR輪行して、豚丼を食べてから釧路のホテルまで

55日目は、牡蠣の産地で有名な厚岸のキャンプ場へ


【その十三の見どころ】

特急列車に乗車しても特急券代が要らないなんて!

帯広名物豚丼の名店「ぱんちょう」の豚丼は…

出発ジャンプ写真を撮ろうとしたら…

1年振りのパンク…走行中のパンクは何年ぶりやろか?

キャンプ場に救急車が!

大楽毛の豚丼専門店「ぶた福」の豚丼は…

町の境界線が消えているルークシュポール???

馬肉用の馬を繁殖させている牧場があるとは…

牡蠣の町厚岸は牡蠣とエゾシカがいっぱい!

大して傷んでいない道路を天皇陛下が1回通るという理由だけで綺麗にするのは…


●2023年6月30日(金) 52日目 うす曇り 南東風4m

【走行距離20km 獲得標高308m】

日高→占冠→JR→帯広

 

今日は、普通のサイクリストなら、標高1020mの日勝峠を越えて帯広へ行くのだが、日勝峠は昔、行ったことがあるし、750mアップはしんどいので、JRの駅がある占冠まで走って、帯広まで輪行することに。

列車は10時半発で、ここから1時間半はかかるので、出発は余裕を見て8時。早めの5時に起きて、朝エッセンを済まし、予定通り8時にスタート。

250mアップの日高峠を大汗かきながら何とか越えて、ツインタワーの星野リゾートトマムがある占冠村に入ると、また、鵡川があり、「沙流川が男で鵡川が女」と書いてある。

やっぱり、この二つの大河はアイヌ時代からペアだったのだ、と思う。9時半、順調に占冠駅に着き、特急「とかち」に乗車するも、夕張~新得間は普通列車がなく特急列車しか走っていないから、特急券不要とのことで、得した気分になる。

新得からは、特急代が必要になるため、19年の朝ドラ「なつぞら」のロケ地になった新得駅で

普通に乗り換えると、車内に「新得~釧路」の路線図があり、豊頃、浦幌、音別(おんべつ)、白糠(しらぬか)、庶路(しょろ)、大楽毛(おたのしけ)の懐かしい名前が並んでいる。

帯広駅手前の無人駅で下車するつもりだったが、雨雲レーダーを見ると、南から激しい雨雲が近づいているので、帯広駅まで行くことにする。

12時半頃、帯広駅前で自転車を組み立てていると、予想通り、強い雨が降ってきて正解。組み立てを終えると、丁度、雨も止み、帯広と云えば豚丼、豚丼と云えば「ぱんちょう」なので、電話で予約しておいた豚丼を取りにお店へ行くと、結構、人が並んでいる!

でも、こっちは並ぶ必要がないので、申し訳なく店内に入り、1050円の豚丼を受け取り、東横インのロビーで頂く。

豚ロース4枚で千円はチト高いが、タレは確かに絶品だ。夜は、十勝の牛乳と云えば「よつば牛乳」なので、それを使ったクリームシチューを作る。

昼間の話だが、新得から帯広へ向かう途中に芽室と云う町があり、知らなかったが、この町はスイートコーンの収穫量が日本一らしい。

食用の甘いとうもろこしがスイートコーンで、その中でも、ピュアホワイトは高いけど、一番甘くて美味しい。エンジェルスは大谷がまたホームランを打つも、7―9で負ける。阪神も、戸郷を打てず、梅野の配球ミスがまたあり、Ⅰ―2で巨人に惜敗…。今日を振り返ると、朝から蒸し暑く、脚は攣らなかったが、夕方のシャワー中、二の腕が何度も攣り、頭が洗えない事態になる。まだ6月なのに、ましてや北海道なのに、この暑さは異常だ…。

【走行時間1:32 平均速度12.8km/h】

【本日の会計】¥11,377(ホテル代\6,460含む)


●2023年7月1日(土) 53日目 晴れ 北東風5m

【走行距離55km 獲得標高227m】

帯広→札内→幕別→豊頃→浦幌

 

今日は、元々、天候不順で連泊を考えていたが、予報が外れて晴れそうなので、3年前に利用したことがある浦幌のキャンプ場まで走ることにする。

そこには、シャワーも温泉もないので、朝シャワーをして、しっかりと朝食を食べて、9時、帯広駅をバックに出発写真を撮る。

しかし、三脚の前で構えているのに、前しか見えていないのか、おじさんが目の前を通過…。撮り直すも、見返すと、こっちの方が面白いので、採用決定。

東に向かって鉄道沿いを走り、ナウマンゾウとクマゲラの町、幕別に入ったところで、後輪が徐々に左右に振れ出して、サイドキャリアに何か問題発生か?と止まって見たら、タイヤの空気が少し抜けている!プチショック…パンクである。

暑いので、木陰に移動し、キャンピングチェアに座りながら、パンク箇所を探すと、タイヤにスチールファイバーのような極細の針金ワイヤーが刺さっている。

長さは5ミリほどしかなく、こんなのが刺さるとはついていない、と思ったが、下り坂で前輪だったら、転倒していたかもしれないので、平らな道で、後輪だったところはついている。予備のチューブに交換して、30分ほどで修理完了。

長さではベストテン圏外だが、流域面積では全国6位の大河十勝川を横断する橋を渡ると、野鳥と十勝川の浦幌町に入る。

十勝川の下流域は、バードウオッチングが盛んで、マガンを始め、オジロオオワシや丹頂鶴など、年中、いろんな野鳥が観察できるらしい。浦幌の町中で、3年前にもランチをした洋食レストランに入り、名物の「チキンカツスパゲティ」を注文して、町外れの「浦幌森林公園キャンプ場」へ。前はテイクアウトできなかったが、コロナ効果によりできるようになったので、キャンプ場で、のんびりとビールを飲みながらランチする。

3年前と同じ場所にテントを張り、自転車は炊事場に立て掛ける。ここのカラスも図々しいらしく、「カラスに注意してください」との注意書きがある。

19時頃、テントで、クリームシチューを食べていると、

救急車のサイレンが聞こえてきて、外を見ると、キャンプ場の駐車場に救急車が!。どうも、バンガローサイトでBBQをしながら騒いでいた複数の家族グループで、何かあったようだ。翌朝、炊事場で会った母親に聞くと、「すい臓を患った人がいて一時意識を失って倒れたが、その後、意識が戻ったので、救急車には乗らずに、自宅へ帰った」とのこと。大事にならなくて良かったものの、昼間から騒ぎ過ぎる感があったので、もう少し、周りの事も考えて欲しいものである。大谷がまたホームランを打つも、2―6でまた負ける。でも、阪神は、伊藤の好投で、巨人に3―0で何とか勝つ。今日を振り返ると、朝から暑いので、熱中症対策で白のアームカバーとレッグカバーを装着したら、汗が体を冷やしてくれるので、正解。また、汗や埃が腕と脚に残らないので、ベトベトせず、シャワーに入れない日であったが、そんなに気にならず、良かった。ただ、パンクしたことと、コットにクリームシチューをこぼしてしまったことはプチショックであった…。

【走行時間3:02 平均速度18.3km/h】

【本日の会計】¥2,753

【浦幌森林公園キャンプ場評価:41点】

料金は500円とお安く、森林公園と云っても山じゃなく河原の近くにあり、アクセスは平坦で楽勝。フリーサイトはトイレや炊事棟に近く、地面も芝生。町中にあった銭湯がなくなり、風呂やシャワーがないのはマイナス要素だが、それを除けば、高評価のキャンプ場だ。


●2023年7月2日(日) 54日目 晴れ 南西風6m

【走行距離19km 獲得標高108m】

浦幌→JR→新大楽毛駅→大楽毛→釧路

 

今日の宿は釧路の東横インで、距離は80キロ弱なので、走れないことはないが、浦幌から大楽毛までは、1年前に走ったことがあり、途中、大型トラックが多い国道38号線を通ることになるので、ここから大楽毛までJR輪行することに。

6時に起きて9時にキャンプ場を出て、すぐ駅に着き、自転車分解袋詰めを済まし、11時半頃に来る普通列車を、パソコン作業をしながら待つ。

跨線橋を越えなくて済む改札前のホームから、列車に乗り込み、北海道らしい海岸線が続く根室本線の車窓を見ながら、釧路の手前にある大楽毛(おたのしけ)へ。

浦幌駅で、駅員に、大楽毛駅のことを聞くと、跨線橋の昇降がある、とのこと。でも、一つ先の新大楽毛駅は下車ホームに改札口がある、と教えてもらったので、大楽毛にある豚丼のお店までは、少し戻ることになるが、新大楽毛駅まで行き、豚丼の名物店である「ぶた福」へ。

1年前に見つけたお店で、もう13時半だが、結構お客が多い。

基本、1050円で、ロース豚丼とバラ肉とロースのミックス豚丼がメインなので、ミックス豚丼に行者ニンニクをトッピングした一品を注文するも、行者ニンニクは味が濃すぎてイマイチ…。

でも、豚は帯広の「ぱんちょう」の4枚に対し、7枚も入っていて、お得感たっぷり。肉量に比べ、ご飯が少なめなので、160円プラスの大盛りにすれば良かったとプチ後悔。

15時半、釧路の東横インに入り、夜は、ホイコーローを作って21時に寝る。阪神は、巨人戦、延長12回、リリーフ陣が踏ん張り、2―2で引き分け。引き分けは勝ちに等しいので、OK。

【走行時間1:03 平均速度17.7km/h】

【本日の会計】¥9,702(ホテル代\6,270)


●2023年7月3日(月) 55日目 うす曇り 南東風6m

【走行距離62km 獲得標高392m】

釧路→昆布森→深山→尾幌→厚岸

 

今日は、太平洋沿いの「北太平洋シーサイドライン」を、ひたすら東へ進み、牡蠣で有名な厚岸(あっけし)のキャンプ場まで約70キロの旅。

9時にホテルを出て、釧路の中心にある幣舞(ぬさまい)橋の横にあったモニュメントで出発ジャンプ写真を撮り、ザンギ発祥のお店と云われている「鳥松」の前でも一枚撮り、東へ。

道道142号線を進むも、太平洋は全く見えず、この先もアップダウンが続きそうなので、「岬と花の霧街道」の太平洋シーサイドラインを諦めて、10キロほど近道になる内陸部の国道44号線を走ることにする。

アヤメと赤い厚岸大橋が描かれている厚岸町の標識に「ルークシュポール」という文字があり、この辺りの原野を指す地名らしいが、不思議なのは、この原野を横切っているはずの釧路町と厚岸町の境界線が地図にないこと。

調べても、「なぜ未画定なのか」までは触れてなく、もし、この地域でなにかあったら、と思うが、多分、人が全く住めない原野だから、問題はないのだろう。尾幌という集落には、珍しい馬の牧場があり、「馬の繁殖と育成頭数日本一」と書いてある。

サラブレッドではないので、多分、馬肉用として馬を育てているのだろう。

馬刺しが名産の熊本にも馬を卸しているらしいので、間違いない。

厚岸と云えば牡蠣だが、この地図のように、入り組んだ地形が味噌で、北東の位置する別寒辺牛(べかんべうし)湿原からのミネラルが得られる厚岸湖で、年中、美味しい牡蠣が獲れるのだ。内地の仙台、伊勢、赤穂、広島などの牡蠣名産地は寒い冬だけだが、ここは、年がら年中、海水温が低いので、貝毒に汚染されることなく、いつでも収穫できるのである。

厚岸の町に入ると、町の公式キャラクター「うみえもん」がいて、うに、ほたて、ほっき、牡蠣などの海鮮類を身にいっぱい付けている。

ここは、地元の漁協組合がやっているお店で、中に入ると、水槽には牡蠣がいっぱい!安いのは1個140円で高くても300円ほどで、ここに置いてある電子レンジで1分ほどチンすれば、そのまま新鮮な牡蠣が食べられるようだ。

近くのスーパーへ寄り、煮込みジンギ用の食材を探していると、魚コーナーに、花咲ガニが!一杯900円は安いが、殻を切るハサミがないと食べられないので、諦める…。

正平さんのこころ旅で、知ってはいたが、ここ厚岸はエゾシカが普通に町中を歩いていて、人間と鹿が共存している感じだが、プチ怖い。

真っ赤な厚岸大橋を渡り、筑紫恋と云う集落にある「筑紫恋キャンプ場」へ。

テントでもいいが、2000円ちょっとで泊まれるので、バンガローにする。ランチは、厚岸駅前にあったかきめし専門店「氏家かきめし」で、思い切って買った、牡蠣8個に加えて、つぶ貝とあさりも入っている1680円の「かきめしスペシャル」。

煮てある牡蠣は味がしみ込んでいて絶品!高かったけど正解だ。月曜日だが、結構、キャンパーがいて、声を掛けてきた新潟のおじさんは、10年ほど、釣りや山登りをしながら車で北海道キャンプ旅を楽しんでいるとのこと。その中でも、気にいっていた、釧路湿原の北西に位置する鶴居村のキャンプ場が、コロナが明けても閉鎖したままの話になる。自分も、行きたいと思っていたキャンプ場だが、観光地や温泉が近くて便利で無料なだけに長期滞在する人が多く、コロナをきっかけに村が、未来永劫、閉鎖することに決めたらしい…。まじめなキャンパーにとって、キャンプ場の長期滞在は、ホンマ迷惑なので、やめて欲しいものである。明日は、霧多布キャンプ場のバンガローを予約していたが、プチ寄り道になるので、キャンセルして、予約不要の浜中にあるキャンプ場へ行くことにするが、これが、裏目に…。今日を振り返ると、強い向かい風が予想されたが、そんなに気にならず、海岸線をやめてショートカットしたことで、比較的、楽に完走できた。

そう云えば、国道44号線、通称「根釧国道」を走っている時、そんなに傷んでいなのに、やたら舗装改修工事をやっているので、誘導作業員のおじさんに聞いたら、秋に天皇陛下が厚岸に来るから、とのこと。そんな理由か、と云ったら、怒られるかもしれないが、国民の貴重な税金を、人のお金のように、必要不可欠とは思えない工事に使うお役人、国土交通省?宮内庁?北海道庁?どこか知らんけど、税金を無駄に使うことは、ホンマやめてもらいたい!

【走行時間3:47 平均速度16.3km/h】

【本日の会計】¥5.431

【筑紫恋キャンプ場評価:39点】

フリーサイト料金は220円とお安く、シャワーあり、ランドリーあり、電波OK、保冷剤OK、アクセスも平坦で、充電だけNGなので、まずまずのキャンプ場だが、鹿が出るのとトイレが臭いのがマイナス要素。因みにドコモは圏内だが、AUは圏外らしい。

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