<斜里~開陽台~白糠>2025年秋の自転車旅(その二)6-10日目
2025年秋のチャリキャンプひとり旅(その二)
2025年の秋は、いつもの九州ではなく、北海道の釧路を起点に道東を一回りしてから道央の千歳まで
戻ってくる旅。
今回は、その二で、知床の斜里町から標津の開陽台、牛の別海町、釧路湿原、そしてピンクの白糠町まで
五日間の旅レポです。
2025年秋の旅6日目は、斜里から根北峠を越えて開陽台のキャンプ場まで
7日目は、標津町から中標津を経由して別海町の温泉宿へ
8日目は、体の疲れを癒すため連泊
9日目は、南方の釧路湿原内にあるキャンプ場まで
10日目は、釧路市内を通過し西に位置する白糠町の宿へ
【その二のトピックス】
① 学生時代以来の根北峠は…
② 開陽台への道のりは険しく脚が…
③ 開陽台からの眺めは格別!
④ ダルマ型の朝陽は珍しい?
⑤ 格子状防風林は確認できず…
⑥ 開陽台はライダーの聖地!
⑦ 別海町は大きな牛乳パックと乳牛模様の車!
⑧ 両脚筋肉痛で階段が…
⑨ 釧路湿原のキャンプ場は素晴らしい!
⑩ 白糠の新しい道の駅にはピンク色の…
●2025年9月15日(月)6日目 晴れ 南西7m 12~26℃
斜里町→根北峠→標津町→開陽台(中標津町)
今日は、知床半島の根元を横断する根北峠を越えて、眺めが素晴らしい開陽台のキャンプ場まで約70キロの旅。標津のキャンプ場なら、もっと近くて峠から下るだけだが、人気のある開陽台に一度行ってみたかったので、しんどいルートだが、頑張ることにする。なので、いつもより早い5時に起きると、丁度、太陽が昇り始め、朝焼けのいい写真が撮れる。
8時に斜里岳をバックに出発ジャンプを決めて、標高490mの根北峠へ向かう。
一面に広がるじゃがいも畑と雄大な斜里岳を眺めながら、緩やかな坂を進んでいると、
ポテトチップのカルビーと契約しているのがわかる看板があり、この辺りの気候は、ポテトチップに適したジャガイモが獲れるのだろう、と思う。
斜里の町から峠まで28キロ、峠道に入ってからは10キロで、勾配はさほどきつくないが、長いので、結構疲れる。
結局、斜里から峠まで3時間強もかかって、何とか峠を越えて標津側を下っていると、牧草地ばかりでジャガイモ畑などの農園は全くなくなり、どうも、標津側の気候は斜里側のような温暖さはなく、畑には向いていないようだ。
その牧草地には、珍しいピンク色の牧草ロールがいくつもあり、母の日みたいだ、と思う。開陽台へ向かうべく、国道244号線から道道975号線に入ると、強烈な向かい風とアップダウンの道に悩まされた上、開陽台が近づくと、更なる上り坂が見えてきて、嫌になる。
標津へ行けばよかった、と思ったが、キャンプ場があの上にあるので行くしかない。
開陽台への一方道に入ると、更に勾配はきつくなり、自転車を下りて押すも、脚が攣り始め、足を引きずりながら、進むと、やっと開陽台の展望台が見えてくる。
斜里から7時間もかかったが、開陽台からの眺めは、やはり格別で、格別の缶ビールと共に乾杯!
しかし、遅いランチを済まして、設営していると、ビールのせいもあり、何度も脚が攣り、ツムラ68番も飲み過ぎて効かず…獲得標高は900mを超えて、70キロも走れば、こうなるのはやむを得ず。阪神は、サトテルの5打点に及ぶ活躍で、中日に6―2で勝ち、心は和らぐ。
【走行距離67km 獲得標高903m】
【走行時間5:24 平均速度12.3km/h】
【本日の会計】¥2,666
【開陽台うしの空キャンプ場評価:29点】
無料なので、文句は言えないが、アプローチ大変、シャワーなし、雨除け炊事場なしは、サイクリストにとってはプチつらい。電波は2~3本で、何とか入るも、トイレは徒歩5分の駐車場にあり、遠い。インフラ的には全然良くないが、眺めがいいので、人気があるのだろう。
●2025年9月16日(火)7日目 晴れ 南西1m 14~27℃
開陽台→中標津→西春別(別海町)
今日は、高低図のように、まず下ってから、ほぼ平坦な道を進む約35キロの楽勝旅。明日が雨予報なので、キャンプ場ではなく、温泉宿に連泊して疲れを癒すこととする。早く起きる必要性はないが、朝陽を見るため、5時前に起きて、展望台から東を見ると、真っ赤な朝焼けの中、陽が昇り始めるも、円ではなく、なぜか歪んでいる…
半分ほど出ると、円形に戻ったが、不思議な日の出であった。
キャンプサイトに戻ると、昨夕よりテントの数が増えていて、バイクが何台も並んでいる。その中の一台は、日本一周中であり、これから、宗谷岬へ向かうのだろうか。
プレートには「X」、「インスタグラム」、「QRコード」の印があり、日本一周している人は必ずと言っていいほど、日本一周をアピールしたがるので、好きになれない…。
朝食は、いつものメニューに、昨晩、疲れすぎて食べられなかったセコマのサラダを加える。9時半、遠くまで見えるよう、展望台に三脚をセットし、10秒のセルフタイマーを押し、ダッシュしてジャンプするも、なかなかうまくいかず、三度目でやっと決まる。
展望台から視界330度と云われている景色を眺めるも、全周見渡せるので、なぜ330度なのだろうか。
もう一つの開陽台の売りは「根釧台地の格子状防風林」だが、線状の防風林は見えるものの、格子状ではない…。
駐車場に寄ると、「アイラブKYD」のプレートがあり、ここ開陽台は北海道ツーリングライダーの聖地だとわかり、ライダーの多さに納得するも、しまなみ海道がサイクリストの聖地であるように、日本人はつくづく「聖地」好きだなあと思う。
開陽台を下り、北海道らしいどこまでも真っすぐな道を通り、
中標津町から乳牛の町、別海町に入ると、何もないところに、大きな牛乳パックが!
そして、セコマには、乳牛模様の車も。
宿までの道は、細かなアップダウンがあり、昨日のダメージが大きいので、脚が重たい…。
それでも、何とか12時半、今日の宿である温泉宿「しまふくろう」に着くも、なんと両脚筋肉痛で普通に歩けない!部屋は二階で階段しかないので、片手で手すりを持ちながら、重たいバッグを一つずつ部屋へ運ぶことになる。大谷さんの試合をアベマで観ながらセコマのカツ丼を頂き、温泉に入り、脚の疲れを取りたいものだが…。
【走行距離35km 獲得標高169m】
【走行時間2:14 平均速度15.7km/h】
【本日の会計】¥10,390(宿代¥5700含む)
●2025年9月17日(水)8日目 曇雨晴れ 南西4m 16~26℃
6時半に起きて、朝風呂に入り、1500円の朝食を頂き、洗濯をして、大谷さんの試合を観ながら、頼んでおいた900円の生姜焼き丼でランチして、昼寝をして、大相撲を観て、また温泉に浸かり、世界陸上と阪神を観ながら夕食を済まし、21時に寝る。
【本日の会計】¥6,800(宿代¥5700含む)
●2025年9月18日(木)9日目 曇り晴れ 南2m 17~21℃
西春別(別海町)→標茶(しべちゃ)→塘路(とうろ)→達古武(たっこぶ)
今日は、一旦、西へ向かってから標茶の町中を通って、釧路湿原内にあるキャンプ場まで約70キロの旅。国道272号を南下するルートもあるが、高低図に依ると、細かなアップダウンが多く、交通量も多そうなので、このルートを選択する。一日休んで温泉にも入ったので、ひどかった筋肉痛は和らぐも、部屋で荷物をパッキング中、ハサミムシがバッグ内から何匹も出てきて、プチびっくり。殺生はできるだけしたくないので、窓の外へ逃がしてあげる。開陽台のキャンプ場にもいたので、その時にバッグ内へ侵入したのだろう。8時に二日お世話になった「しまふくろう」を出発し、牧場地帯を走っていると、森永の牛乳工場やストライプの牧草ロールに出会う。
そして、標茶のJAには「牛乳を食べよう」の看板も!
「牛乳を飲もう」ならわかるが、きっと、チーズやヨーグルトなどの乳製品も食べよう、という意味が込められているのだろう。道路には、北海道らしい「しか注意」の文字が書かれてあり、少し消えかかっているのが気になる。
しかし、いきなり道路を高速で横切ろうとする鹿をどう注意すればいいのか、具体的に教えて欲しいものである。自転車で走行時、鹿が横切るのを何度か見たことあるが、ぶつけられたことは一度もない。高速で走る自動車の方が鹿にとって見えにくいのかもしれない。
標茶町からシラルトロ湖、塘路湖を通り、達古武湖までの摩周国道は、湿原内なのにアップダウンが多く、特に塘路~達古武間のアップがきつい。国道の西側を走っているJR釧網線はずっと平坦なのに…。12時半、何とか達古武(たっこぶ)湖の湖畔にあるキャンプ場に着き、ランチ後、設営していると、アオサギが水際で佇んでいて、絵になっているので、一枚パチリ。
すると、エゾシカがテントサイトに現れて、全く無警戒に草を食べていて、もう一枚。
日没の18時頃になると、湖の向こうに燃えるようなオレンジ色が見えてきて、こういう夕焼けはなかなか見られない。
ここには、釧路湿原をカヌーで巡るツアーステーションがあり、20年前、娘が小学生低学年の時、ここではないが、3人で同じようなカヌーツアーに参加して楽しかった頃が懐かしい…。
夕エッセンは、ニラ、もやし、エリンギを使ったセコマの煮込みラムジンギスカン。
【走行距離68km 獲得標高409m】
【走行時間3:57 平均速度17.3km/h】
【本日の会計】¥3,918
【達古武オートキャンプ場評価:46点】
利用料金740円よし、アクセスよし、充電OK、保冷剤冷凍OK、ランドリーあり、虫なし、屋根付き炊事棟あり、電波ぎりぎりOK、休憩スペースあり、など、インフラはほぼ完璧。また泊まりたいキャンプ場である。
●2025年9月19日(金)10日目 晴れ 南6m 6~21℃
達古武→釧路→大楽毛(おたのしけ)→庶路(しょろ)→白糠(しらぬか)
今日は、釧路市の北側を通って、白糠(しらぬか)町の宿まで約50キロの旅。
5時半に起きると、空は快晴で、湖には霧が立ち込めていたが、陽が昇るにつれて、消えていく。
朝露でタープがビショビショだったが、出発する頃には何とか乾き、9時半、カヌーをバックに出発ジャンプを決めて、ひと山超えてから、釧路湿原を横切っていると、メチャ茶色い川が!
そして、自然ではあり得ないまっすぐ続く新釧路川を渡る。
大雨の際、川が氾濫しないよう、海へ直線的に水を逃がすため、人工的に作られた川である。最近、釧路湿原廻りの平地にメガソーラーを建設して丹頂鶴が追い出されるなどの環境問題がマスコミで報道されている中、もう完成して稼働しているメガソーラー設備があちこちにあり、プチびっくり。
釧路市が財政改善のために許可しているのだろうが、もうやめて欲しいものである。
12時前、釧路市の西端に位置する大楽毛(おたのしけ)で、2年前に食べて、まあまあ旨かった「ぶた福」に入り、ロースとバラ肉のミックス豚丼を注文する。
2年前は、7枚入って1050円だったのに対し、今回は6枚に減った上、お値段も1200円になっていて、物価高騰を身近に感じる…。追いタレができるのはいいが、やっぱり八日前に、摩周駅前の「ぽっぽ亭」で頂いた豚丼を超えることはできない。
豚丼由来の張り紙があり、約50年前、体が温まる脂身の多い豚肉を使って、極寒の十勝地方で流行り始めたとのこと。ぶた福を出て、少し行くと、覆面パトカーと乗用車が停まっている。
多分、スピード違反だろうけど、捕まっているのは、普通の車で、外車などの高級車が捕まらないのはなぜだろう、といつも思う。結構な向かい風の中、何とか白糠町に入ると、以前あった「道の駅しらぬか」が廃墟と化しており、がっかりしたが、その先に新しい「道の駅しらぬか」ができており、プチびっくり。今年の4月にオープンしたばかりで、「恋問(こいとい)」という場所にあるので、前はなかったピンクのハートマークがあちこちに!
ポストもえらいことになっている。
白糠生まれのタコのこいたくんと九州生まれのスルメイカのメイカちゃんもここで結ばれたらしい。
14時過ぎ、JR白糠駅に着くと、駅名パネルもピンク色。
町がゆうちょやJRを巻き込んで、観光客を呼ぼうとしているのがよくわかるが、駅前の予約した宿「さつき旅館」は、エアコンがなく、埃まみれの扇風機のみ…廊下も階段も掃除が行き届いてなく汚い。観光客を呼ぶなら、宿泊施設も、補助金を出して綺麗にして欲しいものである。でも、2食付きで5500円は激安だし、夕食は、部屋まで運んでくれて、おかずは刺身、ブタ生姜焼き、煮物と叩きキュウリで、味もまずまず。定番のエビがないのも嬉しい。
【走行距離51km 獲得標高158m】
【走行時間3:13 平均速度15.9km/h】
【本日の会計】¥7,644(宿代¥5500含む)
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