<函館~ピリカ~瀬棚>2024年春の自転車旅(その十)53-59日目
2024年春のチャリキャンプひとり旅(その十)
今回は、函館から北上して大沼公園、駒ケ岳、長万部付近から西へ向きを変えて、
日本海の瀬棚まで7日間の旅レポです。
春の旅53日目は、函館から大沼公園近くのキャンプ場まで
54日目は、日程調整のためキャンプ場に連泊
55日目は、噴火湾沿いに北上して八雲のキャンプ場へ
56日目は、長万部手前の国縫から西にある峠を越えてピリカのキャンプ場まで
57日目は、ピリカのホテルに移動して北海道OBランに参加
58日目は、峠を下って日本海に面する瀬棚のホテルまで
59日目は、断崖絶壁にある太田神社を完登して瀬棚のホテルに連泊
【その十の見どころ】
① 世界最深級の海底ワインとは!
② シートを掛けたのに自転車がビショビショ…
③ 雄大な駒ケ岳にプチ感動!
④ 駅弁日本No.1「いかめし」の町には…
⑤ 英国女性旅行家イザベラ・バードさんとは…
⑥ 八雲町は日本唯一の珍しい町!
⑦ 美利河峠で嬉しい善処が!
⑧ 路肩認識矢印が光る!
⑨ 林道でもないのに大量のヒグマ糞が!
⑩ 片道1時間もかかる恐るべし太田神社!
●2024年7月8日(月) 53日目 晴れ曇り 南西6m
函館→七飯(ななえ)→大沼
今日は、函館の北に位置する大沼公園にあるキャンプ場まで35キロの短い旅。
北海道のヤクルトと云われている「カツゲン」やヨーグルトなど、東横インでは珍しい健康的なのも頂きながら、目一杯食べて、9時半に出発すると、トラピスト修道院と北海道新幹線と駒ケ岳が描かれたマンホールを発見!
函館らしくて宜し。国道を避けて、農道を走っていると、その新幹線が走る高架鉄道が延々と伸びていて、その先には、終点の「函館北斗駅」と東横インのビルが見える。
七飯町にある道の駅「なないろ・ななえ」では、やたら函館ワインが置いてあり、その中に、「世界最深級の海底ワイン」と云う珍しいのがあったので、荷物になるけど、購入する。
どうも地下283mの青函トンネル内にある「はこだてわいん青函蔵置所」で1年間熟成させたワインで、お値段は1760円とリーズナブルだ。大沼まで100mちょっとアップする交通量の多い国道5号線に入るも、路側帯が広いので、危険はない。トンネルを越えて、大沼へは行かず小沼沿いに進むと、筆者が好きなジュンサイ沼が見えてくる。
ジュンサイと云えば秋田だが…。キャンプ場の手前まで来ると、函館辺りに多い「びっくりドンキー」風のレストラン「ラッキーピエロ」を発見!
4年前に、函館で初めて入り、なぜかエルビスプレスリーがいたが、オムライスを頂き、普通に旨かった記憶がある。大沼公園には「東大沼野営場」という無料の湖畔?キャンプ場があるが、日帰り温泉が少し離れているので、今日は、温泉が隣接していて駒ケ岳が望める有料のキャンプ場にする。
2000円払って受付を済ますと、生ビールのウエルカムドリンクが付いていて、大阪王将の餃子チャーハンと共にランチタイム。
広いフリーサイトに設営後、
「ちゃっぷ林館」と云う日帰り温泉に入り、クリームシチューを作って、テント内で昼間に買ったワインと共に。
1年間海底で熟成させたワインは、フルボディのように濃くてまずまず。
【走行距離36km 獲得標高269m】
【走行時間2:27 平均速度14.7km/h】
【本日の会計】¥7,295
【ファンガーデンリモキャンプ場評価:29点】
フリーサイトが草地で広く、温泉が隣にあり、炊事場の水が温泉のお湯になっているのはいいが、2000円はチト高い上に、水場まで遠く、東屋などの雨除けできる施設は全くなく、自転車ソロキャンプにとってはイマイチ。
●2024年7月9日(火) 54日目 曇り一時雨 北東2m
今日は、週末の北海道OBラン日程に合わせるため、天候もイマイチなので、ここのキャンプ場に連泊とする。
朝食後、雨が降りそうなので、自転車に雨除けカバーを掛けてから、10時に温泉施設へ。
玄関には、「駒ヶ峯温泉ちゃっぷ林館」のプレートがあり、駒ケ岳の形を模している。
12時、お風呂に入り、ランチはジンギスカン定食とビールを頼むと、郵便局でお金を下ろすのを忘れてしまったので、600円しかない…その上、売店で、ワカサギの佃煮を買ったので、残金は340円のみ。心細いが、明日は平日なので、きっと大丈夫だろう…。休憩室で昼寝をして、17時、またお風呂に入って、キャンプ場へ戻ると、カバーが風でめくれており、昼間、雨が降っていたので、フロントバッグがビショビショに濡れている…プチショック。
もっとちゃんとカバーを固定しておけば…と悔やむ。しかし、久しぶりに作ったカレーがうまいし、阪神も、ヤクルトに近本のヒットでサヨナラ勝ち!
【本日の会計】¥4,250
●2024年7月10日(水) 55日目 晴れ曇り 南東3m
大沼→森→落部(おとしべ)→八雲
今日は、ホタテで有名な噴火湾の西側にある八雲のキャンプ場まで約45キロの旅。距離は短めだが、交通量の多い危険な国道5号線を走るしかないので、気を付けなければならない。
快晴の中、9時半、駒ケ岳をバックに出発ジャンプを決めて、まずは農道を北へ。
進むにつれて刻々と形を変える駒ケ岳を眺めながら、トウモロコシや大豆畑を通り、JR駒ヶ岳駅近くにある郵便局でお金をおろして、ひと安心。
ここから、国道5号に入り、坂を下ると、ツツジの恵山や間欠泉の鹿部への分岐点があり、行ってみたいが、今回はスルーして、いかめしで有名な森町へ。
買い出しのため、山あいを通る国道を外れて、町中のスーパーへ寄ると、そのいかめしがたくさん陳列されており、地元の人にも愛されていることがよくわかる。
森町は、駒ケ岳の北西部に位置しているので、マンホールにも、雄大な駒ケ岳が描かれている。
「森桟橋跡」と彫られた石標があり、その横には「イザベラ・バードが歩いた道」の案内板がある。
彼女は北海道をひとりで旅した最初の英国女性旅行家で、146年前の明治11年、函館からここまで来て、船で室蘭へ渡ったらしい。帰国後、旅した東北と北海道を「日本奥地紀行」として纏め、世界に紹介した、とのこと。
あわび?と酪農の八雲町に入り、落部(おとしべ)の町も通過し、体感温度が30℃を超える中、山手にあるキャンプ場へ。知らなかったが、地図に、「八雲町は太平洋と日本海に面している日本唯一の町」と書いてあり、そう云われれば、そんな町は他には浮かばないし、都道府県でも、青森県しかない。
「噴火湾パノラマパーク」から近い「オートリゾート八雲キャンプ場」は、6年前に泊まったことがあり、あの時は、メチャ高いイメージがあったが、今回の利用料は1350円で、インフラも整っているので、リーズナブルな料金だ。土日は平日の倍するらしいので、来るなら平日である。
ランチは、セコマのカツ丼とマカロニサラダに缶ビール。
広い草原のフリーサイトの中で、炊事場やトイレに一番近い端っこに設営し、110円のお得シャワーを浴びて、夕エッセン。阪神は、ヤクルトに4―1で勝ち、4連勝。
【走行距離46km 獲得標高237m】
【走行時間2:21 平均速度19.6km/h】
【本日の会計】¥4,621
【オートリゾート八雲評価:40点】
フリーサイトの週末や夏季料金は2700円と高いが、平日は半額になるので、泊まるなら平日である。フリーサイトには雨除けできる東屋や炊事場はないが、シャワー、ランドリー、ウオッシュ、保冷剤冷凍など、設備が整っている。
●2024年7月11日(木) 56日目 晴れ 南2m
八雲→国縫(くんぬい)→ピリカ(美利河)
今日は、海岸線を北上し、長万部(おしゃまんべ)手前の国縫(くんぬい)から内陸部に入り、北海道OBランの集合地であるピリカのキャンプ場まで約40キロの旅。
9時半、キャンプ場を出発し、八雲のスーパーへ寄ると、筆者と似たような4サイドバッグのおじさんがいる!
しかもサンダルまで一緒なので、避けて反対側の方に自転車を停める。この辺りには他にキャンプ場がないので、適当に野宿したのだろうか。八雲から25キロほど国道5号を走り、国縫からは標高160mの美利河峠を目指す。体感温度が35℃を超える中、ヒーヒー登っていると、前方に軽自動車が停まり、お母さんが降りてきて、「頑張ってね~」と、ゆずれもんサイダーをくれる!
プチ嬉し、そして感謝である。比較的楽勝の美利河峠に着くと、今金町のキャラクター「ピーリとピーカ」が迎えてくれる。
ジュゴンの仲間である「ピリカカイギュウ」の化石がこの町で発掘されたらしい。上っている途中、冬の積雪時に路肩がわかるように、紅白の矢印が5mぐらいの高さに設置されていて、よく見ると、小さいソーラーパネルが支柱に付いている。
暗くなると、矢印のLEDライトが光り、吹雪でも路肩がわかりやすくしているのだろう。
12時半過ぎ、宿泊施設のクアプラザピリカに着き、受付を済まして、施設内の休憩コーナーで、セコマの親子丼とポテトにサッポロクラシックのランチ。
食後、施設内のお風呂に入ってから、隣接のキャンプ場へ移動して、炊事場の隣に設営し、夕エッセンのカレーを作って、20時には寝る。
【走行距離42km 獲得標高244m】
【走行時間2:36 平均速度16.0km/h】
【本日の会計】¥4,157
【ピリカキャンプ場評価:40点】
ここに泊まるのは2回目だが、広い草原のフリーサイト、屋根付き炊事場、日帰り温泉、保冷剤冷凍など、インフラはまずまず。利用料は1500円だが、温泉付きなので、まずまず。
●2024年7月12日(金) 57日目 晴れ 西4m
今日は、北海道OBランの初日で、ここクアプラザピリカに集合なので、ランはなし。6時に起きて、メシを炊いていると、炊事場の網に止まっているホタルを発見!小さめなので、ヘイケボタルだ。
9時半、テントを撤収して、ホテルへ移動し、休憩コーナーでパソコン作業。
壁に「カレーアイランド北海道」のスタンプラリーポスターがあり、士別のサフォーク(羊)カレー、利尻のホタテフライカレー、富良野のオムカレー、そして、日本唯一の町、八雲の二海カレーもある。ホワイトルーとの二色になっている。ランチは、ホテルのレストランで、香味イワシフライと鶏ザンギの定食。
どっちも美味い。ホテル側が13時に部屋を空けてくれたので、部屋でのんびりしたのち、続々と到着するOBたちを迎え入れる。10台以上ある自転車は、ホテル側が倉庫を開放してくれて、ランドリーも業務用のを無料で貸してくれ、とても良心的ないいホテルである。阪神は、村上が先発するも、高橋を全く打てず、中日に0―3の完敗を喫する…。夜の宴会では、北大CCの創立65周年記念Tシャツが配られて、プチ嬉し。
【本日の会計】¥17,400(宿代¥9,500、Tシャツ代¥3,000、みやげ¥1,500)
●2024年7月13日(土) 58日目 晴れ 西3m
ピリカ→今金(いまがね)→瀬棚(北檜山)
北海道に入って、今日で六日目だが、連泊日に少し雨が降っただけで、あとは晴れが続いている。北海道OBランは、例年、雨に悩まされていたが、今年は大丈夫そうである。今日は、日本海に面するせたな町にある北檜山のホテルまで約40キロの旅。9時に19名で出発写真を撮影して、10名ほどの本隊は、絶対読めない「後志利別(しりべしとしべつ)川」沿いの道道(どうどう)を下るも、意外にアップダウンが多く、筆者的には選択ミス。しかも、畑や田んぼがある普通の道なのに、道端にヒグマの糞が!
ヒグマは、同じ場所にする習性があるそうで、乾いた古い糞の上に新しいのが乗っており、今朝の糞かもしれないと思うと、プチビビる。
そして、せたなの町に近い浮島公園に寄ると、池を一周する遊歩道にも、「熊出没注意」の立て札が!
池中央部に見える浮島が本物かどうか、一周して確認したかったが、諦める…。
せたなと云えば、尖った岩が三つ並んでいる「三本杉岩」だが、ホテルから少し離れているので、ひとり、ホテル北檜山のレストランで、もつ鍋を注文。
期待していなかったが、意外に旨い。夕方には、22名全員が揃い、酔っ払う前に全体写真を撮り、宴会では、ひとりひとり、近況や今日のランについて報告し合う。ピリカから美利河種川林道コースを選んだ3人によると、ヒグマの糞があちこちにあり、みんな熊鈴やヒグマ撃退スプレーを持っていたものの、かなりビビったようだ。道南地方は、近年、ヒグマの出没や被害が多発しており、ホンマ注意しなければならない。阪神は、中盤までリードするも、伊藤や漆原が打たれて、中日に8―10の逆転負け…
【走行距離44km 獲得標高179m】
【走行時間2:36 平均速度16.9km/h】
【本日の会計】¥11,738(ホテル代¥9,350)
●2024年7月14日(日) 59日目 晴れ 西3m
瀬棚(北檜山)→太田神社→瀬棚(北檜山)
今日は、ルート図のように、海岸線を南下し、断崖絶壁にある太田神社に寄ったあと、内陸部を北上して瀬棚に戻る約60キロの周回コースだが、筆者は、幹事なので、自転車には乗らず、後輩のレンタカーを借りてサポートすることに。9時半にホテルを出発して、先に太田神社の入口に着くと、二人乗りの自転車「タンデム」が停まっている。
装備から見て、欧米人のようで、あとで下りてきた外人に聞くと、カナダ夫婦で、上の神社まで登ってきたらしい。階段下に、おじさんが二人座っていて、地元の人らしいので、標高350m地点にある神社までの登攀時間を聞くと、往復2時間もかかるとのこと。すると、大汗をかいたバイクおじさんが下山してきて、聞くと、なんと70分で往復した、とのこと。何回も登っているベテランらしい。11時頃、本隊が到着したので、20名全員で急な階段に並び、記念撮影して、筆者を含め精鋭6名の神社登攀隊は、30度はありそうな急な階段を登り始める。
階段のあとは急な登山道を登り、最後は鉄輪の鎖に手と足を掛けながら、垂直の壁をよじ登り、50分で何とか本殿がある洞窟に到達するも、後輩が何度も脚が攣るほど過酷な道のりであった。
狭い洞窟には、小さな祠があり、お祈りをしてから、慎重に下山して、13時過ぎ、全員無事に帰還する。
JR八雲駅から東京へ帰るH野先輩を車で駅まで送り、16時半頃、ホテルへ戻ると、18名全員、既に戻っており、ホッとする。温泉に入り、18時から夕食、2次会を経て、遅めの23時半に寝る。
阪神は、中日に延長戦で何とか勝ち、貯金三つ。
【本日の会計】¥9,429(ホテル代¥8,800)
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