<都城~鹿児島~種子島>2024年秋の自転車旅(その二)7-10日目

 2024年秋のチャリキャンプひとり旅(その二)

2024年秋の旅レポその二は、宮崎県の都城から鹿児島県に入り、ロケット発射基地で有名な種子島まで、4日間の旅です。


7日目は、都城のキャンプ場から鹿児島県霧島市のキャンプ場まで

8日目は、錦江湾の東岸を廻り、垂水港からフェリーで鹿児島市へ渡る旅

9日目は、鹿児島港からフェリーで種子島へ渡る旅

10日目は、島内を南下し中種子町にあるキャンプ場へ


【その二の見どころ】

知覧茶畑と宇治茶畑の違いは…

グーグルマップで見つけたキャンプ場だけど…

水槽にタニシの赤ちゃんが!

黒酢は酸っぱすぎるがフルーツ酢はうまい!

森伊蔵の直売店なのに酒が全くないとは!

垂水(たるみず)は桜島とブリ養殖の町

種子島の公園でランチして歯磨きをしたら…

無人島に建設中のタッチアンドゴー専用空港の影響で宿が…

地上波もBSも観られないテレビに…

サングラスプレートを忘れるも…

西之表象と漣痕

種子島の名産は安納芋!

海岸の洞窟はよく見るが千座(ちくら)の岩屋は一見の価値あり!

南国で見られるマングローブの意味は?


●2024年10月15日(火) 7日目 曇り 東3m

山之口→都城→財部(たからべ)→曽於(そお)→霧島

 

今日は、宮崎県都城市の北部にある山之口のキャンプ場から、市内を抜けて鹿児島県の霧島にあるキャンプ場まで約50キロの旅。

9時に快適だったキャンプ場を出て、南西に向かっていると、稲刈り作業をしており、コンバイン機の後ろで、束になったわらを拾って立てている人がいる。

そして、そのわらが一杯立っている田んぼがあり、こんな風になるんだとプチ納得。

鹿児島県に入ると、綺麗に刈り込まれた茶畑があり、鹿児島名産の知覧茶である。

宇治の方はハンドタイプの刈り取り機だが、こっちは、乗車型の刈り取り機である。だから宇治よりも畑の幅が広くなっている。

曽於(そお)の町に入り、左に曲がれば志布志方面に行くが、キャンプ場は霧島にあるので直進する。霧島には学生の時にひとりで飯盒を炊いたJR霧島神宮駅があり、マツダのコスモに乗ったお姉さんに声を掛けられたことがある。ヤンキー風でビビったが、看護婦さんだとわかり、ホッとした記憶がある。海辺にある国分海浜公園キャンプ場は定休日で、グーグルでやっと見つけたキャンプ場にはシャワーもないようなので、手前にあった日帰り温泉「岩戸温泉」に寄り、

汗を流した後、14時半、「リバービレッジ」と云うキャンプ場に着くも、

国道横の狭いスペースに砂利が敷いてあり、どこに張ってもいいとのこと。自転車もどこでもいいと云われたので、ローテーブルの横に立て掛けると、雨対策としてテントを立ててくれて、ウエルカムドリンクにアイスコーヒーを出してくれる。来た時は「大丈夫か」と不安だったが、管理人は親切で良かった。

おかげさまで、16時半頃、通り雨が降るも問題なく、のんびりできる。

【走行距離55km 獲得標高485m】

【走行時間3:22 平均速度16.2km/h】

【本日の会計】¥3,526

【リバービレッジキャンプ場評価:43点】

アクセスよし、シャワーあり、ウオッシュよし、管理人優し、保冷剤冷凍よし、電波よし、蚊なし、雨除けよし、トイレ近し。充電よし。ランドリーはないが、昨日の観音寺公園に続き、ほぼ完璧なキャンプ場だが、キャンプは片手間で、メインは朝食のみの食堂のようだ。


●2024年10月16日(水) 8日目 曇り 東3m

霧島→垂水(たるみず)港→フェリー→鴨地港→鹿児島

 

今日は、鹿児島まで行くのだが、西回りの海岸線は走ったことがあるし、交通量も多いので、東回りで桜島の南にある垂水(たるみず)港からフェリーで対岸へ渡ることにする。桜島を半周して船で渡る手もあるが、アップダウンがあるので、垂水経由にする。

大分で買った1キロ920円の「大分こしひかり」でご飯を炊いていると、雨が降り出すも30分ほどで止む。トイレの横に水槽があり、小さい魚が泳いでいるが、ガラスにタニシの赤ちゃんが一杯くっついている。

キャンプ場のオーナーに聞くと、「タニシはガラスの藻を食べてくれるので、掃除をする手間が省ける」とのこと。そして、9時半、出発しようとすると、「ランチ用に」と握ってくれたおにぎりを3個もくれて、プチ感動。最初はちょっと怖そうなおじさんだったが、いい人でホンマ良かった。

記念にツーショット写真を撮り、キャンプ場をあとにする。

南下して錦江湾に出ると、海上に櫓が幾つも立っており、何のためかわからないが、ボーリングによる地質調査をしているようだ。

道端にみかんの直売所があり、10個ほど入って200円とお安いので、購入。「黒酢の郷」と云う観光施設があり、無料なので入ってみると、平日なのに観光客が結構いて、外では、醸成中の黒酢の壺が数えきれないほど並んでいる!

屋内では、普通の黒酢に加えて、りんご、みかん、ブルーベリーなどのフルーツ酢の試飲コーナーがあり、

全部飲んでみると、結構飲みやすいので、6種類入ったフルーツ酢セット4500円をうちへ送る。

霧島市から垂水(たるみず)市に入ると、あの有名な芋焼酎「森伊蔵」のお店があり、裏へ廻ると、白塗りの酒蔵もあり、作業している人がいるので、ここで生産しているのだろう。

買うつもりはないが、お店に入ると、陳列されているお酒は一本もなく、聞くと、「人気があり過ぎて、電話による事前申し込みで、抽選に当たった人だけが受け取りに来るので、陳列する必要がない」とのこと。来客への対応も悪く、殿様商売的でどうか、と思う…。

垂水のマンホールには、桜島とブリが描かれているが、桜島自体はなぜか鹿児島市…桜島は元々、独立した島だったが、溶岩の流出によって東側の垂水とくっついただけなので、今でも桜島は陸続きじゃない鹿児島市のものなのであろう。その桜島が良く見えるところにある「道の駅垂水」に寄ると、この辺りで養殖していると思われるブリやカンパチのパックが並んでいるので、夕食用に、ブリの刺身、ブリとカンパチの野菜炒め、そして珍しい胃袋のねぎ塩焼きの3点を購入する。

占めて千円はお安い!。

陸続きなのに桜島へ渡る白い大きな橋が見えてきて、渡ってからも結構上っているので、筆者は、通行止めだが平坦な旧国道へ。

落石防止柵の工事らしいが、結局、普通に通り抜けることができて正解。海を見ると、ブイや筏がたくさん浮いており、きっとブリの養殖生け簀があの下にあるのだろう。

14時、垂水港フェリーターミナルに着き、待っている間にランチ弁当を食べて、片道680円(自転車込み)のフェリーに乗り込み、対岸の鴨池港へ。

雲がほぼ晴れた雄大な桜島を見ながら、船旅は35分で終わり、6キロ北にある鹿児島の町へ向かい、途中、ダイソーに寄って、忘れてきた蚊取り線香をゲットして、16時半、いつもの東横イン天文館Ⅱに着き、夕食は垂水で買ったブリカンパチの3点セットに加えて、今朝、キャンプ場のおじさんから頂いたおにぎり3点セット。

お昼に食べたらよかったが、完全に忘れていた…。

【走行距離60km 獲得標高265m】

【走行時間3:29 平均速度17.2km/h】

【本日の会計】¥17,001(ホテル代¥6,270、黒酢セット¥5,210、フェリー代¥680含む)


●2024年10月17日(木) 9日目 曇り 東4m

鹿児島港→フェリー→種子島西之表港→大瀬

 

今日は、フェリーに乗って生まれて初めての種子島へ行く旅。8時40分出港だが、自転車は1時間前に来てくれ、と云われたので、6時半に慌てながら朝食を食べて、7時過ぎにホテルを出て10分で鹿児島港に着く。

ターミナルに入ると、「本日欠航」の看板があり、プチドッキリするも、屋久島行きであった。

種子島行きは毎日一往復しているが、掲示板には、日曜だけ何故か運休とあり、種子島から鹿児島へ戻る日が今週の日曜日なので、ドキッとしたが、よく見ると、何故かその日だけ運休になっておらず、プチラッキー。相変わらず、公共交通機関との相性はいいようだ。

8時前に乗船すると、テレビルームがあり、9時からBSで、大谷さんの試合を観戦。3時間半の船旅であったが、ホームランを打ってくれるし、退屈せず楽しむことができる。12時過ぎ、種子島の北西部にある西之表港に上陸し、ランチする場所を探す。

「かごしまロマン街道」の看板には、種子島宇宙センターとあり、ここが今回の種子島旅で目指す目的地である。

城ノ浜海浜公園で見つけた東屋で、スーパーで買った焼きサバ弁当とイカ天を食べていると、雨が降ってくるも、30分ほどで止む。

歯磨きをして、ぺっしようと海に近づいたら、コンクリに苔が付着していて、滑って転倒!打撲や怪我はなかったが、短パンとレーサーシャツがドロドロになり、プチ凹む。水場がないので、ウエットティッシュで取り敢えず拭いて、4キロ先の宿へ。この辺りにはキャンプ場がなく、ホテルや民宿を探したが、どこも満室で、やっと空いていたコンテナハウス「58ビレッジ種子島」に着くと、青いコンテナが数えきれないほど並んでいて、プチびっくり。

聞くと、ここから近い馬毛島というところで、タッチアンドゴーの練習をする自衛隊の空港を作っているとのことで、工事業者で人口が急増しており、宿泊施設が足りないので、早くできるコンテナハウスがあちこちにできているらしい。なので、宿代は朝食付き9000円弱で高いが、仕方ない…。そして、急遽、洗濯する必要ができてしまったので、聞くと、無料の洗濯機があり、洗剤もあるとのことで、プチラッキー。しかし、部屋にあるテレビは、地上波やBSが入らず、聞くと、ネット配信媒体しか見られないとのこと。仕方ないので、ネットフリックスに入会し、前から観たかった「地面師たち」を、ポトフとイカ天をつまみにして観る。

【走行距離8km 獲得標高61m】

【走行時間0:36 平均速度14.0km/h】

【本日の会計】¥15,567(宿代¥8,570、フェリー代¥6,000含む)


●2024年10月18日(金) 10日目 晴れ 南東4m

種子島西之表→中種子→熊野浦

 

今日は、宇宙センターのある南端よりチョイ北にあるキャンプ場まで約30キロの旅。

7時に起きて、まあまあの品数がある朝食を頂き、9時過ぎに、5回しても出発ジャンプが決まらず、

諦めて出ようとするも、サングラスプレートがない事に気付き、ハウスに戻り、テレビ台の下に入り込んでいるのを発見!

晴れていなければ、と思うと危ないところであった。海岸線の道を走る国道58号線は車やアップダウンが少なく、快晴なので眺めも最高!

茶色の盛り上がったような少し気持ち悪い奇岩があり、このあとも所々で見ることができる。マグマが徐冷されでできたのかもしれない。

ゾウ化石が発見された場所があり、読むと、あのナウマン象より昔の化石で、象であるのは間違いないが、属種は特定されていないため、西之表象と呼ばれているとのこと。

そして、次はレンコンの説明板と波を打った壁面があり、漣痕とは、数千万年前、海底にできたさざ波状のでこぼこのことで、それが地殻変動によって垂直になり、地上に出てきたらしい。

中種子町に入ると、種子島より望む島々地図があり、あの空港を作っている馬毛島は日本で2番目に大きい無人島とあるが、空港ができたら人が住むようになるのだろうか、気になる。屋久島以外の三つの島は小さいけど有人で百名程度住んでいるらしいが、いずれ無人になるのだろうか。

小さなお店に入ると、種子島産の安納芋が8個ほど入って300円で売っている。安いが、8個も要らないので、スルーして進むと、それらしい芋畑が見えてくる。

一面遠くまでずっと芋畑である。

12時、中種子町自然レクレーション村キャンプ場に着き、ランチ後、干潮時だけ中に入れる「千座(ちくら)の岩屋」が近くにあり、丁度、干潮時刻なので、見に行くと、砂浜の向こうに茶色の大きな岩肌が見え、

右の方からアプローチすると、洞窟が幾つもある!中へ入ると、岩屋は意外に広く高さもある。枝分かれした先は、貫通しており、水平線がよく見え、浸食された洞窟内の岩はなぜか黒光りしているのもある。

千人もの人が入れるから、千座(ちくら)の名が付いたらしいが、千人は無理な気がする。でも、ここより狭い青森にある酸ヶ湯の千人風呂でも本当に千人入れたらしいので、詰めればいけるのかもしれない。

そして砂浜には、同じ色をした、たくさんの赤ちゃんカニが縦横無尽に走り回っており、一匹捕まえてみる。

ハサミは一応あるが、全然痛くない。キャンプ場へ戻る途中、「阿嶽(あたけ)川マングローブ林」があり、目の前には、メヒルギと云われる低木群が良く見える。

マングローブとは、マレー語で「潮間帯に生息する植物」と云う意味で、メヒルギはその一種であり、種子島はその北限地らしい。

見たことはないが、ここには、片方のハサミだけ異常に大きい「シオマネキ」と云う絶滅危惧種のカニも生息しているようで、一度見てみたいものである。

15時にキャンプ場へ戻り、設営してから、近くの日帰り温泉「中種子町温泉保養センター」で汗を流し、クリームシチューを作って食べて20時に寝る。

【走行距離40km 獲得標高285m】

【走行時間2:39 平均速度15.2km/h】

【本日の会計】¥3,422

【中種子町自然レクレーション村キャンプ場評価:41点】

アクセスよし、温泉あり、ウオッシュなし、管理人優し、保冷剤冷凍よし、電波2本、蚊少々、雨除けよし、トイレ近し。充電よし。ランドリーなし。離島のキャンプ場としては、合格点。連泊しやすいが、近くにコンビニやスーパーが全くないので要注意。

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