<佐渡一周>2024年春の自転車旅(その八)42-45日目

 2024年春のチャリキャンプひとり旅(その八)

今回は、佐渡ヶ島を一周する4日間の旅レポです。


春の旅42日目は、島の南端に位置する小木の町から東岸沿いに北上する旅

43日目は、島の中央部を横断して西側にある佐和田のキャンプ場まで

44日目は、島の西岸沿いに北上して北端にあるキャンプ場へ

45日目は、東岸沿いに南下して両津港から新潟港へフェリーで渡る旅


【その八の見どころ】

佐渡名物「たらい船」が可愛い!

キャンプ場に着くと密漁するキャンパーが!

田んぼにあのトキさんが!

美しい飴やさんの「あめや桟橋」

無言で電動自転車野郎に2回も抜かれ…

佐渡のトライアスロン看板を見て…

そのアストロマンが一番の難所と云うZ坂を見て…

美しい佐渡ブルー!

亀には見えない大野亀と二つ亀…

夕焼けと朝焼けの両方が望める島北端のキャンプ場に…

カモメにスナック菓子を与えるのはいかがなものか!

ジェットフォイルとフェリーの利点と欠点

フェリーとホテル利用で5千円もクーポン券がもらえるとは!


●2024年6月27日(木) 42日目 晴れ 東2m

小木→赤泊→松ヶ崎→水津

 

今日から4日かけて佐渡ヶ島をほぼ一周する計画を立てて、その初日の今日は、島の南端に位置する小木から海岸線を北上する約45キロの旅。高低図を見ると、多少のアップダウンはあるものの、ほぼ平坦なので、佐渡にしては優しい道である。

6時過ぎに起きて、メシを炊き、いつもの朝食を済まして、9時過ぎ、宿のお姉さんと一緒に出発ジャンプを決めて、小木港に寄ると、マンホールにも描かれている

佐渡名物「たらい船」が営業しており、船頭さん?と観光客二人がセットとなり、海に浮いている!

波が殆どない港内を30分ほど廻るだけだろうが、楽しそうだ。天候は晴れ、風は微風、海の遠くには内地の山並みがうっすらと見えている。

紫色の紫陽花も満開で爽快な気分だ。

1時間ほど走ると、赤泊という港に、江戸時代と思われる船が建てられている。

宿のおねえさんが、この先にドーナツ屋さんがあり、「そこのエビスープがうまいよ~」と云ってくれたが、そのお店はお休み…エビはダメだが、プチ残念。島の外周をなぞっているこの県道45号は、国内の都道府県道の中で一番長く、170キロもあるらしい。北海道には、もっと長い道道がありそうだが…。

県道にしては、今時珍しい素掘りのトンネルがあり、右には「高波による落石注意」の標識、左には「密漁禁止」の看板が!高波で浜の石が巻き上げられて、海水と一緒に車に落ちてくる、なんて信じられないが、日本海の冬の荒波ならあり得るのだろう。

自然にできた丸い岩のてっぺんに松の木が一本だけ生えていて、なかなかいい感じだが、名は付いていないようだ。

13時前、今日のキャンプ場「赤亀・風島公園」に着くと、先客がいるも、ひとがいる気配はない。海を見ると、貝や魚を捕ろうとしているダイバーが!密漁である。

1時間ほどすると、30才ぐらいだろうか、にいちゃんが戻って来たので、聞くと、「何も獲れなかった」とのこと。密漁の話はしなかったが、やっぱり、こういう人がいるんだと、プチびっくり。結構、汗をかいたが、300円のシャワーは故障中なので、濡れ手ぬぐいで体を拭く。

電波も1本だけで、テントに入ると、全く入らなくなり、久しぶりにアナログのラジオを聴きながら、椎名誠さんの本を読む。阪神は、中日に8―1で勝つも、ミスが相変わらず多い…。大谷さんは、25号のホームランを打ち、打率も.322。ドジャースもホワイトソックスに4―0で快勝して、貯金が20に到達。

【走行距離47km 獲得標高269m】

【走行時間2:53 平均速度16.2km/h】

【本日の会計】¥1,501

【赤亀・風島公園キャンプ場評価:29点】

無料で東屋があり、サイト面も芝生なのはいいが、電波が圏外なのは一番困る。管理人がおらず、保冷剤、充電、ランドリーなどができないので、評価点は悪いが、電波さえ入れば、まあまあのキャンプ場。


●2024年6月28日(金) 43日目 曇り 北東2m

水津→両津→秦野→佐和田

 

今日は、佐渡の中心部である両津の町を通過して西側にあるキャンプ場まで約40キロの旅。多少のアップダウンはあるが、峠越えはなく、風向きも東からのフォローなので、楽勝の一日になりそうだ。

9時に曇りの中、出発ジャンプを決めて、10分ほど走り、左側の田んぼを見ていたら、トキらしき鳥が飛来!停止してカメラをズームアップすると、確かにトキである。

野生のトキを見るチャンスはなかなかないので、いきなりプチ感動するも、結局、今回の佐渡で遭遇できたのは、この時だけであった…。

両津の町に入る手前に、「トキとの共生ルール」看板があり、①静かに見守る、②餌付けをしない、③巣に近づかない、などと書いてある。当然のことだが、守らない観光客が多いのだろう…と思う。

両津のマンホールには、名物なのか、烏賊が描かれているが、「やっぱり佐渡はトキでしょ!」とひとり思う。11時過ぎ、内陸部にある日帰り温泉「はたの温泉」に寄って、二日分の汚れを落とし、ツーリングマップルに載っていた「ボリュームがあって上質の肉がうまい」とんかつ屋「中堀」で、750円のカツ丼をテイクアウトし、今日の宿「窪田キャンプ」で、頂くも、ボリュームは少なめ、豚肉も普通で話が違う…。

キャンプ場の管理人は、SNS情報では、「偏屈で怒りっぽいおじさん」とあったので、ビビっていたが、「もうすぐ雨が降るから、この部屋に泊まったらいい」と、管理棟にある会議室みたいな部屋に案内してくれ、普通に親切で、ホッとする。

サイト面も松林の中にあり、良さそうだが、この会議室にコットをセットして寝ることにする。ランチ後、6年前のGWに、みんなで泊まった宿「かね長旅館」が近いので、行ってみると、まだちゃんと残っていてプチ嬉し。

結局、夕方に降る予報だった雨は全く降らず、外でも良かったが、優しいおじさんに感謝して20時に寝る。阪神の試合は、雨天中止。

【走行距離40km 獲得標高255m】

【走行時間2:20 平均速度16.9km/h】

【本日の会計】¥4,352

【窪田キャンプ場評価:33点】

利用料は1200円、シャワーは3分200円、充電や保冷剤は不可、電波は2本でギリギリ。目の前は綺麗な砂浜が広がっていて、眺めはいいのだが…。


●2024年6月29日(土) 44日目 晴れ 南西3m

佐和田→相川→大野亀→二つ亀

 

今日は、島の西岸沿いに北上するのだが、60キロ先の北端にしかキャンプ場がなく、しかも100m級のアップがいくつもあり、特に後半はしんどそうなので、ハードな一日になりそうだ…でも、ずっと北風だったのが南向きに変わったのはプチラッキー。

早めの5時過ぎに起床し、いつもの朝食を済まして、7時半、近くの撮影スポット「あめやの桟橋」で出発ジャンプを決めて、いざ北へ!。

相川と云う町に入ると、6年前に行った「佐渡金山」と「大佐渡スカイライン」の標識があり、超ハードだった激坂を思い出す…海岸線だが、最初の坂をハーハ―云いながら上っていると、電動自転車野郎に無言で抜かれ、いつもそうだが、何故か腹が立つ。

それも、途中で抜き返したらしく、もう一回無言で抜かれる…。「こんにちは」とか「お先に」とか、ひと言声掛けしてくれるだけで、気分が全然違うのに、と思う。

相川からキャンプ場のある二つ亀までの約50キロは、「名勝佐渡海府海岸」と呼ばれ、南側は緩やかな海岸段丘、北側は奇岩や洞門が多い急峻な斜面になっていて、尖閣(せんかく)湾は柱状節理で有名らしい。

尖閣と云えば、中国との領土問題を思い浮かぶが、全く関係ないようだ。

尖閣から90分ほど進むと、50キロの標識があり、「アストロマン」と書いてある。佐渡のトライアスロンは、オリンピックディスタンスではなく、鉄人レースと呼ばれ、スイム4キロ、自転車190キロ、そしてランは42キロのフルマラソンで行なわれ、完走者にはアストロマンの称号が与えられる。知らなかったが、スイムは、今朝まで居たキャンプ場から近い佐和田の海水浴場で、自転車はそこからスタートして、時計回りに島をほぼ一周するコースである。

綺麗な曲線美を描くゴミひとつない美しい砂浜を眺めながら、のんびり走っていると、山を上っていく道が見えてきて、トンネルとすごい勾配の坂が!

大学の後輩でトライアスロンをやっているY岡氏によると、「アイアンマンの間では、Z坂と呼ばれ、一番の難所」とのこと。確かに、左上から「Z」の形をしている。調べてみると、鉄人レースと云われるロングディスタンスは、佐渡以外に、洞爺湖、鳥取の皆生、五島、宮古島で行なわれており、全て自転車で行ったことがあるので、プチびっくり。全コースを走ったわけじゃないが、完走した気分になる。Z坂の右上部にあたるトンネルの入り口まで90mのアップを必死に上ると、さっき走ってきた海岸線が綺麗に見える。

トンネルを抜けても上りが続くも、海の色は紺色からエメラルド色に変わり、佐渡ブルーが映える。

折角上ったのに、また海岸まで下ると、「大野亀」と云う名勝海府海岸を象徴する大きな岩が見えてくる。

遊歩道があり、頂上まで行けるらしいが、もう13時なので、スルーして、キャンプ場のある「二つ亀」へ。また上りが始まり、登り切ると、その二つ亀らしき大野亀より小さい岩と云うか島が見えてくる。

13時、やっと二つ亀ビューホテルに着き、

キャンプ場は近いものの、なんと急な下り坂の下にあり、なんでやねん、と思いながらキャンプ場に着き、ビールを飲みながら、大谷さんの試合を無料アベマで観ながらランチタイム。

キャンプサイトは広くていいのだが、微妙に傾斜しており、一番平らそうな炊事場の前に設営。まだ6月なのに蒸し暑くて、昼間の体感温度は39℃もあり、早くホテルのお風呂に入りたかったが、キャンパーは18時まで入れないと云われている…リゾート系ならまだわかるが、こんな田舎のホテルなのに、と思う。

18時半、テントに入り、相川のローソンで買っておいたお好み焼きとパスタサラダを頂く。

エッセンしたかったが、朝早くてスーパーが開いてなかったので、仕方がない。19時過ぎだろうか、テントの外から声が聞こえてきて、出てみると、ソロキャンパーのにーちゃんがいて、「ライターかマッチを貸してほしい」とのこと。どうも、ド素人らしく、着火剤さえあれば、火が着くと思っていたようで、可哀そうなので、滅多に使わないガスバーナーとガスを貸してあげる。

丁度、夕陽が沈みかけており、にーちゃんのおかげで、綺麗な夕焼け映え写真が撮れて、結果、プチラッキー。

阪神は伊藤の乱調でヤクルトに1―6の完敗…今日を振り返ると、Z坂からの15キロは激坂続きで、案の定、最後の上りと寝る前に、太ももが攣るも、ツムラ68番に助けられる。8時半、相川のローソンに寄った際、レーサーウエアのライダーがいて聞くと、島の外周200キロを今日一日で走る、とのこと。アワイチ、ビワイチ的に云うと「サドイチ」である。「ようやるわ」と内心思いながら見送る。しかし、今日は、予想通り、しんどいランになったが、好天に恵まれ、青い海とオレンジの落陽が見られて、いい日であった。

【走行距離62km 獲得標高676m】

【走行時間4:22 平均速度14.3km/h】

【本日の会計】¥4,637

【二つ亀キャンプ場評価:33点】

料金は1200円、屋根付き炊事棟やウオッシュがあり、インフラ的にはまずまず。お風呂が隣接のホテルにあり、電波も2本で何とか入るが、充電と保冷剤は不可。ホテルからキャンプ場まで勾配15%の急な下り坂があり、行きはいいが、帰りはしんどいので、アクセスは悪い。海が近いのに、蚊も多い、でも、キャンプ場からの眺めはよく、夕陽も朝陽も見られるのは珍しい。


●2024年6月30日(日) 45日目 曇り 南2m

二つ亀→両津港→フェリー→新潟港→新潟古町

 

今日は、佐渡最大の町、両津までの約35キロを走り、フェリーで新潟へ渡る旅。普通なら、13時前に出港する第3便でいいのだが、雨雲が近づいているので、9時過ぎの第2便にする。なので、4時に起きて、朝食を作らずに、テントを畳み、5時にはキャンプ場を出ることに。

4時にテントを出ると、丁度、朝焼けが始まっており、夕焼けとは全く違うグラデーションに富んだ幻想的な光景が撮れる。まさに早起きは三文の徳である。

予定通り、5時に朝陽をバックに出発写真を撮り、勾配15%の激坂を押して上り、アップダウンが続く道を走っていると、田んぼの近くにトキを発見する。

しかし、よく見ると偽物…何のために、と思ったが、結局、今回も野生のトキに出会えたのは1回だけであった。前半の15キロは、結構ハードなアップダウンに苦労するも、後半は平坦になり、7時半には両津港に着き、フェリーターミナルのフリースペースで朝食タイム。

昼まで走らないので、朝から缶ビールを頂く。9時前に乗船し、今にも雨が降りそうな佐渡ヶ島をあとにする。

雨雲レーダーを見ると、大きな雨雲が島に迫っており、間一髪セーフ。

出航すると、カモメがいっぱい飛んできて、デッキでは、スナック菓子をカモメに与える人たちがいる…

最近は、野生の鳥を餌付けするような行為を見かけなくなっていたのに、プチ残念である。2時間半の航行で新潟港に入ると、また多くのカモメが船の周りを飛んでいる。港には、何回もお世話になっている新日本海フェリーが停泊していたので、写真を撮ると、カモメがフレーム内に入ってくる!プチ怖い…

新潟と両津を結ぶ船はフェリーだけでなくジェットフォイルと云う高速船も運航しており、両津港で停泊していたジェットフォイル「ぎんが号」を、新潟港でも見かけた時は、プチびっくり。

フェリーのあとから出港したぎんがが、フェリーより先に新潟港に着き、もう両津へ向けて港を出たのである。。所要時間はフェリーの2時間半に対して1時間と早いが、運賃はフェリーの3千円に対し7千円もするので、車や自転車がない人は、どちらを選ぶのだろうか、考えものである。

12時前、直江津―小木間を結ぶフェリーの倍以上ありそうな佐渡汽船の「ときわ丸」を下船すると、ポツポツと雨が降っているが、合羽を着るほどではない。

屋根付き歩道をゆっくり走っていると、ニイガタのモニュメントを発見するも、「ホワッツ」の意味がよくわからない…。港から15分で、東横イン新潟古町店に着き、チェックインする際、「佐渡へ行った旅行者には5千円の商品券が発行される」とのことで、メチャ得した気分になる。

「さど旅得プラン」と云って、佐渡へ渡る前後に新潟市内の宿に泊まるとくれるらしい。スーパーでも利用できるので、ランチは、ちょっと贅沢に、海鮮巻き寿司にする。

朝の話だが、岸壁で乗船待ちしている時、カワサキのニンジャと云う緑色のバイクのおじさんがいたので、聞くと、買ったばかりで排気量が1000CC、150万円もした、とのことで、プチびっくり!。

【走行距離36km 獲得標高242m】

【走行時間2:16 平均速度16.0km/h】

【本日の会計】¥11,453(ホテル代\5,985、フェリー代\5,180)

佐渡ほぼ一周の4日間を振り返ると、恐れていたほどアップダウンは多くなく、天候にも恵まれて、楽しく走り切れた満足感がある。初日は宿に泊まったが、あとの三日はキャンプ場に泊まれて良かったし、、トキさんにも出会えたし、心残りは、。今回の旅で、まだ走れていない小木港から佐和田まで西回りのルートだが、これは来年の課題として取っておくことにする。

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