<壱岐~唐津~佐世保>2023年秋の自転車旅(その三)13-16日目

 2023年秋のチャリキャンプひとり旅(その三)

今回は、対馬から壱岐へ渡り、島を少し巡ったあと、唐津へ渡り佐世保まで、4日間の旅レポです。


13日目は、対馬の厳原港からフェリーで壱岐の芦辺港へ渡り、島の西側にあるキャンプ場まで

14日目は、キャンプ場に連泊し、壱岐の中央部を横切って東端にあるお地蔵さんを見にいく

15日目は、島の南東にある港まで走ったあとフェリーで唐津へ渡り、長崎県のキャンプ場へ

16日目は、伊万里、有田を通って佐世保のホテルまで


【その三の見どころ】

壱岐と云えば猿岩だ!

はらほげ地蔵なのに潮が満ちていて…

大事なカメラを置き忘れる!

バッグの中にゴキブリがいっぱい!

壱岐の島は鬼ヶ島…鬼凧に鬼の窟!

壱岐牛が美味しい秘密とは…

大型タンクローリー車が続々と向かってくる先には…

佐世保駅高架下にあった長崎ちゃんぽんのお店は…


●2023年10月16日(月) 13日目 晴れ 

【走行距離16km 獲得標高378m】

対馬厳原→フェリー→壱岐芦辺→新田触

 

今日は、厳原港からフェリーで壱岐へ渡り、島の西端にあるキャンプ場まで約15キロの短い旅だが、島の中央部に標高100mの平らな山がある。

5時半に起きてラグビーW杯を観ながら朝食を済まして、7時半、ホテルを出て近くのフェリーターミナルへ。予約はできず、しかも、バイクと自転車は五台しか積めない、と云われており、カットされたら困るので、出航時刻の1時間前に着いて、早めの受付を済ます。

出港30分前、九州郵船の「フェリーちくし」に乗船すると、迷彩服を着た自衛隊員が20名ほどいて、なんと女子が8名もいる!最近は、芸人のやすこのように、入隊する女性が増えているのかもしれない…。フェリーは2時間15分で壱岐の東側にある芦辺港に入港し、

博多へ向かうジェットフォイル「ビーナス号」を見送ってから、島の西へ向かうと、坂の途中に、洞窟の入口を石で囲った「鬼の窟(いわや)」と云う古墳がある。

壱岐は「古墳と海蝕の島」と云われ、この小さい島に280もの古墳があり、中でも、ここを含め、六基の首長級古墳が「壱岐古墳群」として国の史跡に指定されている。

写真を見ると、玄室はいずれも石で囲まれた石室で、中国や朝鮮の国々から認められていたことを物語る遺物が発見されているらしい。島の自治体は合併統合されて、今は壱岐市ひとつしかないが、旧市町村を示す看板があり、郷ノ浦町には、壱岐の名物「猿岩」が描かれている。

港を出て丁度1時間で「壱岐出会いの村キャンプ場」に着き、炊事棟の中で、スーパーで買った400円のお得弁当でランチをしていると、車が1台、炊事棟前まで来るも、Uターンして、一段下のトイレも何もない不便な広場で設営している…

炊事棟の奥に広いサイトがあるのに、なんか変な人にみられたみたいで、いい気持ちはしない。

炊事棟のすぐ横に設営して、無料のシャワー棟で汗を流し、ホタテ入りクリームシチューを食べて寝る。今日一番びっくりしたことは、あの谷村新司さんが腸炎で亡くなったと云うニュースで、アリスの歌はどれも好きだったし、中学生か高校生の時にはチンペイさんのオールナイトニッポンも面白くてよく聴いたものだ…とても残念である。

【走行時間1:28 平均速度12.3m/h】

【本日の会計】¥5,837(フェリー代¥3,690)

【壱岐出会いの村キャンプ場評価:39点】

岬の上にあるのでアクセスは悪いが、インフラは整っており、これで300円はお安い。シャワーも無料で、広い屋根付き炊事棟、保冷剤、充電もできて、電波は弱いが、問題ないレベルなので、離島にしては、最高レベルのキャンプ場である。


●2023年10月17日(火) 14日目 晴れ 北西4m

【走行距離58km 獲得標高863m】

壱岐新田触→住吉東触→東触→郷ノ浦→湯の本→新田触

 

壱岐は、溶岩でできた海蝕の島で、海岸線が入り組んでいて、全然楽そうじゃないので、温泉が近いこのキャンプ場に連泊、バッグを置いて、軽装備で島を一周しようと思ったが、調べると100キロ以上ある…なので一周は諦め、今日は、島の東端にある「はらほげ地蔵」にでんして、南にある島最大の町、郷ノ浦経由、キャンプ場まで戻る約40キロの旅にする。

9時半、出発ジャンプを決めて、まずは、ここからすぐの「猿岩」へ。それらしき岩があるも、向きが違うので、絵とは異なるが、目と口と緑色の頭がある。

猿岩の駐車場まで来ると、遠くに、ホンマに猿のような岩が見えてきて、プチびっくり!

緑の草が丁度、髪の毛のようで、より猿らしくしている。

猿岩の近くには、対馬同様、戦争時に設置された「東洋一の黒崎砲台跡」があり、砲弾の模型が飾られている。

左側が戦艦土佐と同じ黒崎の砲弾で、直径40センチもあるらしいが、右側の戦艦大和の方が、遥かに大きい。より重厚長大なものが好まれた昔の時代を感じる…。

東へ向かっていると、「あと90km!壱岐ウルトラマラソン」と書いた幟(のぼり)があり、どうも、四日後の土曜に、100キロマラソンがあるようだが、「あと10キロならまだしも、まだ90キロもあるのに、ゴールまでがんばれ」と云われてもなあ…と思う。県道はアップダウンが多そうなので、ぐねぐね農道を間違えないよう慎重に確認しながら、島を横断して、11時、「はらほげ地蔵」に着くと、写真でイメージしていたより、小さめの普通のお地蔵さんが6体、海の方を見て並んでいる。

お腹にお供えする穴が空いているので「はらほげ」と云いそうだが、背中しか見えない…干潮時には海側から拝むことができるようだが、プチ残念。

まだ先に「左京鼻」があるので、そこまで行き、でんして、写真を撮って、島南西部にある郷ノ浦へ。そこのスーパーに入ると、真っ赤なトマトが目に入るも、ミニトマトが357円、大きいのは1個299円もする…

でも、その隣に4個で197円があったので、即、籠に入れる。一旦キャンプ場へ戻り、ランチを済ましてから、7キロほど離れた湯本温泉へ行き、

400円の山口温泉に入り、戻る途中、湯本温泉の案内板があったので、撮ろうとするも、首からいつもぶら下げているはずのカメラがない!さっきの温泉前のベンチに置いてきてしまったのだ。ダッシュで戻り、ポツンと置いてあるカメラを無事回収する。あそこで気付かなければ、坂の上のキャンプ場まで行っていただろうから、案内板に感謝である。

17時、キャンプ場に戻り、夕エッセンは、1個50円のトマトとカイワレ大根入り麻婆豆腐。

今日を振り返ると、今朝の話だが、炊事場の床に置いていた、食料用のサイドバッグを開けると、いきなり中からゴキブリが出てきて、プチびっくり。

もう一つの食料用バッグからも出てきて、合計5匹も!なので、バッグを調理台の上に移して、しっかりと閉める。海蝕(かいしょく)の島だからか、東触や新田触など、語尾に「触(しょく)」が付く地名が数多くあり、多分、大昔からそう呼ばれていたのだろう、と思う。そして、壱岐の電波状態は、悪かった対馬に比べると、田舎道でもちゃんと入る。

【走行時間3:52 平均速度14.9m/h】

【本日の会計】¥3,284


●2023年10月18日(水) 15日目 晴れ 北西4m

【走行距離47km 獲得標高350m】

壱岐新田触→印通寺(いんどうじ)→フェリー→唐津→福島

 

壱岐には、フェリー港が三つもあり、北東の芦辺漁港は対馬、南西の郷ノ浦は博多と対馬、南東の印通寺(いんどうじ)港は唐津と繋がっている。なので、今日は、ルート図のように、印通寺まで走り、フェリーで佐賀県の唐津へ渡ったあと、長崎県の福島と云う島にあるキャンプ場まで、約45キロの旅。

今日も快晴の下、8時に出発ジャンプを決めて、高台にある管理棟に寄り、二泊お世話になった御礼をする。

壁には、鬼と武者が描かれた「鬼凧(おんだこ)」と云う古代から伝わる民芸品が飾ってあり、朝ドラ「舞い上がれ」で見た五島の「バラモン凧」にも似ている。知らなかったが、壱岐は鬼ヶ島と呼ばれ、いろんな鬼伝説があるらしい。二日後に行く予定の五島にも鬼がいるのだろうか、気になるところである。印通寺に向かって、田舎道を走っていると、牛舎があり、黒い牛が何頭もいる。

筆者でも聞いたことがある、あの希少な壱岐牛だ!年間900頭しか出回らない和牛で、海のミネラルを多く含んだ牧草を食べているので、柔らかい肉質になるらしい。

9時半、港に着き、意外に一日5便もある中の第2便、10時50分発の九州郵船フェリー「エメラルドからつ」に無事乗船して、

100分の船旅を、ランチしながら過ごす。12時半、唐津東港に着岸し、まずは、唐津の町中へ。 

国道を避けて、狭い道を走っていると、石垣の向こうに、唐津城が見えてくる。

8年前の2015年に来たことがあり、懐かしいが、あの時は、その後、熊本県の五木村を走っている時、下りのカーブで前輪がパンクして転倒、鎖骨を骨折して救急車で人吉の病院まで運ばれた事故の方が忘れられない…。唐津から伊万里に抜ける国道202号線を10キロほど進んだ後、県道を真西へ向かい、入り組んだ海岸線に出ると、赤い橋が見える。

あの橋を渡ると、長崎県の福島と云う島で、そこに今日お世話になるキャンプ場があるはずだ。

そして、その橋を渡っていると、大型のタンクローリー車が数珠つなぎのように何台も向かってくるので、地図を見ると、この先に「国家石油ガス備蓄基地」があり、納得。

15時半、ヨットやクルーザーが並ぶ「つばきマリーナキャンプ場」に着くも、管理棟はなく、ベンチも東屋もない芝生サイト、しょぼい水場、古そうなトイレ棟のみ…。マリーナの建物はあるが、人はおらず、鍵も閉まっている感じだ。シャワー設備もなく、近くに温泉のマークがあったが、何とかリゾートホテルになっていて、日帰り入浴はできそうもない。結構な汗を搔いたので、水場で洗髪と手ぬぐいでの体拭きをして、さっぱりしてから、ジャーマンポテトを作って、テントの中で、ようやく始まった阪神のクライマックスシリーズを観戦する。

19時半に寝てしまうも、夜中に起き、ダゾーンの見逃し配信で、続きを観る。結果、森下のソロHR、ピッチャーの村上にもタイムリーが出て、広島に4―1で快勝したので、気分よく二度寝する。

天気は今日も晴れて、実は、八日前の10月10日から全く雨に降られておらず、週間天気予報も、ずっと晴れマークだ!これだけ晴れが続くのは珍しいが、キャンパーにとっては大変嬉しい。

そして、今朝、印通寺の郵便局でお金を下ろした際、長崎ちゃんぽんとラーメンセットがあったので、いつものように、福井と神戸へプレゼントする。

【走行時間3:11 平均速度14.7m/h】

【本日の会計】¥12,568(ちゃんぽん発送代¥6,000、フェリー代¥2,870含む)

【つばきマリーナキャンプ場評価:24点】

管理人がおらず、インフラもしょぼいのに、利用料は、どっかからわざわざ車で来て、1100円も取られる。充電、ランドリー、雨除け度など10項目中5項目が最低の1点で、不便なキャンプ場である。


●2023年10月19日(木) 16日目 晴れ 南3m

【走行距離45km 獲得標高337m】

福島→伊万里→佐世保

 

今日は、佐賀県に戻り、伊万里を通って、長崎県第二の都市、佐世保まで約40キロの旅。途中、標高60mほどのアップがあるが、基本、楽勝のコースである。

遅めの7時過ぎに起きるも、夜露と朝露で、タープやテント、そして自転車カバーもビショビショだ。乾くまで待ち、

遅めの10時半、アリーナのボートと共に出発写真を撮って、佐賀県に戻る橋を渡り、右折して南へ向かう。

20キロほど走って伊万里の町に入ると、道端に伊万里焼の壺が飾ってある。

さすが陶磁器の町だが、悪い人が盗んだり割ったりしないか、プチ心配だ。交通量の多い国道204号線、そして有田焼の有田町からは、武雄と佐世保を結ぶ幹線国道35号線を通り、14時過ぎ、佐世保駅前の東横インに無事着く。

チェックイン後、ランチしようと駅の高架下へ行くと、同じような店構えをしたちゃんぽん店が向かい合っており、悩んだ末、「香蘭」と云うお店に入り、1050円の生卵入りちゃんぽん麵を注文する。

ボリュームたっぷりで、イカ、エビ、ブタが入っていて、スープもコクがあり美味い。昼休みがないので、お店のお父さん大将もおねえさん店員も、暇を見て、みんな同じちゃんぽん麺を食べている…毎日、ちゃんぽんばかり食べているのだろうか、もし、そうだとしたら、飽きないのだろうか、とふと思う。そして、結構高齢の大将は、お客が来る度、食べるのを中断して、中華鍋でちゃんぽんの具を炒めている。あとで知るが、ここは、あのミシュランガイドに掲載されており、地元でも旨いと評判のお店らしい。道理で旨いはずだ。阪神は、伊藤の好投と木浪のサヨナラヒットで広島に2―1で何とか勝ち、日本シリーズ進出に王手をかける。

【走行時間2:50 平均速度15.8m/h】

【本日の会計】¥11,063(ホテル代¥6,935含む)

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