<五箇山~美濃古川~彦谷>2024年春の自転車旅(その三)10-15日目
2024年春のチャリキャンプひとり旅(その三)
今回は、富山県の五箇山から少しだけ走り、神戸へ一時帰宅したのち、富山県の西端から
再スタートして、岐阜県高山の近くまで6日間の旅レポです。
春の旅10日目は、合掌造りの五箇山を出て最寄りの駅から輪行して金沢へ
11日目は、金沢の妹宅に自転車を置いて、神戸の自宅へ
12日目は、神戸から新幹線、サンダーバード、新幹線を乗り継いで金沢まで
13日目は、少しだけ輪行して富山県の小矢部から走り始め砺波経由神通川沿いのキャンプ場まで
14日目は、神通川沿いに南下して飛騨古川のキャンプ場へ
15日目は、高山へは行かずショートカットできる山を一つ越えてバンガローのあるキャンプ場へ
【その三の見どころ】
① 金沢駅で加賀麩三昧!
② 敦賀延伸で不便になった関西―北陸間…
③ 倶利伽羅峠の戦いで木曽義仲が放った秘策とは…
④ 砺波のチューリップ公園へ行くも…
⑤ 激坂の猿倉山森林公園キャンプ場…
⑥ マイワンカップを割ってしまい嫌な予感が…
⑦ 富山名物ブラックサイダーがあるも…
⑧ ブリ街道は今やノーベル出世街道!
⑨ タイヤがバースト寸前、いきなりの通行止め、前輪がパンク、そして食堂はお休み中…
⑩ 蚊よけスプレーがなくブヨに一杯刺される…
⑪ 太ももの内側が攣ると治らない…ツムラ漢方68番
⑫ 上りがずっと続く5キロのトンネル…
●2024年5月6日(月) 10日目 曇り 南5m
五箇山→城端(じょうはな)駅→JR→野々市駅→車→潤子宅
今日は、高岡まで自走して、妹の潤子宅がある野々市市までJR輪行するつもりだったが、10時頃から雨予報なので、最寄りの駅から輪行することにする。BS放送が入るので、5時に起きて、ドジャースの生中継を観ていると、なんと4打数4安打2ホームラン3打点の大活躍!打率も.364に跳ね上がり、プチスッキリ。
バナナ、ヨーグルト、ふりかけ、目玉焼きなどに加えて、マイ生卵の朝食を頂き、8時、築350年なのに、水回りがリニューアルされて綺麗なお宿を出発するも、いきなり200mアップの山を越えなければならない。
本隊に遅れながらも、何とか長いトンネルも越えて、一緒に城端(じょうはな)駅まで下り、みんなとお別れする。
JRローカルの城端線で高岡まで、そこからは、北陸新幹線開通にともない、JRじゃなくなった「あいの風とやま鉄道」と「IRいしかわ鉄道」を乗り継ぎ、金沢駅で下りて、構内にあった「不室屋」と云う加賀麩で有名なお店に入り、6種類の麩料理とすだれ麩の治部(じぶ)煮などが入った「加賀麩とりどり膳」を注文。
2400円はチト高いが、加賀料理を満喫できるので、お薦めである。
そして、食べ終わって、お皿を見ると、なんと、色彩豊かな加賀の伝統工芸である九谷焼で、プチびっくり。そして、15時、金沢から近い野々市駅まで更に輪行して、迎えに来てくれた潤子宅に泊めてもらう。
【走行距離16km 獲得標高313m】
【走行時間0:53 平均速度17.8km/h】
【本日の会計】¥9,640(交通費¥1,690、夕食代¥4,500含む)
●2024年5月7日(火) 11日目 雨
野々市駅→IR→金沢駅→JR→新神戸駅→バス→神戸北町
渥美半島と伊勢を走る本州OBランが2週後の週末にあるが、集合地である三河の田原までは一週間もあれば着いてしまうので、一旦、神戸へ戻り、時間調整することにする。なので、今日は、自転車やバッグを妹宅に置いて、敦賀まで延伸された北陸新幹線を利用しながら、神戸の自宅まで帰る電車旅。
十日間の自転車旅を終えたら、今朝から本降りの雨で、またしても晴れ男ぶりを発揮!会社へ行く潤の車で野々市駅まで送ってもらい、一旦、金沢駅まで戻ってから、各駅停車の「つるぎ号」で敦賀へ。
45分で敦賀駅に着き、特急サンダーバードに乗り換え、新大阪駅で、また新幹線に乗り換えて、新神戸駅経由自宅へ帰るも、結局、ドアツードアで5時間もかかる…。敦賀延伸で、東京からは便利になったのだろうが、金沢―敦賀間のサンダーバードが消滅したので、関西―北陸間のアクセスは不便になり、しかも料金も高くなってしまったので、関西人から見れば、デメリットしかない…。
【本日の会計】¥18,147(交通費¥12,180、みやげ代¥5,967含む)
●2024年5月16日(木) 12日目 曇り
神戸北町→バス→新神戸駅→JR→野々市駅→バス→潤子宅
一時帰宅中、献血、ゴルフ2回、草むしり、窓ふきなど、社会貢献と家庭貢献を果たし、本日、九日前の逆ルートで、野々市へ戻ることにする。11時に自宅を出て、新神戸駅で、サンダーバードの自由席を買おうとするも、全指定になっていて、プチびっくり。
そのサンダーバードに乗りながら、いかなごのくぎ煮が入った筆者お気に入りの淡路屋「六甲山縦走弁当」820円を食べていると、車掌さんが検札に来たので、聞くと、「新幹線の延伸にともない、全席指定になり、JR西日本では、「くろしお」や「やくも」も同様で、自由席をなくすのが世の流れ、代わりに指定席をネット購入すれば安く買える」とのこと。ということは、新幹線が全指定になるのも、時間の問題なのかもしれない…。
敦賀でつるぎ号に、小松でIRに乗り換え、野々市駅からは、地元のコミュニティーバスを利用して、16時半、やっと潤宅に着き、まずは、すり減っていた前輪のタイヤを、アマゾンで送っておいた新しいタイヤに替えるが、後日、その交換が原因で、トラブルになるとは…。阪神は、タイムリーエラーをしたテルが二軍に落ち、打撃不振の大山と木浪が先発を外れる中、原口の3ランなどで、中日を9―4で破り、チョー気持ちいい。
【本日の会計】¥13,820(交通費¥10,870含む)
●2024年5月17日(金) 13日目 晴れ 西6m
野々市駅→IR→石動(いするぎ)駅→砺波→八尾→猿倉山
今日は、電車で、県境の倶利伽羅(くりから)峠を越えて富山県の西端にある小矢部市の石動(いするぎ)駅からスタートして、東へ向かい、イタイイタイ病の神通川流域にあるキャンプ場まで約50キロの旅。6時に起きて、7時に野々市駅まで送ってもらい、電車で石動駅まで移動し、晴天の中、9時半、なぜか駅舎に図書館がある近代的な駅を出発する。
小矢部市のカラーマンホールには、角が燃えている牛が描かれており、調べると、木曽義仲と平家軍が戦った「倶利伽羅峠の戦い」で、義仲公が牛の角に松明を付けて平家軍を断崖絶壁に追い込み撃退したことから、その牛のことを「火牛」と呼んだらしい。
小矢部の東側には、砺波(となみ)市があり、あのチューリップ公園があるので、寄ってみるが、チューリップは全部根こそぎ抜かれていて、土が見えるだけ…。
代わりに、パンジーだろうか、黄色や赤や紫のお花が近くに咲いている。
一年中、チューリップが咲いていると云う「チューリップ四季彩館」へ行くも、
入るだけで310円取られるので、売店にあった、「キュンとする花束のような香り」「記念日にどうぞ」と書いてあるフレグランスミスト、要は香水らしいか、嫁さんへの結婚記念日プレゼントとして買う。
公園の外にも、チューリップ畑がたくさんあるも、茎と葉っぱだけで、花びらは枯れて落ちてしまったのだろうか、プチ残念…。超フォローの風を受けながら、山並みをひとつ越えて、富山平野に出ると、まだ雪が残っている立山連峰が見えてきて、雄大さを感じる。
このあと、進路を南に変えて、キャンプ場のある「猿倉山森林公園」に着き、入り口にあった案内図を見ると、キャンプ場は山の途中に、管理棟は更にその上…。
地図アプリで確認すると、キャンプ場まで70mアップ、管理棟まで更に50mもある。少し進むと、勾配が10%以上もある激坂になり、漕げないので、重たい自転車を押しながら、14時、何とか、キャンプ場に着き、腹ペコなので、まずは、缶ビールを飲みながら、ランチタイム。
そして、自転車からバッグを外して、管理棟まで登り、受付を済ます。
山を下りると、近くに日帰り温泉があるものの、あの激坂を登れば、また大汗を掻くので、明朝、出発後に入ることにする。トイレの手洗い場の床に水が溜まっており、そこに大ムカデが、ずっといるので、可哀そうになり、木の棒に乗せて、外へ逃がしてあげる。一日一善。
シャケ入りクリームシチューを作り、テントへ入るも、プチ暑い。そのせいなのか、寝ている時、脚がまた攣る…。阪神は、青柳がヤクルトの村上に3ランを打たれて、2―4で負ける…青柳は相変わらずコントロールが悪く、今年も駄目かもしれない…。
【走行距離46km 獲得標高629m】
【走行時間3:10 平均速度14.6km/h】
【本日の会計】¥6,122(交通費¥720含む)
【猿倉山森林公園キャンプ場評価:32点】
芝生のフラットなサイト面、200円の利用料金は魅力ありだが、自転車にとって、とにかくアクセスが悪すぎる。管理棟が更に上にあるのも問題なので、ここにはもう来ないだろう。
●2024年5月18日(土) 14日目 晴れ 北2m
猿倉山→神通峡→河合→飛騨古川
今日は、神通川沿いに南下し、飛騨古川にあるキャンプ場まで約50キロの旅。高低図を見ると、当たり前だが、ずっと上りで、最後には、キャンプ場まで、また50mほどのアップがあるので、今日も脚が攣りそうだ。出発前、空になったワンカップを洗い、フロントバッグに入れる際、コンクリの上に落としてしまい、見事に割れる…。これまで一度もマイワンカップを割ったことがなかったので、嫌な予感がする。
9時にキャンプ場を出て、神通峡岩稲温泉「楽今日(らっきょう)館」に着くも、10時からなので、飛騨古川の手前にある日帰り温泉へ行くことにする。
名古屋まで232キロの標識があり、OBランの集合まで実質六日なので、日平均40キロで着ける計算になる。明後日から雨予報が出ているが、その時は、鉄道でワープすればいい。
旧細入村の「道の駅細入」に寄ると、富山名物のブラックサイダーが置いてあり、GWに飲んだM村氏の感想では「醤油胡椒風味とあるが、風味はジンジャーっぽく、後で胡椒の辛みは効いてきたが、醤油感はなし」とのこと。270円の価値はなさそうなので、スルーして、外へ出ると、子持ち鮎やイワナが串に刺さっていて、いずれも600円なのに、25本中24本が鮎で、イワナは人気がないらしい。
個人的にはイワナの方が好きなのだが…。知らなかったが、富山県と岐阜県を結ぶ国道41号は「ブリ街道」と呼ばれ、富山湾で捕れたブリが信州へ渡ったらしい。
最近は、この沿線に由来がある、田中さん、小柴さん、利根川さんなど5人のノーベル賞受賞者が出ているので「ノーベル出世街道」と云われているようだ。
少し濁ってはいるが、緑色の神通川を見ながら走っていると、タイヤが何かと擦っているような音がするので、チェックすると、なんと、前輪のブレーキがタイヤと接触して、削られたタイヤのゴムが粉のようになっているではないか!
潤子宅でタイヤを交換して前輪をフォークにセットする際、ずれたまま固定したのが原因だ。このまま走っていたら、タイヤがバーストして走行不能になっていたので、危ないところであった…。知らなかったが、岐阜県に入ると、神通川が宮川と云う高山を流れる川として知られた名に変わり、国道じゃなく川を挟んで反対側の生活道路を進んでいたら、いきなりの通行止めで、プチショック…。
往復2キロのロスとなる。そして、更にその40分後、前輪がなんとパンク!
チューブを外して穴を調べると、ピンホールと共に線状の傷があり、タイヤ側にはなんと「取扱説明書」が!
潤子宅で新しいタイヤをセットする際、取説に気付かず、そのままチューブを入れたため、走行中、紙とチューブが擦れて徐々にチューブに傷が入っていったのだ。
トラブル続きで遅れたが、14時半、河合と云う町にある、ロッジ風の日帰り温泉「ゆうわくはうす」に着き、電話で「15時まで食堂開いています」と確認しておいたので、食堂へ行くと、開いてはいるが、「14時ラストオーダーですよ」と云われる…。「今日は、とことんついていない」と思ったが、汗ダラダラの疲れた顔で、食堂のおねえさんに経緯を説明してお願いすると、「特別ですよ」と云ってくれたので、すぐできそうな焼きそばを注文する。
優しい人で良かった、と感謝しながら、焼きそばを完食して、お風呂に入って、二日分の汗と垢を流す。中日の根尾選手が載っているスポーツ紙がいくつも貼ってあり、彼は岐阜県の出身なので、この辺りに実家があるのかもしれない。
高校の時は凄い選手で、鳴り物入りで中日に入ったのに、バッターでうまくいかず、投手に転向しても、一軍に定着できず、苦しんでいる…。明日は、60キロ、800mアップのひるがの高原のキャンプ場まで行く予定だが、天気予報では、明日の午後から本降りの雨になりそうで、ひるがの高原のバンガローは一万円もするし、無理してひるがの高原まで登る必要性もないので、グーグルで見つけた5500円でバンガローに泊まれるキャンプ場を予約する。15時半、お世話になった日帰り温泉を出て、飛騨古川の町で買い出し後、昨日ほどではない坂を登って、17時前、飛騨森林公園キャンプ場に着く。受付後、ちょっと離れたフリーサイトへ移動するも、炊事場やトイレは一段高いオートサイトにあって、フリー側は何もないので、側溝にタイヤを入れ、自立させてから、設営や夕食の準備をする。
小さめのブヨが飛んでいるので、蚊よけスプレーを探すもなく、どうも家に置いてきたようだ。その結果、気付かないうちに、あちこち刺されていて、翌日から一週間ほど痒みが取れず…。その上、テント内で夕食中、突然、太ももの内側が攣り、いろんな姿勢をしても治らず、冷や汗が出るほど、痛い…。しかし、GWにT葉さんから頂いた「ツムラ漢方薬68番」を飲んだら、徐々に収まり、やっと落ち着く。
「脚が攣ったらツムラの68番」である。昨日の600mに続き、今日も800mアップでは、脚が攣るのは無理もないが、狭いテントで攣ると大変だ…。阪神は、ビーズリーの好投でヤクルトに1―0で辛勝するも、相変わらず打てない…。
【走行距離61km 獲得標高839m】
【走行時間4:21 平均速度13.9km/h】
【本日の会計】¥4,611
【飛騨森林公園キャンプ場評価:30点】
ベンチも東屋も何もないショボいフリーサイトなのに、利用料はなんと2350円!炊事棟やトイレに近いオートサイトは4000円もする。翌朝、管理人に「この内容でこの料金は高いです」と云うと、「コロナ前は200円だったが、コロナ禍のキャンプブームで忙しくなり、町が値上げした」とのこと。「余計なことを」と思ったが、おねえさんに文句を云っても仕方ないので、御礼を云って、冷やしてもらった保冷剤を受け取る。高いからなのか、土曜日なのに、オートサイトに一張りあるだけで、フリーサイトは筆者のみ。
●2024年5月19日(日) 15日目 曇りのち雨 無風
飛騨古川→猪臥山トンネル→彦谷
今日は、高山へは行かず、トンネルのある山をひとつ越えて、バンガローのあるキャンプ場まで約25キロの短め旅。
9時、自転車を立て掛ける場所がないので、滅多にない自転車を持ったままの出発写真を撮って、飛騨古川の町へ下りる。スーパーで、アサリ、なめこ、豆腐、納豆、麻婆豆腐の素などに加え、米10合分、非常食用にサバ缶とサッポロ塩ラーメンを買い、ドラッグストアで、忘れた蚊よけスプレーも。しかし、そのあと、フロントバッグの中に、ないと思っていたスプレーを発見しプチショック…。猪臥山トンネルの手前にあった閉鎖中の道の駅に、そのトンネルの設計図があり、よく見ると、延長4475mもあり、しかもこちら側からずっと上りで150mアップしている…。
平均勾配は3%強だが、実際、トンネル内を走っていると、もっとある感覚で、結局、抜けるのに40分もかかる。
まあでも、このトンネルのおかげで、近道できたのだから、文句は言えない。少し下り、13時半、今日の宿「彦谷の里キャンプ場」に着くと、林業の人たちだろうか、昼間から缶ビールを飲んでいる…
どうかと思ったが、受付を済まして、案内してくれたバンガローへ。
入口の前に、いい具合にベンチとテーブルがあり、そこで、いなり寿司、蕗(ふき)煮、ポテサラ、そして飛騨名物「こもとうふ煮」のランチ。
雨は予報通り、15時頃から降り始め、18時からは本降りの雨となる。その前に、100円のシャワーと二槽式だけど無料の洗濯を済ませて、夕食は、アサリ入りクリームシチュー、クラムチャウダーとも云うが、阪神の試合を観ながら、美味しく頂く。
その阪神は、近本、原口、木浪、ノイジーが打ち、才木も好投して、ヤクルトに7―2の快勝。やっと打線が火を吹くも、続くのだろうか…。
【走行距離25km 獲得標高649m】
【走行時間2:43 平均速度9.1km/h】
【本日の会計】¥10,255
【彦谷の里キャンプ場評価:37点】
コインシャワーあり、無料洗濯機あり、冷蔵庫ありなどインフラは整っているが、フリーサイトの3300円は高過ぎる。5500円のバンガローはリーズナブルなのに…。
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