<五島~長崎~諫早>2023年秋の自転車旅(その四)17-21日目
2023年秋のチャリキャンプひとり旅(その四)
今回は、佐世保から五島列島の中通島、そして福江島へ渡り巡ったあと、長崎に戻り諫早まで
5日間の旅レポです。
17日目は、佐世保港からフェリーで中通島の有川港へ渡り最寄りのキャンプ場まで
18日目は、中通島を縦断して、奈良尾港から福江島へフェリーで渡りクルマで先輩宅へ
19日目は、先輩に案内してもらいクルマで福江島観光
20日目は、福江港からフェリーで長崎港へ渡り長崎駅前のホテルまで
21日目は、軽く長崎見物をしてから、諫早へ
【その四の見どころ】
① ミシュラン店と同じくらい美味しいのに…
② 佐世保港も長崎港も軍港の名残り…
③ 五島は天草と同じキリスト教会の町!
④ 五島と云えば椿とあごとカワハギとトライアスロンと五島うどん!
⑤ 大分のスッポンと五島のスッポンの関係…
⑥ 初めて見たムベとは…
⑦ 舞い上がれロケ地の大瀬崎断崖へ行くも…
⑧ ルルドとは…
⑨ 長崎のスーパー駐輪場がコインパーキング方式!
⑩ 大浦天主堂へ行くも…
●2023年10月20日(金) 17日目 曇り 北西5m
【走行距離7km 獲得標高50m】
佐世保港→フェリー→五島中通島有川港→有川
今日は、佐世保港から、昼過ぎのフェリーで、五島列島の北部に位置する「中通島」へ渡り、港から近いキャンプ場までの旅。7時半にロビーへ行き、いつものようにビュッフェ方式の料理を取っていると、長崎皿うどんがあり、プチ嬉し。
地方の東横インに泊まると、たまに地元の名物料理が出る時があり、八戸は「せんべい汁」、長野は「信州そば」や「野沢菜」などなど。朝6時頃まで雨が降っていたが、今は止んでおり、フェリーまで時間があるので、バッグをホテルに置いて、佐世保の町中をブラブラしていると、長崎らしい教会が佐世保駅近くにあり、「カトリック三浦町教会」と云うらしいが、崇高な雰囲気がある。
駅の裏、西側の港近くには、ショッピングモールがあり、あの有名な佐世保バーガーのお店がある。
7年ほど前だろうか、銑鉄営業に関わる人たちが佐世保に集合して、銑鉄のお客様である松永鋳造所さんを訪問し、工場見学させてもらったことがあり、その時のランチが、佐世保バーガーであった。
南京錠を掛けて愛をロック、佐世保ラブ、そして普通のサセボモニュメントを撮りながら、時間調整して、12時、昨日のちゃんぽん店へ行くと、ミシュラン効果だろう、10名ほど外で並んでいる人がいる!
元々、今日は。この向かい側にある、一人も並んでいない「大善」と云うお店に入ろうと思っていたので、悩むことなく、そっちに入り、1000円の皿うどん太麺を注文。
揚げてある細麺の方が主流だが、比較するうえで、昨日のちゃんぽんと同じ太麺にする。
ミシュランの方より、少し味が薄い気もするが、大きな差はなく、こっちも十分美味しい。なのに、客の入りは月とスッポン、雲泥の差である…大善さんはお母さんが調理場を仕切っていて、店員の数も少なく、何とかめげずに頑張って欲しいものだ。
13時半、九州商船フェリー「なみじ」に乗船し、出航時、甲板デッキに出て、佐世保港を眺めていると、怪しいグレーの船がいっぱい停泊しており、イージス艦みたいな棒が突き出た艦船や、空母のような甲板が平らな船も見える。
自衛隊かと思ったが、横文字が書いてあるので、米軍かもしれない…。佐世保港から95分で中通島の有川港に予定通り着岸、下船してターミナルへ行くと、新上五島町のマスコット「あみーご」と「みことちゃん」、そして、朝ドラ「舞い上がれ」の福原遥ちゃんが迎えてくれる。
ネコキャラの「あみーご」は、頭に、あごだしのあご(飛魚)の帽子、胸には椿の花を付けていて、どちらも、五島の名産である。
港から10分ほどで、「はまぐりのキャンプ村」に着き、もう17時なので、素早く設営して、手早くできる麻婆豆腐を作り、18時、テントに入り、クラマックスシリーズを観る。
阪神は、大竹の好投、坂本捕手の巧妙なリード、攻守に渡る活躍で、広島に4―2で勝ち、日本シリーズ進出を3連勝で決めると、娘と明日お世話になるアニー氏から「日本シリーズ進出おめでとうLINE」が来て、ダブル嬉し。
【走行時間0:35 平均速度11.8m/h】
【本日の会計】¥10,515(フェリー代¥5,070含む)
【はまぐりのキャンプ村評価:42点】
炊事場兼東屋にはベンチ、充電コンセントあり、電波OK、保冷剤OK、300円のシャワーありなど、インフラが整っている割に、利用料800円はお安い。管理棟のおねえさんも親切で、東屋内に自転車を置かせてくれる。
2023年10月21日(土) 18日目 晴れ 北6m
【走行距離31km 獲得標高631m】
五島中通島有川→奈良尾港→フェリー→五島福江島福江港→車→上崎山
今日は、秋の旅最大のミッションと云っても過言ではない五島の福江島に上陸し、大学サークルの先輩方にお会いするため、中通島を北から南へ縦断走破して、フェリーで福江島へ渡り、アニー先輩宅までの旅。6時に起きると、風は強いが、快晴で、気温は16℃、予想最高気温は19℃、風向きも北からのフォローなので、気候条件は文句なし。
9時半、管理棟前で出発ジャンプをするも、飛ぶタイミングが早く着地したところでシャッターが切られて、変な格好になる…。すると、管理のおねえさんが出てきて、「キャンプ場のインスタ用に写真を」と云われ、年齢も聞かれたので、「64才」と答えると、メチャびっくりされる。「まあ、そうだろう」と内心思っていると、「800円のキャンプ代は高いか安いか」と聞かれ、「このインフラ設備を考えると安いのでは」と、つい正直に答えてしまう…。
キャンプ場を出ると、すぐに綺麗な砂浜が見えてきて、「蛤浜」と書いてある。そして、そこへ流れ込む川の水もメチャ綺麗だ。
飛魚と椿が描かれた新魚目(うおのめ)と云う、あまり印象の良くない集落名にプチ驚き、そして、道路に描かれた自転車通行マークに首をかしげる。
なんの形を表しているのだろうか、わからない…。入り組んでいる海岸線は新しそうなトンネルが多いので、しんどさはなく、海の色も空の色も最高で気持ちがいい。
五島は、昔、キリシタンの島と呼ばれ、今でも、あちこちに教会があり、どれも手入れが行き届いた素晴らしい建造物で、そして、外には。大抵、聖母マリア様がお立ちになっている。
中に入れると、もっといいのだが、キリスト教信者じゃないし、教会内は撮影できない場合が多いので、外から見るだけにする。白壁の方が「真手浦天主堂」で、少しグレーぽいのが、「中ノ浦教会」である。
いずれも、眺めのいい高台ではなく、海から近い場所にあるのがいい。フェリーが出る奈良尾港の手前に、トンネルのない勾配10%の激坂峠があり、その途中にバス停があったので、休憩がてら寄ると、教会にあるようなステンドグラスが!
ここにも赤い椿の花が描かれている。そして、道路標識に、わからなかった自転車マークが、カラーで描かれていて、「椿の花と葉っぱ」だと、やっとわかり、モヤモヤが晴れるも、わかりにくいでしょ!。12時半、奈良尾の町に入り、国指定天然記念物「奈良尾のアコウ」を見に行く。
神社に繋がる小道を挟んで根っこが二股に分かれていて、その上の幹周りが、日本一太いらしい。下から見ても樹木の大きさは分かりにくいが、上からの写真を見ると、大きいのがよくわかる。
五島と云えば、トライアスロンも有名だが、旗には「モンスターマン」と書いてあり、アイアンマンはよく耳にするが、モンスターマンは聞いたことがなく、調べてもわからず…。
15時、九州商船フェリー「万葉」に乗船し、
65分で福江港に入港、下船し、迎えに来てくれたアニー先輩の軽トラに自転車を載せて、7キロほど離れたアニーさん宅まで乗せてもらう。
アニー氏は、今年の6月末に東京から五島にある奥様の実家に夫婦で移住してきて、リモートワークを時々やりながら、田舎生活を満喫している。ストレスのない毎日が楽しそうである。おうちは古そうだが、一部リフォームされて綺麗である。
お風呂は、鬼岳(おんだけ)と云う山の山頂付近にある温泉に連れて行ってもらい、夕食は、奥様が作ってくれたスッポン鍋や新鮮なお刺身をご馳走になる。スッポンは、奥様の従弟?のおじさんが、スッポン養殖業をしているらしいので、明日連れて行ってもらうことにする。
【走行時間2:24 平均速度13.0m/h】
【本日の会計】¥3,194(フェリー代¥1,430含む)
2023年10月22日(日) 19日目 晴れ 北西4m
【走行距離0km 獲得標高0m】
福江→鬼岳→魚津ヶ崎→三井楽→高浜→大瀬崎→福江
今日は、自転車じゃなく、クルマで福江島をグルっとアニーさんに案内してもらう軟弱旅。島をグルっと周ると、100キロほどあり、軽装備なら走れそうだが、最近来られたT葉先輩の情報では、半端じゃないアップダウンがある、とのことなので、アニー先輩に甘えることとしたのだ。11時、おうちを出て、島を反時計回りに進み、遣唐使ゆかりの景勝地「魚津ヶ崎公園」に寄ると、お店の玄関横に、「バラモン凧」が掛かっている。
色合いや形が壱岐の鬼凧とは少し異なるが、鬼と武者の顔が描かれているのは、やっぱり同じである。そして、スッポンを養殖している人口池へ行くと、濁っているので、スッポンは全く見えない。
甲羅干ししているスッポンはいるのだが、人間の気配を感じて、すぐに池へポチャンと入ってしまうのだ。すると、その養殖のおじさんが偶然現れてくれて、泥抜き中の出荷前の成亀を見せてくれる。
このまま活かしたまま、大分方面に出荷する、とのこと。大分と云えば、スッポンが名産で、道の駅にスッポンが売っていたり、旅館では、スッポン鍋が名物料理になっていたりしたが、あのスッポンがここ五島産だったとは、プチびっくりである。ここには、約1万匹のスッポンがいて、卵から育てて約3年で成亀に成長するらしい。
丁度、産まれたばかりの稚亀もいて、噛まれる心配はないので、手のひらに乗せると、プチかわいい。
そのおじさんが、「ムベ」と云う初めて見る果実を持って来てくれて、イチジクのようなアケビのような感じで、甘いけど種ばかりで食べにくいが、アケビより高価で、アニー奥様の大好物らしい。池を出て、朝ドラ「舞い上がれ」のロケ地で有名になった「大瀬崎断崖」へ行くも、駐車場から先端の灯台まで、徒歩で往復1時間ほどかかるので、展望台から断崖を眺めるだけにする。
しかし、ロケでは、あの先端で撮影したのだから、俳優陣もスタッフも大変だったろうと、思う。
岬から近いところに「井持浦(いもちうら)教会ルルド」と云う教会があり、知らなかったが、「ルルド」とは、南仏のピレネー山脈にある町の名前で、カトリックの聖地として有名らしく、そこの聖水を飲むと病が癒される、とのこと。そして、ここでも、聖母マリア様がいる洞窟から湧き出るルルドの聖水が飲めるようになっていて、来訪者が持って帰れるように、容器が置いてある。
夜は、アニー奥様の弟で、サークルの先輩でもある太郎さんがご夫婦で加わってくれて、楽しい夕食タイムを過ごすことができる。
太郎さんは酒豪で、過去に泊まったサークル員たちが、みんな吞み過ぎて翌日は二日酔いで動けない、と聞いていたので、内心ビビっていたが、太郎さんは、前日の宴会で呑み過ぎたらしく、あまり呑まれなかったので、助かる。初めてお会いした太郎さんの奥様は、面白い方で、来年も来たくなる。
【本日の会計】¥7,004(おみやげ代¥6,715含む)
2023年10月22日(日) 19日目 晴れ 北西4m
【走行距離0km 獲得標高0m】
福江→鬼岳→魚津ヶ崎→三井楽→高浜→大瀬崎→福江
今日は、福江港から長崎港へ12時前のフェリーで渡り、長崎のホテルまでの旅。遅めの7時半に起きて、朝からボリュームたっぷりの朝食を頂き、出発前に、クルマで郵便局と五島つばき空港に連れて行ってもらう。
五島名物と云えば、椿油を使った五島うどんなので、あご(とびうお)だし粉末スープや五島銘菓と共に、レターパックで、七尾と金沢の妹たちへ送る。五島うどんは秋田の稲庭うどん同様、ツルツル系だが、椿油効果で煮込んでも、ふやけないので、「地獄炊き」と云って、沸騰した熱々のお鍋に入った五島うどんをあごだしのつゆに付けて頂くのである。
空港へは、アニーさんが着ていた「GOBE」と呼ばれている五島名産のカワハギがプリントされたTシャツを買いに行ったのだが、売り切れていてプチショック!でも椿の花が描かれているお洒落なピンク色のTシャツがあったので、自分用に購入。
そして、一日50本しか作らない、と云われている三井楽水産の「鬼鯖鮨」があったので、1700円もするが、夕食用に購入。
11時前、大変お世話になったアニーさん宅前で、出発ジャンプを決めて、
福江港へ向かうと、ピンク色の花が咲いているそば畑があり、ほとんどの蕎麦が白の中、ピンクは珍しい。
30分で、鬼の恰好をした「バラモンくん」と「椿姫」がいるターミナルに着き、
九州商船フェリー「椿」に、すぐに乗船できるも、この便は、奈留島と奈良尾港に寄港するので、長崎まで4時間20分もかかる…。ジェットフォイルなら90分で行けるのだが、自転車は積めないし、料金もフェリーの倍の9000円もする…。
16時、長崎港に入港すると、佐世保港にもいた、グレーの怪しい艦船が三隻も停泊している。その後ろには、三菱重工長崎造船所だろうか、ダイヤマークの工場も見える。下船後、東横イン長崎駅前店にチェックインしてから、近くの西友スーパーへ行き、警備員に指定された駐輪場へ行くと、前輪を載せる台があり、載せると前輪が自動的にロックされるコインパーキングシステムで、プチびっくり。3時間は無料で解除できるのでいいけど、面倒である。恐らく、駅から近いので、買い物客じゃない人が、終日駐輪しないための対策なんだろうが…。
【走行時間0:42 平均速度14.3m/h】
【本日の会計】¥20,576(フェリー代¥4,920、ホテル代¥7,035、Tシャツ代¥3,300含む)
2023年10月24日(火) 21日目 晴れ 西2m
【走行距離37km 獲得標高423m】
長崎→多良見→諫早
今日は、ルート図のように、東へ向かい、峠を越えて、諫早に単身赴任中である銑鉄営業時代、お世話になった商社マン、S田さん宅に泊めてもらう約30キロの旅。
佐世保の東横イン同様、ここにも皿うどんが朝食メニューにあり、長崎県と云えば、やっぱり皿うどんである。S田さん宅には17時半に着けばいいので、昼まで、比較的ホテルから近いオランダ坂、大浦天主堂、グラバー園を巡ることに。
大浦天主堂の坂下に自転車を置いて、急な坂を登っていると、修学旅行の生徒がメチャ多い。ここへ来るのは、高校の修学旅行以来なので、懐かしい気持ちになるも、天主堂の前まで来ると、拝観料はなんと1000円もする!意味がわからないので、写真だけ撮ってグラバー園へ行くと、入場料は比較的リーズナブルな620円。でも、長崎出張時に来たことがあるので、入場はパスして、ホテルへ戻り、バッグを装着してから、長崎駅へ行くと、駅舎は、様変わりしていてプチびっくり。
九州新幹線の延伸にともない、建て替えたのだろうが、レトロ感が全くなくなっている…。眼鏡橋へ行く途中、丁度あった、ちゃんぽん店「あじ盛」に入ると、地元のおっちゃん連中が昼間からビールを飲みながら、一品ものを摘まんでいる中、850円のちゃんぽん麺を注文。
イカ、アサリ、エビ、ブタが入っていて、佐世保の店と比べても遜色ない味とボリュームだ。
眼鏡橋は、昔と全く同じで、風がないので、水面に反射して綺麗なメガネになっていて、いい写真が撮れる。諫早へ向かうには国道34号線を通らざるを得ず、しかも峠付近はトンネルのバイパスになっていて、自転車通行ができるか不安だったが、歩道があり、ホッとする。15時半、長崎から2時間で諫早駅に着くと、ここも二階建ての最新駅舎になっていて味気ない…。
まだ時間があるので、駅舎一階にあった客がほとんどいない「シアトルズベストコーヒー」に入り、パソコン作業をしながら時間調整する。途中、駅の多機能トイレに入ると、
左から、米国、中国、台湾、韓国、タイの国旗を描いたボタンがあり、多分、トイレの使い方や注意事項のアナウンスが自国語で流れるのだろうが、初めて見る!。夕食は、S田さんとマンション近くの行きつけの居酒屋に入り、楽しいひと時を過ごす。
店内には、長崎が地元の「ジャパネットたかた」のロゴが入った地元のサッカーチーム「Ⅴ・ファーレン長崎」のユニフォームが飾ってあり、地元感が漂っていて宜しい。
夜は、フローリングのリビングにコットをセットして、シュラフで寝かせてもらう。
【走行時間2:30 平均速度14.7m/h】
【本日の会計】¥5,052
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