<筑北~長野~佐渡>2024年春の自転車旅(その七)35-41日目

 2024年春のチャリキャンプひとり旅(その七)

今回は、長野県の松本に近い筑北村のキャンプ場から、聖高原を越えて、長野市を経て

一時帰宅したのち、新潟県の上越妙高、そして直江津港から佐渡ヶ島へ渡る7日間の旅レポです。


春の旅35日目は、筑北村にあるキャンプ場から標高1000m地点にある聖高原のキャンプ場まで

36日目は、高原を下り千曲川沿いに北上して長野駅前のホテルへ

37日目は、自転車を知人宅に預けて神戸へ鉄道旅

38日目は、自宅から長野へ戻る

39日目は、長野駅前を出発し新潟県の上越妙高駅前のホテルまで

40日目は、佐渡行きフェリーが欠航でホテル連泊

41日目は、直江津港まで自走してフェリーで佐渡ヶ島の南西部に位置する小木港へ


【その七の見どころ】

姨捨(おばすて)の棚田から善光寺平を望むも…

モンベルストアを見つけて先日落としてしまったボトルを補充

知人宅は洒落た美容院!

ホテルの朝食会場がJK客でいっぱい!

ホテル前で出発ジャンプをしようとするも…

飯山駅前で見つけた七福の鐘と黒光り仁王像!

明日の佐渡行きフェリーが…

直江津港の岸壁はスクラップの山!

小木港で佐渡名物のたらい船を発見!


●2024年6月13日(木) 35日目 晴れ 北東1m

筑北→坂北→麻績(おみ)→聖(ひじり)高原

 

今日は、標高1000mにある聖高原のキャンプ場まで約15キロの短い旅だが、勾配のきつそうな坂を400mもアップしなければならないので、朝から気合が入る。

いつもの朝食にキウイを加えて栄養を十分摂り、9時半、キャンプ場を出発。

30分ほど走っていると、銑鉄営業時代に年2回はプレーしていた懐かしいゴルフ場の案内看板が!

標高が1000mほどあるので、ボールが飛びやすく、15年ほど前のことだが、ここで79の自己ベストを出したので、一生忘れられないコースだ。坂北と云う町の郵便局でお金を下ろした際、長野産のシャインマスカットを母や妹たちへ送ろうとしたが、受付開始が7月からとわかり、代わりにシャインゼリーを送ることにする。

聖高原への坂を上っていると、前方から箱車を押す怪しいおじさんが近づいてきて、「日本一周中」の文字が見える。

徒歩で日本一周なんて普通じゃないので、目を合わさず、会話もせずにすれ違う。更に上っていると、「お仙の茶屋」と書いた蕎麦屋がポツンとあり、

知らなかったが、この道は善光寺へ参詣するための「善光寺街道」と呼ばれていて、昔から人々の往来が盛んで、このお茶屋が街道のオアシス的存在だったらしい。

上り始めて1時間半、意外にしんどくなく、聖高原に着くも、キャンプ場は更に上のスキー場にあるではないか!

何とかリフト乗り場まで行くと、夏なのにリフトが動いている。スカイライダ―と云う滑り台の上をスライダーに乗って滑走するアクティビティがあり、リフトで山頂まで上り、乗り場まで滑って来る仕組みらしい。

受付を済まし、リフト乗り場近くのベンチでランチしていると、黄色の雪上車が急な斜面を何回も行ったり来たりしている。

どこのメーカーなのか、わからないが、どうも新型車両の走行試験をしているようだ。キャンプサイトは、屋根付き炊事場奥の急斜面で、階段状に平坦なサイトが並んでいる。

高原らしく、キツツキのドラミング音や蝉声が聞こえる中、炊事場に自転車を置いたまま、一番近いサイトに設営して、無料のシャワーを浴びて、いつものように、18時にテントに入って夕食タイム。下界は30℃を超える暑さらしいが、ここは標高1000mあるので、テント内は涼しい。明日は、長野でも35℃になるらしいが、明日の宿は、キャンプ場じゃなくホテルなので、大丈夫。阪神は、西の好投と打線の組み換えが功を奏し、オリックスに5―0で完封勝ちを収める。

【走行距離17km 獲得標高493m】

【走行時間1:45 平均速度9.5km/h】

【本日の会計】¥11,695

【聖高原キャンプ場評価:35点】

利用料金は1500円するが、無料シャワー付きなのでまあまあ。屋根付き炊事場はあるものの、サイトは少し離れていて、トイレはもっと離れている。電波はOKだが、充電、保冷剤、ランドリーはできない。サイト面には砂利が敷いてあるも、ペグは普通に刺さるし、水はけも良さそうなので、雨や夜露で濡れる芝生より砂利の方がいいのかもしれない。


●2024年6月14日(金) 36日目 晴れ 北1m

聖高原→姨捨(おばすて)→千曲(ちくま)→篠ノ井→長野

 

今日は、山を下り、千曲川沿いに北上して、長野まで約30キロの旅。天気もいいし、楽勝の一日である。そして、明日は、来週行なわれる町内自治会の一斉清掃に参加するべく、神戸へ一時帰宅しなければならないので、今日は、現役時代、お世話になった長野在住の商社マン宅に、自転車を預かってもらうことになっている。

遅めの10時にキャンプ場を出て、聖湖まで下ると、ドナルドダッグ風の足漕ぎボートが並んでいて、桟橋には、日傘を挿しながら、釣りを楽しむおじさんがいる。

へら鮒が釣れるようで、1500円払えば、一日いてもいいらしい。

ここから長野市内まで28キロの標識を確認して、豪快なダウンヒルを楽しみ、千曲高原を過ぎると、JR姨捨(おばすて)駅があり、その先には姨捨の棚田がある。

車は入れないが、自転車は行けそうなので入るも、下り勾配が15%以上あり、ブレーキング力が弱いカンティ式ブレーキでは、重装備だし、フルブレーキングしてもなかなか減速せず、カーブで棚田に突っ込むところであったが、足ブレーキで何とか回避する!。

棚田の眼下には、千曲川と善光寺平と呼ばれる広大な盆地が望めて良かったが、危ないところであった…。千曲川の河川敷を走っていると、川を斜めに横断する北陸新幹線のメチャ長い鉄橋が見えてくる。

5年ほど前だろうか、この千曲川が線状降水帯の発生で堤防が決壊してしまい、新幹線の車両基地が水没した映像が目に浮かぶ…。

長野市の南に位置する篠ノ井の町は、銑鉄営業時代、仕事で何度も訪れた場所で、当時、お世話になったW辺商事の前を通過する。今日、お世話になるT沢産業のT部氏宅を目指していると、偶然、モンベルストアを発見したので、先日、落としてしまったボトルを改めて買う。

前のは、ソフトタイプだったが、ポリ臭がするので、今回は、ハードボトルにする。T部さんのおうちは、住居兼奥様の美容院になっていて、着いてみると、地中海風の洒落た感じの建物で、プチびっくり!

奥さんもスラっとした美人で、美容院のママって感じだ。まずは自転車だけを置かしてもらい、バッグは車に積み込んで、T部さんに長野駅前の東横インまで送ってもらうことに。そして、夜は、二人でサシ呑みしながら、楽しい時間を過ごすも、阪神は、強いソフトバンクに0―2の完敗…。

【走行距離28km 獲得標高131m】

【走行時間1:39 平均速度17.1km/h】

【本日の会計】¥13,569(ホテル代¥6,840、モンベル¥3,590)


●2024年6月15日(土) 37日目 晴れ 南西3m

長野→JR→新神戸→市バス→神戸北町

今日は、身軽になった体で、神戸の自宅まで帰る鉄道旅。6時に起きて、洗濯し終わった服などをパッキングしたバッグ4個を、ゴルフへ行く途中に寄ってくれたT部さんに預けて、6時半、東横インにしては珍しい最上階にあるレストランへ行くも、高校生の男女がいっぱいいて、メチャ並んでいる!一旦、並ぶも、30分ぐらいかかりそうなので、出直すことにして、JKねーちゃんに聞くと、弓道の全国大会がある、とのこと。

他の東横インより、おかずの種類が多く、信州そばもあるので、いいのだが、大団体客がいる場合は、通常より30分早めてオープンするなどの対応を取って欲しいものである。10時発の特急しなの号に乗車する前、終点の名古屋まで3時間もかかるので、長野駅構内で見つけた、駒ヶ根の明治亭「ソースカツ丼弁当」を三つ購入。内二個はうちへのおみやげ用である。名古屋で東海道新幹線、新神戸で市バスに乗り換えて、15時、自宅に着く。阪神は、ソフトバンクの近藤に初回3ランを打たれ、2―6の完敗…。

【本日の会計】¥22,892(交通費¥14,980、土産代¥5,708含む)


●2024年6月23日(日) 38日目 雨曇り雨

神戸北的→市バス→新神戸→JR→長野

今日が一斉清掃の日であったが、雨で中止となり、一時帰宅が無駄に終わる…。順延日は一週間後だが、元々、今日が再出発の予定だったので、嫁さんに惜しまれながら、家を出る。今日は、長野のT部さん宅に預けていた自転車とバッグを受け取り、駅前のホテルまで自走する予定であったが、長野も雨が降っているので、T部さんの車に全部詰め込み、ホテルまで運んでもらう。

結局、T部さんには、近いとはいえ、ホテルまで何度も来てもらい、感謝しかない。先週、おみやげでプレゼントした大王わさび農場の「生おろしわさびチューブ」が、美味しかったらしいので、それが、せめてもの救いである。

【本日の会計】¥24,696(交通費¥14,550、ホテル代¥6,840含む)


●2024年6月24日(月) 39日目 晴れ 北西4m

長野→豊野→飯山→妙高→上越

 

今日は、佐渡ヶ島へアプローチするべく、ほぼ真っすぐに北上して、妙高経由上越まで約70キロの旅。昨日の雨は朝方には止み、風は若干アゲインストで、気温も30℃を超えそうだが、雨よりはましである。距離があるので、早めの8時半にホテル前で、セルフタイマーで出発ジャンプを撮ろうとしていたら、丁度、おねえちゃんが横切る!

このあと、ちゃんと撮り直すも、こっちの方が面白いので採用。群馬県の高崎と新潟の上越市を結ぶ国道18号線を避けて、千曲川に近い道を走っていると、二週間ほど前に飯田の町で見た時よりも、プチ大きくなり、赤味を帯びてきたりんごがたくさん生っている。

水没した新幹線車両基地のある豊野の町を過ぎ、国道117号線を北上、飯山市に入った辺りで、日本一長い大河である千曲川(信濃川)が、やっと見えてくるも、結構な水位で茶色に濁っている!

以前、群馬の前橋で見た利根川も、やばかったが、この川もやばい。飯山の町中に入ると、雪ん子がスキーを履いている可愛いマンホールがあり、

新幹線が止まるJR飯山駅の近くには、旧飯山駅ホームから移設された「七福の鐘」がある。

一度訪れると一つの願いが叶い、七度で七つの願いが叶うらしいが、今、かなえたい願いは特にないので、鐘撞きはせず。その隣には、なぜか門だけがあり、黒光りした仁王像が左右に一体ずつあり、こちらを睨んでいる。

善光寺の仁王門が消失していた明治45年の御開帳時、善光寺前に露座していたのが、この仁王像で、その後、なぜか解体され、どっかの寺院を経て、12年前、ここに作られた仁王門に移設され、寺の町飯山のシンボルになっている、とのこと。

飯山の町を過ぎ、300mアップの坂を越え、川沿いに下っていると、「トキの国」新潟県の標識が!

普通、峠が県境になるのだが、長野県と新潟県の間で、昔、領土を争う揉め事があり、長野側が勝ち。ここが県境になったのだろう。旧新井の町を過ぎ、14時、旧高田の町にある新幹線が止まるJR上越妙高駅に着く。

普通列車が見える妙高はねうまライン(旧信越本線)は、サイクルトレインなので、いずれ利用したいものだ。駅前の東横インにチェックインし、ランチは、アジフライとジャーマンポテトサラダに、「風味爽快新潟限定ビイル」。

その前に、明日の直江津港から佐渡ヶ島行きフェリーについて、佐護汽船へ確認の電話をすると、なんと明日は全便欠航が決まっている、とのこと。低気圧通過による強風が予想されるためで、「新潟港からのフェリーは運航予定なので、新潟から乗船してください」と、6年前のGWと同じことを云われる…。あの時は、宿の関係もあり、新潟までJR輪行して何とか渡ったが、今回は急ぐ必要もないので、待つことにする。しかし、2回連続欠航になるとは、直江津の佐渡汽船港は鬼門かもしれない…。

【走行距離69km 獲得標高488m】

【走行時間3:59 平均速度17.4km/h】

【本日の会計】¥8,552(ホテル代¥6,270含む)


●2024年6月25日(火) 40日目 曇り 西8m

朝から秒速8mの強風が吹いていて、海上はもっと強いだろうから、欠航は納得せざるを得ない。

今日は走らないが、胃拡張気味なので、しっかり食べて、午前中は、大谷の試合を観ながら旅レポの執筆活動。買い出しのため、外へ出ると、曇っているのに、意外に蒸し暑く、午後は、ランチを済ましてから昼寝して、夜は、阪神の試合を観ながら麻婆ナス。

阪神は、才木が好投するも、チャンスに梅野と大山が打てず、中日に0―1で負けてしまい、貯金が1に減る…。

【走行距離3km 獲得標高43m】

【走行時間0:13 平均速度13.4km/h】

【本日の会計】¥8,196(ホテル代¥6,270含む)


●2024年6月26日(水) 41日目 晴れ 北西6m

上越→高田→直江津港→フェリー→佐渡ヶ島小木(おぎ)

 

今日は、15キロ先の直江津港まで自走して、佐渡汽船のフェリーで佐渡ヶ島の小木港へ渡り、その町中にある宿まで。少し心配していた今日のフェリーは、今のところ運航予定なので、ひと安心。

昨日より少し多めの朝食を頂き、10時過ぎにホテルを出発し、県道63号の上越新井線に入ると、「日本スキー発祥記念館」の看板があるも、山の上にあるので、諦めて、直江津の町へ。

JR直江津駅前で、6年前お世話になった旅館「附船屋」を見つけ、コロナ禍を乗り越えて、まだやってそうなのでホッとする。

11時半過ぎ、6年前に行けなかった直江津港の佐渡汽船のりばに着くと、大型フェリーの舵と思われる、メチャでかい赤いモニュメントが立っている。

直江津港のシンボルだろうか。出航時刻は2時間半後の14時なので、ターミナルの最上階にある展示室兼休憩フロアで、買っておいたのり弁と缶ビールで、ランチタイム。

佐渡の観光マップパネルがあり、フェリーが着く小木(おぎ)港が左下(島の南西部)にある。

6年前は、中央部東側に位置する両津港に上陸し、トキの森公園と佐渡金山と佐渡奉行所など、中央部にあるメインどころしか廻らなかったので、今回は、北の端を目指して、ほぼ一周する計画だ。

直江津港から輸出される貨物の円グラフを見ると、75%が金属くずで、新潟県はスクラップ輸出が盛んだったことを思い出す。

この辺りは豪雪地帯なので、最深積雪量の棒グラフもあり、昭和61年が戦後最も積もった年で、確かに、あの頃は。福井の方も毎年、大雪で、大変だった気がする。

出港20分前、佐渡汽船の「四代目こがね丸」に乗船し、新潟港を見渡すと、岸壁に茶色や銀色のスクラップ(金属くず)が山のように積まれており、それらをクレーンで貨物船に載せるところがよく見える。

小さい船舶だから、国内向けだろうか、銑鉄もこんな船で横持ちしていたので、懐かしい。直江津港から佐渡の小木港へ渡る航路は、国道350号線になっていて、両津港経由新潟港まで繋がっている。

このような海上国道は、全国に20箇所ほどあり、一番長いのは、毎年、お世話になっている鹿児島から奄美大島を経由して沖縄本島まで繋ぐ58号線である。16時半過ぎ、小木港に着岸し、下船すると、港に、あの佐渡名物「たらい船」が数珠つなぎのようにプカプカ浮いている。

切符売り場を見ると、大人700円とあり、リーズナブルな料金にプチびっくり。港から近い今日の宿、ゲストハウス「iro」にすぐ着くも、ボロ屋で、目を疑ったが、ここに間違いない…しかも、自転車を置くスペースもない…宿の人はまだおらず、30分ほど待たされて、やっと中へ入ると、土間があり、そこに自転車を置いていいと云われ、室内も意外に綺麗で埃もなく、プチ安心する。ゲストハウスは、相部屋になったりするので、基本、泊まりたくないが、今日は、自分だけなので、プチラッキー。

夕食は麻婆豆腐を作って、阪神戦を観ながら、20時に寝る。阪神は、中日と1―1の引き分け…。

【走行距離17km 獲得標高68m】

【走行時間1:10 平均速度14.7km/h】

【本日の会計】¥12,650(宿代¥4,000、フェリー代¥5,530、手ぬぐい¥1,500含む)

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