<種子島~鹿児島~喜界島>2024年秋の自転車旅(その三)10-17日目

 2024年秋のチャリキャンプひとり旅(その三)

2024年秋の旅レポその三は、種子島のJAXA関連施設を廻り、鹿児島へ戻ったあと、

奄美大島に近い喜界島へ渡り、その後の沖縄行きを断念した7日間の旅です。


11日目は、種子島の南端にあるJAXAロケット関連を見て廻りキャンプ場へ戻る

12日目は、種子島のキャンプ場を出て、西之表港まで戻り、フェリーで鹿児島へ

13日目は、喜界島行きフェリーが欠航になったため鹿児島の東横インに連泊

14日目は、夕方のフェリーで喜界島へ

15日目は、喜界島を一周してキャンプ場へ

16日目は、雨のためのんびり

17日目は、沖縄行きを断念して神戸へ


【その三の見どころ】

H3ロケットの発射日は近隣道路が通行止めになるなんて!

宇宙科学技術館でムーンテックTシャツをゲット!

日帰り温泉にカニさんが…

フロントバッグのレインカバーも忘れる!

鹿児島行きフェリーが条件付き運航…

喜界島行きフェリーも…

貨物RORO船とは…

サンゴ礁が隆起してできた喜界島はやっぱりおどおどしい…

東日本大震災で漂流した船が喜界島に…

スコールみたいな雨が降り空き家に雨宿りするも…

喜界島の巨大ガジュマルと沖永良部島の日本一ガジュマルはどっちがでかい?

キャンプ場があるスギラビーチは憩いの場所に…

この時期に沖縄へ台風連発なんて…

JALの預け荷物が50キロを超える!


●2024年10月19日(土) 11日目 晴れ曇り 南西4m

種子島熊野浦→JAXA→南種子→熊野浦

 

今日は、ルート図のように、種子島の南岸付近にあるJAXA関連施設を巡って、キャンプ場まで戻る約30キロの旅。

6時過ぎに起きて、快晴の中、朝陽を浴びながら、いつもの朝食を済まして、

9時前に出発すると、管理棟横に看板があり、「ねじの伝来地」と書いてある。

種子島と云えば鉄砲だが、火縄銃の銃身の底を塞ぐのに使われていたのがネジで、五百年ほど前の当時、日本にはネジと云う概念がなく、ここ熊野灘に来航したポルトガル人に教えてもらい、初めて日本製の火縄銃が完成したとのこと。昨日行ってプチ感動した千座(ちくら)の岩屋に寄ると、洞窟は海水で満たされていて、全く中へは入れない…。

田舎道を南下していると、通行止めの看板があり、ドキッとするも、丁度、一週間後の土曜にH3ロケットの打ち上げが予定されており、当日の交通規制予告なので、ホッとする。

後で知るが、元々は今日の発射予定だったらしく、遅れなければ、この規制図のように、全く近寄れなかったので、ある意味、ラッキーである。

しかし、大型ロケット発射場付近まで行くと、道路にいた警備員に停められて、

「これからロケットを組み立て棟から発射台まで陸送するため、あと10分ほどで一時閉鎖するが、今なら通っていい」と云われ、ホッとしながら、高台に上っていくと、左手方向の1キロほど先に大きな発射台が見えてきて、プチ感動!

発射がある時は、7キロほど離れた一般見学場所まで遠ざけられるので、こんな風には見えないだろう。更に南下すると、南端付近にロケットと「宇宙科学技術館」が見えてくる。

無料なので、中へ入り、一通り見学していると、種子島に基地がある理由は赤道に近いからで、自転による遠心力効果があるらしい。

そして、JAXAが新たに開発したH3ロケットは、ローコスト、短納期、確実性に優れており、来週打ち上げられるのは4号機とのこと。順調に飛んで欲しいものである。

売店へ行くと、宇宙ステーションで快適な生活が送れるように、JAXAと東レが共同開発したムーンテックTシャツがあり、吸汗速乾、消臭、抗菌、高耐久性など12項目もの機能がある。自転車キャンプ生活にはぴったりなので、7500円はチト高いが、買うことにするも、在庫がなく、展示してあるMサイズの現品限りとのこと。

Mはピチピチになるので、悩んだが、結局購入することに。ここからは、海岸線をなぞってからキャンプ場へ戻るつもりだったが、結構暑いし、アップダウンも多そうなので、ビールを買うため、標高180mの内陸部にある南種子町に寄ってから戻ることにする。

ハイビスカスの花だろうか、道路脇に並ぶ赤い花群を眺めながら、登るも、とにかく暑い!腕から汗が噴き出して粒になっている…。

13時過ぎ、キャンプ場に戻り、太巻とイカ串で一杯呑み、

昨日も行った日帰り温泉に入り、帰ろうとすると、玄関にちょっと大きめのカニさんが!通路を中に入っていこうとするので、捕まえて、外へ逃がしてあげる。

受付のお姉さんが「よく入ってくるのよ。困るわー」と云いながら、捕まえた写真を撮ってくれる。いつものようにクリームシチューを作って食べて20時に寝るも、明日の天気予報を見ると、朝6時から降水確率50%…13時半のフェリーだが、早めに出発することにする。昼間のことだが、雨の時に使うフロントバッグの濡れ防止カバーがないことに気付き、思い返すと、二日前のコンテナハウスで乾かした記憶があるので、電話すると「あります」とのこと。明日、丁度、西之表港へ行く途中通るので、その時に受け取ることにする。サングラスと云いレインカバーと云い、忘れるもののプチラッキー。

【走行距離41km 獲得標高517m】

【走行時間2:43 平均速度14.9km/h】

【本日の会計】¥10,932(Tシャツ代¥7,480含む)


●2024年10月20日(日) 12日目 曇り 北東8m

熊野浦→中種子→西之表港→フェリー→鹿児島

 

今日は、二日前に来た道を戻り、フェリーで鹿児島まで渡る約40キロの旅。当初予定では、島の真ん中を北上して種子島空港を通るルートだったが、昨日と真逆の北風で、超向かい風なので、二日目と同じ一番楽なルートにする。早めの5時半に起きて、朝食抜きでテントを撤収し、7時過ぎに二日お世話になったキャンプ場を出発。

予報の雨はまだ降っておらず、午前中は何とか持ちそうだ。高低図のように、中種子の高台を越えれば、海岸線の楽な道になるのだが、向かい風が強くてなかなか進まないので、中種子町のコンビニで30分の朝食休憩。

この町にも、目新しいコンテナハウスがあり、空港建設バブルだが、建設が終わったら、きっと無くなるのだろう、と思うと、なぜか悲しい。

牛舎には、高級黒毛和牛である種子島牛がいて、自転車が珍しいのだろうか、みんな、じっとこっちを見ている。

犬はいつも吠えられるので嫌いだが、牛や馬ややぎはおとなしいので好きである。出発から4時間もかかって、やっと「58ビレッジ」に着き、無事、レインカバーを回収して、

港へ向かい、種子島と云えば鉄砲なので、港の近くにある鉄砲館へ寄るも、休館日で中には入れず、写真だけ撮ってフェリーターミナルへ。

窓口へ行くと、「条件付き出港」の紙が貼ってあり、与論島の悪夢が頭をよぎるが、お姉ちゃんに聞くと、「一応そうしているが、引き返すことは滅多にない」とのことで、ホッとする。

缶ビール付きのランチを済まし、13時前に乗船し、2時間半ほど雑魚寝部屋で爆睡して起きると、曇ってはいるが、丁度、開聞岳が遠くに見える。

4時間の船旅を終えて、コスモラインフェリーを下船し、

18時前、鹿児島の東横インに無事チェックイン。今後だが、計画では、まだ一周していない徳之島に寄ってから、沖縄本島経由石垣島と西表島を巡り、今回最大のミッションである与那国島へ行く予定だったが、徳之島の天候が悪いし、沖縄に台風が近づいているため、一旦、奄美大島に近い、まだ行ったことがない喜界島へ寄ることにする。

【走行距離38km 獲得標高551m】

【走行時間2:56 平均速度13.1km/h】

【本日の会計】¥17,087(フェリー代¥6,000、ホテル代¥6,555、土産代¥820含む)


●2024年10月21日(月) 13日目 晴れ曇り 東6m

晴れてはいるが、昨日同様、強い風が朝から吹いており、嫌な予感がしていたところ、案の定、喜界島行きフェリーの欠航が決定したため、あらかじめ予約していた東横インに連泊することに。走らないけど、朝食はがっつり頂き、

9時からメッツとのリーグチャンピオンシップシリーズ第6戦を部屋で観戦。レギュラーシーズンは既に終わり、プレーオフでパドレスに何とか勝ち抜けたドジャースは、リーグ優勝決定戦でもメッツに3勝2敗とリードし、今日の試合でも大谷さんの活躍で、10―5で勝ち、ワールドシリーズ進出が決まる。その試合をライブで観れたのは、フェリー欠航のおかげだ。

ランチは、鹿児島に来たらいつも食べる油そば専門店「兎」へ行き、メンママシマシ油そばをテイクアウトする。

喜界島には港の近くに良さそうなキャンプ場があるものの、明後日は雨予報なので、宿を探すも全く空いていない。種子島同様、工事業者が全て押さえているようだ。

【走行距離3km 獲得標高15m】

【走行時間0:11 平均速度15.3km/h】

【本日の会計】¥11,347(ホテル代¥6,555含む)


●2024年10月22日(火) 14日目 雨 南東3m

鹿児島港→フェリー→喜界島

今日は風が弱くなり、終日雨予報だが、夕方発の喜界島フェリーは運航が決定!雨が一旦止みそうな昼までホテルのロビーで過ごし、買い出し後、12時半にフェリーターミナルへ。

奄美航路運航ルート図を見るとよくわかるが、喜界島は奄美大島の東にあり、フェリーで沖縄本島まで五つの奄美群島を巡ることができる。

そして知らなかったが、東京から名古屋、油津(宮崎)、志布志(鹿児島)を寄港して那覇まで行く航路や、神戸から大阪、志布志、奄美大島を寄港して那覇までの航路もある!と思ったら、「貨物RORO船」と書いてあり、貨物だけで人は乗れないようだ…。調べると、RORO船とは、フェリーのようにトラックやトレーラーが車輛甲板に乗り入れできる貨物船のことで、国内で海上輸送される貨物は、今や、ほとんどがRORO船かフェリーが使われているらしい。

喜界島のポスターも貼ってあり、サンゴ礁が隆起してできた島なので、海岸線は砂浜じゃなく岩場のようにゴツゴツしている。

午後になっても雨は止まず、15時頃には土砂降りになるも、乗船する16時半には丁度、雨は止み、全く濡れずに乗船できる。

フェリーは17時半に鹿児島港を出て喜界島に着くのは翌朝の5時…意外に長いが、雑魚寝部屋で寝ていけるので気にはならない。

【走行距離2km 獲得標高10m】

【走行時間0:10 平均速度13.0km/h】

【本日の会計】¥14,582(フェリー代¥12,950含む)


●2024年10月23日(水) 15日目 晴れ一時雨 北3m

喜界島港→スギラビーチ→喜界島一周→スギラビーチ

 

3時半に起きてシャワーを浴び、5時に下船すると、南国らしく空気が生ぬるい。まだ真っ暗なので、明るくなるまで待合室で待ち、6時に近くのスギラビーチにある「空港臨海公園キャンプ場」へ行くと、

丁度、木の合間から朝陽が見え始め、反対側にはサンゴに囲まれた静かな海が!。

喜界島は一周が約40キロしかなく、サンゴでできたからか、離島にしては比較的平坦な島で、天気も良さそうなので、キャンプ場にバッグをデポして、一周してみることにする。

その前に、まず腹ごしらえしなければならないので、近くのスーパーへ行くと、まだ7時なのにもう開いていて、工事業者の人たちが群がっている。彼らは朝食とランチをここで調達して工事現場へ向かうのだろう。

普通の▲おにぎりもあるが、メインは俵型のおにぎりなので、ランチョンミートとポークたまごを買って食べる。島は時計回りに廻ると、道の左側が海になるので、自転車から海が良く見える。逆に琵琶湖など湖や池は反時計回りに廻るのが基本である。その海岸線を北へ進むと、大きな池があり、いくつもの水車が激しく回っている。

離島でよく見かける車海老の養殖場だが、なぜ離島に多いのだろうか…考えてもわからない。

サトウキビ畑が広がる田舎道を走っていると、「東日本大震災漂着船」の道標があり、寄ってみると、想像していたのと違う小さい漁船が横たわっている。

地震から14カ月後、1400キロ離れた気仙沼から、ここの浜に流れ着いたと書いてある…走り始めて1時間、島の北端トンビ崎に着くも、ゴツゴツしたサンゴ岩が広がっていて、近寄りがたい雰囲気がある。

島の東岸には、サンゴを積み上げた石垣群があり、島の観光ポイントになっている。

そして、民家の近くには、白い山羊さんがいて、牛同様、じっとこっちを見ている。

沖縄もそうだが、南国には、なぜかヤギを飼っているうちが多い…考えてもわからない。山の方でゴロゴロと音がし出し、雨雲レーダーを見ると、こっちの方に向かっている!

その10分後、大粒の雨が降り出したので、雨宿りできる場所を探すも、なかなか見つからない…。

空き家っぽいうちがあったので、軒先に自転車を停めて、何気なく窓の中を見ると、なんと人が座ってテレビを見ている!不法侵入である。「すみません。雨が止むまでいらしてください」とお願いするも、居づらいので、少し小降りになった時点で軒先を出る。雨雲は結局30分ほどで去り、

青空に変わったところで、手久津久(てくづく)サンセットビーチに、できたばかりと思われる喜界島のモニュメントがあったので、三脚とセルフタイマ―でジャンプを決める。

この少し手前には、手久津久の巨大ガジュマルもあり、島一番のパワースポットらしい。高さ18m、幹回り16m、枝幅は42mもあると書いてあるが、見ている限りは42mもあるとは思えない…

3年前に沖永良部島で出会った「日本一のガジュマル」の方が大きい気がするが、寸法的には、高さ7m、幹回り6m、枝張り23mしかない。でも、枝張り23mは日本一らしく、同じ鹿児島県なのに、矛盾している…。寸法が正しければ、全てにおいて、手久津久の方が日本一である。12時、キャンプ場に戻ると、空港の滑走路が 目の前なので、JALのプロペラ機が丁度離陸していく。

鹿児島か奄美大島行きだろう。夕方になると、地元の家族連れだろうか、サンゴの壁に囲まれて波が全くないスギラビーチで、楽しそうにしている。

でも、明日は、遥か南方にある台風20号の影響で、終日雨の予報だ、そして、その後も台風がいくつも連続して、沖縄本島や与那国島がある先島(さきしま)諸島を通るようで、石垣島へ行く一週間後の風アプリでは、那覇の東で大きな渦を巻いている…

こんな状況で沖縄へ行っても、身動き取れないことになりそうなので、明後日のJAL便で、奄美大島経由伊丹へ帰る決断をする。キャンプ場には、シャワーやトイレがある大屋根の建物があり、明朝から雨予報だが、雨は十分凌げそうだ。

よってテントはすぐ横に設営する。暑いので、テントのフライシートを外したままにしたが、夜中の3時頃、雨が降りそうなので、フライシートをセットしたら、その直後から雨が降り出して、何とか濡れずに済む。

【走行距離49km 獲得標高156m】

【走行時間3:07 平均速度15.8km/h】

【本日の会計】¥2,149

【空港臨海公園キャンプ場評価:35点】

アクセスよし、無料冷水シャワーあり、ウオッシュなし、保冷剤不可、電波3本、蚊なし、雨除けよし、トイレ近し。充電なし。ランドリーなし。利用料は300円。


●2024年10月24日(木) 16日目 雨 東5m

元々、今日は、早朝のフェリーで奄美大島へ渡り、翌超、沖縄行きのフェリーに乗る予定だったが、全てキャンセルして、何とか空いていた近くの宿に泊まるだけの日となる。7時に起きると、テントの周りは水浸しなので、タープだけ残して、大屋根の下へ全部移し、朝エッセン。

昼頃に雨が一時止みそうなので、12時過ぎまで旅レポ作業をして、キャンプ場をあとにする。

ランチは、町中で見つけたレストラン「明砂呂(あすなろ)」に入り、1100円のとんかつ定食を注文。

宿へ行く前に、お土産屋さんに寄って、喜界島の名産品である胡麻と黒糖を使ったお菓子をいっぱい買う。14時半、宿に入ると、ツインの広めの部屋で、タープやテントを同時に干すことができ、プチラッキー。

夕食は付いていないが、これで6000円はお得感あり。

【走行距離5km 獲得標高25m】

【走行時間0:21 平均速度13.7km/h】

【本日の会計】¥15,280(宿代¥6,050、土産代¥6,865含む)


●2024年10月25日(金) 17日目 曇り 東6m

喜界島→JAL→奄美大島→JAL→伊丹→車→神戸北町

7時に生卵、納豆、焼き魚など正統派の朝食を頂き、8時半に宿を出て、お土産屋でまた買ってから、空港へ。

いつものように一旦、フロントバッグ以外の荷物を全部預けると、40キロの上限に対し、なんと10キロオーバーの50キロ!サイドバッグ一個では足りないので、二個を手荷物として機内へ持ち込むことにする。

フロントバッグを含め20キロほどあるので、重たい…。預けると、1キロ当たり770円の追加料金を取られるので、重くても我慢するしかない。奄美大島行きプロペラ機は離陸しても雲の下を低空飛行して、たった15分で着陸してしまい、プチびっくり。ジェット機に乗り換えても、90分で伊丹に着くので、飛行機は便利だし、近く感じる。

奄美大島空港で出発便を見ると、鹿児島行きが多いが、羽田便もあり、与論島にも行ける。奄美大島には、明石家さんまさんの娘や嵐の大野くんも住んでいるらしいので、会ってみたいものである。

【本日の会計】¥54,237(JAL代¥44,010、土産代¥4,567含む)

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