<売木~松本~筑北>2024年春の自転車旅(その六)30-34日目

 2024年春のチャリキャンプひとり旅(その六)

今回は、長野県の最南端にある売木村から、飯田、駒ヶ根、箕輪、塩尻、松本、安曇野

そして筑北村まで5日間の旅レポです。


春の旅30日目は、白樺高原のキャンプ場から北上して飯田のキャンプ場へ

31日目は、南信州フルーツラインを通って駒ヶ根のキャンプ場まで

32日目は、天竜川沿いに北上して伊北地方の箕輪町にあるキャンプ場まで

33日目は、分水嶺を越えて松本駅前のホテルへ

34日目は、安曇野のわさび農場に寄ってから筑北村にあるキャンプ場まで


【その六の見どころ】

川沿いの道が通行止めで100mアップを余儀なくされるも…

基本下りのはずなのにアップダウンが多すぎて…

飯田の町は坂だらけで天空の城も…

南信州フルーツラインもアップダウンだらけ…

常設テントに入らせてくれた駒ヶ根のキャンプ場に感謝!

津村順天堂を知らないおねえちゃんに…

お米と水の入ったコッヘルを倒してしまい…プチショック!

クマが出たとキャンプ場から電話があり…

重たい自転車を押しながら管理棟まで必死に上るも…

大相撲巡業先ホテルの部屋割りにプチびっくり!

七色に輝くカメムシ

信濃国二之宮矢彦神社に参拝して美しい鈴を買う

国内唯一レンガ造りの蔵造(ぞうぞう)川水路橋に寄るも…

伊那谷と松本平に分かれる分水嶺に着くとここにも!

大王わさび農場のおろし生わさびチューブに…

モンベルのボトルが!

今日のキャンプ場もクマが!


●2024年6月8日(土) 30日目 晴れ 南1m

白樺高原→阿南→下條→飯田

 

今日は、北上しながら高原を下り、飯田市の西方にあるキャンプ場まで約50キロの旅。9時、親切だった白樺高原キャンプ場の管理人ご夫婦に「また来てねえ」と云われながら、ジャンプを決めて出発する。

しかし、電波が圏外なので、もうここに来ることはないなあ、と思いながら、ダウンヒルを楽しんでいると、いきなり通行止めの看板が!

売木川沿いに下れるいい道なのに、プチショック…災害復旧工事中なので、自転車なら通してくれるかもしれないが、ダメだったら、もっとショックなので、仕方なく、100mもアップする峠トンネルを越えることにする。その峠を上って下り、「信州新野千石平」と云う道の駅に寄ると、この辺りの名物だろうか、大御幣餅と書いた看板があり、長さが22センチもあるらしい。

珍しいが、480円はチト高いので、スルーして、豊橋と飯田を結ぶ国道151号線を北上する。国道と並行して走っているJR飯田線は天竜川沿いにあるが、この国道は、少し離れた山あいを通っており、数十m級のアップダウンが六つもある。

遥か下に見える谷を越える大きな橋に、多少助けられるも、脚へのダメージが大きい…。

13時頃、リンゴと音楽の町、飯田の町に入り、まずは、昨日入れなかったので、西にある温泉「天空の城」へ向かうも、飯田の町中は平坦じゃなく、西へ向かって上っているので、想定外…。その上、温泉はとんでもない高台にあり、名前の如く眺めはいいが、無駄なアップを余儀なくされる。

温泉に入る前、まずはランチを、と思い、フロントで聞くと、レストランはもうランチ営業していない、とのこと…。仕方ないので、温泉だけ入り、近くのスーパーでマグロ巻などを買い、もっと西方にあるキャンプ場まで、また上る。

結局、今日の獲得標高は800mを越えてしまい、昨日や一昨日の900mと大して変わらない…。今日の宿、妙琴(みょうきん)公園は管理人がいない無料のキャンプ場だが、東屋や屋根付き炊事場などインフラが整っている素晴らしいキャンプ場で、土曜日も重なって、団体キャンパーが結構多い。特に、BBQハウスでは、東南アジア系の若い男女10名ぐらいが騒いでいて、メチャうるさい…。

でも、炊事場に近いので、そのBBQハウスの隣に設営する。もう、17時を過ぎているので、すぐできる麻婆豆腐にして、結果を知らない昨夜の阪神と西武の試合と今日の試合をダゾーンで全部観る。

20時を過ぎると、BBQハウスの連中は帰り始めたので、一旦静かになるも、今度は飯田市の花火大会が始まり、音と衝撃波が気になって寝られない…。阪神は、森下の大活躍で4―1の快勝を収め、貯金が二つになる。広島が同4、巨人が同3なので、首位と1ゲーム差。

【走行距離59km 獲得標高811m】

【走行時間4:03 平均速度14.5km/h】

【本日の会計】¥4,300

【妙見公園キャンプ場評価:33点】

町から川沿いに60mアップは少しきついが、東屋や屋根付き炊事場があり、無料ノー管理のキャンプ場にしては、掃除も行き届いている。シャワーやウオッシュ、コンセントはないが、電波は全然入るので、また来てみたいキャンプ場である。


●2024年6月9日(日) 31日目 曇り 南5m

飯田→高森→松川→飯島→駒ヶ根

 

今日は、天竜川に沿って旧伊那街道を北上して駒ヶ根のキャンプ場まで約40キロの旅。空気が入れ替わったようで、予想最高気温は20℃、しかも、南からの超フォロー。

朝方の雨予報も結局降らず、遅くなったが、10時半に出発ジャンプを決めて、北へ向かう。本来なら、東寄りにある天竜川まで下って川沿いに走る方が楽そうでいいのだが、今日のキャンプ場も西寄りにあるので、西寄りにある南信州フルーツラインと云われる農道を選択。フルーツが付く道なので、あちこちにリンゴの木があり、赤ちゃんのこぶし大ぐらいの実がたくさん生っている。

農道は細かなアップダウンに加え、飯島町の手前にある松川町からきつい上りが始まり、14時頃、標高750m地点にある駒ヶ根にやっと着く。

途中、アップルパイのお店があり、小腹が空いたので、軽く食べようと思ったが、1ピース700円もするので、諦める…。14時半、木曽駒ケ岳の麓にある駒ヶ根キャンプセンターに着き、受付をすると、管理人のにーちゃんが「今日は、他に誰もいないし、今晩、雨だから、常設テントに泊まっていいよ」と云ってくれたので、遠慮なく甘えることにする。

フリーサイト代1300円で、3200円の常設テントに泊まれるので、メチャラッキーである。その上、常設テント横には、自転車の雨除けになるドームテントもあり、雨に濡れる心配もない。

そこに自転車を入れてから、コロッケ焼肉弁当で遅めのランチを済まして、100円で時間制限なしのシャワーを浴びて、200円のランドリーもして、5日分の洗濯物を大きなテント内に全部干す。

テント内に照明がないので、ランタンを三脚に掛けて、ポトフを作り、阪神の試合を観ながら頂く。阪神は、才木の好投で西武に3―0で勝ち、3連勝。今朝の買い出しの際、攣りに効くツムラの68番が無くなったので、ドラッグストアに寄り、薬局のおねえちゃんに「津村順天堂の漢方薬68番はありますか」と聞くと、「津村順天堂なんて知りません」と冷たく云われる…「そんなはずはないでしょ」と聞き直すと、「ツムラの漢方薬ならありますよ」とのこと。いつだか知らないが、社名変更で、順天堂が抜けたらしく、今の若い子に、順天堂では通じないようだ…。スティック状で20本入って、2640円はチト高い気がするが、必要不可欠なのでやむなし。

【走行距離38km 獲得標高591m】

【走行時間2:50 平均速度13.4km/h】

【本日の会計】¥5,125(ツムラ68\2,640含む)

【駒ヶ根キャンプセンター評価:43点】

フリーサイト料は1300円とチト高めだが、電波充電OK、シャワー、ランドリー、屋根付き炊事場など、インフラは整っていて、保冷剤も冷やしてくれるので、また来たいキャンプ場である。


●2024年6月10日(月) 32日目 晴れ 南1m

駒ヶ根→伊那→箕輪→長田

 

今日は、天竜川に沿って旧伊那街道を更に北上して伊北地方にあるキャンプ場まで約30キロの短い旅。寒いくらいの常設テントであったが、6時半に起きて、お米を炊こうとした際、コッヘルが倒れて、水と一緒にお米が新聞紙の上に!

プチショックだったが、幸い、新聞紙を敷いていたので、全部拾うことができ、プチラッキー。管理棟前に「サルに注意!」の看板があり、「目を合わさず威嚇せず餌を与えず冷静に対応するように」とある。

猿には、昔、バッグの中の食べ物を盗まれたことがあるので、基本、猿は嫌いだし、出遭いたくない動物である。今日は、昨日走ったフルーツロードではなく、東寄りにある天竜川まで下り、基本、川に沿った県道を走ることにして、下っていると、水を張った田んぼに青空と白い雲が映っていて、シンプルに心が和む。

川沿いの道は、想定通り、アップダウンのない緩やかな上りで、のんびり楽しみながら、伊那の町に入ると、筆者が好きな丸亀製麺のお店があったので、定番のうどん弁当を買う。

トンボとお魚とカニさんが描かれている可愛いマンホールの箕輪町に入ったところで、電話が鳴り出ると、今日お世話になるキャンプ場の人からで、「昨日、キャンプ場への道でクマの目撃情報がありましたが、どうされますか」とのこと。クマと聞いた瞬間、また閉鎖か、と思ったが、「閉鎖はしない」とのことなので、泊まることを伝え、山の麓にある「ながた自然公園キャンプ場」まで行くと、管理棟が山の中腹にあり、ここから50mもアップしなければならない。

その上、激坂なので、ヒーハー云いながら押して何とか辿り着くも、

受付をすると、「フリーサイトは坂の下の入口横です」と云われ、メチャショック!そんなことなら、自転車を下に置いて歩いていったのに…管理のおねえちゃんにも、「電話してくれたら、車で下まで出向いて受付けしましたのにね~」と云われる…。失意の中、登ってきた道を下り、お姉ちゃんから、クマが出るのでキャンパーがいるオートサイトを勧められたが、オートの方が林間で雰囲気悪いので、眺めの良い明るいフリーサイトに設営することにして、「ハンバーグ&鶏唐うどん弁当」を頂く。

15時半、自転車で数分のところにある日帰り温泉「ながたの湯」へ行くと、

長野県出身力士「御嶽海」のサイン色紙があり、その下に、2018年の春巡業でここに泊まった時の部屋割りが書いてある。

よく見ると、御嶽海や豪栄道など当時の大関だけが個室で、幕内以下の力士はみんな相部屋になっている。四人部屋に大きな力士が4人寝るなんて想像しただけでも暑そうだし、プチ可哀そうだ。キャンプ場に戻り、夕エッセンをしていると、防犯パトロールのおじさんが現れて、「クマが出るから注意してください」とまた云われる…。「わかりました」と返事をするも、注意しても襲われる時は襲われるわ、と内心思いながら、18時、テントに入り、カレーを食べて20時には寝る。結局、クマは現れず…

【走行距離33km 獲得標高395m】

【走行時間2:11 平均速度15.1km/h】

【本日の会計】¥2,776

【ながた自然公園キャンプ場評価:41点】

サイトは坂の下で、料金は1000円とお安く、保冷剤も冷凍してくれるし、蚊もいないし、充電もできるので、合格点のキャンプ場である。


●2024年6月11日(火) 33日目 晴れ 南2m

箕輪→辰野→善知鳥(うとう)峠→塩尻→松本

 

今日は、太平洋と日本海の分水嶺峠を越えて、塩尻経由松本まで約40キロの旅。6時に起きて、まず、朝露で濡れたテントやシートを干してから、ご飯を炊く。

今日も晴れだが、予想最高気温が29℃なので、暑くなりそうだ。出発前、炊事場に七色に輝く気持ち悪いカメムシがいて、まだ寒いのか動きが鈍いので、木の枝にカメムシを載せて、遠くに行ってもらう。

9時にキャンプ場を出発すると、お尻が光る蛍が描かれたマンホールが!

昨日のお魚さんマンホールもそうだが、ここ箕輪町のは非常に面白い。辰野の町で諏訪湖に繋がる天竜川と別れ、旧伊那街道を走っていると、塩尻市に入ったところの小野宿に神社があったので、寄ってみると、信州特有のあの御柱(おんばしら)が天に向かって立っている。

そして御朱印を頂くと、「信濃国二之宮矢彦神社」と書いてあり、一之宮の諏訪大社に次ぐ由緒ある神社なので、音色もいいし、お守り用に「八栄の美鈴守」と云う鈴を買って、フロントバッグに付ける。

分水嶺へ向かっていると、「国内唯一レンガ造りの蔵造(ぞうぞう)川水路橋」の案内標識があり、寄ってみるも、場所が分からず、木を切っていたおじさんに聞いて、やっと辿り着く。

JR中央本線の線路建設の際、分断された川を通すため、1906年に造られた水路橋とのことだが、どの場所からも線路が見えないので、イマイチだが、現存する唯一のレンガ水路橋なので、一応パチリ。

しかし、案内標識を国道に設置するなら、導線と駐車場を整備して、線路が望めるように展望台も設置して欲しいものである。ここから15分ほどで、伊那谷と松本平の境目になる分水嶺のある善知鳥(うとう)峠に着くと、ひるがの高原の時と同じように、公園があり、観光用に作ったと思われる、二股に分かれる水路が…

ひるがのは水路から水が流れてきたが、ここは、泉から湧き水が溢れ出てくる仕組みだ。当たり前だが、分水嶺を越えれば、基本、下りなので、松本までの20キロを1時間ちょっとで走破し、12時半、松本駅横の東横インにとうちゃこお~。

ランチは、駅前にあった「松本からあげセンター」で、長野名物の山賊焼き弁当をテイクアウして、ホテルロビーで缶ビールと共に頂く。

夜は、松本在住で大学サークル後輩のT中氏がわざわざ駅まで来てくれて、二人でサシ呑み。阪神は、ことごとくチャンスを逃し、オリックスに0―4の完敗を喫す…。

【走行距離43km 獲得標高332m】

【走行時間2:23 平均速度18.0km/h】

【本日の会計】¥14,995(ホテル代¥7,125、呑み代¥5,000含む)


●2024年6月12日(水) 34日目 晴れ 南1m

松本→安曇野→明科(あかしな)→筑北

約70キロ先の長野市へ行くには、三つのルートがあり、一番楽なのは、犀(さい)川沿いに下る北寄りルートだが、途中にキャンプ場がなさそうだし、急ぐ必要もないので、山越えになるが、キャンプ場のある真ん中ルートを選択し、三日かけて長野まで行くことにする。なので、今日は、安曇野、明科を通って、筑北村にあるキャンプ場まで約35キロの旅。

遅めの10時、松本駅前にある「小澤征爾さん直筆の時計塔」の前で出発ジャンプを決めて、北へ向かい、安曇野にある大王わさび農場に寄るも、日除けの黒いシートが邪魔をして、ワサビ畑は全く見えず…

建物内に入ると、収穫したばかりだろうか、生のわさびがいっぱい並んでいるも、小さいのでも800円、大きいのは1900円もする。

一番びっくりしたのは、「おろし生わさびチューブ」で、なんと一本1200円!

しかし、これだけ置いてあるという事は、一番売れているのだろう、と思い直し、長野でお世話になるT沢産業のT部氏への手土産として買うことにする。

観光地定番のソフトクリームがあり、550円の大王プレミアムソフトには、生わさびが乗っかっていて、昔、わさびの名産地である伊豆で、ジャンケンに勝って食べたことがあり、ソフトの甘さとわさびの辛さが絶妙にマッチしてメチャ美味かった記憶がある。農場を出て、明科のコンビニで、ワンカップと6Pチーズを買い、サイドバッグをふと見ると、ゴム紐で固定していたモンベルのボトルが無くなっている!

走行中に振動で徐々にずれて、落ちてしまったのだ!去年の8月に買ったばかりなのに、プチショック…

あやめとお魚が描かれた明科町のマンホールで傷ついた心を癒し、キャンプ場のある筑北村へ向かう。

気温30℃を超える暑さの中、意外と楽勝だった200mアップの矢越峠トンネルを越えて少し下ると、富蔵(とくら)ダム湖があり、14時、その湖畔にある「とくらさわふれあい公園キャンプ場」に無事到着。

ランチ後、今日も完ソロらしく、管理棟に一番近いサイトに設営して、

1キロほど離れた日帰り温泉「西条温泉とくら」へ。キャンプ場に戻り、夕エッセンをしていると、ゴロゴロと雷鳴が聞こえてきて、18時、テントへ入る頃、丁度、雨が降り出し、1時間ほど結構な雨が続くも、自転車はBBQハウスに避難させておいたし、テントもタープがあるので、全く問題なし。

管理のおじさんが云っていたが、近くでクマが出たようで、キャンプ場内にも、「クマ出没注意」の看板があちこちにあるので、いつもはハンドルに付けっぱなしのクマ撃退スプレーをテント内に持ち込み、一緒に寝る。阪神はオリックスに昨日同様、0―4の完敗…テルがチャンスに三振ばかりでは…溜息ばかり。

【走行距離37km 獲得標高374m】

【走行時間2:26 平均速度15.0km/h】

【本日の会計】¥6,498

【とくらさわふれあい公園キャンプ場評価:42点】

料金は1020円とお安く、電波、充電、保冷剤冷凍、雨除けなど、ランドリー以外はほぼ完璧。ウオッシュは故障中だったが、虫は全く出ず、管理人も親切であった。

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